「機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編」のネタバレあらすじ結末

アニメ映画

機動戦士ガンダムII 哀・戦士編の紹介:1981年7月に公開されたアニメーション作品。テレビシリーズ『機動戦士ガンダム』の再編集映画版であり、同年2月に公開された劇場版に続く2作目である。監督は1作目と同じく富野喜幸(現在では富野由悠季)。テレビシリーズの第16話から第31話を中心に編集され、地上での転戦と再び宇宙に向かうまでが描かれる。

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予告動画

機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編の主な出演者

アムロ・レイ(古谷徹)、シャア・アズナブル(池田秀一)、セイラ・マス(井上瑤)、ブライト・ノア(鈴置洋孝)、フラウ・ボゥ(鵜飼るみ子)、ミライ・ヤシマ(白石冬美)、カイ・シデン(古川 登志夫)、ハヤト・コバヤシ(鈴木清信)、マチルダ・アジャン(戸田恵子)、マ・クベ(塩沢兼人)、ランバ・ラル (広瀬正志)、ハモン・ラル(中谷ゆみ)、ナレーター(永井一郎)

機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編のネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編のあらすじ1

地球の周辺にスペースコロニーがいくつも建造され、人類の半数が宇宙生活者となった宇宙世紀0079、コロニー国家のひとつ、ジオン公国が地球連邦に独立戦争を挑んだ戦争が起こりました。巨大な人型兵器「モビルスーツ(MS)」を使った戦争は苛烈を極め、戦争は膠着状態となりました。
ジオン軍の攻撃に巻き込まれた民間人の少年アムロ・レイは連邦軍の試作MS「ガンダム」に搭乗し、ジオン軍の士官シャア・アズナブルの攻撃を退けます。
大人たちを失った母艦ホワイトベースは、アムロのような民間人の少年を主体とする乗員たちによって地球に降下し、連邦軍に合流すべく各地をさまよっていました。
ホワイトベースとガンダムによって、地球攻撃軍の司令官ガルマ・ザビを失ったジオンは、ランバ・ラル大尉にその仇討ちを命じて地球に派遣します。
一方、連邦軍の主力であるレビル将軍はジオンへの一大反攻作戦「オデッサ作戦」に備えていました。そのためにレビル将軍はホワイトベースの戦力に期待し、彼らのことを進化した人間である「ニュータイプ」ではないかと考えていました。
レビルの派遣した補給部隊によるマチルダ中尉による補給を受けたホワイトベースでは、一時の安らぎの中にありました。アムロは大人の女性であるマチルダにほのかな憧れを抱いていました。
出発したホワイトベースは砂漠でランバ・ラル隊の襲撃を受けます。ホワイトベース乗組員の一人、セイラ・マスはジオンの英雄であるシャアが生き別れの兄ではないかと思い、ジオン兵と接触するため勝手にガンダムで出撃しました。不慣れなセイラの操縦でガンダムは苦戦したものの、アムロの活躍で無事に敵を退け、敵のMSザク一機を捕らえることに成功します。セイラは独房に入れられたものの、捕虜のジオン兵からシャアが地球からの流れ者であり、ジオンの支配者であるザビ家に怨みを持っていることを知りました。セイラはシャアが生き別れになった兄のキャスバルではないかとの確信を強めます。
ホワイトベースは、オデッサ作戦の支援のためジオンのヨーロッパ方面軍マ・クベの指揮下ある基地を攻撃しました。アムロはホワイトベースの指揮官であるブライト・ノアの指示を無視し、勝手に支援用MS「ガンタンク」で出撃します。しかしそのためにホワイトベース隊は窮地に陥りました。
ブライトはアムロの増長を戒めるため、彼をガンダムから降ろすということを考えます。しかしその会話を聞きつけたアムロは、ガンダムに乗ってホワイトベースを脱走してしまいました。
ガンダムを砂に埋めて隠し、町で食事をとっていたアムロですが、偶然にもランバ・ラルの部隊が食堂にやってきます。そこにアムロを探すため、幼馴染みでホワイトベースに同乗している少女フラウ・ボウがやってきました。ジオン兵に捕らえられたフラウを庇い、アムロはラルと対峙します。ラルはアムロたちを見逃しましたが、近くにホワイトベースがいると考えて、部下に後をつけさせます。ついにホワイトベースは発見されてしまいました。 この映画を無料で観る

【承】- 機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編のあらすじ2

砂漠にいたアムロは、ラルの部隊が発進していくのに気づいてガンダムで駆けつけていきます。アムロのガンダムは、ラルの駆るMS「グフ」と対決し撃破に成功しますが、ラルは「自分の力で勝ったのでは無いぞ、そのMSの性能のおかげだということを忘れるな」と言い捨て、脱出していきました。
ホワイトベースに戻ったアムロは独房に入れられてしまいます。仲間たちはアムロなしでもガンダムが使えると言いました。アムロはラルの言葉を思い出し、「あの人に勝ちたい」とつぶやくのでした。
一方、ジオン軍でも派閥争いがありました。オデッサ作戦に備え、ジオン軍司令官のマ・クベはランバ・ラル隊への補給を断ります。
MSを失ったラルたちは、ゲリラ作戦で攻撃を続ける覚悟を決め、肉弾戦を挑んできました。ホワイトベース上で激しい銃撃戦が展開されます。
そんな中、ラルは偶然にもセイラと遭遇して驚きます。セイラの本名はアルテイシアといい、昔はジオンに住んでいました。その頃ラルは父とともに彼女を助けたことがあったのです。油断したラルは銃撃を受けて負傷し、アムロの前で自爆して果てました。一方、ホワイトベースの仲間の一人であり、頼れる仲間だったリュウ・ホセイも負傷してしまいます。
地球連邦軍はオデッサ作戦を開始し、マ・クベの軍への攻撃を開始しました。ホワイトベースにも補給により新兵器「コアブースター」が届けられましたが、それは連邦軍がホワイトベースの乗組員たちをモルモット扱いしていたからなのです。連邦軍はアムロをニュータイプだと考えているのでした。ジオンの創始者であるジオン・ダイクンは、ニュータイプを人の革新だと唱えていましたが、連邦もジオンもそれを戦争のための便利な道具としか認識していませんでした。
そしてホワイトベースはマ・クベの派遣した3機の新型MS「ドム」の襲撃を受けます。修理の終わってないホワイトベースは脱出できず窮地に陥りましたが、マチルダの命を捨てた援護によりアムロたちは辛くも勝利を収めました。
オデッサ作戦の支援に向かうホワイトベースを、ラル隊の生き残りが襲撃します。ラルの妻・ハモンは特攻覚悟でガンダムを追いつめますが、戦闘機に乗ったリュウの体当たりによって倒されます。
連邦はオデッサ作戦に勝利し、マ・クベは宇宙へと脱出していきましたが、リュウやマチルダを失ったホワイトベース隊は悲しみに包まれていました。残骸の散らばる戦場を通過するホワイトベースの上で、アムロたちは戦死者に敬礼で黙祷を捧げるのでした。

【転】- 機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編のあらすじ3

ホワイトベースはベルファストの連邦基地に入港しますが、近くに住むスパイの少女ミハルに撮影され、その情報はジオンの潜水艦に届けられます。受けとったのは、シャアでした。彼はガルマがホワイトベース隊に討たれた責任を問われて失脚していたのですが、ジオン国内の別の派閥に拾われて新たな部隊に移籍していたのです。彼は早々に因縁のあるホワイトベースと出会った幸運を喜びました。
一方、ホワイトベースはレビル将軍の訪問を受けていましたが、乗員の一人カイ・シデンはこのまま軍に居続けることに嫌悪感をいだいて軍を抜ける決意をします。そんなカイと偶然再会したミハルは、彼を家に誘いました。カイは彼女がスパイだと気づきましたが、戦災孤児で幼い弟と妹の面倒をみているミハルに同情して情報を流します。そんな彼女に、ジオンの連絡員が接触し、ホワイトベースに侵入するという任務を与えました。
そこにジオンの攻撃が始まりました。新型の水陸両用MSに苦戦する仲間たちを見かねて、カイはホワイトベースに戻ります。しかしその戦闘に乗じてミハルが艦内に侵入しました。カイは彼女に気づいたものの、匿ってやります。ミハルによってホワイトベースの目的地が、連邦軍の総司令部であるジャブローだということがわかりました。
シャアの部下が再びホワイトベースを攻撃します。自分が情報を流したことが原因だと自責の念にとらわれたミハルは、カイとともに出撃します。敵の撃破には成功したものの、ミハルは海に投げ出されてしまいました。カイはその責任を感じ、彼女を乗せたことを悔やむのでした。

【結】- 機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編のあらすじ4

ホワイトベースはジャプローに到着しましたが、その後をシャアがつけてきました。シャアは秘密にされていたジャブローの出入り口を発見し、ジオンの基地に出撃要請をします。
ドック入りしたホワイトベースは徹底的な修理を受けましたが、その責任者であるウッディ大尉はマチルダの恋人でした。そのことを知ったアムロは自分がマチルダを死なせたと謝ります。しかしウッディは「うぬぼれるな、ガンダム一機の活躍で戦争がどうにかなるものではない」と言いました。そして彼は、マチルダが命をかけて守ったホワイトベースの修理に全力を尽くす、人にはそれぐらいしか出来ないのだと語りました。
シャア率いるジオンの部隊がジャプローに攻撃をしかけてきましたが、巨大基地であるジャブローの連邦兵たちは気にせず、ホワイトベースの乗員たちに辞令を伝えます。死亡したリュウが三階級特進だと伝えられたアムロは「それだけでおしまいなんですか」と食ってかかり、殴られてしまいました。
その頃、基地内にシャアが潜入して破壊工作をしようとしていましたが、ホワイトベースに同乗していた3人の孤児カツ、レツ、キッカの活躍により阻止されます。
脱出をはかったシャアは、セイラと遭遇しました。セイラが生き別れの妹アルテイシアだと気づいたシャアは、軍から身を退くように言い残して、MSに搭乗しました。
時を同じくしてジオンが大部隊によるジャブロー攻略作戦を開始しました。連邦軍の指導者たちは、ホワイトベースがつけられたと気づき、「永遠の厄介者」と呼びます。
ホワイトベースも戦闘準備に入り、侵入してきたジオン軍のMSを迎撃します。カイはミハルのような子を出さないためにも、ジオンと徹底的に戦う決意をしていました。
そしてアムロは侵入してきたジオン軍の中に赤いMSがいることに気づき、シャアの復活を確信します。そこにホワイトベースを守るため戦いに加わったウッディが攻撃をしかけました。シャアの一撃によってウッディは撃墜されましたが、その隙にガンダムの攻撃を受け、撤退していきました。
連邦軍は今までジオンの攻撃をくぐり抜けてきたホワイトベースの実力を評価し、第13独立艦隊の名前とともに囮としての任務を与えました。ジャブローを出航したホワイトベースは、フラミンゴの群れが飛び立つ横で宇宙へと向かいます。
シャアもまた最新鋭巡洋艦ザンジバルで宇宙へと向かいました。
地球軌道上に到達したホワイトベースの姿で物語は終わります。

みんなの感想

ライターの感想

初代ガンダムの地球編、クライマックスのエピソードを集めた再編集版ですが、テレビシリーズにあった連邦軍反攻作戦「オデッサ作戦」は名前しか出てこなく、主人公たちはほとんど関わらずに終わってしまいます。そのためテレビシリーズでの活躍ぶりはまるっとカットされてしまいましたが、主人公たちが一兵士であり戦争の一局面でしかないという側面が強調された結果となりました。ジャブローでのウッディ大尉の言葉「ガンダム一機の活躍で戦争がどうにかなるものではない」が説得力を増しました。
もっともリュウやマチルダの戦死がサクサクとまとめられてしまった分、重みが減ったのは痛し痒しといったところなのですが。

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