「ルパン三世くたばれノストラダムス」のネタバレあらすじ結末

アニメ映画

ルパン三世 くたばれ!ノストラダムスの紹介:1995年製作の日本アニメ映画。アニメ『ルパン三世』の劇場公開第5弾。本作は意識不明の山田康雄に代わり栗田貫一がルパンの声優役を務める(代役という設定)。世紀末について書かれたノストラダムスの、失われた予言書をめぐってお宝探しが行なわれる。

予告動画

ルパン三世くたばれノストラダムスの主な出演者

ルパン三世〔特報、予告編、TVスポット〕(山田康雄)、ルパン三世〔予告編、本編〕(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(井上真樹夫)、峰不二子(増山江威子)、銭形警部(納谷悟朗)、ジュリア(安達祐実)、ダグラス(阪脩)、マリア(檀ふみ)、ライズリー(小松方正)、クリス(大塚明夫)、バート(立木文彦)、スティーブ(平田康之)、スミス(吉川虎範)、セルジオ(日吉孝明)、老婆(定岡小百合)、フィリップ(八奈見乗児)、マリオ(荒川太朗)、店の主人(辻村真人)、エア・アテンダス(野村洋子)、機内アナウンス(麻丘夏未)、司令官(藤本譲)、教団兵士(入江崇史)、ハイジャッカー(石黒久也)、ハイジャッカー(落合弘治)、ミス・ブラジル(角田久美子)、SP(藤井恒久)

ルパン三世くたばれノストラダムスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ダグラス財団のアースビルの金庫室にあるとされる、失われたノストラダムスの予言書。ノストラダムス教団はダグラスの娘・ジュリアを人質にとってダグラスに大統領選挙の不出馬を要求。また予言書も狙う。 ②ルパンはノストラダムス教団を滅ぼしてジュリアと奪還し、夫妻に戻す。ジュリアが予言書を渡すが価値がない状態。

【起】- ルパン三世くたばれノストラダムスのあらすじ1

ルパン三世は世界を股にかけて活動する、神出鬼没の怪盗です。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持ちます。
20代後半くらいの男性で、普段は緑や赤のスーツを着ていますが、変装を得意としています。
高い知能と技術を持つ一方で、おっちょこちょいで女性に弱いところがありました。特に美女にはめっぽう弱く、いつも峰不二子(後述)に騙されています。
狙った獲物は必ず奪うのがモットーで、無益な殺生をしないポリシーも持ち合わせています。ワルサーP38という自動式拳銃を好んで使っています。
次元大介はルパンの一番の仲間です。30歳近くの男性です。
早撃ちと正確な射撃を得意としており、いつも黒系のスーツを着ています。長い前髪と黒い帽子とあごひげがトレードマークで、クールでニヒルな人物です。いっぽうで義理がたい一面も持っています。S&WM19のコンバットマグナム、レミントンM700、H&K MP5など目的に応じて銃を使い分けしています。
ルパンと組んで怪盗をすることもありますが、用心棒として雇われ仕事をすることもあります。
石川五ェ門は20代後半の男性です。青系統の着物と袴の和装で、いにしえの大泥棒・石川五右衛門を先祖に持つ剣士です。
刀が武器で居合いの達人でもあり、斬鉄剣というなんでも斬れる刀を誇りにしています。硬派でうぶで女性は基本的に苦手ですが、清楚な女性に惚れることもあります。
峰不二子は20代前半から半ばくらいの女性で、絶世の美女でスタイルも抜群です。その魅力を使ってターゲットに近づくことを得意としています。金や宝石が大好きで、そのためには仲間を裏切ることもあります。バイクに乗るのが得意で、武器もさまざまです。
ルパン、次元、五ェ門、不二子はルパン一味としてチームを組むこともありますが、単独で活動することも多くあります。
銭形幸一警部は30代前半の男性です。銭形平次の子孫で、ルパン一味、特にルパンを逮捕することを悲願としています。そのため、ルパンが死んだと聞くと落胆することもあります。インターポール(ICPO 国際刑事警察機構)に所属しています。警官になった当初は埼玉県警にいたため、埼玉県警ともなじみが深い人物です。
大抵ベージュのバーバリー風トレンチコートと同じ色の帽子をかぶっています…。

…1999年、第1の月。
地中海の真ん中で、原子力潜水艦がヘリによって爆破されます。
2週間後、新興集団・ノストラダムス教団の指導者・ライズリーは、聴衆たちに「かの有名な預言者ミッシェル・ド・ノストラダムスの予言書どおりだ」と声高に叫んでいました。
ライズリーは、ノストラダムスの失われた予言書を持っていると豪語し、自分たちに従えば大災難から逃れられると言います。
さらにライズリーは「11人の勇者が乗った大ワシが姿を消す時、これから起こる大破壊の幕が上がる」とも言いました。

ブラジル・リオデジャネイロ。
ルパンは150万ドル(約1億7000万円)のダイヤを盗み、いつものように銭形警部とカーチェイスを繰り広げました。リオではカーニバルの最中です。
逃げおおせたルパンは妖精のような可愛らしい人形にダイヤを隠して入れ、持ち歩きました。
銭形警部はルパンのセスナに乗り込みますが、そこにはダミーの人形しかありません。
ルパンは飛行機にブラジル航空のジェット機に乗り込んでいました。行き先は、アメリカ合衆国ジョージア州のアトランタです。
同じジェット機には、遠征試合に行くブラジルのサッカー選手も乗り込んでおり、彼らは試合を応援するイベントで、右腕にミサンガを結んでもらっています。
機内でわがままな少女・ジュリアに人形を奪われたルパンは取り返そうとしますが、変態のロリコン趣味かと言われて言葉に詰まります。しかもジュリアの教育係として付き添っていたのは、不二子でした。
さらにその飛行機がハイジャックに遭遇します。ハイジャック犯はモロッコに飛行機を飛ばし、モロッコ政府に100万ドル(約1億1400万円)の身代金を要求しました。
着陸した飛行機からまずは女性と子どもを解放し、続いてサッカーチーム選手もおろします。

【承】- ルパン三世くたばれノストラダムスのあらすじ2

ところがこの時、ハイジャック犯が計画していないのに勝手に爆弾のタイマーが作動しました。3分からカウントダウンを始めます。
指摘したルパンが犯人を蹴り、無我夢中で客たちも犯人をボコボコにして追いつめました。犯人たちは飛行機から落とされ、男の乗客たちもみんな機内から逃げ出します。
いつの間にか飛行機に乗り込んでいた銭形警部は、爆弾を解除しようとしますが、駄目でした。爆弾は爆発しますが、銭形警部はなんとか無事です。
爆発までに避難が完了できていたので、犠牲者はいませんでした。
しかしハイジャック犯の様子を見ていたルパンは、ハイジャック自体が目的ではなく、ほかに何か大きな企みがあると勘づきます。
その時ヘリが現れ、不二子とジュリアを追いました。ひそかに飛行機の爆弾のタイマーを作動させた男・クリスがジュリアを奪って去ります。

その頃、ノストラダムス教団のライズリーが再び聴衆の前で、先日の予言が当たったと演説していました。
通りかかった五ェ門は舞い散るビラを見ますが、偽者だとすぐに看破して立ち去ります。

ジュリアを奪われた不二子は、ルパンに事情を話しました。
実はジュリアはアメリカのアトランタに本部を持つ巨大財閥・ダグラス財団のひとり娘でした。のみならず、ジュリアの父・ダグラスは次期アメリカ大統領の最有力候補と目されている人物です。
ダグラス財団は高さ1000mの超巨大高層ビル・アースビルを所持していますが、その最上階にある金庫には、〝失われた予言書〟があるとされていました。
失われた予言書とは、ノストラダムスの予言書です。
ノストラダムスの予言書は各章100節からなる詩で構成されていますが、7章のみが42節しか存在しません。残り58節が収録されたものを〝失われた予言書〟とされていますが、現存するものは見つかっていません。
最近だとノストラダムス教団が〝失われた予言書〟を掲げて予言していますが、ダグラスが所持しているのは確かです。
不二子はその失われた予言書を匿名のフロリダの大富豪に取って来るよう言われており、小切手も受け取っていました。
その予言書を手に入れるために、不二子はジュリアの教育係として潜入していました。ルパンは6:4の割合で宝を山分けすることを条件に、娘・ジュリアの奪回を狙います。
早速不二子は、ルパンをアースビルに案内しました。
アースビルの70階までは商業施設が入っています。100階までは、オリンピックができるほどの各スポーツ施設が入っており、150階まではホテル部分になっています。
180階から上はプライベートルーム、いわゆるダグラス家のもので、最上階の200階が金庫室でした。
ビルの中央に巨大な振り子状のおもりがあり、そのおもりが地震による揺れを吸収する仕組みになっています。
当然、セキュリティも厳重かつ最新式です。今まで200階の金庫室に辿り着いたのは、たった1人、フィリップじいさんだけでした。ルパンも面識のある、老人の泥棒です。
フィリップじいさんも辿り着いただけで、すぐ捕まってしまい、現在は処刑島の監獄の中にいるそうです。

ジュリアを誘拐した犯人から脅迫状が届きました。要求は身代金ではなく「ダグラスが大統領選挙に不出馬」が条件で、3週間後にある演説で不出馬を表明しろと指示します。
妻・マリアは訴えを呑もうと言いますが、ダグラスはすぐに誘拐犯に気づきました。
誘拐犯はノストラダムス教団で、次期大統領選で自分たちが大統領になりたいがために、娘のジュリアを誘拐したのだとダグラスは見抜きます。
ノストラダムス教団が世紀末にあちこちで演説してアピールしているのも、大統領選挙に備えてのことでした。大統領の座を手に入れ、アメリカ合衆国の権力を掌握したいのです。
ダグラスはジュリアのことを心配せず、むしろ「ひとり娘を誘拐された」ことを利用して、大統領選挙に勝ちたいと思っていました。

【転】- ルパン三世くたばれノストラダムスのあらすじ3

妻・マリアは夫が選挙に出馬しないよう説得し「もし不満だったら、私が代わりに出馬する」と言いますが、ダグラスは自分が大統領になりたいのです。ダグラスは聞き入れようとしませんでした。

ルパンと次元はその頃、ひそかに200階へ辿り着きました。専用エレベーターであっという間に到着します。
しかしそこは青空が広がる屋上で、しかも床が斜めになって落ちそうになります。落ちた場所は水があり、ロープを引っ張るとトイレの水みたいに流れてしまいそうです。
元の場所になんとか戻ったルパンと次元は、ダグラスと妻の上記の出馬の話を聞きました。ジュリアよりも金や権力の方を優先するダグラスに呆れたルパンは、予告状を出して立ち去ります。
街で五ェ門を見かけたルパンと次元は、五ェ門もまた予言書を探していると知りました。五ェ門は、ノストラダムス教団が持っているという予言書は偽物だと言います。
予言書の本物を手に入れて、ノストラダムス教団をつぶし、ジュリアを奪還することをルパンは決意しました。
ルパンはわざと万引きし、処刑島へ囚人となって潜入します。
不二子は信者の振りをしてノストラダムス教団に入りました。

処刑島でルパンはフィリップじいさんと会いますが、フィリップじいさんは年老いて心臓に病を抱えていました。
その夜にルパンはフィリップじいさんと会う約束をします。フィリップじいさんはルパンのためにメモを書きますが、その最中に呼ばれ、メモをカプセルに入れて呑み込みます。
ルパンに会う前にフィリップじいさんはクリスに連行され、頭に装着した装置で脳内の映像を無理やり見られました。心臓に負担がかかったフィリップじいさんはダウンし、それを目撃したルパンがショベルカーで奪取します。
ルパンを追って面会に来た銭形警部がフィリップじいさんの遺体と一緒に穴に落ち、ルパンも追いました。遺体の口から出たカプセルを手にしたルパンは、フィリップじいさんの形見として、左目の義眼を持ち去ります。
次元と五ェ門が乗るヘリに乗って、ルパンと銭形警部は逃げようとしますが、銭形を先に機内に乗り込ませたルパンがクリスのマシンガンで攻撃され、サメの覆い海に落ちました。生存は絶望的として、銭形警部は嘆きます。
しかしルパンはアマゾン川辿りついていました。地元の少年・セルジオが助け介抱します。
途中、教団に入ったものの洗脳されて記憶を失った不二子(ターニャと呼ばれている)も出入りしました。ルパンは意識を取り戻します。

次元と五ェ門はクリスの聞き込みをして回り、外人部隊であると知りました。
武器を調達するエリアで張り込みをしていれば、いずれ姿を現すだろうという次元の読みが当たり、クリスを見つけます。次元はクリスと対峙しますが、逃げられました。
そこへルパンから無線連絡が入ります。ルパンの生存を知った次元は喜びますが、ルパンはノストラダムス教団に見つかって牢に閉じ込められていました。
牢の食事の差し入れに、不二子がやってきます。不二子にキスした拍子に食事がこぼれ、不二子の腕のミサンガにかかりました。
不二子はノストラダムス教団でも、ジュリアの教育係になっています。ジュリアは不二子が記憶喪失になっていると思い、ターニャと呼びます。
部屋に戻った不二子のミサンガが汚れているのを見たジュリアがミサンガを外すと、不二子の記憶が戻りました。ミサンガの内側に意識を操る装置が埋め込まれていました。

ダグラスが大統領選挙の不出馬の意志がないと知ったライズリーは、ジュリアを始末白と言いますが、クリスは拒否します。
ルパンは不二子とジュリアを連れて逃亡し、アマゾン河に住む少年・セルジオも手伝ってくれました。しかしセルジオの小舟はクリスに壊され、ジュリアがまたクリスに連れ去られます。

【結】- ルパン三世くたばれノストラダムスのあらすじ4

セルジオがいた町は外人部隊によって焼かれ、両親と妹は殺されました。自分の妹とジュリアを重ねて見たセルジオは、ジュリアを助けてやってくれと言います。

アメリカのアトランタに戻ったルパンたちは、フィリップじいさんのカプセルを見ました。
「IDカードも必要だが、鍵は目だ。これがないと何も見えてこない。登録されている目はダグラス親子3人だけ。そこでわしは、義眼を作った」と書かれていました。
金庫室に入るには、ダグラス親子の網膜が必要だと知ります。
ルパンは遺品として、フィリップじいさんの義眼を持ち帰っていました。これで金庫室に入ることができます。

ブラジルのサッカーチームの遠征試合がアースビルで行われることになり、歓迎パレードが開かれました。サッカー選手にはミサンガが取りつけられています。
彼らは夜にリモコンで操られ、サッカーボールの形をした爆弾をビル内の天井近くの柱に蹴って固定させました。
監視の警備員たちは見ていましたが、選手たちの自主トレと思い重要視しません。
五ェ門は選手たちのミサンガを切りますが、上から落ちて来たサッカーボールを切って、既に爆弾が取りつけられているのを知りました。
爆発の時刻は、翌日の午後3時になっています。解除しようにも数が多すぎて無理です。

翌日。
ノストラダムス教団のライズリーは、アースビルの前に立って新たな予言をしました。
「恐怖の大王が雄たけびをあげる時、バベルの塔は神の罰を受けて崩れゆくであろう」
「雄たけびをあげる」というのはダグラスの出馬宣言のことで、「バベルの塔」とはアースビルのことだとライズリーは言います。
みんなはそれを聞き、急いでビルから逃げました。そんななか、ジュリアの母・マリアは入信すると言ってライズリーに近寄ります。
ライズリーは何かあった時に利用できると思い、マリアを連れていきます。

ライズリーを裏切ったクリスはヘリで乗り付け、ジュリアの目を使い、外から金庫室に入りました。
ライズリーも外からヘリポートに入りました。ライズリーとクリスが面識あるのを知って、マリアがグルだったのだと気づきますが、ライズリーに連行されます。
ルパンたちも屋上へ向かいます。
最初に辿り着いたクリスは、ジュリアの網膜を使って金庫室を出させました。操作パネルはジュリアが操作します。
金庫室に入ったクリスですが、ずっと落下し続ける映像を見てパニックに陥りました。
続けてルパンと次元も金庫室に入りますが、ジュリアが持つIDカードをゴーグルの横にスロットさせて読みこませたため、2人とも助かります。
IDカードを読みこませないと、視覚、聴覚、嗅覚をやられてずっと奈落の底に落ち続ける地獄のように味わうのでした。
ジュリアはルパンに予言書を渡しますが、ライズリーがジュリアを人質に取り、予言書を要求します。ルパンはライズリーに予言書を渡しますが、パニックに陥ったクリスが予告時間よりも先に爆弾を起動させてしまい、ビルが崩れ始めました。
次元はダグラス夫妻を連れて先に降り、ヘリで脱出します。
ルパンはジュリアを助けようとしますが、爆弾で停電が起き、クリスの装置が解除されました。クリスはルパンを襲います。
クリスが金庫室の下敷きになった隙に、ルパンはジュリアを連れて逃げました。ライズリーは巨大振り子の上に落ちますが、振り子ごと落下します。
ビルが崩れ始めました。周囲の住民たちはすでに避難を完了しています。
ルパンとジュリアは水流や列車が通る透明なパイプを利用して逃げのびました。
無事に戻ってきたジュリアに、父・ダグラスはこれまで顧みなかったことを詫びます。

ルパンは予言書を手に入れましたが、予言書はジュリアの落書きだらけで価値がありませんでした。
不二子の雇い主である5000万ドルの雇い主は、ライズリーだったことも判明します。
不二子は150万ドルが入った人形を持って逃げますが、中身のダイヤはジュリアが抜き取っていました。
ジュリアはダイヤを渡す代わりに条件として「買ってもらいたいものがある」と言います。ルパンは予測がつきました。ルパンとジュリアは同時に「セルジオ(アマゾン川で助けてくれた地元少年)の舟!」と言います。
(エンド後)『山田康雄さん ありがとう』の文字。

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みんなの感想

ライターの感想

ひさびさの映画作品ということで、非常に質のよい作品。
ただの宝探し、宝を狙うというだけでなく、そのなかにきちんとジュリアと両親との家族愛もおりこむ。
さらに、アマゾン川にいる地元少年・セルジオなども登場させ、なかなかに憎い演出。
大騒動になった割に得るものは少ない…というのが、ルパンシリーズで定着しつつある。
この流れは仕方がないかな。泥棒を推奨する作品になってしまっても駄目なので。

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