「機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKY」のネタバレあらすじ結末

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機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKYの紹介:テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の設定に基づいた太田垣康男による漫画作品を、ガンダムシリーズの制作会社である日本サンライズがアニメ化した作品。全4話のOVAシリーズとして制作されたが、一部新作のディレクターズカット版として劇場公開されたものである。フリージャズをテーマとしているため、ジャズミュージシャンの菊地成孔が音楽を担当している。初代のガンダムシリーズと同じく宇宙世紀の一年戦争を舞台とし、テレビで描かれなかった宇宙航路「サンダーボルト宙域」を巡る連邦とジオンの激しい激闘が描かれている。

予告動画

機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYの主な出演者

イオ・フレミング(中村悠一)、ダリル・ローレンツ(木村良平)、クローディア・ペール(行成とあ)、カーラ・ミッチャム(大原さやか)、コーネリアス・カカ(平川大輔)、グラハム(咲野俊介)、バロウズ(佐々木睦)、J・J・セクストン(土田大)

機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYのネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYのあらすじ1

宇宙世紀0079年、地球連邦とジオン公国の戦いが佳境となった頃、ジオンの最終防衛拠点である宇宙要塞への航路「サンダーボルト宙域」を巡る戦闘が続いていました。
この宙域はジオンによって壊滅したサイド4「ムーア」があった場所で、その生き残りであるムーア同胞団による部隊が戦いを挑もうとしていたのです。彼らは多数のモビルスーツ部隊を出動させました。その中にはジャズ好きで、コクピットにもプレーヤーを持ち込むイオ・フレミングの姿がありました。イオはムーアの生き残りでありながら、復讐よりも戦いの快感に身を委ねるタイプでした。
出動した連邦のモビルスーツ隊を、ジオン軍「リビング・デッド師団」のモビルスーツ部隊が迎撃します。特にエース・スナイパーであるダリル・ローレンツの狙いは正確で、連邦のモビルスーツは次々と撃破されていきました。イオも機体を破壊されてしまいます。
しかしジオン兵たちが勝利を確信した時、機体を捨てて脱出していたイオが敵のモビルスーツに直接とりついてパイロットを射殺、一機を奪取に成功します。イオはコクピットに乗り込む際、ダリルと交信して彼を「義足野郎」と呼び、「ジャズが聞こえたら俺が来た合図だ」と宣戦布告して立ち去りました。
大きな戦果を挙げたものの、仲間を失ったことでダリルたちは落ち込んでいました。彼らは手足の一部を失った負傷兵たちで構成された部隊であり、戦闘データの採取が目的のモルモットとしての役割もあったのです。射殺されたジオン兵に惹かれていた技官のカーラは、ダリルに敵討ちを頼みます。

【承】- 機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYのあらすじ2

連邦側も多大な損害を受けたことで、指揮官のクローディア・ペールは苦悩していました。彼女はムーア上流階級の出身で、部下からはムーアを守れなかった無能な一族として軽蔑されつつ、部下たちに死を強いることに激しいストレスを感じていました。
そして今、パイロットの多くが死んだことでクローディアは新型モビルスーツのフルアーマー・ガンダムを恋人であるイオに託すことになりました。
イオはガンダムの性能に歓喜し、次々と敵のモビルスーツを撃破していきます。
その頃、リビング・デッド師団では兵士の手足を直接機体と直結させる新型の操縦システム「リユース・サイコ・デバイス」の開発を進めていました。そのテストパイロットとなったダリルは、モビルスーツの足をまるで自分の足のように感じ、両足が健在だった少年の頃を思い出していました。彼はシステムを開発したカーラに感謝しましたが、戦争そのものを嫌うカーラは素っ気なく立ち去りました。
再び迎撃のため出撃したリビング・デッド師団でしたが、イオのフルアーマー・ガンダムに次々に撃破されていきます。イオは動きを失ったモビルスーツを盾にダリルのモビルスーツに迫り、大きなダメージを与えることに成功しますが、間一髪のところで取り逃がしてしまいました。しかし生き延びたダリルは無事だった左手を失っていました。
イオのフルアーマー・ガンダムの活躍によりムーア同砲団の艦隊は優勢となり、リビング・デッド師団は壊滅寸前となりました。しかし技官のセクストンは、実験中の新兵器「サイコザク」を投入することを艦長に進言します。そのためには、ダリルは残った右手までも切断され、直接モビルスーツと手足を繋ぐシステムの一部とならなければなりません。カーラはその手術を拒否したものの、セクストンに押し切られやむなくダリルの手術を行いました。
サイコ・ザクの性能は凄まじく、搭乗したダリルはこれでガンダムに勝てると確信します。

【転】- 機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYのあらすじ3

ムーア同砲団には新たに増援としてモビルスーツ部隊が到着しましたが、そのパイロットはすべて少年少女ばかりの新兵でした。しかしクローディアは指揮を放棄して薬に逃げ込むようになります。イヤはそんな彼女を叱咤しましたが、クローディアは子供たちに死ねと命じることに耐えれないと慟哭しました。
医務室に収容されたクローディアに、彼女とイオの幼馴染みである整備兵のコーネリアス・カカはクローディアを見舞い、イオが戦争という狂気の中でしか生きられないのだと語ります。
最終決戦のため出撃するリビング・デッド師団では、出撃しようとするダリルにカーラが自分の父が思想犯であり、そのため自分も意に沿わず戦争に協力していることを語りました。そんな彼女にダリルは、生き残って戦争という狂気に抵抗しようと言い、出撃していきます。
ムーア同砲団でも、イオがモビルスーツ隊の少年兵たちを相手に訓辞を語り、フルアーマー・ガンダムで出撃していきました。そして覚悟を決めたクローディアは艦長席に復帰します。
戦闘が始まり、少年兵たちの部隊はリビング・デッド師団のモビルスーツに一方的に撃破されていきましたが、その合間にリビング・デッド師団もまた一人また一人と倒れていきます。
リビング・デッド師団の母艦では、セクストンがデータをもって脱出しようとカーラを誘いましたが、カーラは残って部隊とともに戦う道を選びました。
ダリルのサイコザクの威力は凄まじく、ムーア同砲団の艦隊は次々と倒されていきます。旗艦が大破し、クローディアは退艦を命じましたが、副官のグラハムはそれを拒否し、彼女を銃撃して艦と運命を共にします。クローディアは艦の外に投げ出されていきました。
リビング・デッド師団もまたイオのフルアーマー・ガンダムによって旗艦が破壊されてしまいました。そして残されたダリルのサイコザクとの対決が始まります。二人の対決は、コロニーの残骸の中で繰り広げられました。
その頃、ジオンの新たな艦隊がリビング・デッド師団の救援のためサンダーボルト宙域へと接近していました。

【結】- 機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBERSKYのあらすじ4

救命艇で脱出したコーネリアスをはじめとするムーア同砲団の生き残りですが、救命艇には十分な空気がなく、生き残るためには残されたジオンの輸送艦を奪取するしかありません。彼らはジオンの輸送艦に侵入していきました。
カーラたちは投降すると見せかけて自爆しようとしましたが、コーネリアスは彼らを説得しようとします。しかしその隙に艦の外から連邦のモビルスーツが攻撃し、自爆を目論むジオン兵を焼き殺してしまいました。生き残ったカーラは激しいショックを受けます。
廃棄されたコロニーの中では、イオの攻撃で意識を失ったダリルがカーラの夢を見ていました。イオはビームサーベルでダリルのサイコザクに最後の一撃を加えようとします。その時、サンダーボルト宙域に起きた放電現象がダリルの意識を呼びさまし、サイコ・ザクが放ったミサイルがフルアーマー・ガンダムの頭部を破壊しました。そしてダリルはカーラと出会えたことを感謝します。
自分の敗北を確信したイオは、コクピットから姿を現したダリルを見、その欠損した手足を見て呆然としました。
そこに駆けつけてきたジオンの艦隊によってダリルやムーア同砲団の生き残りは捕虜となりました。生き残ったカーラは精神を失調してしまいます。
捕虜となったイオはジオン兵たちの激しい暴行を受けます。ダリルはそんな彼に「ガンダムを倒せば戦争という悪夢から解放されると思った」と言いましたが、イオは「俺たちは戦争を呪いながら戦争に魅入られていく。俺たちは戦い続ける運命なのさ」と言い返します。そして「戦争はまだ終わらない」と言い切るのでした。
その後、ジオンの宇宙要塞ア・バオア・クーで連邦とジオンの最終決戦が行われました。その戦いにイオも加わりましたが、リユース・サイコ・デバイスがなく、不自由な義手では満足な戦いが出来ず苦悩します。
一方、イオは混乱に乗じてコーネリアスたちとともに脱出します。
そして戦争が連邦の勝利に終わり、接収されたジオンの兵器工場では量産寸前だった新型モビルスーツ「ジオング」が見つかったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ガンダムの最新OVAですが、青年誌掲載作品が原作だけに戦争ドラマのハードさはシリーズ中随一といったところ。ガンダムパイロットは一応は主人公ですが、戦いを楽しむ戦闘狂として描かれ、むしろ敵側のザクのパイロットの方が戦争の狂気に対して否定的という感情移入しやすいキャラクターだったりします。
戦争ドラマとしても戦争物メカアクションとしても見応えはあるんですが、肝心のガンダムが最後に敗北してしまうというのは、メカとしての「ガンダム」好きな人はいささか微妙な部分かと。まあ過去にも『ポケットの中の戦争』のようにガンダムが敵として登場したシリーズもありますし、それに実質的にはほぼ相打ちみたいなものですからね。ラストで頭を吹っ飛ばされるあたりは初代ガンダムのオマージュでしょうか。

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