「パイレーツ」のネタバレあらすじ結末

アクション映画

パイレーツの紹介:2014年製作の韓国の歴史冒険映画。朝鮮国の国璽を飲み込んだクジラを求めて、水軍・海賊・山賊が争奪戦を繰り広げていく。海賊の女船長を「私の頭の中の消しゴム」でヒロインを演じたソン・イェジンが勇ましく演じている。

映画「パイレーツ」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「パイレーツ」のネタバレあらすじに注意ください。

パイレーツの主な出演者

チャン・サジョン(キム・ナムギル)、ヨウォル(ソン・イェジン)、チョルボン(ユ・ヘジン)、ソマ(イ・ギョンヨン)、モ・フンガプ(キム・テウ)

パイレーツのネタバレあらすじ

【起】- パイレーツのあらすじ1

1388年の朝鮮半島。明と高麗は戦争状態にあり、チャン・サジョンという正義感溢れる勇敢な青年が義兄弟とともに最前線にいました。しかし、指揮官は突然明への進軍中止を決定。雨だけを理由にした不可解な命令に、サジョンは指揮官に謀反の疑いがあると感じ刃を向けます。しかし、兄弟の長男モ・フンガプはあくまで指揮官への忠誠を貫こうと、チャンをかばおうとした次男ジュングンを手にかけ、次にチャンを殺そうとします。激しい戦いを繰り広げるサジョンとフンガプ。しかし、そこに山賊が一斉に押しかけ、あたりは闇に包まれるのでした。

一方、海ではソマ率いる海賊団が商船から黄金の仏像を強奪していました。しかし、海賊の一人が誤って一体の仏像を海に落としてしまいます。すかさず海に飛び込んだのは、若くて美しい女副船長のヨウォル。仏像を無事回収する中、ヨウォルは海の中に一体の傷を負ったクジラを目撃します。その三年後、自らの保身のために部下を売ろうとするソマに対して、ヨウォルは仲間とともに反乱を起こします。追い詰められたソマは自ら海に飛び込み自害。こうして、ヨウォルはソマから海賊団を乗っ取ることに成功します。

その頃、朝鮮半島は新たな時代を迎えようとしていました。高麗は滅び、新たな国には明から朝鮮という国号と国璽が与えられました。しかし、使節団が明から朝鮮に帰る途上で、巨大クジラが船を襲い国璽を飲み込んでしまうという大事が発生します。死刑を恐れた使節団は、海賊が国璽を奪ったと国王に説明。怒った国王は、半月で国内の海賊・山賊を撲滅するよう命令を下します。その裏で、使節団は巨大クジラの捜索を開始すべく、ある男に白羽の矢を立てます。それは、サジョンとの一件で獄中に捕らわれていたモ・フンガプでした。サジョンから受けた傷が原因で、左目には眼帯がつけられていました。

【承】- パイレーツのあらすじ2

ヨウォルの下で働く海賊の一人チョルボンは、ひどい船酔いを理由に船を下り山賊への転職を考えていました。チョンボルは「イカれ虎」の異名を持つ男の元を尋ねますが、そのイカれ虎こそがかつてモ・フンガプと激闘を交わしたチャン・サジョンでした。サジョンはあの戦いの後、山賊に転身しお頭として仲間に慕われる存在となっていました。チョンボルはサジョンの仲間に入りますが、初仕事で大失敗。仲間が官軍に追われる事態を招いてしまいます。しかし、サジョンは官軍の執拗なまでの追撃に疑問を感じていました。

それとほぼ同じ頃、フンガプは水軍長の位を与えられていました。どこかで生き延びているサジョンを殺すために、フンガプは獄の外に出てクジラ捜索の命を受けることを選んだのです。フンガプは水軍船よりはるかに高い機動力を持つ船を持つヨウォルにクジラの捕獲を依頼します。神聖なクジラを害することに消極的な態度を見せるヨウォルでしたが、ヨウォルたちに関わった人間すべてを殺すと脅迫され、しぶしぶ依頼を受けることに。ヨウォルは黄金の仏像を元手に港町に砲弾の買いつけに行きますが、偶然サジョンもそのとき街に来ていました。ヨウォルと商人の話からクジラの腹に財宝があることを知ったサジョンは、ヨウォルが買った大量の砲弾を強奪。これに怒ったヨウォルはすぐにサジョンの後を追い始めました。

二人は街を破壊しながら壮絶な追走劇を演じますが、軍の駐屯地の前にたどり着くと矢の一斉射撃を受けてしまいます。しかし、サジョンがかばったおかげでヨウォルは無傷で済んでいました。二人が破壊した巨大水車がタイミングよく駐屯地を襲い、二人は逃亡に成功。その後、ヨウォルは船に戻りクジラ捕獲に向けた入念な演習を実施。しかし、その裏ではかつての船長ソマが生還を果たし、ヨウォルへの復讐の機会を伺っていました。

【転】- パイレーツのあらすじ3

ソマがヨウォル襲撃のために世界最速の船で航行していると、その横をさらなる高速でサジョンたちの作ったおんぼろ船が通過していきました。銛が刺さったサメに牽引され驚異的なスピードを出していたのでした。さらに、サジョンの船は去り際にソマの船に大砲を誤射、ソマを唖然とさせてしまいます。

サジョンの船は結局爆発し、一味は近くで待機する水軍船強奪を計画します。一隻の船を密かに奪いサジョンは単身他の船に放火していきますが、そこにこの水軍の指揮官モ・フンガプが現れました。思いがけない再会を果たした二人は一戦交えますが、サジョンは仲間の船に飛び降り早々に離脱。一方のフンガプは、サジョン討伐の大義名分を得て喜びを感じていました。フンガプはサジョンが親しくする街の人々の虐殺を部下に命じるのでした。

その頃ヨウォルはソマの急襲を受けていました。攻撃力が非常に高い大砲がヨウォルの船に向けられる中、ゆっくりと一隻の船が両者の間に入ってきました。それは、クジラの恐ろしさを知ってやる気を喪失したサジョンの船でした。サジョンの船の乱入でソマの大砲攻撃が困難になるとわかるやいなや、ヨウォルはサジョンたちの船を経由しソマの船に侵入。サジョンたちも困惑しながら加勢しますが、ヨウォルはソマとの一騎打ちに敗北。ヨウォルとサジョンは互いの手を鎖で繋がれて捕らえられますが、ヨウォルは海に飛び込み逃亡を図り、サジョンもその道ずれになってしまいます。二人は小島に辿り着きましたが、ヨウォルは戦いの傷が重く意識が戻りません。サジョンは薬草を煎じ、賢明にヨウォルを看病するのでした。

【結】- パイレーツのあらすじ4

ヨウォルが討たれたと知ったフンガプは、ソマにクジラ捜索を命じます。一方、ヨウォルはサジョンの看病で意識を取り戻していました。最悪な出会いをした二人の距離は今ではすっかり近づいていました。そこに、サジョンの部下が船に乗って二人を救助しにやって来ました。坊主の話によれば、ヨウォルの部下は処刑寸前の危機にあるといいます。山で一緒に暮らそうと誘うサジョンの言葉を断り、ヨウォルは再び海へ。ヨウォルと別れたサジョンは街に戻りますが、そこは人々が虐殺され惨劇の場と化していました。フンガプの仕業と気づいたサジョンは急いでヨウォルの後を追います。

その頃、ソマとフンガプは巨大クジラ捕獲に成功していました。そこにヨウォルが襲撃し、クジラを銛から解放していきます。サジョンも加勢に現れ、ヨウォルはソマと、サジョンはフンガプとそれぞれ一騎打ちに臨みます。激戦の末、ヨウォルはソマに勝利しますが、最後にソマはヨウォルに逃げろと伝えてきました。船の爆薬庫に引火し間もなく爆発が起きるというのです。そして、サジョンもフンガプに勝利し、ジュングンに詫びろと言いながらフンガプの足に剣を突き刺していました。そして、ヨウォルとサジョンはそれぞれの仲間とともに海に飛び込み避難。そして船は爆発。必死に剣を抜こうとするフンガプの様子を見ながら、ソマは爆発の直前まで笑い声を上げていました。

その後、サジョンは真夜中に朝鮮国王の寝室に忍び込んでいました。この国王こそ、サジョンのかつての指揮官であり朝鮮の創始者イ・ソンゲでした。サジョンは使節団の嘘を暴き、明に媚びるのではなく、クジラが子を大切にするように民の利を考えるよう伝えます。そして最後に一言、「民のために世を作るなら 俺はお前の民になる」と言い残し、その場を離れていきました。翌朝、イ・ソンゲは使節団を呼び出し、明への捧げ者の子どもを家に帰し、明と再交渉するよう命令を下します。使節団は海で死ねばよかったと言いながら、明への苦難の旅に出て行きました。

そして、海ではヨウォルたちとサジョンたちがともに一つの仲間となって海を航行していました。ヨウォルとサジョンは寄り添いながら、夕陽が沈む海を見つめていました。そして、そこには大海を行くクジラの姿がありました。

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みんなの感想

ライターの感想

キム・ナムギル演じる山賊頭領チャンが非常にたよりなく、イケメンな外見との落差も手伝って何度も笑いを誘われます。その分、女船長の凛々しい演技が光りますが、チャンにも終盤見せ場があり、これまでの失態を挽回するかっこいい姿を披露してくれます。キム・ナムギルのファンにはたまらない作品だと思います。こうした華麗なアクションシーンだけでなく、海、水車、川など水にかかわる描写にも目を奪われます。特に美しいのは、太陽の光がかすかに漏れる中、雄大に泳ぐクジラの姿です。CGによる巧な自然描写、俳優のアクション、明快なストーリー展開など、ハリウッド映画のような雰囲気が感じられる映画でした。

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