「ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記」のネタバレあらすじ結末

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記の紹介:1997年公開の日本アニメーション映画。映画ドラえもんシリーズ第18弾。藤子・F・不二雄が本作の執筆中に死去したため、この作品が藤子にとって遺作となった。のび太たちが作ったおもちゃの星に脱獄犯の熊虎鬼五郎がまぎれこみ…。

ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記の主な出演者

ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、スネ夫(肝付兼太)、のび太のママ(千々松幸子)、のび太のパパ(中庸助)、ピーブ(佐々木望)、プピー(白川澄子)、アイン・モタイン(菅原正志)、トーマス・メエージソン(塩沢兼人)、ウッキー(よこざわけい子)、パンダ(青木和代)

ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ドラえもんの福引の小惑星引換券を訪れたのび太は、豊かな惑星を発見、そこに生命のねじでいのちを吹き込んだおもちゃたちの、ねじ巻き都市を作ろうと考えた。 ②ねじ巻き都市に脱獄犯・鬼五郎がやってきて、自分のコピーを大量に作ってしまう。ドラえもんたちはぬいぐるみの動物たちと協力し、鬼五郎を撃退した。

【起】- ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記のあらすじ1

ドラえもんは22世紀の未来からやってきたネコ型ロボットです。
大人になったのび太が、社会に出た後にも数多くの不運に見舞われて、その子孫にまで迷惑をかけていました。
それを迷惑に思ったのび太の孫の孫のセワシが、元凶をなんとかしようと考えて、ドラえもんをのび太のところへ派遣したのです。
ドラえもんは、のび太の部屋の机にあるタイムマシンで時代を移動してきました。ふだんはのび太の部屋の押し入れで寝起きしています。
青い色の2等身で、どら焼きが大好物のドラえもんは、のび太の家族にも受け入れられています。
お腹には四次元ポケットがあり、そこから多種多様の「ひみつ道具」を出して、のび太に降りかかる災難に対応します。
のび太は東京都に住む、小学4年生(後に5年生になる)のメガネをかけた男の子です。
勉強もスポーツも駄目で、何をさせても失敗ばかりの少年ですが、ドラえもんのひみつ道具にすぐ頼ろうとします。
それでも時々、勇気がある行動を取ることもあります。
のび太には、同級生のジャイアン、スネ夫、しずかちゃんなどの友だちがいます…。

…金色に光る不思議な彗星を、天文台が発見します。その彗星は軌道がめちゃくちゃで、星を見つけては近づいていきます。木星、火星、地球、金星を見て回った彗星は、まるで生き物のようにかぎ回っていました。
天文台は彗星の正体を探り当てることができないまま、その彗星は遠ざかります…。

…夏休みの最中。
スネ夫が馬に乗った自慢をするので、ついついまたのび太は対抗し、自分の馬と牧場を持っていると言ってしまいます。
ジャイアンやスネ夫は、いつもののび太の嘘だと知っているのですが、見に行くと言いました。
のび太はぬいぐるみの馬を大きくしてもらい、生命のねじで生命を吹きこんで飼い馴らしていたのですが、牧場まではさすがに持っていません。
のび太は帰宅するとドラえもんになんとかしてくれと言いますが、ドラえもんは相手にせず、22世紀の福引をひきにいきます。
しばらくするとドラえもんは、がっかりしながら戻ってきました。引き当てたのは「小惑星引換券」ばかりです。
のび太はすごいと思いますが、ドラえもんがいうには、こういう福引の景品になるのは、くず星とのことでした。
のび太がテキオー灯とどこでもドアで確認すると、小さすぎたり、大きくても表面がでこぼこだったりして、確かに使いものにならない星ばかりです。
最後の最後にのび太が開けてみた星は、すごくきれいな星でした。自然も豊かです。
その時ちょうど「みんなで夏休みの宿題をする」という名目で、ジャイアンたちが集まってきました。のび太とドラえもんはジャイアンやスネ夫、しずかちゃんと共に星に降り立ちます。
自然が豊かで気候もよくかぎりなく地球に似ていたので、みんなは気に入りました。
さらに、人形やぬいぐるみにねじを巻くと、生命が宿るという「生命のねじ」のことを知ったみんなは、それぞれ自分の持ち物を持ち寄りました。しずかちゃんは人形やぬいぐるみ、スネ夫はミニカー、ジャイアンは怪獣の人形や作業用の車を持ってきました。
みんなでその星をおもちゃの国にしようと言い、ドラえもんたちは星を豊かにしていきます。

翌日もみんなで集まり、星に行きました。
しずかちゃんはおもちゃの町並みを作り、スネ夫は自動車販売店、ジャイアンは工事用の車を大きくして、整備します。

【承】- ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記のあらすじ2

ドラえもんがエッグハウスを出しました。これで、しずかちゃんが持ってきた動物のぬいぐるみの複製(コピー)が作れます。
町の名を「ねじ巻きシティー(都市)」と名付けて、動物たちの街にしました。

のび太は人工衛星を打ち上げて、星をくまなく調べようとします。
すると、火山の噴火口に似た場所があり、そこが金色に輝いていました。もしかしたらそこには金塊が埋まっているのではないかという話になり、みんなは探検しようと言います。
しかし途中で嵐になり、みんなは洪水に流されました。全員の無事を確認した後、町が心配になって戻ります。
町は無事でしたが、みんなの目の前で雷がエッグハウスに落ちました。
そこから生まれた卵はピーブと名乗り、ほかの動物よりも知能が高いブタになります。

同じ日、地球では凶悪犯の熊虎鬼五郎(くまとら おにごろう)が脱獄し、拳銃を持ったままのび太の部屋に侵入します。
部屋にあるどこでもドアを見た鬼五郎は、それを開いてねじ巻きシティーに来ました。
ちょうどいい逃げ場所だと思い、入り込みます。
のび太たちと入れちがいになった鬼五郎はその後、エッグハウスのタマゴコピーミラーを覗きこんだため、自分のコピーを大量に作りました(10体くらい)。拳銃もそのままコピーされます。
作ったコピーは基本的には鬼五郎と同じなのですが、1体だけ口の上にほくろがある個体がおり、鬼五郎はそのコピーを「ホクロ」と呼び、みんなを子分にします。
鬼五郎はみんなに社長と呼ばせたがりますが、みんなは親分と呼ぼうとします。
本物の鬼五郎は帽子をかぶりました。

さらに翌日。
ジャイアンがねじ巻きシティーの星の地図を作って持ってきましたが、スネ夫が持ってきた船に夢中になり、地図を落とします。
その地図は鬼五郎の子分が見つけて持っていきました。
食料調達のために鬼五郎の子分たちは散り、どこでもドアで地球に戻り、食べ物を得てきます。適応能力は高いようです。
地図を見た鬼五郎たちは、ジャイアンが描いた「底に大金かいがある」という加工湖の情報を信じこみ、そこへ行こうと考えます。
山のふもとまで移動した鬼五郎たちは、そこで一泊し、山越えは次の日に回しました。

同じ頃。
ドラえもんたちは船を使い、川下りを楽しみました。
戻って来て動物界を見ると、ピーブが市長になりみんなを率先しています。
ドラえもんが置いていた生命のねじをサルのウッキーが持って地球へ行き、パンダの乗り物、学校の骨格標本、公園の小便小僧を連れ帰りました。

さらに次の日。
鬼五郎たちが山越えをしようとすると、「星から出ていけ、災いが降りかかるぞ」という声が聞こえて、嵐が起きます。
同じ頃、ドラえもんたちはどこでもドアを使って星に行こうとしますが、嵐が起きているのでしばらくやめました。
嵐がやんでから(やんだ詳細は後述)、入り込みます。
ドラえもんたちはこの日、遊園地を作って楽しみました。
ところが動物世界はさらに発展を遂げており、ドラえもんたちに対して「環境破壊はやめてほしい」と訴えます。
ジャイアンは落胆しました。また、自分が連れて来た恐竜のティラの姿も見かけないので、さびしがります。

【転】- ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記のあらすじ3

のび太が宇宙ロケットを打ち上げようと言いました。上空からティラを探そうというわけです。
宇宙旅行となると大冒険になりそうなので、翌日に回すことにしました。
ドラえもんたちは宇宙ロケットを置いて立ち去ります。

時間を少し戻して。
嵐は、鬼五郎が発砲するとやみました。鬼五郎はさらに進みます。
崖にはしごを渡して通過し、目的の湖に辿り着いた鬼五郎は、子分のホクロに湖を探検させました。
すると金色の鎧の巨大な武者の形をした生き物が出てきて、追ってきます。鬼五郎たちは狭い洞窟に逃げ込みますが、金色のものはヘビに姿を変えて隙間にも迫ってきました。
鬼五郎たちが逃げた先に、宇宙ロケットとドラえもんたちがいます。
鬼五郎たちはそこを見張ることにしました。

翌日。
やってきたドラえもんたちは、ティラと会います。ジャイアンは喜びの再会を果たしました。
ドラえもんたちが乗り込もうと宇宙ロケットを開けると、鬼五郎たちが取り囲みます。
ドラえもんたちはタケコプターを使って逃げましたが、のび太の、続いてドラえもんのタケコプターの調子が悪くなりました。鬼五郎たちは追ってきます。
みんなは崖のはしごを渡ろうとしますが、しずかちゃんのスカートがひっかかってしまい、助けに行ったのび太が崖から落ちました。
そこへ金塊の化け物がやってきます。ドラえもんたちと鬼五郎たちは人間機関車セットで逃げました。
ロケットのところまで逃げて、スネ夫がラジコン戦車を出しますが、金塊はカブト虫の姿になり、戦車で攻撃されると戦車に姿を変え、襲ってきます。
鬼五郎たちはロケットに逃げ、ドラえもんたちもロケットに入り逃げました。
おおぜいで乗り込んだので、宇宙空間でロケットの燃料が切れます。

動物エリアではウッキーが地球から連れてきた3体を使い、いたずらしていました。ピーブは生命のねじは大事なものだと諭したうえで、3体も住むことを許します。

ロケットの中ではドラえもんたちが揉めていました。のび太がいなくなったことを嘆きます。
ドラえもんが宇宙ステーションを出してみんなそこへ退避しますが、宇宙のどまんなかでどうしようと困っていました。
鬼五郎は宇宙ステーションを爆破し、その反動を利用してロケットを飛ばし、星の引力圏に入ろうと考えます。
ドラえもんたちを縛って自分たちだけロケットに乗り込み、爆破装置をセットしました。
しかし鬼五郎の手下のホクロは、のび太が崖から落ちたあたりからドラえもんたちに同情しており、申し訳なく思っていました。しずかちゃんの縄をゆるくしたので、しずかちゃんは縄が解けます。
しずかちゃんはみんなの縄を解き、ドラえもんたちは宇宙ステーションから脱出して星の周りにあるくず星に逃げ出しました。しかしそこからどうすればいいか考えあぐねます。

ロケットに乗り込んだ鬼五郎たちは星に戻り、動物世界に乱入すると市長のピーボを人質にして占拠しました。
ほかの動物たちは森へ追いやられます。

ドラえもんたちは知らなかったのですが、のび太は死んでいませんでした。葉っぱが緩衝材になり、助かっています。
のび太の夢の中に、星の作り主、「タネをまく人」という存在が出て語りかけました。

【結】- ドラえもんのび太のねじ巻き都市シティー冒険記のあらすじ4

タネをまく人は、のび太が星の名前を読み間違えたことをまず指摘します。のび太は福引の番号の最後が「333」なのに、間違えて「335」と読んで、この星にやってきたのでした。
そしてこの星と同様に、自分が30億年ほど前に火星や地球にタネを蒔いたのだとタネをまく人は言います。
火星は隕石の衝突で駄目になってしまいましたが、地球には生物が育ちました。
そしてこの星も、生命が育ちつつあることを告げます。植物が意志を持っているのです。
のび太が助かったのも、植物がのび太たちを歓迎しているからだと告げました。
タネをまく人は、星に歓迎されているのび太たちにあとを任せたと言うと、次の星にタネをまきに行くと言って立ち去ります。
のび太はその後、崖をのぼろうとしましたが、うまくいきません。するとタネをまく人が言うとおり、葉っぱたちが雲の形を取り、崖の上までのび太を連れ出してくれました。
のび太はふもとの動物たちの世界に移動します。

森に隠れている動物たちと合流したのび太は、事情を聞きました。
生命のねじを持つウッキーと3体の存在を知り、用事を頼めると考えます。
のび太はウッキーに頼んで、地球のドラえもんの枕の下にある、スペアポケットを持ってきてほしいと絵を描いて頼みました。
ウッキーは見張りの手下の目を盗んで地球へ行き、手当たり次第に絵と同じ形状のものを持ち帰ります。
その中にスペアポケットがありました。のび太はそこへ入り、くず星にいるドラえもんのところへ行きます。
ドラえもんたちはのび太の生存を知り、喜びました。みんなでドラえもんのポケットに入り、スペアポケットへ移動します。もちろん、ドラえもんもです。

ドラえもんたちは市長のピーブを救出しようと考えました。鬼五郎たちに「人間ならでは」の驚かし方を思いつきます。
鬼五郎たちは、ドラえもんやのび太たちが死んだと思いこんでいました。
ドラえもんたちは石ころ帽子をかぶって気配を消し、ピーブ市長のそばまで移動すると、幽霊の振りをして鬼五郎を驚かせ、ピーブの入ったかごを持ち去ります。
ドラえもんたちが生きていたと知った鬼五郎は、怒って銃を乱射しながら追ってきました。弾が当たってかごの鍵が取れます。
のび太はフワフワ銃(注:前作品の映画『ドラえもん のび太と銀河超特急』の西部劇の星で得た銃。銃弾に当たった人間は一定時間、風船のように膨らんで浮く作用を持つ)を使って鬼五郎たちを撃退しました。
鬼五郎たちは森へ逃げ、動物たちは町に戻りますが、決戦は明日の朝だろうと目されます。
市長のピーブは、自分たちの町を守るために、闘う決意を固めました。

翌日。鬼五郎たちは別れて襲ってきますが、動物たちとドラえもんたちは迎え討ちます。
基本的に武器はみんなこん棒です。銃は、本物の鬼五郎を残して弾切れだったので、鬼五郎の手下たちもこん棒を持っています。
鬼五郎が森に火をつけました。のび太はビッグライトで小便小僧を大きくし、消火がてら放水をして鬼五郎の手下を捕まえます。
鬼五郎を追ったのび太を葉っぱたちが助けました。のび太が鬼五郎をフワフワ銃で仕留めました。
捕まえた鬼五郎は、タマゴ逆転装置で1体の鬼五郎に戻します。
戻った鬼五郎は、ホクロになっていました。心優しい鬼五郎は、地球に戻って自首すると言います。
ドラえもんたちは動物のぬいぐるみたちに、星のことを任せることにしました。
ときどきは遊びに来ることを約束し、立ち去りました。

みんなの感想

ライターの感想

今回は悪役のはずの熊虎鬼五郎が、なんとも愛きょうのあるキャラクターで、文句なしに面白かった。
凶悪犯らしいのだが、その適応能力やすばらしい。どこでもドアを通って異世界に行ったって、ひるむことなく順応している。
タネまく人の存在は…正直、いらないと思った(笑)。生命体についての説明を入れたかったのだろうが、本編とあまり関係ないし。
でも奥地にこの星の平和を願う者がいるという設定は捨てがたいし、…それ考えると、やっぱり必要なのか。

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