「劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenza」のネタバレあらすじ結末

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劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenzaの紹介:2015年に公開された日本のアニメ作品。少年画報社『ヤングキングアワーズ』に連載されたArk Performanceの『蒼き鋼のアルペジオ』を原作に製作されたテレビアニメ作品『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』の劇場版第二作であり、テレビアニメ版の完結編でもある。監督はテレビアニメ『天体戦士サンレッド』『暗殺教室』などの岸誠二。少年画報社創立70周年記念作品でもある。

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予告動画

劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaの主な出演者

千早群像(興津和幸)、イオナ(渕上舞)、タカオ(沼倉愛美)、ハルナ(山村響)、コンゴウ(ゆかな)、ヒュウガ(藤田咲)、キリシマ(内山夕実)、織部僧(松本忍)、橿原杏平(宮下栄治)、四月一日いおり(津田美波)、八月一日静(東山奈央)、刑部蒔絵(原紗友里)、ムサシ(釘宮理恵)、ヤマト(中原麻衣)、千早翔像(中田譲治)

劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaのネタバレあらすじ

【起】- 劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaのあらすじ1

近未来、地球温暖化による海面が上昇した時代、突如として世界中に出現した謎の敵「霧の艦隊」によって、人類は海上から駆逐されていました。
霧の艦隊は歴史上の戦艦を模した形をしながら、人類を越えた超科学の産物で、世界各国の軍隊はまるで歯が立ちませんでした。
そんな中、日本の士官候補生・千早群像のもとに霧の艦隊の潜水艦「イ401」と、そのメンタルモデルであるイオナが現れ、自分の艦長になることを求めます。群像は訓練校の仲間たちとともに401に乗り込み、閉塞した世界に風穴を開けるため、人類側にも霧の艦隊側にもつかず、孤独な戦いを展開いきました。
戦いを通じ、タカオ、ハルナ、ヒュウガ、キリシマといった霧の艦隊の艦艇たちも彼らの味方になっていきます。
しかし、そんな彼らの前に霧の艦隊の精鋭部隊である「霧の生徒会」が出現します。その中には、人類の裏切り者とされる群像の父・千早翔像の姿もありました。翔像は全人類に向け、降伏勧告を行います。
群像は父が人類を裏切った理由を知るため、彼のいる霧の艦隊の総旗艦ヤマトのもとに向かおうと考えます。そのためにはまず、401の修理が必要でした。401はこれまでの激戦で多大なダメージを受けていたのです。補給と修理のため彼らは基地のある沖ノ鳥島を目指します。
一方、霧の生徒会は群像と401の動きに呼応し、彼らの前に立ちふさがろうとしていました。
霧の艦隊を構成するのは、すべて戦艦や巡洋艦といった形をした意志を持つロボット艦であり、その大半が「メンタルモデル」という人間型のインターフェイスを備えていました。人類の言葉で艦艇が女性形で語られているからという理由で、メンタルモデルはすべて少女の姿をしています。
その中でも特に規律に忠実な一団が艦隊の風紀を守るとして、「霧の生徒会」を名乗っているのでした。リーダーであるヒエイは、霧の艦隊の総旗艦であるムサシのもとに赴きます。
ヒエイは自分と同じタイプの艦であるコンゴウが、401との戦いに敗れて霧の艦隊から離反したことを気に病んでいました。彼女たち霧の艦隊は「アドミラリティ・コード」という指示に従って行動していて、コンゴウはそれに忠実だったはずなのです。
ムサシは「私たちは霧。今のままで幸せなの。何も変わる必要はないの」と言い、人類と違って変化を受け入れないことが幸せだと説得します。 この映画を無料で観る

【承】- 劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaのあらすじ2

目的地に向かう401を、霧の生徒会の重巡洋艦アシガラとナチが発見し、攻撃をしかけてきます。武器のほとんどを失った401は一方的に追いつめられていきましたが、群像はメタンハイドレードの鉱脈を利用して敵を撃破しました。
霧の生徒会は改めて群像の能力と、人間の戦術が脅威であること認識します。
その頃、群像たちの仲間になった霧の艦隊のタカオは、そのメンタルモデルによって日本に潜入していました。彼女は軍務省の上陰次官補に接触し、群像たちが霧の総旗艦と交渉するまでの時間を稼ぐよう要請していました。上陰次官補もまた自分の野望のために動いている人間でしたが、利害の一致をみて協力を約束しました。
沖ノ鳥島の基地に到着した401は補給と修理を受けていましたが、群像は401のメンタルモデルであるイオナとともに、近くの町まで買い出しにでかけます。
そこでイオナは群像にブローチを買ってもらいました。群像が別の買い物をしている間、一人になったイオナのもとに、不思議な少女が現れます。それはヤマトと並ぶ霧の艦隊の総旗艦・超戦艦ムサシのメンタルモデルでした。
ムサシはイオナを「ヤマトのお人形さん」と呼びます。イオナはヤマトが沈没したとき、彼女のコアで作られた人形だというのです。そしてムサシは自分の記憶にイオナをアクセスさせました。
それは千早翔像がヤマトとムサシに和平を呼びかけ、二人と話し合いを始めたという記録でした。
自分たちを単なる兵器だと考え、なんのために戦うかもわかってないヤマトとムサシに、翔像は他の生き方を探すことを教えます。彼は自分が家族のために戦っていると言い、ヤマトとムサシに肉親という概念を理解させたのです。彼女たちは自分たちに新たな知識を教えてくれた翔像を父と呼び、互いを姉妹だと考えるようになりました。
ところが、翔像が和平に反対する部下に殺されてしまったため、ムサシは人間への不信感を爆発させました。そしてあくまで人間を守ろうとするヤマトを攻撃し、沈めてしまったのです。その際、ヤマトは最後の力で自らのコアを401に与えました。つまり今のイオナはムサシの一部を受け継いでいるのです。
群像が戻ってきた時、ムサシの姿はなく意識を失ったイオナが倒れていました。
艦内の医務室で目を覚ましたイオナは群像に事情を説明し、超戦艦ヤマトをムサシが倒したことや、今存在している翔像はムサシが作り出した意思のない人形だと言うことを語りました。
霧の艦隊の命令系統の最上位である「アドミラリティコード」は、超戦艦の二人の協議により発令されていたのですが、ヤマトがいなくなったためムサシが単独で発令していて、霧の艦隊のすべてを支配しているのです。
真実を知った群像は、父が自分と同じ理想を抱いていたことを知ります。彼は休むように言って医務室から出て行きました。一人になったイオナは初めて群像に嘘をついたと悔やみました。
群像は仲間たちに霧の艦隊の状態を伝え、改めて作戦の続行を決意します。

【転】- 劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaのあらすじ3

一方、群像たちと別行動をしているタカオと、やはり霧の艦隊を離反したヒュウガの二人は、同じく霧の艦隊を抜けたハルナとキリシマを呼び出し、協力を求めていました。
しかしハルナとキリシマは、蒔絵という人間の少女を守るためだけに行動すると言って断ります。刑部蒔絵は日本政府によって遺伝子操作で作られた天才児で、霧の艦隊と戦うための兵器を開発していたところ、偶然にも401との戦いで敗北したハルナとキリシマと出会い、友情を築いたのでした。
日本から脱出する際に助けを借りたことから彼女たちは群像と401に借りがあったのですが、ヒュウガはそれも自分の意思で選んだ選択だと理解を示します。アドミラリティコードで縛られた霧の艦隊には考えられないことだったのです。
群像たちを乗せた401は、ムサシのいる北極海に向け、ベーリング海峡を北上していました。その前に霧の生徒会の艦隊が立ちはだかります。
さっそく401は生徒会の艦隊に捕捉され、激しい攻撃を受けました。補給と修理を終えたとはいえ十分な戦力のなく、イオナも落ち込んでいるため401は抵抗する余裕がありません。
ついに401が追いつめられた時、タカオとヒュウガが現れ生徒会の艦隊を攻撃します。
さらに、401が敵の主砲の攻撃を受けようとした時、ハルナとキリシマの艦が出現、401を守りました。そこには蒔絵の姿もあります。彼女は「友達がピンチなのに助けるのは当然」と言い、ハルナとキリシマに401を助けるよう指示をしました。
激しい乱戦となり、業を煮やしたヒエイが最終兵器である超重力砲で一気に401を攻撃しようとしました。彼女は「あなたたちさえいなければ、私たちは幸せだったのに」と401に憎しみをぶつけようとします。規律と規則の中にいることが彼女にとって幸せだったのです。
その時、側面からコンゴウが攻撃をしかけてきました。
かつては自分もアドミラリティコードに縛られていたコンゴウでしたが、401との戦いを経て自由な生き方を知り、その借りを返すため参戦してきたのです。
コンゴウとヒエイは互いの艦をぶつけあい、激しく拮抗しました。
その戦いの最中、コンゴウは仮想空間にイオナを呼び出して対話を求めます。イオナは自分がヤマトのバックアップであり、ヤマトが復活したら自分は消えてしまうことを恐れていました。
コンゴウは、自分の意思で生きて行くことを教えてくれたのはイオナだと告げ「たとえお前が消えても、私のたちの中に生き続ける」と励ましました。
イオナはようやく覚悟を決め、群像に「ムサシに会いに行こう」と語ります。私たちにしかできないことだから、と。
イオナが気力を取り戻したことによって401もパワーアップし、生徒会の艦隊をあっという間に振り切ってしまいました。自分たちの完敗に気づき、ヒエイは甲板に膝を落としました。

【結】- 劇場版蒼き鋼のアルペジオアルスノヴァCadenzaのあらすじ4

北極海に到着した401は、海に沈んだヤマトの艦体を発見します。その時、ムサシの艦が現れました。群像は懸命に対話を呼びかけますが、ムサシは構わず攻撃をしかけてきます。
イオナは自分が消えても自分の思いはみんなの中に残ると考え、艦を飛び出して自らの力を解放します。すると沈没していたヤマトの艦体が401と合体し、新たな超戦艦となりました。
イオナのメンタルモデルは消えず、ウェディングドレスのような姿へと変化していました。彼女はヤマトの力を手に入れたのです。
仮想空間で、ムサシはイオナに駆け寄りました。彼女はヤマトが復活し、イオナを消したと喜んでいました。しかし、そこにいるのはヤマトであり、イオナでした。彼女は父として慕っていた翔像を失い人間への憎しみに飲まれたムサシに対して、群像から教わった心の強さについて語ります。そして姉としてムサシの心を受けとめてあげるといいました。
ムサシはそんなヤマトを受け入れられず、何もかもなくなってしまえと叫びながら攻撃してきます。
2隻の超戦艦同士の対決が始まりました。群像の指揮で超戦艦となった401がムサシの艦体に体当たりをして撃破します。
仮想空間では、ムサシが意識を失い、ヤマト=イオナに抱きかかえられました。そしてアドミラリティコードの総旗艦となったヤマト=イオナは、総旗艦命令としてすべての霧の艦隊に対して「これからは命令に縛られずに、各自の判断で自由に行動していくこと」と命じます。これが最後のアドミラリティコードである、と。
戦場にいたすべての霧の艦隊たちは、その命令を聞いて戦いを止めました。
仮想空間では、ヤマトがイオナに別れを告げ、ムサシとともにどこかへ続く階段を登っていきました。
戦闘が終了し、群像は艦を飛び出してイオナのもとへと駆けつけていきます。彼の前で、イオナは「今までありがとう」という言葉を残し消えていきました。
沈んでいく艦から、群像と仲間たちは脱出していきました。ゴムボートで海を漂う彼らの目前で、ヤマトと合体した401は海に沈んでいきました。
その後の世界で、自由な意思を与えられた霧の艦隊が、混乱とともそれぞれの生を歩もうとすることが群像によって語られます。彼は意思をもつ彼女たちと人類がわかりあえることを確信していました。かつて父がそう信じたように。群像は自分やイオナの選択が正しかったと確信していたのでした。
エンドロールが終わった後、群像は父のことを報告するため母の眠る横須賀の記念墓地を訪れていました。
すると、足元にあのブローチが置かれているのを見つけます。その背後から誰かが近づいてきます。振り返った群像は笑顔で「お帰り」と言うのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

原作のエピソードを大幅に再構成したアニメ版独自のエンディングですが、綺麗に完結していて良かったのではないでしょうか。
反面、世界中に展開している霧の艦隊の他のキャラたちや、各国の関係者がまるで出てこない分、世界観の広がりが感じられないのは残念ですが……まぁその辺まで描いてしまうと1本の映画に収まる範囲でなくなってしまうので、仕方がないことではあるのでしょう。
最終決戦は割と力づくの戦いになっちゃって、テレビシリーズの方であった戦いの駆け引きの部分があまり描かれなかったのも微妙ではありますが、そこも尺を食うところですから仕方がないっちゃ仕方がないと言えるかも。

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