「NINJATHEMONSTER」のネタバレあらすじ結末

アクション映画

NINJA THE MONSTERの紹介:2015年製作の忍を主人公としたアクション歴史劇。主役の忍・伝蔵を当時連続テレビ小説で人気沸騰中だったディーン・フジオカが演じた。メガホンを取った落合賢は、ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロン・ハワードら名立たる名匠を輩出した南カリフォルニア大学映画製作学科の卒業生。

予告動画

NINJATHEMONSTERの主な出演者

伝蔵(ディーン・フジオカ)、幸姫(森川葵)、長右衛門(和田聰宏)、彦十郎(中島崇博)、庄屋(東田達夫)

NINJATHEMONSTERのネタバレあらすじ

【起】- NINJATHEMONSTERのあらすじ1

江戸時代、長野藩の幸姫はある目的のために年内に江戸に向かわねばならない身にありました。江戸までの道中には浅間山があり、険しい道が続きます。その先遣隊として彦十郎は浅間山入りしますが、その道中もののけに襲われ消息不明となっていました。やむなく幸姫は先遣隊の連絡を待たず江戸への旅に出発、護衛は長右衛門らごく少数の側近、そして謎の男・伝蔵も帯同していました。殿の命令で伝蔵は護衛に派遣されていましたが、口数が少なく謎に包まれた伝蔵のことを長右衛門は不気味に思っていました。

一行は浅間山の入り口にほど近い集落に到着しますが、そこは怪奇現象に見舞われていました。村人が次々と山で消息を絶ち、謎の振動が集落を襲っていたのです。この事態を受けて一行は国元へ帰る決断をし、その日は村の庄屋で夜を明かすこととなりました。ところが、真夜中に飛脚が集落を訪れ、幸姫は父である藩主の訃報を知ります。父の遺品の短刀を握りしめ、幸姫は江戸への再出発を思い立ちます。父亡き後、自分が藩を支えるという思いからの決断でした。

しかし、浅間山に入った幸姫たちを待ち受けていたのは不気味に浮遊する水のもののけでした。一行はもののけの襲撃を受け、長右衛門、伝蔵を除く護衛はすべて殺されてしまいます。この襲撃で俊敏な動きを見せ幸姫の窮地を救ったのは、伝蔵でした。長右衛門はその身のこなしから伝蔵が忍であることを確信します。しかし、忍は徳川の命により出された忍者禁止令で全滅したはずでした。幸姫は目の前にいる伝蔵が忍であるとは半ば信じられずにいました。

【承】- NINJATHEMONSTERのあらすじ2

幸姫の江戸行きの決意は固く、一行はそのまま旅を続けることとなりましたが、山は相変わらず不気味な雰囲気を醸し出していました。伝蔵が何より警戒したのは水でした。もののけも水の姿をしており、日照りが続いているにも関わらず山に水たまりが多く存在していることに伝蔵は不可思議さを感じていました。そして、伝蔵たちは村人たちが怪しい儀式を行っているのを目撃します。村人たちは狂ったようにお経のような言葉を唱えていました。伝蔵たちは村人に気づかれぬようその場を後にします。

その夜、幸姫は伝蔵に江戸へ行く目的を教えました。藩の危機を救うために、老中の側室になろうと考えていたのです。そして、幸姫は自分の叔父が忍に暗殺された話を紹介し、どんな命令でも従うのか?と伝蔵に問いかけました。その問いに、伝蔵は無論だと応答するだけでした。

真夜中、一行は山中の小屋に身を隠しますが、そこに突然怪しい儀式をしていた村人たちが押しかけてきました。一行の目的が江戸行きであると知るや否や、村人たちは一行に襲い掛かってきました。幸姫の「殺してはならぬ」という命令に従いながら、伝蔵は村人たちと激戦を繰り広げますが、そこに突如もののけの雄たけびが鳴り響きました。村人たちはこの声に恐れをなし、山中の闇に消えて行くのでした。

【転】- NINJATHEMONSTERのあらすじ3

翌日、旅を再開させようと小屋を出る一行でしたが、その直後に長右衛門がもののけに襲われてしまいます。伝蔵は長右衛門を助けに向かいますが、すでに長右衛門は瀕死の重傷を負っていました。長右衛門は死の直前に伝蔵を嫌っていた理由を明かしました。自分ではなく、伝蔵が幸姫を窮地から救ったのが気に入らなかったといいます。長右衛門は幸姫に叶わぬ恋心を抱いていたのです。長右衛門がこれ以上苦しまないように、長右衛門に刀を刺しその息を止める伝蔵。その伝蔵の行為に激しく怒りを覚えたものの、幸姫は長右衛門の最期の言葉を知り衝撃を受けるのでした。

幸姫と伝蔵は再び江戸行きの旅に出発し、古びた寺を見つけます。中に入ると、そこには彦十郎がいました。幸姫は苦難に耐えた彦十郎をねぎらってともに江戸に行くことを望みますが、江戸につながる湖を渡る小舟には二人しか乗れないことが判明します。幸姫は必ず助けを呼ぶと約束し寺に留まるよう彦十郎を説得し、彦十郎もそれを了承します。しかし、もののけがいる環境に身を置くことに限界を感じていた彦十郎は幸姫が関所を通るための手形をひそかに燃やしてしまいます。彦十郎を止めるために刀で応戦する伝蔵。一方、一人寺の中に残された幸姫は、忍び寄るもののけの気配に怯え切っていました。

【結】- NINJATHEMONSTERのあらすじ4

結局、幸姫と伝蔵は気のふれた彦十郎を置き去りにし、湖を渡ることを決めます。道中、二人は様々なことを語り合いました。その中で、伝蔵は幸姫に覚悟の意味を教えました。「暗闇の中に光を見出すことだ」という伝蔵の言葉に幸姫は勇気づけられますが、その覚悟が自分にないことも感じ取っていました。

二人は山を越え、江戸に続く城下町にようやく到着、ここからは幸姫一人の旅となるはずでした。しかし、伝蔵は幸姫にそばにいて欲しいと望まれてしまいます。伝蔵はその言葉を断りますが、その直後二人を怪異現象が襲いました。水たまりの水が浮遊し、大地が震動し始めていました。二人は家屋に逃げ込みますが、すぐにあのもののけに追い詰められてしまいます。足止めをしている間に逃げろという伝蔵の言葉を拒み、幸姫は無我夢中でもののけに刀を斬りつけました。すると、もののけはたじろぎ二人の前から姿を消していきました。

二人が外に出ると、浅間山が噴煙を上げていました。伝蔵はその様子を見ながら、もののけも忍もこの国に住む場所がないという点では共通しているとつぶやきました。幸姫は伝蔵にこれまでの感謝の思いを伝えました。そして、「これからも私を守ってくれますか?」と幸姫は伝蔵に問いかけましたが、すでに伝蔵の姿はなくなっていました。幸姫は江戸に続く道を一人歩き出しました。

その後、幸姫の働きにより長野藩は危機を逃れることができたといいます。もののけは浅間山噴火後その姿を見せなくなりましたが、それが残した被害は甚大なものでした。ところが、その傷跡は天明の大飢饉として覆い隠されてしまいました。

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みんなの感想

ライターの感想

ディーン・フジオカ人気が高まる中製作された作品だったので、てっきりディーン演じる忍のカッコよさが強調された映画と予想していましたが、実際の内容はサスペンス映画に近い内容です。見えない脅威、狂った村人、そして日本のホラー映画を彷彿とさせる湿り気のある不気味な空間…短い映画ながら、観る者を引き寄せる魅力がある作品でした。

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