「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方に」のネタバレあらすじ結末

アニメ映画

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 7 虹の彼方にの紹介:2014年に劇場公開されたアニメーション作品。テレビアニメ『機動戦士ガンダム』と同じ宇宙世紀を舞台に、「亡国のイージス」などで知られる作家・福井晴敏が「ガンダムエース」誌にて連載した同名小説を原作としている。監督は、テレビアニメ『るろうに剣心』などの古橋一浩。ついに物語の鍵を握る「ラプラスの箱」が開示され、壮絶な戦いの決着がつくラストエピソード。後の宇宙世紀を描いたガンダム作品にも繋がる描写もちりばめられていて、古参のファンには見逃せない物語でもある。最終章とあって劇場でも最大の盛り上がりとなり、公開週末の興行収入は1億5,718万円という全国35館の上映規模としては驚異的な数字を記録した。

予告動画

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にの主な出演者

バナージ・リンクス(内山昂輝)、オードリー・バーン/ミネバ・ラオ・ザビ(藤村歩)、フル・フロンタル(池田秀一)、スベロア・ジンネマン(手塚秀彰)、マリーダ・クルス(甲斐田裕子)、リディ・マーセナス(浪川大輔)、アルベルト・ビスト(高木渉)、マーサ・ビスト・カーバイン(塩田朋子)、ブライト・ノア(成田剣)、オットー・ミタス(内田直哉)、アンジェロ・ザウパー(柿原徹也)、サイアム・ビスト(永井一郎)、ガエル・チャン(青山穣)

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にのネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にのあらすじ1

北米シャイアンの連邦軍総司令部に、マーサ・ビスト・カーバインとアルベルトがローナン・マーセナス議長を伴って訪れました。マーサは「ラプラスの箱」の場所をスペースコロニー「インダストリアル7」だと見ていました。そしてネオジオンにもネェルアーガマにも渡さないため、最終兵器「コロニーレーザー」を使って「箱」ごとインダストリアル7を焼き払おうとしていたのです。そのことを宇宙で知ったブライト・ノアは、自らの艦「ラー・カイラム」を地球に降下させるよう命じました。
一方、ユニコーンガンダムのバナージは、リディのバンシィと激しく激突していました。バナージはバンシィの危険さについて訴え、降りるよう言いますが、「箱」の呪いと憎しみに囚われたリディは聞く耳を持ちません。
ネェルアーガマもネオジオンのモビルスーツ部隊に阻まれインダストリアル7になかなか近づけませんでした。さらにアンジェロも加わって、ネェルアーガマのモビルスーツ部隊を圧倒します。するとマリーダが修理されたクシャトリヤで出撃すると言い出しました。オットーたちはマリーダの体を気遣い、出撃させるのを躊躇いましたが、ジンネマンは行かせるよう進言します。その言葉に応じ、マリーダはリディのバンシィを止めるべく出撃しました。パナージは駆けつけてきた彼女にリディの相手をまかせ、ネェルアーガマの進路を塞ぐ敵に向かっていきます。
ネェルアーガマを襲った敵機を退けたバナージは、そのままネオジオンのモビルスーツ部隊を倒していきました。その前にアンジェロのモビルスーツが立ちはだかります。フロンタルの理想を信じ、その邪魔をするバナージへの憎しみをぶつけるように攻撃してくるアンジェロは、ユニコーンのNT-Dを阻害するシステムを使い、バナージを苦戦させます。その様子を見かね、オードリーはことミネバはリディに心で助けを呼びかけました。さらにマリーダやネェルアーガマの人々の心がNT-Dを通して彼に語りかけます。しかし憎しみに囚われた彼はミネバへの憎しみをこめてビームライフルの引き金を引いてしまいます。そのビームはクシャトリヤを直撃し、マリーダを一瞬で蒸発させてしまいます。
マリーダの死を知ったバナージは、システムを越えたパワーを発揮し、新たなユニコーンガンダムの能力を覚醒させてアンジェロの攻撃を退けました。
マリーダの魂はリディに語りかけ、彼を憎しみから解放します。さらにマリーダの魂はジンネマンに、ミネバに最後の別れを告げて立ち去っていきました。
その頃、地球のシャイアンでもアルベルトがマリーダの死を知って泣き崩れていました。

【承】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にのあらすじ2

ネェルアーガマは主砲のハイパーメガ粒子砲で立ちふさがるネオジオン艦隊を突破しました。
そのことを知ったマーサはいよいよコロニーレーザーの発射をと考えていました。しかしその時、ラー・カイラムがシャイアン基地の上空に到着し、ブライトが基地に入っていきます。
ネェルアーガマでユニコーンの補給を終えたバナージは、ミネバを同乗させてインダストリアル7に向かいます。ミネバは「何があっても私のところに帰ってきて」と彼に言いました。
インダストリアル7の工業ブロック「メガラニカ」に侵入したバナージとミネバは、かつて訪れたカーディアス・ビストの屋敷に向かいます。すると屋敷の最深部にいたサイアム・ビストが二人に声をかけ、自分の元へと導きました。
サイアム・ビストは立体映像で地球の生物の進化の歴史を見せ、人類が進化してニュータイプになることの必然を語りました。そして宇宙世紀の開闢と同時に発効された「宇宙世紀憲章」の石碑を見せます。そこには一般に知られたものとは違い、「宇宙に適応して進化した人間が現れた時、彼らを優先的に政府運営に参加させる」という項目がありました。これこそが「ラプラスの箱」で、百年にわたって世界を縛り続けてきた呪いなのだとサイアム・ビストは語りました。この秘密を託す相手として、サイアム・ビストが考えたのがニュータイプと呼ばれる存在であり、それを選ぶのが「箱の鍵」としてのユニコーンガンダムだったのです。バナージがそのパイロットに選ばれたのは、偶然の結果でした。
同じ時、宇宙ではネェルアーガマの乗組員たちがリディに帰還するよう呼びかけていました。リディはそれに答えるようにして父親のマーセナス議長から聞かされた「箱」の秘密を語ります。彼らの祖先であるマーセナス大統領は条文にニュータイプのことをつけ加えたことで連邦政府自身によって抹殺されました。その実行犯がサイアム・ビストで、彼は自らが手に入れた犯罪の証拠である石碑を使って連邦政府と取引し、秘密を守るため共犯関係を続けていたのです。しかし、ニュータイプの存在を大義名分にしたジオン公国の出現によって連邦はその罪が露見し、権威が失墜することを恐れるようになったのです。リディもそのことに囚われていたのですが、マリーダの魂が彼を解きはなってくれたのでした。

【転】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にのあらすじ3

その時、フロンタルがメガラニカに接近して来ました。リディもそれを迎撃すべくメガラニカに向かいます。
一方、「箱」をどう使うかとサイアム・ビストに問われたバナージは、今まで出会ってきた人々のことを思いながら人の可能性を信じたいと語りました。サイアム・ビストは満足げに頷くと、全地球圏に向けて放送する設備を彼らに示します。
しかし、そこにフロンタルが現れました。フロンタルはあくまで「箱」を秘密のまま利用しようとしていました。ミネバはフロンタルが単なるシャアに似せて作られただけの作り物だと言いましたが、フロンタルは自分は単なる器であり人の総意であると語ります。サイアム・ビストは「箱」を取引材料としか思えない者には渡せないと言い、部屋に備えられた防衛システムでフロンタルを退けました。フロンタルが自分のマシンに乗り込もうとするのを追い、バナージもユニコーンへと向かいます。
メガラニカの外ではフロンタルの巨大モビルアーマー「ネオ・ジオング」がリディのバンシィやエコーズのモビルスーツ隊と戦っていました。しかしそれはプログラムによる自動操縦で、メガラニカから出てきたフロンタルが乗り込むと一瞬でリディを退けます。さらにフロンタルはそのままネオジオングでメガラニカの中に潜入しました。
バナージはユニコーンガンダムに乗り込み、ネオジオングに立ち向かいました。
リディのバンシィも駆けつけてきて、メガラニカの外に出たネオジオングに、バナージのユニコーンガンダムとともに立ち向かいます。
彼らが外で戦っている間、サイアム・ビストはミネバに「箱」が解放されても世界は何も変わらないかもしれないと語ります。しかしミネバは、それでもバナージはなすべきと思ったことをなすと言いました。百年前に石碑に願いをこめた人々と同じように。サイアムは彼女に、自身の口から「箱」の秘密を明かすよう頼みます。
二機のガンダムに押されていたフロンタルは、ネオ・ジオングの秘められていた力を発揮し、形勢を逆転させます。バナージはユニコーンのフルパワーでネオ・ジオングに組み付きました。その時、ユニコーンとネオ・ジオングのサイコフレームが共鳴して、バナージとフロンタルは一年戦争から宇宙世紀0年のラプラスでのテロの光景を見、そして宇宙の終わりの景色を見ました。フロンタルはこの虚無こそが真理だと語ります。しかしバナージは「それでも」と叫び、冷え切ったフロンタルの心に光を注ぎ込みました。フロンタルはその熱を拒否しようとしましたが、そこにララァ・スンの魂が語りかけます。ネオ・ジオングは崩壊し、フロンタルの魂は「君に託す」と言って消えていきました。コロニーレーザーの危機を察知したバナージが立ち去った後、フロンタルのもとにアムロ・レイと本物のシャアの魂がやってきて、彼を導いていくのでした。

【結】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方にのあらすじ4

地球のシャイアン基地では、ブライトがコロニーレーザーの発射を止めさせようとしていましたが、マーサとマーセナス議長は、あくまでも発射を強行するつもりでした。アルベルトはマーサに逆らって取り押さえられかけましたが、あそこにはリディがいると声を上げます。自分の息子の思いもかけない事実を知らされ、マーセナス議長は愕然としました。
ネェルアーガマもコロニーレーザーで狙われていることに気づきましたが、バナージはユニコーンガンダムのサイコフィールドでそれを防ぐと言います。彼はネェルアーガマやメガラニカ内のミネバに退避するよう言いましたが、みんなはバナージが守ってくれると信じていました。リディも協力することを約束し、二機のガンダムはコロニーレーザーの射線上へと立ちふさがります。
シャイアン基地ではレーザーの発射を中止しようとしていましたが、既にエネルギーが臨界状態になっていて止めることはできません。発射された強力なレーザーをユニコーンガンダムはフルパワーで食い止めました。コロニーレーザーの強烈なパワーに必死で抗うバナージにマリーダの魂が語りかけ、励まします。レーザーの直撃を受けるバナージには、その光が虹に見えました。マリーダはこの虹の彼方に希望があると告げたのでした。
「箱」ごとメガラニカの消失を確信していたシャイアン基地でしたが、そこにミネバが「箱」の秘密を語る放送が聞こえてきます。彼女はメガラニカ内にある放送施設から、地球圏全体に向けて語りかけていました。
放送を中止させるべく連邦の艦隊が動き出しました。それを防ぐべくオットーはジンネマンにメガラニカに行くことを要請しました。ジンネマンはその依頼を引き受け、ガランシェールの乗組員を引き連れメガラニカに向かいます。
その間にも、地球の人々はミネバの声に耳を傾け明かされていました。
マーサはそれを止めさせようとしていましたが、アルベルトはもう「箱」の力が失われたと言いました。連邦とビスト財団との関係もリセットされ、マーサの権力も消失したのです。ブライトは軍を私物化した罪で彼女を拘束し連行させました。
一方、コロニーレーザーを食い止めたユニコーンは、サイコフレームが暴走した状態となっていました。バナージもユニコーンと一体化した存在となり、人としての意識を失っているのです。リディは彼を引き止めようとしましたが、ユニコーンには追いつけません。ユニコーンの腕の一なぎで連邦軍の部隊は動きを止めました。しかしオードリーの名を呼びかけるリディの声がバナージの意識を取り戻しました。ユニコーンは暴走状態を解除し、リディのバンシィとともに帰って行くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

いよいよ最終章ですが、決着させる要素がてんこ盛りということで尺も今までで最長となりました。んが、それでもまだ駆け足になった感が否めません。フルアーマー・ユニコーンとネオジオン艦隊との決戦は原作だともっと尺をとってたんですが、わりとあっさり片づいちゃって無双っぷりを期待していると拍子抜けです。
マリーダやリディ、ミネバの帰趨や「箱」の秘密といった部分はきっちり原作通りにやってくれたんですが。マリーダの死の部分はもうちょっと尺をとってしっかり見せて欲しかったなーという印象です。
ラストがあっけないというか駆け足気味なのは実は原作通りでして、この辺ももっとじっくり見たかったような気もしますが……まぁそこまでやると別の話になってしまうってのはあるんですけどね。
この後のバナージとミネバの物語も見てみたい気もします。二人がその後の宇宙世紀をどう生きていったか、その辺は物語として描かれるよりも観客ひとり一人の想像にまかせたといったところでしょうか。
  • 安彦ファンさんの感想

    原作が富野氏ではないですが、宇宙世紀本伝のガンダムの中では一番好きな作品です。
    福井晴敏氏の真骨頂、カッコいいおじさん達が大いに活躍していて、最近おかしくなって自己満足作品しか作れなくなっている富野氏では不可能な見応えのあるガンダム作品に仕上がっていると思います。
    サイコシャーレなど、ぶっ飛んだ設定もありますが、そもそもサイコフレーム自体ファンタジー的なものですので飲み込めなくはないです。
    というか、サイコフレームがああいうものであった事は、逆シャアで最後アムロがどうなったかの一つの答えを出すことに成功していて、アムロファンである私には非常に嬉しかったですね。
    ラスト、フロンタルに宿っていたシャアの負の残留思念をアムロとララァが迎えにくるところ、鳥肌が立ちました。
    ところで、主人公のバナージ。これまでのガンダムの主人公と違って、最初から最後までバナージでした。人との出会いと別れを経て、精神的に強くはなっていますが、最後まで変わらない。良くも悪くも成長しなかった。でもそれが可能性の獣の乗り手、バナージらしくていいのかもしれませんね。

映画の感想を投稿する

映画「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7虹の彼方に」の商品はこちら