「ラストマンスタンディング」のネタバレあらすじ結末

ラストマン・スタンディングの紹介:1996年製作のアメリカ映画。黒澤明・監督、三船敏郎・主演の日本の映画『用心棒』を、禁酒法時代の西部の町に舞台を置き換えて忠実にリメイクした作品。対立する二組のギャング組織の抗争の渦中に飛び込んだ男の活躍を描くハードボイルド・アクション。

予告動画

ラストマンスタンディングの主な出演者

ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)、エド・ガルト保安官(ブルース・ダーン)、ジョー・マンデー(ウィリアム・サンダーソン)、ヒッキー(クリストファー・ウォーケン)、ドイル(デヴィッド・パトリック・ケリー)、フェリーナ(カリーナ・ロンバード)、フレッド・ストロッジ(ネッド・アイゼンバーグ)、ルーシー・コリンスキー(アレクサンドラ・パワーズ)、ジョルジオ・カルモンテ(マイケル・インペリオリ)、トム・ピケット隊長(ケン・ジェンキンス)、ジャック・マックール(R・D・コール)、保安官補ボブ(テッド・マークランド)、ワンダ(レスリー・マン)、フィン(パトリック・キルパトリック)、ラミレス指揮官(ルイス・コントレラス)、ガソリンスタンド店員(レイノール・シェイン)、ジャッコ・ザ・ジャイアント(タイニー・ロン)、ドッカー(マイケル・ストラッサー)、バーク(マット・オトゥール)、護衛の運転手(アラン・グラフ)

ラストマンスタンディングのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①アメリカとメキシコの国境近くの小さな町・ジェリコには2つのギャングが敵対し、一般の住民は逃げていた。そこへジョンと名乗る謎の男が立ち寄る。ジョンは二丁拳銃を操る凄腕のガンマンだった。 ②ジョンは両者にコンタクトを取り、両方の組を潰して立ち去った。

【起】- ラストマンスタンディングのあらすじ1

1930年代。アメリカは禁酒法が敷かれており、消費のための酒の製造、販売、輸送が全面的に禁止されていました。
そんな時代にアメリカ東部から、メキシコへ逃げる途中、ある男がテキサス州のジェリコという、さびれた小さな町に行きます。
その男とは、ジョン・スミスという明らかに偽名っぽい名前ですが、それはこの際問題ではありません。

荒野のただ中にあるジェリコは国境から約80kmの場所にある町で、道路も舗装されておらず、地図にも載っていない町でした。
その町には2つの勢力が互いに競っています。アイルランド系のギャング・ドイル組と、イタリア系のギャング・ストロッジ組です。
2つの勢力が戦っているため、ふつうの住民たちは危険を避けて町を出ていました。それが町の荒廃に拍車をかけています。
ジョンは給油のために町に立ち寄りました。しかし前を横切る歩行者のために車を一時停止し、通行人の女性に見とれていたジョンは、そのことを言いがかりに車を銃で壊されます。通行人の女性はドイルの情婦のフェリーナで、ジョンの車を撃ったのはジャッコという下っ端でした。
ジョンは車の修理のために、滞在を余儀なくされます。
居酒屋に入ったジョンは、そこの店主ジョー・マンデーから町の話を聞きました。2つの勢力がしのぎを削っていることや、町の保安官エド・ガルトが買収されていて話にならないことを聞いたジョンは、どうせなので町でひと稼ぎしようと考えます。

まずジョンは自分の車を壊したジャッコのいるドイルの組へ行き、修理代を負担しろと言いました。鼻で笑うジャッコを早撃ちで倒します。
ジョンは両手で銃を操る二丁拳銃の使い手でした。その腕を見込まれたジョンは、相手のストロッジ組に高給で雇われます。
それというのも、ドイルの組にはヒッキーという腕利きのガンマンがいるからです。
ジョンが町にやってきたこの時点では、ヒッキーは町を留守にしていましたが、頬に傷のあるヒッキーという男はめっぽう強く、ストロッジたちは脅威に思っていました。
ボスのストロッジには金髪美女の愛人・ルーシーがいました。
ところが、新入りのジョンがいきなり高給で雇われたことを気に入らない手下のジョルジョが、「この男は信用ならない」とストロッジに言います。

【承】- ラストマンスタンディングのあらすじ2

ジョルジョはストロッジと従兄弟同士でした。話がこじれたと思ったジョンは、ストロッジ組を出て居酒屋に戻り、売春宿へ行きます。
女性・ワンダと同衾している折、ドイルの手下に襲われたジョンは、一気に3人を殺しました。その腕を買われ、改めてジョンはストロッジにスカウトされます。
殺人事件が起きたのでエド・ガルド保安官が動きますが、逮捕したのは売春婦のワンダでした。ジョンは勾留されているワンダの元へ行き、金を積んで逃がします。
しかし、それでもジョルジョはジョンが金をもらいすぎだと思っていました。
ドイルの酒が町のはずれに届く情報を得たジョンは、それをストロッジに教えました。
ストロッジはその取引場所を襲い、ドイルの手下を虐殺して酒を手に入れます。
ジョンはストロッジの愛人・ルーシーと話をしました。ルーシーはストロッジに腹を立てていて、別れたいと思っているようです。ジョンはルーシーに、情報料として週100ドル払うと交渉し、情報を流すよう言いました。
ジョルジョが文句を言うことが鬱陶しくなったジョンは、居酒屋のジョーの店に行きます。
ジョーの店は中立的な立場のようで、保安官の目の届く場所でした。保安官もジョンの行動を見張っています。

ドイル側からスカウトの声がかかり、ジョンは「ストロッジとジョルジョを殺してくれ」と頼まれました。ジョンはどっちつかずの態度を取ります。
ストロッジ側に戻って「やめる」と言うと、ドイル側につくのかとジョンは責められました。ジョンは「ストロッジと訣別する」と宣言し、居酒屋に戻って「ストロッジと訣別した」と公言します。保安官にもそう告げます。
店主のジョーは、ひさびさに楽しい余興が見られそうだと喜びました。2組のギャングが対立するせいで、一般の人がいなくなってさびれた町の居酒屋店主・ジョーにとっては、久しぶりに面白そうなものが見られると思ったからです。

車の修理の状況を聞きに行ったジョーは、修理屋から「ジョルジョが車の持ち主を調べようとしていた」と教えてもらいました。
そもそも、ジョンがジョン・スミスという名を名乗っても、誰も本名だと思っていないのです(注:そして本名かどうかも謎のまま映画は終わる)。

【転】- ラストマンスタンディングのあらすじ3

どうせこんなうらぶれた町へ通りすがりに寄り道するくらいだから、ろくでもない前科の持ち主なのだろうというのが、ジョルジョの見立てでした。
それを聞いたジョンはジョルジョに電話して「誰が酒を奪ったか、ドイルが知っているぞ」と警告します。それを聞いたジョルジョは町を出てメキシコへ行きました。ラミレスという軍人に会い、ワイロを渡す気です。
それをルーシーから聞いたジョンは、ドイルに情報を流します。
ドイルは戻ってきたヒッキーに連絡し、ジョルジョを軍人もろとも蜂の巣にしました。

ジョンはドイルの愛人・フェリーナと会います。
フェリーナには夫がいたのですが、フェリーナに目をつけたドイルに追放されていました。フェリーナは夫には未練がないものの、娘と引き離されたことを嘆いています。
ストロッジの愛人のルーシーも、ドイルの愛人のフェリーナも不幸な女性でした。ジョンは、女性たちをなんとか助けたいと思います。女性には弱いのです。

軍人のラミレスが死んだことで、国境警備員とその地域の隊長トム・ピケットが町にやってきます。
ピケット隊長は、エド・ガルト保安官が買収されて役に立たないことを知っていました。
そこでジョンに「1つの町に2つの組があるから問題なのだ。10日後まだ2つあれば抹殺する」という言葉を吐いて立ち去ります。
別にこの町に恩義があるわけではありませんが、ジョンはいきがかり上、なんとかしようかと考えました。
ジョンは両者の戦いに介入しようと思います。

ストロッジの愛人のルーシーが、ジョンのところへ駆け込んできました。顔を殴られ、左耳を焼かれたルーシーを、ジョンは保安官に託して逃がせと言います。
その後、ドイルのところを訪問すると、雇ってくれと自分から言いました。前金で1000ドル、成功報酬で1000ドルの合計2000ドルを要求するジョンに、ヒッキーは怒りますが、ドイルは雇うと答えます。
ジョンはドイルの愛人・フェリーナのところへ行き、手下を全員殺しました。そしてフェリーナに車を与え、メキシコへ逃げろと言います。
感謝したフェリーナは十字架のロザリオをジョンに渡しました。そして逃亡します。

【結】- ラストマンスタンディングのあらすじ4

翌朝、ジョンはフェリーナの警護にいた者たちが、ストロッジ組に襲われたと言いました。本当は自分がしたことです。
ドイルは怒りますが、冷静に手下たちの銃をみたヒッキーは、銃を発射する間もなく手下たちが殺されている鮮やかな手口をみて、おかしいと思いました。ストロッジ組にそんな腕前のガンマンがいないので、ヒッキーはジョンを疑います。

その後、フェリーナが国境付近で目撃されたことで、ヒッキーはジョンの仕業だと確信し、ジョンを捕まえました。
ジョンの衣服にロザリオがあったので、疑惑は確信に変わりました。ジョンはひどい拷問を受けます。
しかしジョンは隙をついて逃亡し、ジョーの店の冷凍庫に匿ってもらいます。
怒ったドイルたちは、ジョンが逃げたのはストロッジのせいだと思い、ストロッジの持っているスリムという店を襲い、火をつけました。そして出てくる者たちを全員殺します。
これにより、ストロッジ組は壊滅し、町はドイル組だけになりました。

居酒屋のジョーはジョンを、町外れの教会にかくまいます。
ジョーが食料と包帯を用意しているのが見つかり、ジョーがドイルに連れ去られました。
エド・ガルト保安官がジョンに知らせに来ます。そしてジョンに銃を渡しました。
ジョンはまだ傷が癒えていませんでしたが、その足でジョーのところへ行きました。ジョーを助けると、ガンマンのヒッキーへのメッセージとして「スリムの店で待っている」という伝言を残します。
ドイルとヒッキーがやってきました。ドイルはジョンに「また雇うから、フェリーナを探しにメキシコへ行こう」と声をかけます。
そのドイルを、居酒屋のジョーが撃ちました。自分が拷問を受けた復讐の意味もこめてです。運転手はジョンが殺します。
ヒッキーはマシンガンを捨て戦いを放棄した振りをし、「丸腰の男を背中から撃たないよな」と言って背を向けると、隠し持っていた銃で振り向きざまジョンを撃とうとしました。
ジョンはそれを予期しており、早撃ちで勝ちます。

ドイルとヒッキーが乗って来た車を見て、ジョンは「新しい車が手に入った」と言いました。ドイルからロザリオを奪い返すと、町を出ていきました。
こうしてジョンはさびれた町を2つのギャングから救ったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

黒澤明・監督『用心棒』のハリウッド・リメイク、しかも西部劇仕立て。まさしくそのとおり。
すばらしいまでに、きちんと西部劇のコースに乗せている。しかも内容は『用心棒』と変わらず。
西部劇だけど、撃ち合いは多め。バンバン撃つ。しかも二丁拳銃なので派手。
見せ場もクライマックスもオチちゃんとあって、綺麗に上手にまとまっている作品。

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