「名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)」のネタバレあらすじ結末

名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)の紹介:2004年公開の日本アニメーション映画。劇場版『名探偵コナン』シリーズの第8作目にあたる。東京・汐留を舞台に、名探偵コナンがライバルである怪盗キッドのトリックに翻弄されつつも、難事件の解決に挑む。

名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)の主な出演者

江戸川コナン(高山みなみ)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(神谷明)、工藤新一(山口勝平)、鈴木園子(松井菜桜子)、阿笠博士(緒方賢一)、灰原哀(林原めぐみ)、吉田歩美(岩居由希子)、円谷光彦(大谷育江)、小嶋元太(高木渉)、目暮十三(茶風林)、白鳥任三郎(塩沢兼人)、高木刑事(高木渉)、妃英理(高島雅羅)、中森銀三(石塚運昇)、怪盗キッド(山口勝平)、牧樹里(戸田恵子)、伴亨(柴田秀勝)、酒井なつき(氷上恭子)、新庄功(三木眞一郎)

名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①怪盗キッドからスターサファイアを盗む予告状が届く。盗まれずに千秋楽を迎え、お礼にと女優の樹里が一同を函館の別荘に招待した。コナンは機内でキッドが盗むと睨む。宝石は偽物だったのでキッドは盗まなかった。 ②樹里が機内で殺された。犯人はヘアメイクの酒井なつきで、動機は樹里にハリウッド進出を妨害されたから。機長らが操縦不能に陥った飛行機を、蘭とコナン、キッドが協力して着陸させた。

【起】- 名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)のあらすじ1

東京都米花市に住む高校生探偵・工藤新一は、幼馴染みで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行った際に、黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃します。
取引を見るのに夢中になっていた新一は、背後から近づいてきたもう1人の仲間に捕らえられ、毒薬を飲まされました。
ところが目が覚めると、小学生並みに身体が縮んでしまっていました。毒薬の副作用です。
「工藤新一が生きているとばれたら、また命を狙われ、周囲の人間にも危害が及ぶ」という阿笠博士の助言で、新一は正体を隠すことにし、江戸川コナンと名乗りました。そして情報を掴むために、蘭の家に転がり込みます。
蘭の父は探偵・毛利小五郎でした。ここぞというところで小五郎になりかわるコナンのおかげで、小五郎は名探偵と呼ばれます。
コナンは小学校に通い、クラスメートの歩美や元太、光彦に少年探偵団を結成させられました。
コナンの正体が新一だと知る者は、阿笠博士、新一の両親、怪盗キッド、大阪の高校生探偵・服部平次と、悪の組織の元一味で抜け出そうとして薬を飲み、新一同様幼児化した灰原哀です。
阿笠博士が作ってくれる便利メカを使って、コナンは事件を解決します…。
…毛利探偵事務所の小五郎のところへ、有名な舞台女優・牧樹里が依頼をしに訪れました。マネージャーの女性・矢口真佐代がつきそっています。
樹里のところへ、怪盗キッドからの予告状が届けられたのです。
予告状は「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という内容で、その下にスペードの2が縦に二つに割られているイラストがありました。
舞台はその日が千秋楽(最終日)です。
小五郎は舞台で使われているスターサファイアを狙いに現れるのだと言い、この予告状は「誰がいつどこでどうやって=「キッドが舞台上で観客から喝さいが起きる時」をあらわしているのだと推理しました。
コナンは「26の文字が飛び交う中」というフレーズが無視されていると思うのですが、小五郎は今夜の舞台で守ると言います。
汐留ビュータワー、劇場・宇宙(そら)。
蘭、園子、コナン、阿笠博士、少年探偵団、灰原の8人は劇場へ招待されました。控室を覗いたメンバーは、樹里から舞台『ジョゼフィーヌ』のメンバーを紹介してもらいます。
舞台の主要メンバーは、演出家兼バラス役の中年男性・伴亨、ナポレオン役をする俳優・成沢文二郎、テレジア役の女性・田島天子、イポリット役の男性・新庄功でした。
控室の化粧台に、ファンデーションだけで5種類もあると驚いた歩美と灰原が手を伸ばそうとしますが、それをヘアメイクの女性・酒井なつきが制止します。
控室に怪盗キッド専任の中森警部が来ましたが、今回特別に助っ人が来たと言って連れて来たのは、高校生探偵・工藤新一でした。
本当の新一がコナンだと知るのはコナン本人と阿笠博士、灰原のみです。この3人は怪盗キッドだとぎょっとしますが、後のメンバーはすんなり受け入れます。
舞台が始まってからも、コナンは新一に変装したキッドを見張りました。小五郎と中森警部は、なんと舞台キャストとしてクライマックスに潜んでいました。コナンはキッドが途中で抜けた時に追跡をします。

【承】- 名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)のあらすじ2

今回コナンは怪盗キッドのハングライダー対策として、パラグライダーを背負っていました。阿笠博士の発明です。ところが怪盗キッドは、ハングライダーから列車に降りた振りをして、ハングライダーは開いたまま上空で待機させていました。
それを知らず、列車に降りてしまったコナンは取り逃がしてしまいます。しかし宝石は盗まれていませんでした。
無事に宝石を守ってもらったお礼と称し、樹里は舞台の打ち上げをする、函館の自分の別荘に小五郎たち一同を招待します。
招待されたメンバーは、函館行きの飛行機・スカイJ865便に乗り込みました。
ところで怪盗キッド専任の中森警部は、小五郎たちよりも先に、函館の大沼湖畔にある、樹里の別荘を張り込んでいました。キッドが別荘に現れると踏んだのです。
同じ頃、偶然ですが目暮警部、白鳥警部、高木刑事は北海道の室蘭に出張していました。
飛行機に乗っていたコナンは、キッドの予告状の「26の文字が飛び交う中」というのは飛行機の機内ではないかと踏みます。その前に書かれていた「Romeo Juliet Victor Bravo」いずれも、アルファベットを分かりやすく言うために使われる、航空機の無線送話で使われている単語だからです。割れたトランプは奇数を意味し、羽田から離陸する便であることを指していました(離陸は奇数、到着は偶数の番号が振られている)。
飛行機には樹里の恋人・新庄が乗り込まない予定だったのですが、やってきた新庄を見て樹里は不機嫌になりました。
先にネタばらしをしておくと、樹里は新庄と組んで「別荘に新庄を先回りさせ、怪盗キッドの扮装をさせて皆を驚かせるつもり」だったのに、その新庄が飛行機に乗り込んできたからでした。自分の言うことを聞かずにいたのかと思ったのです。
ところが現実はそうではなく、乗り込んできた新庄は本当は怪盗キッドの変装でした(これが判明するのはだいぶ後になってから)。
機内で宝石が盗まれると思ったコナンは、樹里の指に嵌められたスターサファイアを見張ります。
離陸後、少年探偵団が「耳がおかしい」と言い出しました。急な気圧の変化で鼓膜の調子がおかしくなるもので、耳抜きをすればよいと言います。つばを飲みこんだり、口を閉じて鼻をつまみ、鼻に息を送る方法で皆耳抜きをしました。
その際、歩美がコナンに見ないよう注意します。「女の子だからそんな姿、好きな異性に見られたくないのね」と灰原が言いました。
樹里は離陸後、小五郎にサインをねだられてペンを借り、その後は洗面所に立とうとします。しかしいざ洗面所に行くと、すぐ戻ってきました。コナンは不思議に思います。
その後、樹里はコクピットにいる機長らにあいさつに行きました。実は樹里は元CA(キャビン・アテンダント)で、機長らと知り合いだったのです。
久しぶりの再会を喜ぶ機長・大越と副機長・中屋が握手を求めますが、女王ぶりを発揮した樹里は握手ではなく手の甲(指)へのキスを要求しました。
機長にあいさつを済ませた樹里が戻ってきて、差し入れのチョコを食べた後に苦しみ始め、倒れて死にます。アーモンド臭がしたことから、青酸化合物を口にしたことによる中毒死と思われました。

【転】- 名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)のあらすじ3

食べたチョコは銀座で買って来たばかりの箱入りのもので、どのチョコを食べるかは分かっていません。現に、樹里は取る前にどれを食べるか迷っていました。
機内に入ってから口にしたものは、そのチョコと酔い止め代わりにもらったビタミン剤でした。しかしビタミン剤は、離陸後に気分が悪くなったという樹里が頼んで田島からもらったもので、必ず飲むと決まってはいません。
ヘアメイクの酒井なつきが、打ち上げに参加するスタッフ全員に、樹里を殺害する動機があると言いました。
演出家の伴は樹里に演出の口出しをされて頭が上がらず、その妻で女優の田島はわがままに振る舞う樹里を快く思っていません。
ナポレオン役の成沢は樹里の元夫で離婚後もまだ未練があり、しかし樹里の気持ちはとうに離れていて恨みに思っています。
新恋人の新庄は、樹里にとうに飽きられていました。マネージャーの矢口やヘアメイクのなつき自身も、樹里にこき使われて恨みを持っています。
樹里殺害の手段に気づいたコナンは小五郎を眠らせようとしますが、機内の揺れで誤って別居中の小五郎の妻・妃英理を眠らせてしまいました。やむなく今回は妃の推理にします。
樹里が洗面所に立ったのは、トイレではなく耳抜きをするためでした。
女優の樹里は人前で鼻をつまんで耳抜きすることを嫌い、トイレを使ったのです。それで戻って来るのが早かったのでした。
毒は樹里が顔に塗ったファンデーションに入っており、耳抜きの時に指先につきました。その後、チョコを食べた時にその指も舐めてしまった樹里が死んだのです。
青酸化合物は皮膚からも吸収されるので、樹里が気分が悪いと言っていたのは徐々に青酸の毒に侵されていたことを意味しました。
そしてファンデーションを塗ったヘアメイクの酒井なつきが犯人だと言います。舞台の控室の化粧台にあったファンデーションを触ろうとした歩美を制止したのは、毒が中に入っていたからでした。
但し証拠となる現物はもう持っていないし、迂闊に捨てられないだろうから、空港から自宅宛に郵送したのではないかと指摘します。
そこまで見破られたことを知り、なつきは罪を認めました。なつきはハリウッドでメイクアーティストになる夢を持っており、チャンスが到来したのですが、樹里にそのチャンスを潰されたことを恨んでいました。
殺人事件は解決しますが、コナンは嫌な予感がします。
コクピットを確認してもらうと、機長らが苦しんでいました。握手ではなく手へのキスを要求されたので、青酸化合物が機長らの体内にも入ったのです。
機長と副機長をどかせて、飛行機をオートパイロット機能にしたのは、新庄でした。
機長の大越と副機長の中屋は、機内に乗り合わせた医者によって、急性中毒とみなされます。2人とも意識が混濁しており、操縦不能に陥りました。
管制塔に連絡を取り、新庄とコナンが操縦することになります。
コナンは新庄の正体が怪盗キッドだと分かっていました。キッドは手にキスした時に、宝石が偽物だと気づいて(本物のスターサファイアだと指につけていても冷たいままだが、そうではなかった)盗むのをやめていました。元々客寄せの話題作りのために、偽物を使っていたのだろうとキッドは言います。

【結】- 名探偵コナン銀翼の奇術師(マジシャン)のあらすじ4

同じ頃、函館の別荘にいる中森警部は、キッドに変装した新庄を追いかけていました。新庄も別荘の時計を盗んだので、キッドの扮装のまま逃げます。
あとは管制塔の指示どおり函館空港へ着陸させればよいのですが、着陸の準備を整えたところで飛行機は落雷に遭遇し、機の電源が落ちました。電源は復旧しますが、オートパイロット機能を損傷し、管制塔にぶつかって第2エンジンを落としてしまうアクシデントが起きます。
第2エンジンは落ちた後、滑走路に停止していた飛行機に引火して爆発を起こし、滑走路の一部が使えなくなりました。
高度をもう一度上げて、再び着陸を試みようとした時に、コナンたちは大変なことに気づきます。燃料が急激な勢いで減っていました。本来は燃料のタンクは分けて保存されているのですが、機長たちが倒れた騒動の時に伴がよろけてタンクを1つにするボタンを押してしまっていたのです。
先ほどの管制塔にぶつかった時にタンクに穴が開き、燃料漏れを起こしていました。無線も故障し、あと10分ほどしか燃料はありません。
不時着するにも幅が12m以上の場所を見つけねばなりません。着陸するための距離(長さ)も必要です。海は波があるので危険です。
条件に合致するものを歩美が思い付きました。くじらウォッチングの番組で見た、室蘭の崎守(さきもり)埠頭と見当をつけたコナンですが、現地は暗くて見えにくい状態です。
人払いをして操縦席にコナン、新庄(キッド)、蘭、園子だけになりました。機長席にいた新庄(キッド)は蘭に視力と握力を聞き、ついでにバスト・ウェスト・ヒップのサイズも聞きます。
そして新庄(キッド)は左腕を損傷したと言うと、蘭に操縦を代わりました。園子がいる前で変装を解き、非常出口から飛び降りてハングライダーで飛んでいきます。
園子はキッドが自分たちを見捨てて去ったと怒りました。
その頃、目暮警部、白鳥警部、高木刑事の3人は室蘭出張を終えて、白鳥(はくちょう)大橋を見ていて、ハングライダーに乗ったキッドを見つけます。
ちょうどキッド専任の中森警部は、追いつめたキッドが新庄の変装だと知ったところでした。目暮警部の連絡を受け、パトカーの集団は本物のキッドを追って崎守埠頭に集まります。
これがキッドの狙いでした。埠頭に並んだパトカーの警告灯の光で、コナンたちは埠頭の位置が見えます。
蘭が弱気になったのを見たコナンは、操縦を園子に代わってもらいました。そして無線で新一の声で励まします。
飛行機は無事に着陸できました。
(エンド後)なつきは逮捕される。救急隊員を装って近づいたキッドはバスト・ウェスト・ヒップのサイズを聞き、蘭はそれが怪盗キッドだと気づく。
ところが新一にそっくりなキッドの素顔を見て、蘭は混乱。新一がキッドの変装をして忍び込んでいたのかと思う始末。混乱する蘭だが、コナンは誤解を解くのも厄介なので放置するしかない。
(「この作品はフィクションです」の文字)

みんなの感想

ライターの感想

途中で事件はもう解決しており、今作品の大きな見どころは謎解きではなく、コナンや蘭たちがいかに飛行機を着陸させるかにかかっている。
なので謎解き要素を楽しみたいファンにとっては、中盤以降の展開は面白くないかもしれない。殺人とトリックも今回軽めだし。
飛行機の着陸に関してかなり時間を割いているので、はらはらどきどきさせてくれる。私個人はけっこう好き。

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