「あずみ」のネタバレあらすじ結末

あずみの紹介:2003年公開の日本映画。小山ゆう・原作の同名コミックスを、人気アイドル、上戸彩の主演で映画化。戦乱の時代を舞台に、過酷な運命を背負った少女の姿を、圧巻の戦闘シーンとともに描く時代劇。

あずみの主な出演者

あずみ(上戸彩)、ひゅうが(小橋賢児)、うきは(成宮寛貴)、あまぎ(金子貴俊)、ながら(石垣佑磨)、ゆら(佐野泰臣)、あわ(鈴木信二)、ひえい(瑛太)、こもろ(山口翔悟)、なち(小栗旬)、最上美女丸(オダギリジョー)、やえ(岡本綾)、飛猿(松本実)、長戸(榊英雄)、佐敷一心(遠藤憲一)、佐敷二斎(清水一哉)、佐敷三蔵(坂口拓)、襲われる母親(りょう)、浅野長政(伊武雅刀)、南光坊天海(佐藤慶)、井上勘兵衛(北村一輝)、加藤清正(竹中直人)、爺〔小幡月斎〕(原田芳雄)

あずみのネタバレあらすじ

【起】- あずみのあらすじ1

江戸時代の初期の日本。徳川家康が征夷大将軍に就いた直後の話。
山の中で、倒れた女のそばに、女児がいました。女は女児の母で、飢えにより死んだのですが、女児は幼いゆえに母の死を知りません。
通りがかった侍(後の爺)が見かねて、女児についてくるように言いました。侍はほかに3人の男児を抱えています。
ひとりの男児に手を取られ、女児は侍とともに森へ去りました…。
…約十年後。
孤児であった少女・あずみは、侍・小幡月斎(おばた げっさい)に引き取られて、幼い頃から刺客としての修行を積みました。
月斎は剣の達人で、あずみのような孤児を多く育てながら、一方で剣はじめあらゆる知識を植え付けます。
こうして月斎の下では、10人の少数精鋭の暗殺集団が育ちました。
メンバーは「ひゅうが」「うきは」「あまぎ」「ながら」「ゆら」「あわ」「ひえ」「こもろ」「なち」「あずみ」で、女の子はあずみだけです。
暗殺集団はみな簡易的な和装で、短パンみたいな恰好です。当時の忍びの者の服装でした。
月斎は徳川家から命を受け、旅立つことになります。時代は徳川の世とはなったものの、まだまだ不安分子がうごめいている時代なので、旧豊臣派の有力な大名を暗殺することになりました。
いよいよ山を下りて使命を果たすという日、月斎は10人の少年少女を呼びます。
そして最後の「実戦練習」として、2人組になった相手を殺せと命令しました。幼い頃から親しく育った相手でも殺せるほどの、非情な心を持てという試練です。
これから与える使命は過酷を極め、内容によっては子どもであっても殺さねばならないことがあります。そういう時でも迷いなく斬れるように、とのことでした。
長年ずっと一緒に育ってきた仲間ですから、迷いが生じます。しかしあずみたちは戦い始めました。
あずみは自分と一二を争うほどの腕の持ち主で、ひそかに思いを寄せていた相手・なちと戦って勝利します。なちは倒れ、形見にと青い勾玉をあずみに渡して死にました。
生き残ったのは、「ひゅうが」「うきは」「あまぎ」「ながら」「あずみ」でした。彼らはそれまで住んでいた家を焼き払い、死んだ仲間の墓を作って埋葬した後に、山を下ります。
麓の村まで移動した際、盗賊たちが村人を襲う光景をあずみは見ます。盗賊たちは女子どもでも容赦なく斬り殺していました。
ある母と娘が盗賊に襲われて、馬上から斬りつけられそうになったのを見たあずみは、駆け寄ろうとして月斎に止められます。

【承】- あずみのあらすじ2

「盗賊を100人殺しても、世の中は変わらん」「我らにはもっと大事な使命がある」と月斎は言いました。村人は全員殺されました。
あずみはこの時「民衆を見殺しにしてまで、なさねばならぬ大義とはなんだろう」と考えました。
宿に入った時、月斎に天海(てんかい)から改めて文が来ます。天海は徳川家康の右腕として、常に補佐していました。
『浅野長政、加藤清正、真田昌幸、右三名の者、関ヶ原の戦をいまだ豊臣側の敗北と認めず。
豊臣側の後継者たる若き秀頼殿こそ真に天下人にて、秀頼殿が成人のあかつきには、天下を移譲せよと迫られる。
この者どもこそ、徳川にあだなさんとする、逆賊なり。
葬り去るべし。』
こうして「浅野長政」「加藤清正」「真田昌幸」の3名を殺すことが命ぜられました。まずは浅野長政です。
釣りをする浅野長政らに近づいたあずみは、長政が無邪気に釣り糸を垂れているところへ現れました。
あずみが少女ということもあって、長政は警戒心を抱かずに話しかけます。
あずみは、川に石を投げて魚を気絶させて捕りました。釣り糸ではなく、石で魚を捕るこの方法を見た長政は、上機嫌であずみを近くに呼びました。
近寄ったあずみは、浅野長政かと誰何します。そして確認が取れた直後、うきは、ひゅうが、あまぎ、ながらたちとともに、長政の一行を殺しました。
長政暗殺の知らせを聞きつけたのは、井上勘兵衛です。勘兵衛は加藤清正の側近です。
清正と勘兵衛は、長政が徳川の刺客によって殺されたと気づき、警戒を強めました。
清正の乗った駕籠を、あずみたちは待ち構えて襲います。あずみは勘兵衛に銃で狙われましたが、かわしました。
駕籠は二手に分かれ、あずみとひゅうがが飛猿と呼ばれる男と戦い、うきは、あまぎ、ながらがもう1つの駕籠を追いました。飛猿は孫悟空のような格好をした男で、戦闘の腕は強く、あずみとひゅうがは苦戦します。
うきは、あまぎ、ながらは、もう1つの駕籠にいた清正を討ち取りました。しかしあまぎが忍者と戦った時に腕に傷を負います。
あずみたちは知りませんでしたが、討ち取ったつもりの清正は「影武者」で、本当の清正は生きていました。
暗殺をしながらも、あずみは「本当に殺さねばならない相手なのか」内心悩みます。というのは、接した折にあずみの目には、長政は好々爺、好人物にしか見えなかったからです。
寺で眠りにつきながら、あずみはそういう迷いが暗殺稼業にはよくないのだろうと考えていました。

【転】- あずみのあらすじ3

あずみたちは旅の途中で、見世物の小屋を開く旅芸人たちと親しくなります。旅芸人は華麗な踊りやサーカスのようなものをして、日銭を稼いでいました。
その中の女性のひとり・やえに、ひゅうががひとめぼれをします。あずみもやえと親しくなりました。
翌日、旅立つという旅芸人たちにもう1度だけ会いに、ひゅうがとあずみは行きます。そこで、旅芸人たちが3人の男たちに襲われるのを目撃し、やえを助けました。
どうやら旅芸人たちは先日の清正の刺客と間違えられたらしく、それを知ったあずみは複雑な心境になります。
あまぎは忍者に斬られた腕が悪化し、寝込みました。忍者は刃の先に毒を仕込むことが多く、それにやられたのです。
清正が生きていて自分たちに復讐しようとしていると知った月斎は、旅立とうと言い出しました。
あまぎの負傷を知った月斎は、あまぎを置き去りにしようとします。あずみは「仲間を置いていくなんて、そんなに使命の方が大事なのか」「罪のない人たちが殺されるのを見逃すのが、本当に使命なのか」と月斎に詰めよりました。
あまぎは皆の目の前で自殺して、あずみらを先に行かせようとします。あまぎの死を、あずみは悲しみました。月斎はあずみを追放します。
旅芸人でひとり残ったやえが、自分の故郷へ来ないかとひゅうがを誘います。あずみも連れて3人で行こうと言うやえに、ひゅうがは揺れました。
その頃、あずみたち一行のことを把握して、最上美女丸(もがみ びじょまる)という男がひゅうがを狙います。美女丸は女装をした女言葉の白塗りの男性で、なぜかバラを持っていました。居合抜きの達人です。
ひゅうがの刀が折れているのを知った美女丸は、公平に戦いたいために手先の飛猿に刀を渡させ、戦いを挑みました。
ひゅうがは美女丸に腕を切られた後、なぶり殺しにされます。やえはショックを受けながら逃げました。
あまぎに続き、ひゅうがも死に、墓前で手を合わせるあずみに、やえは「これからどうするのか」と聞きます。
あずみは「かたき討ちだ」と言いますが、やえは「そしたらまた敵が来る、いつまでも終わらない」と返しました。その答えに、あずみは絶句します。
やえはあずみに着物を着せました。女性用の着物で、あずみはそれまで着たことがありません。
あずみに着物を着せたやえは「刀なんて似合わない。人が死ぬのは、もうたくさんだ」と言いました。あずみは、苦悩します。
その頃、清正邸に月斎とうきは、ながらの3人が突入しようとしていました。しかし美女丸が金で雇った手下が大勢、邸の前におり、なかなか手を出せません。

【結】- あずみのあらすじ4

月斎は手下どもを斬って斬って清正のいるところへ辿り着こうとしますが、勘兵衛にやられて階段から落ち、重傷を負いました。
うきはとながらは、屋敷の外で苦戦します。うきはが後ろから刺されて致命傷を負いますが、それでも応戦しました。しかし力尽き、うきはは倒れます。
…川のほとりでやえと眠っていたあずみは、山賊に囲まれて目覚めます。あずみは着物を着たままでした。
さらわれそうになったやえとあずみですが、あずみは腹をくくります。
「いくら逃れようとしても、逃れられぬ。斬りたくなくても、斬らされる」そう悟ったあずみは、山賊を退けて、「ごめんやえ。俺(注:あずみの一人称は「俺」です)にはこれしかないんだ」と言って着物を返しました。
そして、なちからもらった勾玉を渡すと「この人が守ってくれる。いつでもきっと」と言い、馬で去ります。あずみの後ろ姿に、やえは「あたし待ってるね」と告げました。
刺客としてしか生きられないと悟ったあずみは、月斎の元へ急ぎます。
清正邸では、月斎がはりつけにされていました。近づいてくるあずみに「来るな」と月斎が言い、美女丸が月斎の首を斬ります。
あずみは土台を切ってやぐらを倒しました。
その頃、麓の村では当初は美女丸らに金で雇われて好意的だった手下たちが、反旗を翻していました。金を握らされはしたものの、それ以上の損害を、いくさで村に与えているからです。
怪我をしながらも生きていたながらは、あずみに爆薬を渡すと、火炎放射をしながら敵の軍勢に乗り込みました。
飛猿は、あずみと戦おうとする美女丸を制止しようとし(飛猿は女性を傷つけるのが嫌い)、美女丸に殺されます。
美女丸とあずみが対決し、あずみが勝利しました。
瀕死の月斎の元に駆け寄ったあずみは、「うきはもながらも死んだ」と言って泣きます。月斎は「自分の思いのままに生き抜け」と言い、泣くあずみに「お前は泣かん子じゃったのにのう」と言いながら息絶えました。
勘兵衛と清正は、海のど真ん中に逃げていました。船に乗っています。
さすがにここまでは追って来られまいと油断した清正の背後に、海中から突如として現れたあずみが忍び寄り、一撃で清正を仕留めるとまた海に潜りました。
勘兵衛は清正の死を目の当たりにし、口惜しがります。
邸のがれきの中から、ながらが出てきました。ながらは生き残っていました。
あずみはながらに近寄ると手を取り、「生き抜くんだ」「次は真田昌幸を討つ」という決意をかためました。

みんなの感想

ライターの感想

ひたすら、チャンバラ、チャンバラ、な感じの映画です。
可愛さが売りなので仕方ありませんが…上戸彩、そんなに力あるように見えません。
強そうにも見えません。それでも可愛いからいいか…と思わせる…上戸彩め~(笑)。
いまじゃすっかり一流俳優の小栗旬が、序盤でいきなり死ぬという「まさか」の展開。
…ちなみに、続編に「そっくりさん設定」で小栗旬、再登場しますけん。
苦戦して最後はあずみとながらの2人だけしか生き残らないわけです。
…爺(じい)よ、最初にいきなり5人に減らさなくても、最初から10人で戦えばよかったんじゃないか!?
そっちのほうが絶対に、戦いに有利だったろうに…。
ラストで海中から出て来たはずのあずみが、全く濡れてないのは大きな突っ込みどころなのだが…上戸なので許す(笑)。

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