「名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版」のネタバレあらすじ結末

名探偵コナン 業火の向日葵の紹介:2015年公開の日本長編アニメーション映画。劇場版『名探偵コナン』シリーズの19作目。巨大宝石しか狙わないはずの怪盗キッドから届いたゴッホの名画「ひまわり」の犯行予告を巡って、コナンらを巻き込んだ騒動が繰り広げられる。

予告動画

名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版の主な出演者

江戸川コナン(高山みなみ)、毛利蘭(山崎和佳奈)、毛利小五郎(小山力也)、工藤新一(山口勝平)、鈴木園子(松井菜桜子)、阿笠博士(緒方賢一)、灰原哀(林原めぐみ)、吉田歩美(岩居由希子)、円谷光彦(大谷育江)、小嶋元太(高木渉)、目暮十三(茶風林)、中森銀三(石塚運昇)、鈴木次郎吉(富田耕生)、怪盗キッド(山口勝平)、圭子アンダーソン(榊原良子)、宮台なつみ(榮倉奈々)、東幸二(磯部弘)、岸久美子(ゆかな)、石嶺泰三(宝亀克寿)

名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ゴッホの「ひまわり」が発見され、オークションにかけられる。それを落札した次郎吉は、世界各地にある「ひまわり」7枚を集めて『日本に憧れるひまわり展』開催を宣言する。しかし宝石しか盗まない怪盗キッドが予告状を出す。 ②怪盗キッドの邪魔が入るもなぜか絵画はなくならず、美術展は開催された。しかし初日に美術館が火災に遭う。 ③展示の邪魔をしていたのは学芸員・宮台なつみ。新たに見つかった絵画が贋作だと思い込み、偽物と本物が一緒に展示されるのが許せなかったからというのが理由。怪盗キッドはむしろ「ひまわり」を守っていた。

【起】- 名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版のあらすじ1

高校生探偵・工藤新一は謎の組織に囚われ、服用された薬の副作用で小学生の体になりました。隠れて組織を追うため仮の名前・江戸川コナンと名乗ります。
探偵・毛利小五郎の娘で新一の幼馴染み・蘭の家に住みながら、便利グッズの発明家・阿笠博士の協力を得て事件を解決しました。
…有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホが、花瓶に活けられた複数のひまわりを描いた「ひまわり」という絵画。南フランスのアルルという街にいた時代に描かれた「ひまわり」は7作品ありますが、そのうちの「2枚めのひまわり」は1945年に日本・芦屋市の空襲で焼失しています。
しかしこの度、戦争で焼けた筈の「ひまわり」と同じ構図のものが、昨年新たにアルルの古い民家の屋根裏で日本人の東幸二によって発見され、ゴッホの作品と鑑定されました。
アメリカ、ニューヨークのオークション会場で、その「ひまわり」が出品されます。1000万ドル(約10億円)スタートでしたが、鈴木財閥の相談役・鈴木次郎吉が3億ドル(約300億円)で落札しました。
鈴木次郎吉の狙いは、今回のひまわりを含め7点すべてのひまわりの絵画を日本に集め、レイクロック美術館で『日本に憧れたひまわり展』を開催することでした。
今回ひまわりを落札した暁には、他の6点を保管しているそれぞれの美術館から貸し出す確約を得ています。そのうえでの落札でした。
落札時の記者会見で『日本に憧れたひまわり展』について言及した次郎吉は、そのために雇った7人のスペシャリストを紹介します。
・宮台なつみ…歴史・鑑定担当学芸員、絵画の歴史および鑑定を担当する
・東幸二…修復・保存管理担当学芸員、修復&保存管理を担当する(絵画の発見者)
・圭子アンダーソン…企画担当学芸員、展覧会の企画を担当する
・石嶺泰三…運搬・運送担当学芸員、絵画の運搬・運送方法を指導する
・岸久美子…展示・演出担当学芸員、〝ひまわり展〟展示・演出を指導する
・チャーリー警部…ニューヨーク市警、警備責任者(怪盗キッドを目の敵にしている)
以上の6人で、残り1人は日本に着いてからの参加者です。会場にいません。
・毛利小五郎…私立探偵、セキュリティ強化要員(次郎吉と親交が深い)
7人のスペシャリストを紹介し終えた瞬間に、会場に犯行予告状・キッドカードがステージに撃ちこまれました。
怪盗キッドが姿を現すと、チャーリー警部の追っ手をまいて会場から逃げます。
今まで宝石しか盗まない怪盗キッドが、絵画の盗みの予告状を出したことに、コナンは疑問を感じました。
次郎吉は落札した「ひまわり」の絵画を乗せ、専用ジェットで日本に帰国します。高校生探偵・工藤新一がその直前に姿を現したため、次郎吉はジェットに同乗を頼みました。
怪盗キッドと工藤新一は容貌が似ています。チャーリーが変装ではないかと疑ったので、次郎吉が新一の顔をひっぱって無実を証明しました。
羽田空港では、連絡を受けた毛利のほか、蘭とコナンも迎えに来ています。園子が電話で新一も一緒に乗っていることを蘭に告げますが、その新一は飛行機後部にある貨物室に移動すると、ひまわりの絵を確認しました。新一はキッドが変装した人物でした。

【承】- 名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版のあらすじ2

着陸間際になって貨物室扉で爆発が起き、扉が右翼のプロペラに当たってエンジントラブルが発生します。機外に出た「ひまわり」を追って空中に飛び出して絵画をキャッチした怪盗キッドは、そのままハングライダーで飛び去ります。
専用ジェットは緊急着陸を試み、爆発で舵がきかないながらも無事に着陸しました。それを見ていたコナンは、続いて飛来する怪盗キッドの姿を目撃します。怪盗キッドは屋上に降りると、絵画を隠して立ち去りました。コナンの指摘で、ビル屋上から絵画を回収します。
なぜ怪盗キッドが絵画を置いて逃げたのか、不思議でした。「ひまわり」を持って逃げるとハングライダーの空気抵抗で飛びにくいなど、指摘が出ます。
「宝石以外は盗まない」「人命を危険にさらすことはしない」…今までの怪盗キッドらしからぬ振る舞いに疑問を持つコナンや園子、中森警部らに対し、チャーリーは「奴はテロリストで手段を選ばないのだ」と言いました。
とにかく炎天下と熱にやられずに奇跡的に「ひまわり」は回収され、次郎吉が持つ大きな金庫「鉄狸・改」の中に保管されます。
学芸員の宮台なつみと展示・演出担当の岸久美子は、展覧会での警備を強化するために大量の監視カメラ導入を提案しました。そのカメラを隠すために、本物のひまわりを会場に植えようという案を出します。
コナンは少年探偵団の吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太らと灰原哀と共に、美術館に行くことになりました。損保ジャパン日本興亜美術館の「ひまわり」見ていた老婦人・ウメノと、哀は会話を交わします。
同じ頃、毛利小五郎宛に、怪盗キッドから挑戦状が届いていました。『今夜、ラ・ベルスーズの左(最初の模写)を頂きに参ります 怪盗キッド』と書かれた予告状です。
ラ・ベルスーズの左とは、三幅対(さんぷくつい)のもので、生前のゴッホが弟・テオに宛てた手紙で記した、3つの絵で1つの絵になる絵画です。そして左側に当たるのは5番目に描かれたひまわりで、現在は損保ジャパン日本興亜美術館(本社ビル)に保管されていました。
慌てて駆け付けた小五郎らにコナンは聞き、この絵画が狙われていると知ります。次郎吉に名指しされたコナンは、捜査チームに入ることになりました。
絵画を安全な場所に避難させようとした時、コナンは梱包の蓋の裏にカードを見つけました。そこには「ひまわりは確かに受け取った 怪盗キッド」と書かれています。
既にすり替えられたのかと宮台なつみが鑑定すると言い出した途端、警備員に変装していた怪盗キッドが絵画を盗みました。その後、美術館長宛にメッセージが残され「先程頂いたひまわりを格安の100億円でお譲りします。2時間後、東都プラザホテル1412号室でお会いしましょう。お金は全て旧券でベッドの上にケースから出しといてね。無理なら取引しないよ♪ 怪盗キッド」とありました。
金を用意するので、絵の貸出と他の美術館への交渉を頼むと、次郎吉が取引を持ちかけます。美術館長は応じる代わりに、美術館展が実現した時には1人の老婦人を招待してくれと言いました。
ホテルの部屋に現金が持ちこまれ、指示通りにベッドの上に積み重ねますが、時間が足りません。一部の金はアタッシェケースに入れたまま時間を迎えました。

【転】- 名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版のあらすじ3

監視カメラで見張るコナンは、違和感を覚えます。それは、美術館長が飲むペットボトルの飲料の水位が上昇していること、すなわち部屋の気圧が高くなっていることでした。
時間が来ると部屋の窓ガラスが爆破され、紙幣は窓の外に飛散します。怪盗キッドは何も盗まずに逃げ、約束通りベッドの壁に「ひまわり」が戻されていました。
2度にわたり「ひまわり」を守ったということで他の美術館からも絵の貸し出しが決まり、レイクロック美術館での展示が決定します。
怪盗キッドの目的が理解できないながらも『日本に憧れたひまわり展』への準備が進められました。
レイクロック美術館は切り立った崖を利用して作られた美術館です。地上8階(1階は受付)の各階に7枚の「ひまわり」を展示しますが、高低差を利用して水力発電が行なわれ、緊急時には即座に各階の「ひまわり」はウォーターシューターで1箇所に集められる仕組みになっていました。
チケットを当てた阿笠博士が、他の子どもたちをごまかすためにクイズを出します。「太陽好きのひまわりちゃんが嫌いなものは? 1.スパイダー 2.スネーク 3.スコーピオン」(答えは1「スパイダー」=「クモ」=「雲」太陽が好きだから雲が出るのは苦手)
美術展オープン間近の次郎吉に小包が届きますが、それを見た犬のルパンが吠えます。箱には可燃性のホスフィンが入っており、チャーリーが蓋をかぶせて消火しました。怪盗キッドからの届け物です。
その隙に次郎吉のボディーガード・後藤善悟がパソコンのデータをハッキングし、テレピン油のデータをチェックしました。
『日本に憧れたひまわり展』が開催初日を迎えます。損保ジャパンの5番目の「ひまわり」を見に来ていた老婦人・ウメノも招待され、2枚目の「ひまわり」から見ています。
会場内には通路の中ほどに本物の花のひまわりが植えられ、監視カメラを隠していました。新一に化けた怪盗キッドがカードを落としていきます。「14=(11人+1人)+2人 15=(11人+1人)+2人+1人」という数式が書かれていました。
ゴッホは15本のひまわりを14本と弟・テオへの手紙に書いていることもあり、この数字は「キリストの12使徒と、テオとゴーギャンを意味していた」という説と、15の場合は、「前述にゴッホを加える」説もあるとのことです。
何を意味するかは不明ですが、開館から1時間も経過していないうちに閉館を決めます。こういう時のために、初日は一般客を呼ばず関係者のみを招待していました。
コナンは12人をわざわざ11人+1人と表記していたことが気になります。1人だけ別に表示、つまり仲間外れにしていることから「(内部に)裏切り者(ユダ)がいる」という意味と取り、内部の人間の素姓を調査させます。
電気制御室でトラブルが発生しますが、すぐに自家発電に切り替わりました。

【結】- 名探偵コナン(業火の向日葵)劇場版のあらすじ4

7人の素姓を調べた中森刑事が、半年前にアルルで東幸二の双子の兄・幸一が亡くなり、警察は自殺と断定したことを突き止めます。それを聞いた幸二が「自殺ではない。俺が殺した」と言いました。
そもそも戦時下の芦屋空襲の際、東の祖父は「ひまわり」がある館の大工として雇われていました。戦火の中「ひまわり」を燃えないよう持ち出した祖父は、館の使用人に「ひまわり」を託すと息を引き取ります。
戦時下に消失されたとされる「ひまわり」は焼けておらず、ひそかにアルルに隠されていたのでした。それを見つけた兄・幸一は「アルルのひまわりはアルルに置いておくべきだ」と言い出し、兄弟でもみ合いになった際に銃が暴発して、兄・幸一は亡くなります(厳密には殺人ではなく事故)。
東の祖父の代から「ひまわり」が無事に日本に戻ってくることを願っていた東幸二は、願いがかなったので展覧会が終わったら自首するつもりでした。東が騒動の犯人ではありません。
美術館で火災が発生しますが、防災システムがダウンしており、消火ができません。2番目と5番目の「ひまわり」が緊急脱出になっていなかったのを見たコナンは急ぎ、5番はストッパーを外して脱出させますが、2番に手間取りました。
新一(の姿の怪盗キッド)が協力しますが、外れません。蘭が現れ、空手の正拳突きとキックで外しました。
後は脱出するのみです。怪盗キッドは後藤に化けた寺井に連絡をして放水を開始させ、貯水槽より水が流れます。
コナンは「犯人はチューブロード(通路)にひまわりと植えようとした人物」「そこにテレピン油を導火線にし、流して燃やした」とトリックを見破りました。
怪盗キッド、蘭、コナンは崩れ始める建物から脱出し、コナンは蘭を怪盗キッドに託します。ハングライダーでは2人までは対応できても、3人は乗れないという理由からでした。
コナンは「ひまわり」用の脱出シューターを使い、2番目の「ひまわり」を抱いたまま、巨大なサッカーボールに膨らむアイテムを利用して湖に浮かびました。空中では、怪盗キッドが蘭を連れて脱出に成功しています。
犯人は宮台なつみで、「ひまわり」を燃やすのが動機でした。なつみは発見された「ひまわり」を贋作だと思い込んでおり、贋作が展示されるのが許せなかったのです。
さらに…戦時下の空襲で「ひまわり」を消失したとされる館のお嬢様はウメノで、その時住み込みの書生だったのは寺井でした。
怪盗キッドは音声メッセージで依頼があったのを受けて、「ひまわり」を守るために動いていたのでした。
立ち去り際にチャーリーに見つかった怪盗キッドですが、誤解は無事に解け、チャーリーは見逃しました。
(エンド後)チケットを紛失したと焦る阿笠博士。その背中に怪盗キッドのカード(怪盗キッドは阿笠博士から盗んだチケットで入館していた)。2016年春、新作公開決定。

みんなの感想

ライターの感想

…もっとシンプルにすればいいのに~! エンタメ性を重視したんだろうが、振り返ってみると「よけいな話」が多すぎ。
まず、7人の侍とかいうの、いらん! 7人もいらん!(隠れ蓑にしたんだろうけど)
ゴッホの絵で、しかも7枚もあるんだよ~…これはためになる話だろうし、それらが一堂に会する…うん、実現したらすごいよね。
(余談だが「ゴッホ」と言わず「ファン・ゴッホ」と呼ぶのが世界では一般的とか、7枚のひまわりに8枚目が存在したという着想に基づくフィクションは、藤原伊織『ひまわりの祝祭』で既に物語が作られていた。
ま、今回のアニメの「ひまわり」は芦屋のが焼け残っていたという結論だったが、参考までに)
ウメノさんの恋物語も…いらんよね。
怪盗キッドが妙に絡んできて、盗んだだの盗まないだの、頭の中がごちゃごちゃになりそう。
真犯人はほんとシンプル。動機もシンプル。実のとこ「コナンって、推理してないんじゃね?」と思った。

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