「カオス(2006年)」のネタバレあらすじ結末

アクション映画

カオス(2006年)の紹介:2006年のカナダ・イギリス・アメリカの合作映画。謎の男の率いる銀行強盗団とベテラン・新米の刑事コンビの対決を描くクライム・サスペンス作品。監督は『Uボート最後の決断』などのトニー・ジグリオ。アメリカではDVD発売のみだが、日本では2006年に全国で公開された。

予告動画

カオス(2006年)の主な出演者

シェーン・デッカー(ライアン・フィリップ)、クエンティン・コナーズ(ジェイソン・ステイサム)、ローレンツ(ウェズリー・スナイプス)、マーティン・ジェンキンス警部(ヘンリー・ツェニー)、テディー・ギャロウェー刑事(ジャスティン・ワデル)、バーニー・カーロ(ジョン・カッシーニ)、ビンセント・デュラーノ刑事(ニコラス・リー)

カオス(2006年)のネタバレあらすじ

【起】- カオス(2006年)のあらすじ1

人質をとって逃走していた犯人がパール橋に追いつめられ、人質もろとも射殺されるという事件が起きました。犯人は黒人のジョン・カーティスで、その兄、スコットは逃走しています。犯人を追いつめたヨーク刑事とコナーズ刑事は過失致死を問われ、ヨークは懲戒免職、コナーズは停職処分となりました。
それから数ヶ月後、武装した強盗団が銀行を襲撃し、従業員らを人質に立てこもるという事件が発生します。ローレンツと名乗る強盗団のリーダーで黒人の男は沈着冷静に対処し、銀行前に駆けつけてきた警察に対し、ある要求をしました。
責任者のジェンキンス警部は新米刑事のデッカーを連れ、停職中のコナーズ刑事の家を訪れます。立て籠もり犯の要求は、担当をコナーズにしろというものでした。コナーズはデッカーとコンビを組むことを条件に刑事として現場復帰することになり、さっそく銀行前に向かいます。
現場責任者のカーロ刑事は、コナーズの復帰に不満そうでしたが、命令でやむなく指揮を引き継いで引き下がりました。
コナーズは強盗団が停職中の自分を指名したことから、かなり警察の動きに詳しいと判断し、銀行の電源を落とさせてSWATチームによる突入を計画します。
しかし犯人グループは人質を窓に釣り下げてそれを妨害しました。コナーズは突入を中止しようとしましたが、SWATチームは独断で作戦を決行しようとします。その途端、銀行内で爆発が発生、逃げだす人質たちにまじって犯人たちも逃走してしまいました。
奇妙なことに、現場検証では銀行から何も盗まれていないことが判明します。ジェンキンスは犯人の目的は銀行の貸金庫にある海外の王族の品物だと考えました。しかしそれが何であるのかは、銀行の者にもわかりません。

【承】- カオス(2006年)のあらすじ2

一方、犯人とのやりとりの録音を聴いていたデッカーは、そこに一定の法則が含まれていることに気づきます。彼はコナーズとともにダイナーで食事しながら、ローレンツの言葉に何か意味があるのではないかと言い、それはカオス理論で説明がつくのではないかと自分の推測を語ります。カオス理論とは、一見不規則な現象にも数値化できる規則性があり、最初は関連性がなく無意味に見えるものでも意味があるという数学上の理論です。
コナーズはデッカーが大学出かと言い、知ったかぶりをする前に修業を積めとそっけない態度を見せました。と、そこに本部から手がかりが見つかったと連絡が入ります。コナーズは自分の食事の代金を払ってから先に店を出て行きました。
新たに発見されたのは、現場でマスコミが撮影していた映像に映っていた犯人の姿でした。その男はデーモン・リチャーズといい、2年前に逮捕されて保釈中の男でした。コナーズたちはデーモンの潜伏していると思われる女のアパートに向かいます。
デーモンの女ジーナに妨害され、デーモンはアパートの窓から逃走しました。デッカーは近くにあったバイクに乗って追跡しましたが、途中で転倒してしまいます。しかし、先回りしていたコナーズがデーモンを逮捕しました。
デーモンは逮捕の際に昏睡状態になっていましたが、彼が所持していた金に独特の匂いがあることが判明します。それは証拠の識別用に警察でつけられけたもので、警察の証拠保管室から持ち出された金だということでした。そしてその事件を担当していたのはカーロ刑事で、証拠保管室から金を持ち出す際の書類にはカーロのサインがありました。カーロが犯人とグルであれば、犯人が警察に詳しい理由がわかります。さらにカーロは警察内で孤立していました。コナーズが停職となった事件で不利な証言をし、同僚に避けられるようになったのです。
そんな中、カーロが自宅で射殺死体で発見されます。自宅からは銀行の見取り図も発見され、さらに犯人の一味との疑惑が深まりました。現場検証中、ローレンツから電話がかかってきます。ローレンツは「俺がお前を罰してやる、復讐してやる」と言い、電話を切りました。コナーズはカーロがローレンツに騙されていたのだと推測します。デッカーはカーロの次はあなただ、とコナーズに言いました。
カーロの家を出たコナーズとデッカーのもとにジェンキンズが近づき、貸金庫からも何も盗まれてなかったことが判明したと言います。犯人の目的は一体何だったのでしょうか。

【転】- カオス(2006年)のあらすじ3

デッカーは最初に戻りましょうと言い、コナーズとともに銀行の警備室に向かいました。二人が映像を繰り返し確認するうち、警備カメラの一つが金庫室の爆破の際にアングルが変えられたことに気づきます。その死角にあるのはコンピュータの端末でした。コナーズはその端末からアクセスできる保安システムを調べるよう指示しました。
その間、コナーズとデッカーは、同僚刑事たちとともに夕食に行きます。コナーズはデッカーが同僚たちから信頼されていることを意外に思います。以前コナーズとつきあっていた女性刑事のティディーも、彼とよりを戻したがっていました。
その時、キーボードにつけられていた指紋が判明し、以前逮捕されたクリス・リーという男だとわかります。その男を逮捕する際、コナーズは違法ギリギリの手段を用いていました。デッカーに法を破るのかと聞かれ、コナーズは「曲げるだけだ、破らない。正義のためにな」と言います。
クリスの家に向かったコナーズとデッカーですが、クリスはローレンツに射殺された直後でした。二人はローレンツを追いますが、逃げられてしまいます。
そこに、デーモンが目覚めたと連絡が入りました。コナーズとデッカーは病院に向かうと、デッカーがデーモンの尋問を始めます。命取りになるモルヒネの過剰投与をすると言って脅すデッカーに、デーモンは白状すると言い出しました。
病院から出たコナーズはデッカーに偽善者めと言いましたが、デッカーは生理食塩水で脅しただけだと言い、法を曲げろといったのはあなただと付け足しました。
デーモンによると、ローレンツの本名はスコット・カーティスといい、コナーズが射殺したジョン・カーティスの兄でした。復讐とはそのことだったのです。犯人の他の二人の名前も判明しましたが、カーロとリーがそうだったようにカーティスによって始末されるだろうと判断されます。犯人たちが集まるという住所もわかり、コナーズとデッカーもそちらに向かいました。
その途中、二人は互いのことを語ります。デッカーの父親は英雄的な警察官でしたが、彼が12歳の時に強盗犯に射殺されました。デッカーは困っている人を助けるため精一杯がんばった父の意思を継ぐために警官になったと語ります。そしてコナーズにも、あなたは橋で人質を助けるため精一杯やった、あまり自分を責めないほうがいいと言うのでした。
現場では警察の包囲の中、犯人の残りが集まっていましたが、主犯のカーティスがまだ来ていません。そんな中、テディーのポケベルが鳴りだして犯人たちに気づかれてしまいます。
やむを得ず銃撃戦になり、犯人たちは射殺されますが、家に仕掛けられていた爆弾が爆発し、逃げ遅れたコナーズは巻き込まれてしまいました。バッジをつけていたことから黒こげの死体がコナーズだと判断されます。
ジェンキンス警部は犠牲がコナーズだけで良かったと言いましたが、テディーは彼がコナーズに嫉妬していたと言ってしまいます。デッカーも同感でした。

【結】- カオス(2006年)のあらすじ4

署に戻ったデッカーは、犯人が銀行内のコンピュータからシステムの抜け穴を使った送金方法によって、10億ドルもの金を不正に送金していると聞かされます。電力を切ったことで犯人たちはウィルスを仕込めたということでした。しかしこれはもうデッカーたちの管轄を越えていて、手が出せません。
署を出たデッカーの携帯に電話がかかってきました。相手はボイスチェンジャーを使っていましたがカーティスです。彼はそろそろ諦めろと言い、自分は無駄な殺しはしてないと言いました。デッカーは「10億ドルを盗んだな、そこから足が着くぞと」と指摘しましたが、相手は「リスクは大歓迎だ」といって電話を切りました。
デッカーは証拠保管庫を調べ、サインがカーロのものではないことに気づきます。そしてデッカーは保管室の主任であるハリーを問いつめました。ハリーもまた裁判で仲間を売ったカーロを憎んでいて、仕返しをしたのだと言いました。さらにハリーは、犯人がコナーズのことを知り尽くしていると漏らします。
デッカーはローレンツの正体がカーティスではなく、コナーズの相棒だったヨーク刑事であると気づきました。ローレンツが誤って人質を射殺してしまい、とっさに反撃しようとした犯人をコナーズが射殺したのです。ヨークはカーティスの名を使って捜査を撹乱していました。そして元相棒の出方を読んでいて、カーロに罪を着せて殺害し、最大級の銀行強盗をやったのです。
デッカーは携帯に電話してきたプロバイダからヨークの居場所を突き止め、テディとともにダイナーに向かいます。発見されたヨークは、ウエイトレスに銃を突きつけました。それは2か月前と同じ状況でした。
裏口から回ってきたテディーに発砲し、ヨークは店から逃げ出していきます。デッカーは桟橋までヨークを追いつめ、激しい戦いの後、射殺したのでした。
ヨークが死んだことで、事件は解決したと思われました。デッカーはテディーとコナーズの思い出を語ります。テディーが去った後、ダイナーで店員にチップを渡そうと札を取り出したデッカーはその札からある匂いがするのに気づきます。それは応酬された札の匂いで、その札は前にデッカーが置いていったものでした。
コナーズの部屋を訪れたデッカーは、そこにカオス理論について書かれた本を見つけます。前にカオスの理論のことを聞かされたデッカーは知らないと言いましたが、本当は知っていたのです。
デッカーは空港に向かうと、コナーズがカオス理論の本の作者の名前、ジェームズ・グリックでチェックインしていることに気づきました。するとそこにコナーズから携帯に電話がかかってきます。
真の黒幕はコナーズで、最後にデッカーに電話をかけてきたのも彼でした。遺体も犯人の一人と入れ替わっていたのでした。しかし、ヨークが指示を無視して勝手に行動に出たり、監視カメラや札の匂いといった予定外の要素が積み重なっていったのです。ある行動がほかの行動を引き起こし、ついにはパターンが現れる。それがカオス理論だとコナーズは言いました。
コナーズは警察に見捨てられたことを怨み、この計画を立てたのだと言いました。そして「お前と組めて楽しかった」と言い残し、周囲を見渡すデッカーを後目に飛行機に乗り込んでいきました。彼を乗せたジェット機が飛び立っていったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ジェイソン・ステイサムとウェズリー・スナイプスという2大アクションスターの共演で、さぞかしド派手なアクション映画だろうと思いきや、割と地味な展開の末、あっさりステイサムが死んでしまってビックリ。まぁ実はラスボスだったわけで、メイン主人公は相棒のデッカーの方でしたが。というかW主人公だったのですね。
スナイプスは最後にちょろっと格闘を見せた末、あっさり射殺されるという体たらくで「アクション番長」の看板を期待するとガックリします。
強盗犯の目的は、その正体は……と少しずつ情報が明らかになっていく展開はなかなか面白く、アクションにあまり期待をしなければ、サスペンス映画の小品として楽しめる一本なのではないでしょうか。

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