「機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編」のネタバレあらすじ結末

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機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編の紹介:1982年に公開されたアニーション映画。人気テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の劇場版3部作の完結編である。テレビシリーズの第31話後半から第43話までを再編集したもので、宇宙に上がった主人公たちのさまざまな人との出会いと、敵との最終決戦が描かれる。監督は前作までと同じく富野喜幸(現在では富野由悠季)。またテレビシリーズでは病気のため降板した作画担当の安彦良和が復帰し、多くのカットを新規に描き直したことで、作画のクオリティは格段に向上している。本作で描かれた連邦とジオンとの決戦は、その後いくつも作られたゲームで繰り返し描かれて数多くのマニアに親しまれている。また本作以降もガンダムのブームは続き、プラモデルではオリジナルのMSV(モビルスーツ・バリエーション)が展開された後、1985年には続編としてテレビシリーズ『機動戦士Zガンダム』が製作された。

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予告動画

機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編の主な出演者

アムロ・レイ(古谷徹)、シャア・アズナブル(池田秀一)、セイラ・マス(井上瑤)、ブライト・ノア(鈴置洋孝)、フラウ・ボゥ(鵜飼るみ子)、ミライ・ヤシマ(白石冬美)、カイ・シデン(古川 登志夫)、ハヤト・コバヤシ(鈴木清信)、テム・レイ(清川元夢)、ララァ・スン(藩恵子)、スレッガー・ロウ(井上真樹夫)、デギン・ザビ(柴田秀勝)、ギレン・ザビ(田中崇)、キシリア・ザビ(小山茉美)、ドズル・ザビ(玄田哲章)ナレーター(永井一郎)

機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編のネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編のあらすじ1

地球の周りに巨大な人工都市スペースコロニーが建造され、人口の約半数が宇宙生活者となった宇宙世紀0079、コロニー国家のひとつジオン公国が地球連邦にいどんだ独立戦争によって人類の半数が死亡しました。その最中、ジオンの襲撃を受けたサイド7の少年アムロ・レイは連邦軍の新型モビルスーツ(MS)「ガンダム」に乗り込んでジオンとの戦いに巻き込まれました。幾度の戦いをくぐり抜け、アムロは戦士として成長していきます。
そして彼や仲間たちを乗せた母艦ホワイトベースは宇宙へと上がりました。地球軌道上で彼らをジオンのパトロール艦隊が待ち受けていましたが、戦いに慣れたホワイトベース隊の敵ではなく、アムロの活躍によって新鋭MS「ドム」の部隊ともども一蹴されてしまいます。
ホワイトベースはジオンに対する陽動のため、中立地帯であるサイド6へと向かうことになりました。しかし、そこにはホワイトベース操舵手で副長であるミライ・ヤシマの婚約者がいたのです。彼女に仄かな思いを抱いていた艦長のブライトは内心不満を抱えていました。
サイド6のコロニーに入港したホワイトベースに、監察官のカムラン・ブルームがやってきます。彼こそがミライの婚約者でした。カムランは再会を喜びましたが、ミライの方にその気持ちはありませんでした。所詮は親の決めた結婚なのです。カムランは強引にミライを食事に誘おうとしましたが、新任士官のスレッガー中尉が割ってはいります。カムランは大人しく引き下がらざるを得ませんでした。
一方、アムロは物資の買い出しのため町に出かけましたが、そこで行方不明だった父親テム・レイと再会します。しかしテムは酸素欠乏症によって記憶の一部を失い、時代遅れの研究に固執していました。
戻る途中のアムロは、不思議な少女ララァ・スンと出会います。ほんの二言しか会話を交わさなかった二人でしたが、アムロは彼女に何かを感じていました。
翌日、再び父のもとを訪れ決別を決めたアムロでしたが、その帰り道にシャアと出会います。中立地帯であるサイド6では連邦もジオンも関係ない場所なのです。シャアはララァと一緒でした。アムロは相手が仇敵のシャアだとすぐに気づきましたが、シャアの方はアムロが何者か気づいていませんでした。
整備を終えたホワイトベースが出航しようとしましたが、ジオンの部隊が待ち受けていることがわかりました。カムランは戦争を防ぐため、体を張って水先案内人を勤めると言い出します。しかしミライはそれが自分に阿った行為だと言って拒否しました。するとスレッガーがミライを叩き、「この人は本気なんだよ」と言ってカムランを庇います。結局、ブライトの決定によってホワイトベース隊はカムランの好意を受けることとなりました。
サイド6の領空を出るホワイトベース隊に、ジオンの部隊が襲いかかります。カムランはぎりぎりのところで引き下がらざるを得ませんでした。ミライはそんな彼に感謝の言葉を送り、ホワイトベースは戦いに向かいます。
アムロは特に調子が良く、次々と敵機を撃墜して敵司令官の乗る艦を撃破します。
戦いの模様はサイド6のテレビ局に中継され、コロニー内で生放送されていました。それを見ながらテム・レイは脳天気に喜んでいます。
一方、同じ放送をシャアとララァも観ていました。ララァは画面に映ってないガンダムの活躍を正確に予見し、シャアを感心させます。彼女はジオンのニュータイプ研究所の出身でした。そしてシャアはガンダムのパイロットもニュータイプだと確信しました。 この映画を無料で観る

【承】- 機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編のあらすじ2

ジオン軍の総司令官であるギレン・ザビは連邦の狙いが宇宙要塞ソロモンであると考え、その司令官である弟のドズル・ザビに指示をしました。ドズルは戦力の増強不足に不満を見せましたが、ギレンは連邦を迎え撃つための新兵器の用意をしていました。しかし、父であるジオンの公王デギン・ザビは連邦との和平を考えていました。
一方、ホワイトベース隊は連邦本隊との合流のため、廃棄されたコロニーに到着します。しかし、そこはシャアがララァの訓練を行っている場所でした。警備のためコロニー内に侵入したアムロのガンダムは、シャアの駆る新型MS「ゲルググ」との対決となります。戦いの最中、アムロとララァは互いに何かを感じ合いました。
地雷の爆発によってアムロとシャアの対決は引き分けとなりましたが、ジオンの存在に気づいたブライトはコロニー内の捜索を命じます。派遣されたホワイトベースのクルーのうち、セイラは偶然にもシャアと出会いました。セイラとシャアはジオン公国の創始者であるジオン・ズム・ダイクンの子供たちでした。しかしダイクンはザビ家によって暗殺され、二人の子供は名前を変えて逃げ延びていたのです。シャアはザビ家への復讐のためジオンの将校になっていましたが、今ではかつて父が提唱した人の革新であるニュータイプによる革命を考えるようになっていました。そのためには体制に利用される連邦のニュータイプであるアムロが邪魔だと彼は考えているのです。シャアは連邦軍を抜けるようセイラに言い残し、彼女の前から立ち去りました。
その会話を傍受していたブライトはセイラを問いつめます。しかしブライトは彼女がジオンと内通しているわけではないと考え、見逃すのでした。
連邦の艦隊が集結し、ソロモンへの攻略戦が開始されます。
ホワイトベース隊でもMS搭乗員のハヤト・コバヤシが負傷し、ホワイトベースに帰還しました。彼は幼馴染みのフラウ・ボウにアムロへのコンプレックスを告白します。フラウは「アムロは私たちとは違うのよ」と答えました。
またスレッガー中尉も修理と補給のためホワイトベースに帰還します。ブライトはスレッガーのことを気にするミライに休憩を与えました。ミライの訪問を受けたスレッガーは、「今の気持ちを信じない方がいい」と言いつつ彼女に指輪を渡して出撃していきました。
連邦軍の新兵器「ソーラーシステム」の威力によりソロモンは劣勢となり、敗北を覚悟した指揮官のドズルは妻子を脱出させました。そして部下たちにも脱出を命令すると、自ら新型モビルアーマー「ビグザム」によって出動していきます。その威力は絶大で、連邦の部隊は次々と破壊されていきます。
アムロはスレッガーとともにビグザムに挑み、彼の犠牲によって撃破に成功します。その際アムロは、ドズルの怒りと憎しみを映像として捕らえました。そしてスレッガーの死を知ったミライは涙にくれるのでした。

【転】- 機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編のあらすじ3

ソロモンを失ったジオンでは、ニュータイプの存在を国民に対する方便と考え、徹底抗戦を考える総司令官のギレンと、彼に不信感を抱く公王のデギンとの間に対立が生じていました。デギンはギレンの戦略兵器「ソーラレイ」の使用を承認しつつも、人類全体を管理しようと考える彼を「ヒットラーの尻尾」と呼びました。
連邦軍に摂取されたソロモンでは、総司令官のレビル将軍が着任していました。ジオンがニュータイプの軍事利用を企んでいると報告をうけたレビル将軍は、それは単なるプロパガンダに過ぎないと断言し、ニュータイプが存在するとしたら戦争などしなくていい人間のことだと言い切ります。
しかしその時、シャアとともにララァが新型モビルアーマー「エルメス」で、攻撃をしかけてきました。その攻撃にホワイトベースの乗組員たちは何かを感じます。アムロやセイラが出撃すると、ララァは頭痛を感じて撤退していきました。
ホワイトベースに戻ったセイラは、ブライトに自分とシャアの出自について語り、復讐に狂った兄と戦う覚悟をしたと告げます。ブライトはそんなセイラの決断を理解し、受け入れるのでした。
デギン・ザビはギレンの暴走を止めるため、独自の判断で和平交渉のため出撃していきました。それを見ながらギレンは新兵器「ソーラレイ」の用意を始めさせていました。
シャアは上官であり、ギレンの妹であるキシリア・ザビに呼び出されました。キシリアはシャアがザビ家の遺児であり、復讐のためジオン軍に入ったことを見抜いていました。その上でキシリアはニュータイプとして頭角を現すシャアを手駒として利用することを目論んでいたのです。シャアはザビ家への復讐を捨てると彼女に約束しました。
ジオンのニュータイプ用兵器の情報を知らされたホワイトベースでは、連邦軍の無策ぶりについて不満を募らせていました。しかしアムロは出来ることをするしかないと覚悟を決めていました。
ホワイトベースを含む連邦の艦隊がキシリアの艦隊と戦闘になりました。出撃したアムロは、ララァのエルメスと交戦になります。戦ううち、アムロとララァは心が繋がっていきました。ニュータイプ同士の交感が発生して二人は心と心で会話をしていましたが、そこにシャアとそれを追ってセイラが乱入してきます。セイラを撃墜しかけたシャアは、ララァの声によって寸前で止まりましたが、その隙をアムロに突かれてました。
その寸前、ララァのエルメスがシャアを庇ってガンダムの攻撃を受けます。自らの手でララァを殺してしまったアムロは、取り返しのつかないことをしてしまったと悔やみました。一方、逃げ延びるシャアも今の自分の力ではガンダムは倒せないと悔し涙を流すのでした。

【結】- 機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編のあらすじ4

レビル将軍率いる連邦軍はジオン本国の最終防衛ラインである宇宙要塞ア・バオア・クーへの攻撃のため集結していましたが、そこにデギンが和平交渉のために投降して来ました。しかしギレンはソーラレイを発射し、デギンもろとも連邦の主力艦隊に大きな被害を受けます。
ホワイトベースはアムロの察知により間一髪その攻撃を受けずに済みました。残った連邦艦隊はホワイトベースを中心に結集していきます。
勝利を確信したギレンはア・バオア・クーで戦意高揚演説を行いましたが、キシリアはギレンが父デギンの死に不審を抱きます。
連邦の残存艦隊によるア・バオア・クー攻略戦が開始されました。作戦の厳しさに不安を感じるホワイトベース隊ですが、アムロは必ず作戦は成功すると言い切ります。しかしそれは仲間たちを安心させるための嘘でした。セイラはアムロにああ言ってもらわないとみんな逃げ出していたわと言って彼に感謝しました。
戦闘が開始されましたが、その最中、キシリアが増援のためア・バオア・クーに到着しました。彼女はシャアに新型MS「ジオング」を与えると、戦闘指揮しているギレンを問いつめました。父を謀殺したのがギレンだと確信したキシリアは、ギレンを射殺するとかわって軍の指揮をとります。そのことで出来た指揮の乱れを、ブライトたちは感じていました。
シャアのジオングはアムロのガンダムとの交戦に入っていましたが、その隙に連邦の部隊はア・バオア・クーへと殺到していきました。部隊の多くを失った連邦でしたが、ジオンもまた疲弊して優秀なパイロットの多くを失っていたのです。
ホワイトベースもア・バオア・クーに突入したものの、エンジンを破壊されて、乗組員たちは脱出準備をはじめました。
シャアはガンダムの攻撃に追いつめられ、ア・バオア・クー内へと撤退していきます。ガンダムとジオングは相打ちとなりましたが、機体を脱出したアムロとシャアは直接の戦いをはじめました。
しかし、戦いの最中にララァの意思が二人に語りかけ、ニュータイプは戦いの道具ではないと告げます。さらにセイラが現れ、ララァを失ったのはお互いさまと二人を止めました。シャアはならば同士となれ、とアムロに言いましたが、そこに爆発が起きてアムロは別の部屋に吹き飛ばされます。
シャアはセイラに別れを告げると、ア・バオア・クーを捨てて脱出しようとしたキシリアを殺害したのでした。
一方、ア・バオア・クー内をさまよっていたアムロは死を覚悟しましたが、そんな彼にララァの声が囁きます。アムロはホワイトベースの仲間たちにテレパシーで語りかけ、脱出を指示しました。
救難艇で脱出した仲間たちが脱出した直後、ホワイトベースは爆発に巻き込まれて破壊されていきます。彼らはやはりアムロに導かれて要塞内から出てきたセイラを回収し、爆発する要塞を後にします。しかしそこにアムロの姿だけはありませんでした。アムロが逃げ遅れたのかと消沈する一同でしたが、彼らと一緒に旅してきた戦災孤児のカツ・レツ・キッカの3人がアムロの声を聞いて脱出を指示します。3人のかけ声とともに、アムロの乗った脱出機が要塞から現れました。アムロは自分に帰れる場所があることを感謝し、ララァへの別れを告げて仲間たちの待つ救難艇へと向かっていくのでした。
この戦いのあと、地球連邦政府とジオン共和国の間に終戦協定が結ばれたということです。そして宇宙を行くジオンの戦艦の窓に、シャアと思われる影が見えたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

映画3部作の最終作ですが、戦争そのものの帰趨よりも「人の革新」というテーマが強調された作品でした。ここから何かが変わっていくかと思われた宇宙世紀ですが、その後に『機動戦士Zガンダム』など何作も作られた続編によって、人は同じ過ちを繰り返すという絶望の未来が語られていきます。
我々の住む現実世界と同じように、この宇宙世紀もまた戦争という宿命から逃れられないようです。それを踏まえて改めてこの作品を観ると、色々と複雑な思いが感じられるのはないでしょうか。
最終決戦のわりに割と、戦争そのものはざっくりした描かれ方をしてますが、まぁその辺は後のゲームやなにかで補完するということで。

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