「グスコーブドリの伝記」のネタバレあらすじ結末

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グスコーブドリの伝記の紹介:大飢饉が起き少年ブドリは家族と生き別れてしまう。幾多の困難や自然災害に見舞われながらも、ブドリはイーハトーブの人々を救済しようと立ち向かう。宮沢賢治の晩年の同名原作を、静止画を中心に映像化した。監督は多くのアニメ作品を手がけた宇井孝司。1998年の作品。

グスコーブドリの伝記の主な出演者

グスコーブドリ<ブドリ>(古本新之輔)、ブドリ幼年期(日高のり子)、ネリ(玉川紗己子)、ペンネン技師(大林龍之介)、クーボー博士(亀山助清)

グスコーブドリの伝記のネタバレあらすじ

【起】- グスコーブドリの伝記のあらすじ1

少年グスコーブドリ(通称:ブドリ)が住む村は寒波による大飢饉に見舞われていました。ある日ブドリの父は森へ遊びに行くと言い、母は「戸棚にある粉を少しずつ食べなさい」とブドリに告げ、二人とも帰ってくることはありませんでした。
ブドリは幼い妹ネリと粉を食べ生延びていました。食料が底を突き、森を彷徨っていると見知らぬ男がやって来て、ネリがさらわれてしまいます。ブドリがどれだけ探しても妹を見つけられず、彼は孤独の身となりました。

それから数年後。ブドリはオリザ(イネ科の植物)を育てる沼ばたけで農業に従事していました。ある年、干ばつによりオリザは全滅し、ブドリは仕事を失ってしまいます。沼ばたけの親方はブドリを留めておくわけには行かず、街に行けと汽車賃を渡しました。
ブドリはイーハトーブ行きの列車で向かいに座った紳士と会話します。ブドリはオリザが全滅した際に、クーボー博士という人が書いた農業の本を読み実践すると、オリザが復活した話を紳士に聞かせました。 この映画を無料で観る

【承】- グスコーブドリの伝記のあらすじ2

ブドリに関心した紳士は、クーボー博士が主宰する学校があると教てくれ、ブドリは新たな目標を見つけます。
ブドリはイーハトーブの駅に降り立ち、人に尋ねて博士の学校に辿りつきます。学校は9時間で卒業できるとの噂でしたが、実際には誰もが落第していました。
早速天候や自然にまつわる講義を受けたブドリは、授業後に博士にノートを提出するとお褒めの言葉をいただきます。更にブドリは博士の卒業試験の問題にもスラスラと答え、一発で合格を言い渡されました。みんなの役に立つ仕事がしたいというブドリに博士は、イーハトーブ火山管理局へ行くよう命じ、自家用飛行船に乗って家へ帰って行きました。
イーハトーブには300もの火山があり、火山局では各無人観測所から送られたデータをもとに、火山ガスを食い止めたり、溶岩を海底に沈める研究をしています。今まで森や沼にいたブドリは、この仕事が務まるのか不安でしたが、火山局のペンネン技師は彼の来局を歓迎します。ブドリは局の奥の部屋で寝泊まりすることになりました。

【転】- グスコーブドリの伝記のあらすじ3

火山局はサンムトリ火山の噴火の兆候をとらえます。ブドリらは住民に避難を呼びかけたのち、火山の海側の斜面に穴を開け、炭酸ガスと溶岩を海底へ流し込む作業を成功させました。多くの人々が助かったのです。
ある時博士は飛行船にブドリを乗せて、上空から潮汐発電所を見せました。発電所から出る豊富な電力を、イーハトーブのために使う方法を考えて欲しいとブドリは博士から依頼されます。
やがてブドリは人工的に雲を作り、事前に農家から申請された量の肥料を空から撒く方策を思いつき、実施しました。
ブドリはたくさんの人から感謝され、干ばつの不安が無くなったと沼ばたけの親方からも連絡を貰います。しかし肥料の量を間違えて申込んだ人から、肥料のせいでオリザが倒れたと言いがかりを付けられ、ブドリは殴られてしまいます。
怪我で入院したブドリのもとに、肥料の雨の新聞記事を読んだネリが面会に来ます。実に15年ぶりの再会でした。彼女は連れ去られた後に牧場に捨てられ、そこの牧場主に育てられたのです。その後牧場の長男と結婚し、子供も設けていました。
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【結】- グスコーブドリの伝記のあらすじ4

夏。再びの大寒波により、オリザも木々も成長しません。このままでは15年前のような大飢饉が起きるとブドリが憂います。彼が多様な手段で対処しても効果がありません。ブドリは辛かったあの時を思い出し、子供に守るために死んだ両親のように自分も生きられるかと自問しました。
ブドリはカルボナード島の火山を爆発させ炭酸ガスを発生させれば気温が上がると閃き、博士と技師に相談します。実行する際ボタンを押す人が犠牲になるため博士は反対し、技師はその役を申し出ますが、ブドリは譲りませんでした。
ブドリは夜更け、ネリにオリザの育て方の本を渡し、カルボナード島へ向かいました。不安に思ったネリが局を訪ね、博士と技師と共にブドリを追いかけます。
山頂についたブドリは上昇気流を狙ってボタンを押すと、山は水蒸気と緑色のガスを吹きました。間に合わなかったネリが叫びました。
ブドリの願い通り、秋には豊作となります。おじさんは何処に行ったの?という息子の問いにネリは、暖かい風がグスコーブドリなのだと答えました。

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みんなの感想

ライターの感想

商業アニメと違い華やかさはないものの、古さを感じさせない作品でした。静止画が中心なので想像の余地を与えてくれました。
多少相違点はありますが、大まかな内容は原作通りです。ブドリが小さな農村出身で優秀なこと、生涯を独身で終えた点などから、賢治自身をモデルに浮かべて原作を読みました。そのため、声優さんのイケメンを思わせる甘い声は、朴訥としたブドリのイメージと違うかな?と感じました。

グスコーブドリの伝記が他にも2作品ほど映画化されているので、観比べてみたいと思います。

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