「バットマンビギンズ1」のネタバレあらすじ結末

バットマン ビギンズの紹介:2005年公開のアメリカ映画。ボブ・ケインのコミック『バットマン』を原作とし、クリストファー・ノーランが監督を務めた新生バットマンシリーズの第1作である。バットマンの誕生に至るまでの経緯と、グールとの戦いを描く。

バットマンビギンズ1の主な出演者

ブルース・ウェイン〔バットマン〕(クリスチャン・ベール)、レイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)、ヘンリー・デュカード〔ラーズ・アル・グール〕(リーアム・ニーソン)、ラーズ・アル・グール〔の影武者〕(渡辺謙)、ジェームズ・ゴードン〔ジム〕(ゲイリー・オールドマン)

バットマンビギンズ1のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①悪がはびこるゴッサム・シティ。両親を強盗に射殺された富豪の息子・ブルースは、幼少期からのトラウマであるコウモリの恐怖を克服し、悪と戦うことを決意。故郷のゴッサム・シティに戻る。 ②一筋縄ではいかないと考えたブルースはバットマンというダークヒーロー(一見悪党)の立場から悪を退治することに。一部の理解者を味方につけたブルースは街に幻覚剤がばらまかれるのを阻止した。

【起】- バットマンビギンズ1のあらすじ1

幼少時代…。
大富豪の御曹司ブルース・ウェインは、使用人の娘、兼、幼馴染みの少女レイチェル・トーズと遊んでいる時に、誤って枯れ井戸に落ちてしまいます。
レイチェルは急いでママと執事アルフレッド・ペニーワースを呼びに行きました。
助けを待つブルースは、その間に井戸の中から湧いてきた大量のコウモリに遭遇し、パックに陥ります。
帰って来た父・トーマスに救い出されたブルースですが、以後コウモリがトラウマとなり、恐怖の対象になりました。何度もコウモリの悪夢にうなされます。
父・ヘンリーはゴッサム・シティでは異色な存在でした。富豪でありながら市民のことを考え、少しでも市民の生活をよくしようと、モノレールなどを作ります。
父・ヘンリーは大企業・ウェイン産業の社長ですが、そちらは代理に任せており、ヘンリーは病院に勤めていました。市民のために尽力するつもりなのです。
ゴッサム・シティには悪がはびこっていました。富裕層と貧民層の落差が激しく、力の持つ悪人が金にものをいわせて牛耳っています。ヘンリーは数少ない「ゴッサム・シティをよくするために動く」少数派の人間でした。
ある夜、両親とオペラ鑑賞に出かけたブルースは、オペラの最中にコウモリを連想し、気分が悪くなります。
オペラの最中に席を立って帰途に着いたブルースたちは、執事・アルフレッドが車を用意しに行った間に強盗に襲われました。父・ヘンリーは財布を渡しますが、強盗は母・マーサの首飾りまで要求し、強盗に撃たれてヘンリーもマーサもブルースの目の前で射殺されます。死に際、ヘンリーはブルースに「恐れるな」と言いました。
強盗はすぐに捕まりました。幼くして孤児になったブルースですが、大人になるまでウェイン産業の重役は面倒をみるといいます。
ブルースは代々ウェイン家に仕えた執事・アルフレッドに、育てられました。

…14年後。
大学生になったブルースは、両親を殺したチルの裁判の公聴会に参加します。
このチルという強盗は、ゴッサム・シティのマフィアのボスであるカーマイン・ファルコーニに不利な証言をすることで、保釈の条件が出ていました。
ブルースは公聴会に参加して、できればチルを射殺しようと銃を持っていきます。
ところが再会したレイチェルに「人間の本性は、行動で決まるものだ」と言われたブルースは、復讐を一瞬ためらいました。その間にチルはブルースの目の前で、別の人物の銃弾に倒れます。実は判事がファルコーニに買収されて公聴会を開き、暗殺の場を与えるように指示されていたのです。
無力感を覚えたブルースは、そのままあてもなく旅に出ました。

【承】- バットマンビギンズ1のあらすじ2

…それから7年以上、ブルースはあてのない放浪生活を続けました。
悪事をすれば悪のことが理解できるかもしれないと考えたブルースは、些細な犯罪をおかして(市場で万引きした)刑務所に入ってみたりもします。
ヒマラヤでヘンリー・デュカートという男に声をかけられたブルースは、ラーズ・アル・グールという男性が率いる〝影の同盟〟のメンバーとして訓練を受けました。超人的な力を身につければ別の存在になれるといわれたブルースは、その日から鍛錬の日々を送ります。
デュカードに徹底した訓練を受けたブルースは、その過程で〝恐怖を支配するにはまず、恐怖を克服せよ〟と言われました。自分が最も恐れているコウモリの恐ろしさを克服したブルースは、より強くなります。
ところが〝影の同盟〟から自分の故郷ゴッサム・シティを破壊しろと言われたブルースは、それはできないと断ります。確かにゴッサム・シティには悪人もいますが、罪のない一般人を巻き込むわけにはいかないと思ったからです。
処刑人にはなれないと否定したブルースは〝影の同盟〟と対立しました。ブルースはラーズ・アル・グールと戦い、館を破壊します。ラーズは倒れて来た柱の下敷きになり、館は焼失しました。ブルースは恩師であるデュカードを助けて、立ち去ります。
ブルースはゴッサム・シティをよくしようと考え、故郷に戻りました。

迎えに来たのは執事のアルフレッドです。7年間行方知れずだったので、ブルースは故人扱いになっており、ウェイン産業は別の幹部に乗っ取られていました。
幼馴染みのレイチェルは検事補になり、ゴッサム・シティをよくしようと働いていました。しかし検事や判事の中にも悪徳な輩はおり、前途多難です。
ブルース不在の7年の間、ゴッサム・シティはより一層悪事が跋扈(ばっこ はびこること)していました。警察も検事もマフィアのボスのファルコーニに買収され、やりたい放題になっています。
正攻法では太刀打ちできないと考えたブルースは、何か悪を叩く方法がないかと模索しました。
館に戻ったブルースは、館の中にコウモリが1匹まぎれこんでいるのを見ました。執事のアルフレッドが「どこか近くに巣があるらしい」と言います。
ふと思い出したブルースは、かつて自分がコウモリ嫌いになった枯れ井戸に入りました。井戸の中から大量のコウモリが湧いて出た理由を知りたかったからです。
井戸の底に降りて探ると、横穴がありました。そこを入ると、屋敷の地下には巨大な洞窟が広がっており、そこに大量のコウモリが巣を作って住んでいました。
この地下を何かに使えないかと、ブルースは考えます。

【転】- バットマンビギンズ1のあらすじ3

ウェイン産業は、後継者のブルースがいないことをいいことに、重役のアールがすっかり取り仕切っていました。そこに行って会社を取り戻したブルースは、応用科学部に顔を出します。
そこで生前の父・ヘンリーの知人ルーシャス・フォックスと会ったブルースは、父が市民の暮らしをよくするために考えていたものを見せてもらいます。
父の死後、お蔵入りになってしまっていたボディスーツや、橋を作るために用意された装甲車、軽くて空を飛べる布地をもらったブルースは、それを地下の洞窟に持ち込んで、こっそり改造しました。
ゴッサム・シティを正義の立場から攻撃しても駄目ならば、悪の立場、恐怖の立場から攻撃しようと考えたのです。
スーツなどを黒く塗りつぶし、トレードマークは自分の苦手だったコウモリ(バット)のマークをあしらいました。
そしてバットマン(コウモリの男)として悪事を叩こうと思います。

手始めにブルースは、ファルコーニの麻薬密輸現場に現れ、取引を阻止しました。さらにその証拠品を検事補のレイチェルに提供します。但し、自分の正体は明かしません。
レイチェルはそれを利用し、ファルコーニの手下を逮捕させました。
数少ない実直な警察官ジム・ゴードンは、バットマンが悪を装った義賊だと気づきます。ブルースの方もゴードン刑事が信用に足る人物と知り、連携して悪を始末しようとします。
その頃、ウェイン産業の貨物船が盗まれました。貨物船の中にはマイクロ波によって水を気化させる装置がありました。

ブルースはバットマンとして夜に活動しますが、疑われぬよう昼間はプレイボーイとして振る舞います。レイチェルには幻滅されますが、正体を隠すには仕方がありません。
マフィアのボス・ファルコーニが発狂しました。何者かに幻覚剤を用いられて発狂したと知ったブルースは、ファルコーニよりも大きな存在が背後にいると気づきます。
ナローズ島のアジトに調査に行ったブルースは、その幻覚剤を吹きかけられました。
ブルースは2日間、意識不明に陥ります。科学応用部のフォックスがその間にブルースの血を分析して解毒剤を作り、ブルースは発狂することなく回復しました。
ブルースはフォックスに、解毒剤をもっと作るよう依頼します。
ブルースはレイチェルが行方不明になっていることと、精神科医ジョナサン・クレインがファルコーニを精神科へやったことを聞き、クレインを怪しみます。

社長代理がフォックスの科学応用部にやってきて、マイクロ波放射器について質問した後、科学応用部は資料室に組み込まれる予定で、フォックスは解雇されると告げます。

【結】- バットマンビギンズ1のあらすじ4

レイチェルはその頃、カカシのマスクをつけたスケアクロウについて調査していました。幻覚剤の精錬所を見つけましたが、拉致されます。
レイチェルもまた幻覚剤を吹きかけられましたが、バットマンに解毒剤で助けられました。
バットマンことブルースは、スケアクロウらの陰謀を知ります。
クレインたちは幻覚剤を大量に作り、それを盗まれたウェイン社の貨物船に乗っていた水源気化装置で気化させて、街全体を汚染させようと考えていました。

ブルースの30歳の誕生パーティに、デュカードが現れました。実はデュカードこそが〝影の同盟〟の黒幕ラーズ・アル・グールで、館で倒したラーズは影武者でした。
デュカードはブルースの屋敷を焼き払い(自分のアジトを焼き払われた報復)、薬物を水源であるダムに混入させ、それを気化させることでゴッサム・シティの市民を発狂させる計画を告げます。
その幻覚剤の元は、ブルースがヒマラヤの奥地で見た青い花が原料でした。クレインがその花を使って幻覚剤を開発したのです。
クレインは単なる金もうけのために開発したのですが、それをデュカードはゴッサム・シティ破滅のために使おうとしました。
デュカードは一旦ゴッサム・シティをまるごと潰し、その後に新たな街を築こうと考えています。

モノレールの下に水道管が通っており、そこをデュカードが狙おうとしていると考えたブルースは、バットマンの格好で出かけます。
ゴードン刑事に陰謀の全容を話した後、バットマンは街にいるレイチェルと少年を助けました。その際に「人間の本性は、行動で決まるものだ」と言います。
その言葉は公聴会の日、レイチェルがブルースにかけた言葉でした。レイチェルはバットマンの正体がブルースだと気づきます。
バットマンはデュカードとモノレール内で戦います。バットマンは列車のレールを破壊し、モノレールは高架から落ちます。
バットマンは人を殺さない主義ですが、今回は「殺さないが、助けもしない」という立場をとります。結果、落下するモノレールに乗っていたデュカードは爆発に巻き込まれ、死にました。バットマンは空を飛んで無事です。

フォックスはブルースの引き立てがあり、ウェイン社に再就職しました。
ブルースの館が全焼したことについては、表向きにはブルースが酔っ払って自宅を焼いてしまったことにします。
館は前と寸分たがわず同じものを復元するつもりですが、執事のアルフレッドが「よい機会ですから」と基礎の土台補強を助言しました。これで地下のアジトもより強固なものになります。
レイチェルは「いつかゴッサムに平和が訪れた時」、ブルースと結ばれるという約束をしました。
ゴードン刑事は警部補に昇進しました。
バットマンはゴードン警部補から〝ジョーカー〟なる新たな敵の存在を知らされます…(続編を匂わせるラスト)。

みんなの感想

ライターの感想

クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ第一作目にあたるこの映画では、ブルース少年がバットマンになる過程が丁寧に描かれて行きます。作品自体がダークな世界観で、井戸の中に落ちたブルースがコウモリに襲われるシーンはとりわけ、彼がバットマンになることを暗示していて印象的です。
また、今作の敵に当たる影の同盟のボスのラーズ・アル・グールの役で渡辺謙が出演していますが、実は、本物のラーズ・アル・グールの影武者という役どころですが、存在感は抜群で、後に渡辺謙は、同じノーラン監督の「インセプション」にも出演を果たします。

ライターの感想

非常に娯楽性のある作品。三部作のうちの最初の作品。
これが…正直なところ、序盤がだらだら長いのだ。
主人公・ブルースがいかにしてバットマンになることに決めたかを知る、重要な手がかりだから、カットはできない。
が…正直、もっとコンパクトにまとめてもいいんじゃないかな。
そのために2時間20分も付き合わされると…正直、きつい。
中盤以降はテンポもよくなり面白いのだが、とにかく序盤が…(笑)。
このシリーズでいうと、キャラが立つのはなんといっても次の作品に出てくる〝ジョーカー〟。
ジョーカーを知ってしまうと…今作品の敵キャラは印象が薄い。毎回凝るわけにもいかないんだろうけど。

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