「ルパン三世霧のエリューシヴ」のネタバレあらすじ結末

ルパン三世 霧のエリューシヴの紹介:2007年放送の日本アニメーションTVスペシャル。アニメ『ルパン三世』のTVスペシャル版第19弾。ルパン三世生誕40周年記念作品。怪奇現象で2007年から500年前に飛ばされたルパンたちと銭形警部の騒動を描く。

ルパン三世霧のエリューシヴの主な出演者

ルパン三世&ルパン三十三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(井上真樹夫)、峰不二子(増山江威子)、銭形警部(納谷悟朗)、イセカ(桑島法子)、ハサマ(世古陽丸)、オビタキ(渡部猛)、エシカ(石田彰)、タカヤ(大久保祥太郎)、タカヤの父(楠大典)、不二子の子孫(西尾由佳理)、お不三(関根麻里)

ルパン三世霧のエリューシヴのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①2007年夏北海道の霧多布にいたルパン、次元、五ェ門と銭形警部は、未来から来た魔毛によって500年前に飛ばされる。表向きはルパンの子孫に恨みがあると言うが、実は魔毛は宝の謎を解いてもらいたくて、ルパンたちを500年前にワープさせていた。 ②「白きたまゆら」は魔毛が作ったタイムマシンのことだった。謎を解いたルパンたちは魔毛からタイムマシンを奪って現代に戻る。

【起】- ルパン三世霧のエリューシヴのあらすじ1

ルパン三世は世界を股にかけて活動する、神出鬼没の怪盗です。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持ちます。
20代後半くらいの男性で、普段は緑や赤のスーツを着ていますが、変装を得意としています。
高い知能と技術を持つ一方で、おっちょこちょいで女性に弱いところがありました。特に美女にはめっぽう弱く、いつも峰不二子(後述)に騙されています。
狙った獲物は必ず奪うのがモットーで、無益な殺生をしないポリシーも持ち合わせています。ワルサーP38という自動式拳銃を好んで使っています。
次元大介はルパンの一番の仲間です。30歳近くの男性です。
早撃ちと正確な射撃を得意としており、いつも黒系のスーツを着ています。長い前髪と黒い帽子とあごひげがトレードマークで、クールでニヒルな人物です。いっぽうで義理がたい一面も持っています。S&WM19のコンバットマグナム、レミントンM700、H&K MP5など目的に応じて銃を使い分けしています。
ルパンと組んで怪盗をすることもありますが、用心棒として雇われ仕事をすることもあります。
石川五ェ門は20代後半の男性です。青系統の着物と袴の和装で、いにしえの大泥棒・石川五右衛門を先祖に持つ剣士です。
刀が武器で居合いの達人でもあり、斬鉄剣というなんでも斬れる刀を誇りにしています。硬派でうぶで女性は基本的に苦手ですが、清楚な女性に惚れることもあります。
峰不二子は20代前半から半ばくらいの女性で、絶世の美女でスタイルも抜群です。その魅力を使ってターゲットに近づくことを得意としています。金や宝石が大好きで、そのためには仲間を裏切ることもあります。バイクに乗るのが得意で、武器もさまざまです。
ルパン、次元、五ェ門、不二子はルパン一味としてチームを組むこともありますが、単独で活動することも多くあります。
銭形幸一警部は30代前半の男性です。銭形平次の子孫で、ルパン一味、特にルパンを逮捕することを悲願としています。そのため、ルパンが死んだと聞くと落胆することもあります。インターポール(ICPO 国際刑事警察機構)に所属しています。警官になった当初は埼玉県警にいたため、埼玉県警ともなじみが深い人物です。
大抵ベージュのバーバリー風トレンチコートと同じ色の帽子をかぶっています…。

(『エリューシヴ(elusive)』=『わかりにくい、とらえどころのない』)
…2007年、夏。北海道の霧多布(きりたっぷ)。
ルパンと次元は不二子に使われて、海中に潜っていました。不二子は船上でクルーズしています。
海底には大きな女性の仏像の顔が横向きに倒れていました。
今回、不二子はある秘宝を手に入れようとしています。それは『天にそびえる眼(まなこ)、そのふところに青き炎、竜の角砕ける時、白きたまゆら、時を貫く』というものでした。
この文言を聞いた不二子は、時を越えて伝わる白い宝石があるのだと主張します。
銭形警部率いる北海道警と海上保安庁に取り囲まれたルパンと次元は、海上へ上がって船で逃げ、橋の上から陸に船であがり、逃げました。五ェ門と合流して車に乗り込みます。
渋滞にはまりかけたその時、ルパンたちは奇妙なものを見ました。車はあるのに、運転手だけが消えていくのです。
そこへ霧が発生し、列車が来てルパンたちは元の場所へ戻りました。橋が目の前で消えます。
銭形警部はその後を、バイク(単車)に乗って追いかけました。
灯台のところへルパンたちが行くと、魔毛狂介というあやしげな男が待ちかまえていました。
魔毛は「きさまらの命を奪いにきた。きさまらを素晴らしい世界へ案内しよう」と言うと、足元に穴ができ、ルパン、次元、五ェ門は消えました。急いで追いかけた銭形警部もバイクごと消えます…。

ルパンたち3人は戦場にワープしました。銭形警部も同じく戦場にワープしていますが、隣の区域なので合流できるのは後になってからです。
ルパンたちの頭上に魔毛が立ち「ここはざっと500年前」と言って立ち去りました。
にわかには信じがたいことですが、事実でした。毒矢が飛んできて、ルパンたちは500年前の人たちに取り囲まれます。

【承】- ルパン三世霧のエリューシヴのあらすじ2

次元が発砲するとみんな驚きました。1507年の世界には、まだ拳銃がなかったからです。
ルパンたちは逃げようとしますが、底なし沼にはまりました。武器を差し出すことを条件に、助けてもらいます。ワルサーは沼に落としてしまいました。
ルパンたちが連れて行かれたのは、2007年の霧多布の海底で見たあの女性の仏像が建つ城にでした。3人は牢屋に入れられます。
警備の兵士が2人消え、再び魔毛が現れました。
魔毛はタイムマシンで過去にさかのぼり、兵士たちの祖先を消してきたとのことです。それで目の前の兵士たちも消滅したのです。
2007年の車のドライバーたちも同じで、過去に行って祖先を消してきたのだそうです。

魔毛は2854年生まれの科学者でした。人類史上初めてタイムマシンを完成させた、天才なのだと自称します。
魔毛はルパンの子孫である、ルパン三十三世に恨みがあって、その復讐に来たと言いました。なんでもルパン三十三世は、魔毛が気になっている女性を誘惑したそうです。
「苦しみながら死ね」と言って魔毛は去り、ルパンたちは元の世界に戻る方法を模索します。

ところでこの時代の北海道は、まだ「蝦夷(えぞ)」と呼ばれる土地でした。
この土地はシャイン家とノース家に分裂しています。ルパンが捕らえられたのはシャイン家の方でした。
シャイン家では自然に湧きでる天然ガス(神火)を使用し、夜でも明るく、冬でも暖かく暮らせています。対照的に少し北に位置するノース家には天然ガスが出ないので、暗く寒い生活を余儀なくされていました。狩りにのみ生活を頼っており、不安定な暮らしです。
この天然ガスのせいで、シャイン家とノース家は戦いを繰り返しています。
シャイン家の女王・イセカは、昔ノースにさらわれたことがあり、ノースの厳しい生活を理解していました。またエシカという少年と出会い、ノース家の中にも戦いを好まない者がいると知っていました。
しかしシャイン家とノース家の戦いは長らく続いており、みんな戦いは避けられないと思っています。

さてシャイン家ではルパンたちを捕らえた後、拳銃なるものをイセカに見せていました。これがあればノースに勝てると兵士たちは息巻きます。
ルパンたちは牢屋から逃げますが、空腹なのでご飯を食べていてばれました。屋敷の中を逃げ回るうちにルパンたちは間者(かんじゃ スパイ)と思われ、兵士が次元の銃で撃とうとしますが、下手だったので弾を撃ち尽くしてしまいます。
女王のイセカを見たルパンは、不二子が言っていた古文書の一説の「青き炎」が、女王のイセカがかけている首飾りではないかと思いました。
ルパンたちは逃げます。その時、船頭の男の子・タカヤと会って、家に招待されました。イセカは2年前に船頭をしていた祖父を亡くし、以来ひとりぐらしだそうです。
ルパンは不二子が言っていた『天にそびえる眼(まなこ)、そのふところに青き炎、竜の角砕ける時、白きたまゆら、時を貫く』をタカヤに言いますが、タカヤは聞いたことがないと言いました。
「時を貫く」というのがタイムマシンで、それがこの時代にこれから作られるのかもしれないとルパンは考えます。
「青き炎」は女王の首飾りだとルパンは考え、「竜の角」は女王のご先祖様のことだとタカヤが言いました。イセカの先祖は竜だったという言い伝えがあるのです。
史実によると、イセカはいくさで命を落とすとのことでした。

再び城に潜りこみ、宝について調べていたルパンは、不二子にそっくりなお不三(おふみ)と出会います。不二子の先祖かと思うほど瓜二つで、お不三の狙いも首飾りでした。
イセカの首飾りをルパンが奪った瞬間、首飾りが消えたと思うと、また魔毛が現れました。「ただの宝石だ」と言ってルパンに放り投げます。

【転】- ルパン三世霧のエリューシヴのあらすじ3

何度も魔毛が介入することで、魔毛の本当の狙いは自分たちに宝を探させることだとルパンは気づきます。
その通りでした。魔毛が初めてタイムマシンを作り、試運転をしようとした瞬間、自宅の目の前にあった対岸の岩が突然、消失したのです。
先に誰かがタイムマシンを作り上げているのだと思った魔毛は、自分が消される前に相手を殺してしまおうと考えたのでした。

ルパンはイセカに、五ェ門を用心棒にしろと言いました。イセカも引き受けます。
用心棒は本当ですが、ほかにも目的がありました。城の中には宝物庫があり、五ェ門にはその調査と城の情報を手に入れてもらうつもりです。
イセカはルパンたちにシャイン家とノース家の窮状を訴えました。
ノース家の国王・エシカも実は穏健派なのですが、宰相であるオビタキが野心家で、戦いをけしかけていました。
イセカは天然ガス(神火)を対岸に送るシステムを作れば、戦いは消えると考えています。
しかし会うと常に戦いになり、話し合いの場を持てないのが現状でした。

さて対岸のノース家の方では、銭形警部がバイクごとワープしています。
誰も教えてくれないので、銭形警部は自分が500年前にタイムトラベルしていることを知りませんでした。突如現れた不審な人物として、牢屋に閉じ込められています。
ノース家のオビタキは銭形警部の銃を手に入れて、これさえあればシャイン家を倒せると喜んでいました。

次元はお手製の火薬を作り、銃弾を作っています。ルパンは「白きたまゆら」について調査しました。その際、お不三に手を組まないかと言いますが、お不三は拒否します。拒否しておいてタカヤの家に来て、やっぱり手を組むと言います。
五ェ門は和睦の道を考えていました。
ルパン、次元、五ェ門、お不三、タカヤの5人でノース家の領地に忍び込み、ルパンと次元は警備の者を気絶させます。五ェ門はエシカのところへ行き、シャイン家のイセカの気持ち「和平を望んでいる」ということを伝えます。
エシカはぐらつきますが、側近の若者ができるわけがないと答えました。
ルパンと次元が見つかり、逃げている最中に銭形警部と会いました。銭形警部は喜びますが、ルパンが牢屋から逃がしてくれるわけでもなく、ただ通りがかっただけです。また銭形警部は放置されます。
タカヤは宰相のオビタキを狙っていました。
実はタカヤは元々はノース家の者でした。タカヤの父はノースの宰相だったのですが、オビタキが陥れて暗殺されました。母は身の危険を感じてタカヤを連れて逃げますが、途中で雪の中で死にます。
それを拾ってくれたのが、船頭だった祖父(本当は血のつながりがなかった)でした。
復讐に燃えるタカヤに、お不三は「復讐なんて意味がない」と言います。

ルパンたちの前にまた魔毛が現れ「3日後に女王が死ぬ」と言いました。
ルパンは天然ガスが赤から青っぽくなったのを見て、宝のありかが分かったと言います。
ルパンは500年前に来ていると銭形警部に告げ、「とっつあん、待ってるぜ」という文つきの牢屋の鍵を差し入れました。

(昔の、コマーシャル前後に入る映像入り!)

銭形警部はバイクで向かいますが、底なし沼にはまりました。お不三とタカヤが助けます。
魔毛はルパンたちの様子をカメラで見ていました。
ルパンと次元は山をのぼって上に行き、お不三とタカヤと銭形警部(バイクつき)は舟でシャイン家に行きます。
「白きたまゆら」はこれだと言ってルパンが示しました。魔毛が出てきたところ、ルパンがその証明のために目の前で銭形警部を消します。
本当は消えたわけではなく、足元に落として気絶させているだけなのですが、魔毛はあせりました。自分が消されるのではないかと慌て、魔毛は過去の自分(2883年、2868年、2862年)を見に行き、いたことを確認して戻ってきます。かなりはらはらしています。

【結】- ルパン三世霧のエリューシヴのあらすじ4

ルパンは「お不三に手を出さないこと」「自分たちを現代に戻すこと」を条件にあげて、「白きたまゆら」を渡そうとしました。
ところがそこへ、気絶から目覚めた銭形警部が顔を出したので、ルパンの企みはばれてしまいます。本当はうまいこと騙して、現代に戻りたかったのです。宝は嘘です。
悔しがった魔毛はオビタキのところへ現れ、ノース家に現代兵器を大量に提供しました。これで戦いに決着をつけさせようとします。
オビタキは夜明けを待って、シャイン家に攻め込もうと考えました。

夜明けにオビタキたちノース家が攻めてくるのを知ったルパンは、今宵が満月であることを知ります。
なんとかそれまでに謎を解こうと考えますが、夜明けに戦いが始まりました。ルパンは窓から見える像の横のギザギザ(凹凸)を見て、それが竜の形をしていると気づきます。
五ェ門はノース家の武器を斬り、使いものにならないようにしていました。
タカヤがオビタキを狙うのを、身体を張って止めたお不三は、復讐の意味がないと訴えます。今度はタカヤも聞き入れました。
エシカとイセカが会い、和睦が成立しようとします。その矢先に魔毛が乱入し、城を壊そうとしました。
そこへルパンが現れ「天にそびえるまなこ」=「女性像」だと言います。
女王の首飾りに反射した光が竜の角を貫くことを意味し、砕けた角をはめこめば奇跡が起こると言いました。
ルパンが青と白の石を渡そうとしますが、魔毛はルパンがそれを発見した瞬間までタイムマシンで取りに戻ろうとします。
奪いに戻ったのはいいのですが、その時に魔毛が倒した大壺がドミノ倒しになって下敷きになりました。ルパンがタイムマシンを手に入れます。慌てて魔毛もマシンに取りついたので、くっついてきます。
ルパンは謎を解いてみたのですが、結局分からなかったので、作戦を変えて直接魔毛のタイムマシンを奪おうという戦法に出たのです。
むかっ腹を立てた魔毛は武器を発射し、それが命中して岩が崩れました。
その岩を見た魔毛は「!?」という顔をします。
…そう、実は魔毛がタイムマシンを発明した瞬間に、向かいの岩が壊れたのは、未来の自分がやったことだったのです。
自分がやったことだったのだと知った魔毛は、脱力しました。

城が崩れ始めます。
魔毛はお不三を人質にし、ルパンに出てくるように言います。しかしタカヤと次元で魔毛を撃退しました。
城がどんどん崩れ始め、五ェ門がイセカを助けようとしますが、イセカは海に沈みます。
ところが海底から光が現れました。タイムマシンでルパンがイセカを助けていました。
みんなが「白き、たまゆらの奇跡」と言い出し、お宝は魔毛が発明したタイムマシンだと判明します。
イセカはお礼に五ェ門に首飾りを渡しました。

ルパンと次元と五ェ門はタイムマシンで帰ることになりました。
取り残されそうになった銭形警部がバイクで追いますが、崖から落ちそうになり、手を伸ばしてマシンに飛び付きます。バイクは崖から落ちました…。
魔毛は500年前に取り残されたままです(!?)。

現代に戻って。
ドアが開かないトラブルがありましたが、五ェ門が斬鉄剣で斬って解決しました。でもそれが元で、タイムマシンは二度と使えなくなります。
ルパン、次元、五ェ門は不二子の乗るクルーザーの上に落ちました。
不二子の胸に青い首飾りがあるのを見て、五ェ門はショックを受けます。ふところを探ってもありませんでした。どうやら現代に戻るまでの間に歴史が変わり、不二子の祖先の誰かが五ェ門の祖先から奪ったようです。不二子も「うちに代々伝わるネックレス」と言います。
銭形警部は現代に戻ってもなお、また追ってきます。
未練たらしくネックレスを睨む五ェ門に、不二子は「なによ、説明してよ」と言うのですが、経験していない不二子にそれを説明するのは困難な業です。
「魔毛、不二子に説明してやってくれ~」とルパンが言います。

(エンドロール)銭形警部からまた車で逃げているルパンたち。
不二子は宝がないので怒っている。
海底には女性の石像の横に、銭形警部がタイムワープの時に使用したバイク(単車)が古びて沈んでいる。

(エンド後)2883年。
魔毛がいとしい女性に会いに行くと、ルパン三十三世のせいで振られているシーン。
「おわり」の文字。

みんなの感想

ライターの感想

なんというか、魔毛狂介のキャラが濃い~。
ルパンシリーズでタイムトラベルは、ちょいと無理があると思いながら見ていたのだが、案外楽しめた。
その理由はやはり魔毛のキャラの人間くさいところ、憎めないところに端を発しているのではないか。
純粋なルパンファンからしたら、もしかしたらこんな毛色の違う作品は許せないかもしれないが、エンタメ性はある。
しょうもないオチではあるものの、笑えて面白かった。

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