「ルドルフとイッパイアッテナ」のネタバレあらすじ結末

ルドルフとイッパイアッテナの紹介:2016年8月6日公開の日本アニメーション映画。ノラ猫たちの交流を描き、ベストセラーとなった斉藤洋の児童文学を3DCGでアニメ映画化。都会で迷子になってしまった猫のルドルフが、ボス猫のイッパイアッテナと出会い、ノラ猫としての生き方を学び、絆を深めていく姿がつづられる。主人公ルドルフの声を井上真央、イッパイアッテナの声を鈴木亮平が演じる。

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予告動画

ルドルフとイッパイアッテナの主な出演者

ルドルフ(井上真央)、イッパイアッテナ(鈴木亮平)、クマ先生(大塚明夫)、ミーシャ(水樹奈々)、リエちゃん(寺崎裕香)、ルドルフの弟(佐々木りお)、ブッチー(八嶋智人)、デビル(古田新太)、ダンプトラックの運転手(毒蝮三太夫)

ルドルフとイッパイアッテナのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①小さい黒猫・ルドルフはある日、飼い主のリエちゃんを追って外に出て、たまたま乗りこんだトラックに運ばれて岐阜県から東京都に来てしまう。教養のある大きな猫・イッパイアッテナと出会ったルドルフは、文字を教わりながらリエちゃんのところへ帰ろうとする。 ②トラックを乗りついでリエちゃんのところへ戻ったルドルフだが、そこには新たな仔猫がいた。ルドルフはイッパイアッテナたちの元に戻った。

【起】- ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ1

のどかな春の日。
小さなオスの黒い飼い猫・ルドルフが庭に面したリビングのクッションで寝ていると、鼻先に桜の花びらが舞い落ちてきました。まどろみから目覚めたルドルフは、飼い主の少女・リエちゃんの腕にまとわりついて、うっとりします。
リエちゃんがお母さんに頼まれて、ご近所にいちごのおすそ分けに行きました。ルドルフもいっしょに行きたいのですが、リエちゃんはいつも玄関の柵を閉めてしまいます。
ルドルフの知っている世界は、リエちゃんの家と庭だけでした。それを、隣家の2階にいるメスのシャム猫にからかわれます。屋根の上に乗ったルドルフは、遠くにロープウェイが走るのを見ました。
リエちゃんと一緒にお出かけしたいのに…そう思ったルドルフは、その日、玄関の柵が開いているのを見つけて出て行き、リエちゃんを追いかけます。
ところが初めて出る外の世界は危険がいっぱいでした。車道は車が高速で走っていて危険で、自転車に轢かれそうになったルドルフがよけると、近所の魚屋に突っ込んで泥棒猫と間違われます。実際、ししゃもを咥えて逃げたので泥棒猫です。
魚屋のおじさんに追われたルドルフは、発車するトラックの荷台に乗り込みました。その時、魚屋のおじさんが持っていたデッキブラシが腰に当たって気絶します。
目覚めたルドルフは、もう夜になっていることに気づきました。車はトンネルを抜け、富士山麓の東名高速道路を一路東へ向けて走っていました。
翌朝大都会に着いたルドルフは、反射的にししゃもを咥えて停車したトラックから逃げ出しますが、右も左も分かりません。路地裏を見つけて入ると、野太い声に呼び止められました。
声の持ち主は、大きなオスのトラ猫です。ししゃもを置いていけと言われたルドルフは、怖さもあって「いらないよ」と言ってししゃもを置いて走りだしますが、車道に出て車に轢かれそうになったのを、そのトラ猫に助けられました。
名を聞かれて答えたルドルフはトラ猫にも聞きますが、「いっぱいあってな…」と相手が言った言葉が名前だと思い込み、以後「イッパイアッテナ」と呼びます。
見るからに飼い猫で生きて行く術を知らないルドルフを、イッパイアッテナはねぐらにしている神社に連れていきました。そしてルドルフに何があったかを聞きます。
どこからやってきたか聞かれたルドルフは「3丁目」と答えますが、イッパイアッテナはその情報だけでは帰れないと言います。トラックに一晩乗っていたことからしてかなり遠方だと推論したイッパイアッテナは「大事なのは何県何市かだ。それが分からなければ、帰りようがねえ」と言いました。
夜、神社の床下で眠りに就いたルドルフは、リエちゃん恋しさに泣きます。
翌日からイッパイアッテナはルドルフにノラとして生きて行く術を教えました。
イッパイアッテナは小学校では「ボス」、魚屋の主には「デカ」、一般の家庭では「トラ」「シマスケ」と呼ばれていました。イッパイアッテナはシチューの日には必ず学校の給食室に行っているそうです。シチューの肉がもらえるからです。
イッパイアッテナは「ノラは人間と上手く付き合わなければやっていけない」とルドルフに教えました。
ルドルフが1匹になったのを見計らい、オスのブチ猫・ブッチーが話しかけてきました。ブッチーは昭和金物店の飼い猫で、ルドルフにこの界隈で最も恐ろしい地獄の番犬・小川さんちのデビルの話をします。 この映画を無料で観る

【承】- ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ2

ブッチーはイッパイアッテナが強くて、以前ノラ犬のドーベルマンを、眉間に一撃した後耳を噛んで「今度この辺で見かけたら、両耳ちょんぎって頭つるんつるんにしてやる」と脅したことを言いました。
ルドルフはその脅し文句が気に入ります。
イッパイアッテナが飼い猫だったこともブッチーから聞いたルドルフは、早速イッパイアッテナに事情を聞きました。
イッパイアッテナは以前、小川さんちのデビルの隣に住んでいた飼い主が飼っていた猫で、飼い主からは「タイガー」と呼ばれていました。
飼い主がアメリカに行くことになった時、連れていけないと思った飼い主は、1年かけてイッパイアッテナに「人間の文字」を教えます。イッパイアッテナは新聞程度なら読めるようになり、生きる上で重宝しました。
小川さんちのデビルは、大きなブルドッグでした。隣同士だった頃にはデビルとイッパイアッテナの仲は悪くなかったのですが、イッパイアッテナがノラになった途端、デビルは見下す態度を取るようになりました。
別の日、イッパイアッテナはルドルフとブッチーを連れて学校に行きます。教室の後ろの学級文庫の動物図鑑を見せながら、本を読むと知識を得て教養がつくことをイッパイアッテナは教え、ルドルフはイッパイアッテナに文字を教えてくれと頼みました。その日からルドルフは、文字を教わり始めます。
季節はめぐり、夏になりました。馴染みの小学校は夏休みに入ります。
それでも学校には先生が来ていました。その先生は大きなヒゲもじゃの温和な先生で、いつか動物図鑑で見たヒグマにそっくりだと思ったルドルフは「クマ先生」と思います。
クマ先生は猫好きで、イッパイアッテナがせがむと図書館を開けてくれ、昼休みのお弁当を分けてくれます。ルドルフは文字を覚え、イッパイアッテナはアルファベットを勉強していました。
ある昼休み、職員室でクマ先生にお弁当を分けてもらっている時、ルドルフはテレビの中に馴染みのある風景を見ました。高校野球の出場校紹介で流れた景色には、ルドルフがいつも屋根の上から見たもので、あのロープウェイの映像もありました。岐阜県岐阜市と判明し、手がかりを得たルドルフは喜びます。
一歩前進ではありますが、イッパイアッテナは難色を示します。ルドルフが今いる場所は東京都江戸川区北小岩で、そこから岐阜まではとても猫の足で行ける距離ではないとイッパイアッテナは冷静に考えます。
気が急いたルドルフは「トラックに乗ってきたんだから、トラックに乗って帰ればいい」と思って、反射的に「ギフ」と書かれたトラックに乗り込みました。しかし文字は観音開きだったので濁点が見えず「ギブ&テイク」という会社名で、しかも冷凍便でした。
冷凍便と気づいたイッパイアッテナはブッチーと一緒に追跡し、停車した車から凍りついたルドルフを救出します。猫パンチでルドルフについた氷を割ったイッパイアッテナは「やみくもに帰るなんてなあ、教養のない奴がするもんだ」と説得しました。
とはいうものの、イッパイアッテナもルドルフに何かしてやりたいのです。リエちゃんの夢を見て寝言をいうルドルフを見ているので、イッパイアッテナも方法がないか考えているのでした。
季節は巡り、秋になりました。もうリエちゃんのところへは戻れない…絶望するルドルフに、イッパイアッテナは「絶望は、愚か者の答えっていうもんだ」と励まします。

【転】- ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ3

風で神社に飛んできた、破れたポスターに岐阜紅葉バスツアーという文字を見つけた2匹は、それが「ちよだ商店街」のものだと気づきました。
ルドルフはブッチーから情報を教わるために、ブッチーが思いを寄せるスコティッシュフォールドのメスの飼い猫・ミーシャを紹介します。
破れたところには、11月10日午前6時半出発とありました。この日にちよだ商店街の商工会議所で待っていれば、確実に岐阜に行けると皆は喜びます。
バスツアーの前日、お別れ会をするから食べ物のリクエストをしろというブッチーに、ルドルフは肉を食べたいと答えました。ブッチー宅では肉はあまり出ません。
その直後、ルドルフはブッチーに呼ばれて、イッパイアッテナがデビルにやられて動けないと知りました。隣の空き地に横たわったイッパイアッテナを動かせないルドルフは、クマ先生のところへ行きます。
鳴き声で呼び、ルドルフは「ぼす しぬ」と土に書きましたが、クマ先生は文字を見ずにルドルフについていき、負傷したイッパイアッテナを見つけました。クマ先生は「いまど動物病院」にイッパイアッテナを連れて行きます。
診察を待つ間、ルドルフはブッチーから詳細を聞きました。イッパイアッテナはルドルフに肉を調達しようと考えて、デビルに頭を下げて肉のおすそ分けを頼みます。
調子に乗ったデビルが「塀から降りて来て芸をしろ。腹を上にして転がりダンスをしろ」と要求し、腹を上にしたイッパイアッテナに襲いかかってケガをさせたのでした。
イッパイアッテナは一命を取り留めましたが、2週間の安静を必要としました。イッパイアッテナはよくなるまでクマ先生にお世話になります。
土に書かれた文字を帰りにクマ先生は見ますが「まさかね」と流します。
ルドルフはデビルに怒り、岐阜バスツアーを蹴ってデビルのところへ行くと「お前の肉をいただきに来た」と言い、戦い始めます。
しかし場所はデビルの勝手知ったる庭で、戦況はルドルフに不利でした。それでもルドルフの合図でブッチーが「アイヤーーッ!」と奇天烈なポーズを取り(いちおうカンフーっぽい。ポーズを取るだけで攻撃は一切していない)、びっくりしてそれに見入ったデビルは庭の池に落ちます。
池に落ちたデビルは様子が変でした。実はデビルは泳げないのです。「もし今度猫に手を出したら、両耳ちょんぎって頭つるんつるんにしてやるからな」と言ったルドルフは、ほうきを差し出してデビルを助けました。
ルドルフはイッパイアッテナに、バスに乗り遅れたと嘘をつきます。イッパイアッテナは分かっていながら、気づかないふりをしました。
冬になって雪が降り、また桜が咲き始めた頃。ブッチーとミーシャがデートをする仲になります。
イッパイアッテナは留守にしがちでした。なんでも小川家の隣の空き地に新たな家が建ち始めたそうです。
見に行ったルドルフは、デビルとも気安く話をする仲になっていました。デビルは「イッパイアッテナっていうのは、名前を呼んでくれる友だちもいっぱいいるってことだろ」と言い、心情を吐露します。
デビルとイッパイアッテナが飼い犬と飼い猫同士だった頃は、2匹は仲良くやっていましたが、ノラになったイッパイアッテナが自由を手に入れたことをひがんだデビルは、つい心にもないことを言ってしまったのです。デビルは家の庭から外に出たことがなく、自由に外を歩き回れてあちこちに知り合いがいるイッパイアッテナが、うらやましかったのでした。

【結】- ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ4

ブッチーの家・昭和金物店に瀬戸物をおろすトラックが東名高速道路を走行すると知ったイッパイアッテナは、ルドルフにある作戦を授けます。そのトラックに乗って途中のパーキングエリアで、岐阜に行きそうな車に乗り換える作戦です。
これには高速道路の知識と大まかな地名と地理の知識、ナンバープレートの文字を読む技術を必要とします。ルドルフはその日から必死で勉強しました。
1年経ってもう大人になったというルドルフは、ひとりで帰ると言います。その意志を尊重したイッパイアッテナは、自分の決意もルドルフに話しました。
ルドルフは飼い主を追って、アメリカに行こうと考えていました。今までは「飼い主が戻ってくるかも」と思って待っていたのですが、新たに家が建ち始めたのを見て、あきらめたそうです。飛行機の貨物便に乗ってアメリカに渡ることを考えていました。
その話を聞いてブッチーが泣きますが、それ以上に横でデビルが号泣します。
ルドルフとイッパイアッテナは互いに励まし合い、いよいよルドルフの出発の日を迎えました。イッパイアッテナ、ブッチー、ミーシャに見送られて、ルドルフはトラックに乗り込みます。
途中でパンチパーマのおじさんが運転する静岡ナンバーのダンプトラックに乗り換えたルドルフは、富士山のふもとで降ろしてもらい、岐阜ナンバーの軽トラックを見つけて荷台に乗り込みました。
トラックは高速道路から一般道に降り、あともう少しというところでトラックの前輪がパンクし、立ち往生します。一般道を歩いて移動したルドルフは、弱りながらも歩き通して、やがて見たことのある景色に辿り着きました。
勢い込んで自宅に戻ってきたルドルフに、隣のシャム猫が何か言いたそうにしますが、ルドルフは耳を貸さずに家に入ります。
そこには昼寝しているリエちゃんと…ルドルフという名の、小さな黒猫がいました。
リエちゃんはルドルフが戻ってくるのを1年間待っていたそうです。それでもルドルフが戻って来なかったので、今年の春に新たに仔猫を貰い、ルドルフと名付けて飼っていました。ルドルフと新ルドルフは母が一緒で、兄弟に当たるそうです。
リエちゃんは2匹欲しがったそうですが、おかあさんが「1匹しか飼えない」と言ったと聞いたルドルフは、ここにいるわけにはいかないと思います。
ねぼけているリエちゃんの腕に抱かれたルドルフは、新ルドルフに名を問われて「イッパイアッテナ」と答え「お前のリエちゃんによろしくな」と言って立ち去りました。本当は「お前のなんかじゃない、本当はぼくのリエちゃんなんだ」と思いながら。
…夏。ルドルフは東京都江戸川区北小岩に戻りました。ブッチーとミーシャに会いに行きます。
すると、なんとアメリカに旅立ったはずのイッパイアッテナがいました。思わぬ再会に涙するルドルフに、イッパイアッテナは事情を説明します。
イッパイアッテナはアメリカに行くつもりでした。ところがその矢先、飼い主が帰国したのです。飼い主はアメリカですき焼きの店を出して成功し、新築の家を建てて戻ってきたのでした。
新築の一軒家の庭には東屋(あずまや 屋根つきの憩いの場所)が猫用に作られており、イッパイアッテナの飼い主にルドルフも「クロウ(カラス)」と呼ばれて歓待されます。
イッパイアッテナはまた飼い猫に戻りましたが「飼い猫だろうがノラ猫だろうが、俺は俺だ」と言います。それを聞いたルドルフは「今なら日本一周くらいできそうだ」と言い、イッパイアッテナは「スケールが小さいな。どうせなら世界一周だ」と答えて笑いました。
(エンド後)ルドルフがひらがなで土に「おわり」と書く。

みんなの感想

ライターの感想

文句なしに面白かった。老若男女、誰でも楽しめる作品。
映画には悪人が出てこない。
ルドルフが1年以上かけて故郷・岐阜に帰りついた時、リエちゃんはもう次のルドルフを飼ってしまっているのだが、それだって「1年間待って」という配慮…それ聞くと、責められないよね。
デビルもただの悪い犬じゃなくて、話してみると意外と自分の悪いところをきちんと見据えている「話せる奴」だったりするし。
敢えて言わせてもらうと「イッパイアッテナの飼い主、渡米する時に猫をノラにせず、だれか飼い主を探してやってくれよ」くらいか。
景色が綺麗。これだけでも見る価値あり。

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