「キルビルvol2」のネタバレあらすじ結末

キル・ビル vol.2の紹介:2004年公開のアメリカ映画。クエンティン・タランティーノ監督、ア・バンド・アパート製作。タイトルの通り、主人公を絶望の淵に落とした張本人である黒幕「ビル」とその配下に復讐するハードバイオレンス・アクションムービーだが、ブラック・コメディの要素も強い。Vol.2ではアメリカ、中国、メキシコが舞台。

予告動画

キルビルvol2の主な出演者

ベアトリクス・キドー&ザ・ブライド〔ブラック・マンバ〕(ユマ・サーマン)、ビル〔スネークチャーマー〕(デビッド・キャラダイン)、バド〔サイドワインダー〕(マイケル・マドセン)、エル・ドライバー〔カリフォルニア・マウンテン・スネーク〕(ダリル・ハンナ)、B・B(パーラ・ヘイニー=ジャーディーン)、パイ・メイ(ゴードン・ラウ)、エステバン・ヴァハイオ(マイケル・パークス)、ラリー・ゴメス(ラリー・ビショップ)、カレン・キム(ヘレン・キム)、ルーファス(サミュエル・L・ジャクソン)

キルビルvol2のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ベアトリクスは4年前に自分を殺そうとした5人を血祭りにあげようと決意。3人目の復讐相手のところへ乗り込むが逆襲され、生きたまま墓に埋められる。中国で習った鷹爪拳で脱出。 ②3人目のバドは4人目の復讐リスト相手・エルが毒殺。ベアトリクスはエルと戦い、左目をくりぬいた。最後の復讐相手・ビルのところで娘B.B.の生存を知ったベアトリクスは、ビルを五点掌爆心拳で倒した。

【起】- キルビルvol2のあらすじ1

ザ・ブライドは世界的に活躍する殺し屋グループ〝毒ヘビ暗殺団〟のメンバーとして、ボスのビルの下で働いていました。しかしある時ビルに前置きなくザ・ブライドは消息を絶ちます。引退するつもりだったからです。
ところがビルはザ・ブライドの居場所を知りました。そして挙式のリハーサルの最中に、ビルは秘蔵っ子の4人の殺し屋を連れて乗り込み、教会にいた人間全員を銃殺します。
妊婦だったザ・ブライドもビルから頭に銃弾を受け、死んだ筈でした。
しかし瀕死のザ・ブライドは病院で手当てを受け、4年間の昏睡状態の後、ある日唐突に目覚めます。
目覚めたザ・ブライドは、復讐を誓いました。ビルも入れて5人に復讐するつもりです。
復讐リストを作ったザ・ブライドは、オーレン・イシイとヴァニータ・グリーンを殺しました(『キル・ビル vol.1』参照)…。

「こんな顔にされても、俺はお前を愛しているマゾだ。キドー」
(主人公の名前がやっと明かされ、さらに今作品の中盤以降でもファースト・ネーム「ベアトリクス」と出てくるので、以下は主人公の名を「ザ・ブライド」から「ベアトリクス・キドー」と表記を変更する)

〔第6章 トゥー・パインズ教会の惨殺〕
アメリカ、テキサス州エルパソ。
今やこの地は、惨殺事件として伝説の場所となっていました。
伝説では「結婚式の日」として知られていましたが、本来は予行演習の時です。
そこには新郎・トミー、新婦である妊婦・ベアトリクスのほかに、ベアトリクスの友人4人と、オクラホマから花婿側の両親、牧師、ピアノ演奏者ルーファス・トーマスの合計10人がいました。
身重のベアトリクスが教会の外の空気を吸いに出ると、教会入り口横のベンチにビルが座っています。
ベアトリクスはトミーと結婚する予定ですが、自分の名前をアーリーンと偽っていました。このことからも分かるとおり、トミーはベアトリクスの過去を一切知りません。
ビルはベアトリクスに、トミーとの出会いを聞きました。ベアトリクスはエルパソに隠れ住み、中古レコード店の店員として働き始め、トミーはその店主でした。
フィアンセのトミーに、ベアトリクスはビルを「父」と紹介します。
予行演習を再開しますが、その時、教会の外に4人の男女が現れて(ビルも含めると5人)乱入し、銃撃戦が展開されました。そうして、教会にいた人たちは全滅したわけです…。

…ベアトリクスはオーレン・イシイやヴァニータ・グリーンを殺害して復讐を果たしました。ビルはソフィから聞き、ベアトリクスが高名な刀鍛冶・服部半蔵の刀を持っていることを知ります。
ビルはそれを、自分の弟・バドに話しました。バドもベアトリクスの復讐リストに入っています。
復讐リストを記すと
1.オーレン・イシイ(コットンマウス)女性
2.ヴァニータ・グリーン(コッパーヘッド)女性
3.バド(サイドワインダー)男性
4.エル・ドライバー(カリフォルニア・マウンテン・スネーク)女性
5.ビル(スネークチャーマー)男性
です。復讐は2まで完了しており、ビルとバドは兄弟で、エルというのは右目に眼帯をしている金髪女性です。あとで出てきます。
ベアトリクスが復讐に来ることをバドはビルから聞かされますが、バドが持っていた半蔵の刀は売り払っていました。現在はただのクラブの用心棒をするバドにとって、必要ない代物だからです。 この映画を無料で観る

【承】- キルビルvol2のあらすじ2

〔第7章 ポーラ・シュルツの寂しき墓〕
テンガロンハットをかぶったバドが勤務するクラブに行くと、たび重なる遅刻を指摘され、店主・ラリーに解雇を言い渡されました。
バドが住んでいるのはトレーラーハウスです。帰宅したバドは、車の下にひそむベアトリスの気配を感じ取っており、ベアトリスが突入するや否や、ライフルで返り討ちに遭わせました。撃ち込んだのは岩塩の弾(死には至らないがダメージを与える代物)です。
バドはベアトリクスに注射を打って眠らせると、エル(ベアトリクスにとっては第4の復讐相手)に電話をかけて交渉し、ベアトリクスが持つ半蔵の刀を100万ドルで売ることにしました。翌日、エルがバドの元に金を持って引き渡しする手筈です。
バドはその後ベアトリクスをトラックに乗せて移動し、エルニーというちび男に手伝わせて、ベアトリクスを生きたまま棺に入れて墓に埋葬しました。少しでも苦痛を長引かせて殺す…それが目的です。
バドは兄であるビルを捨てて逃げたベアトリクスが許せず、エルの希望もあって「より残酷な殺し方」をしたのです。
棺にはしっかりと釘が打ち込まれ、容易には抜け出せないようになっていました。ベアトリクスは棺の中で手足を紐で結ばれているので、身動きもできません。
さらにバドは恐ろしい目に合わせるために、ベアトリクスに懐中電灯を置きました。暗闇に閉じ込めて、小さな光(懐中電灯)だけ与えて、脱出できない恐怖をより味わわせるためです。

〔第8章 パイ・メイの猛修業〕
話はさかのぼります。
まだベアトリクスがビルと懇意にしていた頃…。ベアトリクスはビルから、パイ・メイの話を聞きます。
1003年頃の中国と、一説では言われている昔。
蓮教の導師であるパイ・メイは、通りがかった少林寺の僧に寛容な態度で会釈をしましたが、僧に無視されました。わざと無視したのか気づかなかったのは、今でも謎のままです。
翌朝、パイ・メイは少林寺に乗り込むと、侮辱を受けた見返りに住職の首を寄越せと迫りました。最初、住職はなだめようとしましたが、パイ・メイのあまりの剣幕におされます。
〝少林寺の惨殺〟が始まり、中にいた60人の僧侶は残らずパイ・メイに倒されました。その時に使ったパイ・メイの技は『五点掌爆心拳』といいます。
『五点掌爆心拳』はあらゆる武術でも必殺中の必殺の技で、「指先で敵の身体の5か所のツボを鋭く狙い打つ」ものでした。これをされると、敵は5歩あるくだけで体内で心臓が破裂し、死に至ります。
ビルはその話をした後、上記のパイ・メイが年老いて弟子を取ることを告げ、ベアトリクスを修業に出しました。ベアトリクスは中国のパイ・ミのところへ行きます。
白い髪に白い長髭のパイ・メイはベアトリクスに中国語が分かるかと聞き、「言葉が分からぬなら犬のように扱う」と言い、ベアトリクスに得意技を見せろと要求しました。
ベアトリクスは特技の虎鶴拳を見せますが、パイ・メイの鷹爪拳の前ではまるで歯が立ちません。箸にも棒にもかかりません。
パイ・メイは翌日からベアトリクスを鍛え始めました。長い石段を水汲みでのぼらせ、板を拳で打ち抜く練習をします…。

…そんな過去のことを思い出したベアトリクスは、現在、墓の中です。

【転】- キルビルvol2のあらすじ3

懐中電灯のあかりをつけて棺の中を観察した後、足の拘束をまず解き、ポケットに隠し持っていたカミソリを取り出して手の縄も解きます。
その後、パイ・メイから教わった鷹爪拳で、ひたすら板を割りました。そして土の中から生還を果たします。
脱出したベアトリクスは近くのクラブに泥まみれで行くと「水をくれ」と言いました。くしくもそれは、バドが解雇されたクラブでした。

〔第9章 エルと私〕
右目に眼帯をした女性・エルが車でバドの元へやってきました。100万ドルの紙幣をアタッシェケースに入れています。
バドのトレーラーハウスに招かれて入ったエルは、ベアトリクスをどう処分したか聞きました。バドはテキサス式の生き埋め葬にしたと答え、エルはその方法に満足します。
ベアトリクスを埋めた後、ポール・シュルツという墓標を立てたとバドはエルに言いました。
バドはエルに、宿敵のベアトリクスがいなくなった感想を聞きます。宿敵がいなくなると2つのR…つまり「リリーフ(relief 安堵)」「リグレット(regret 悔しさ)」のどちらかの感情になると指摘したバドに、「両方」とエルは答えます。エルはバドに札束の入ったアタッシェケースを見せ、バドは喜びますが、札束の中ほどに毒ヘビが仕込まれていました。毒ヘビ・ブラックマンバはベアトリクスのコードネームです。
エルは自分の宿敵・ベアトリクスをバドに殺されたのが、悔しくてならなかったようです。
バドが毒ヘビに噛まれて毒で死んだ後、エルはビルに電話をかけて、ベアトリクスのせいでバドが死んだかのように報告しました。その後、バーストーへ行ってポーラ・シュルツの墓をあらためるといいとも告げます。
半蔵の刀も手に入れ、金も取り戻したエルは身支度を整え、バドのトレーラーハウスから出ようとしますが、その途端に飛び蹴りを食らいました。相手はベアトリクスです。
エルとベアトリクスは、互いに鷹爪拳で戦い始めました。
実はエルもパイ・メイの弟子として鷹爪拳を学んでいました。エルが右目に眼帯をしているのは、パイ・メイに「クソじじい」と暴言を吐いた際に、目をくり抜かれたからです。
エルは鷹爪拳を会得した後、師匠であるパイ・メイに毒を盛って殺していました。
ベアトリクスは戦いながら会話をし、その間にバドの隠した半蔵の刀を見つけます。バドが半蔵の刀を売り払ったというのは嘘で、保管されていました。
バド用の半蔵の刀を持ったベアトリクスは、ベアトリクスが贈られた半蔵の刀を持ったエルと再び戦いますが、刀で斬り結んだ時にエルの左目をくり抜きました。痛みでエルは苦しみます。
絶叫するエルを置いて、ベアトリクスは自分の刀を取り戻し、その場をあとにしました。

〔最終章 対決〕
エルの車を奪取したベアトリクスは、ビルの居場所を探るために、車を走らせます。
ビルには父がいなかった代わりに、父親代わりになる男は大勢いました。そのうちのひとり、ポン引き(売春で客を勧誘する職業)をしていた友人の男エステバン・ビハイオが最もビルの居場所を知っていそうだと判断し、エステバンの住むメキシコに行きます。
メキシコ、アクナでエステバンは売春宿を経営していました。のみならず、売春婦の子たちで構成する軍団〝アクナ・ボーイズ〟に町を牛耳らせ、その実権を掌握していました。 この映画を無料で観る

【結】- キルビルvol2のあらすじ4

ベアトリクスはその売春宿へ行って、今年80歳になるエステバンと会います。
名乗りませんでしたが、エステバンはすぐにベアトリクスのことを気づきました。というのも、金髪のベアトリクスはビルの理想の女性だったからです。
エステバンはあっさりとビルの居場所を告げました。地図まで書いてくれます。

サリーナへ続く道の、ヴィラ(別荘)・クワトロに行ったベアトリクスは、銃を持って邸内に乗り込みます。そして扉を開いて、ビルと共に意外な人物を目にしました。
それは、今年4歳になるベアトリクスの娘B.B.でした。ベアトリクスは見た瞬間にそれを悟ります。
4年前、ビルはベアトリクスを撃った後、腹から娘を取り出して奪っていました。そして4年間ずっと育てていたのです。
サンドイッチを食べて娘B.B.が眠った後、ビルはベアトリクスに後遺症がない自白剤を打ち、真実を語るようにします。

ベアトリクスはビルと恋人同士でした。そしてB.B.はベアトリクスとビルの子です。
ベアトリクスはビルの下で刺客として働いていましたが、リサ・ウォンを暗殺しにロサンゼルスに行った時、チェックインしたホテルの一室で妊娠検査薬を使い、妊娠したことを知りました。
リサ・ウォンはベアトリクスが自分を殺しに来ることを知っており、先に刺客のカレン・キムを差し向けます。
ベアトリクスは自分の妊娠をカレンに告げました。カレンも「おめでとう」と言って立ち去ります。
妊娠を知る前ならば、ベアトリクスはビルのために暗殺を続けられました。しかし妊娠を知ってから優先順位が変わり、わが子を第一と思うようになったのです。
娘をけがれのない世界で育てたいと考えたベアトリクスは、ビルと訣別することを考えて、ひそかに消息を絶ちました。
そしてご存じのとおりエルパソでトミーという男と婚約し、結婚しようとしていました。
いっぽうビルはというと、ベアトリクスが帰って来なかったので、最初は暗殺に失敗してベアトリクスが死んだものと思います。3か月ビルは落ち込みました。
しかし思いなおしたビルは、ベアトリクスを探させました。そして愛する女性・ベアトリクスが他の男性と結婚しようとしているのを知り、取り乱します。
ベアトリクスの教会を襲撃したのは、嫉妬と怒りからですが、ビルは腹の子がわが子だと気づきました。そこで取り出して、育てていたのでした。
娘の生存を知っても、ベアトリクスのビルへの復讐の決意は揺るぎません。
互いに対決したベアトリクスは、ビルに『五点掌爆心拳』を見舞いました。ベアトリクスがパイ・メイに秘術をさずかっていたことを、ビルは初めて知ります。
ビルは背広の前を合わせて身なりを整えると、ゆっくりと5歩あるいて倒れました。ビルは死に、ベアトリクスの復讐は完了します。

翌朝。
娘B.B.にアニメを見せておいて、ベアトリクスはバスルームで思い切り泣きます。一度は愛した男・ビルを殺したことに悔いはなくても、やはり悲しいのです。
バスルームでライオンのぬいぐるみを抱きしめつつ、ベアトリクスは「ありがとう」と今は亡きビルに連呼しました。娘B.B.を4年間育ててくれたことへのお礼です。
その後、ベアトリクスは身支度させた娘B.B.を連れて、車に乗り込みました。
〝母娘ライオンが再開し、密林に平和が戻りましたとさ〟
(エンド後)NGシーン目をくり抜くところ「もう一度」。

みんなの感想

ライターの感想

最後の最後にすべてのことが明らかになる。この構成はよかったと思う。
前作品とは色彩が異なっている。それも意図してのことであるようだ。
なので1が好きという人と、2の方が好きという人と別れると思う。両方受け付けられない人も…いるかも。
(けなしているわけではない。タランティーノ作品はくせがあると言いたいだけ)
復讐を無事に果たして母娘が行く先はどこなのか。
そうそう、前作品でピー音でごまかされ続けていた主人公の名前が、2では冒頭からいきなり名を呼ばれるという、びっくりの展開。これは笑ってしまった。

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