火垂るの墓

「火垂るの墓」のネタバレあらすじ結末

火垂るの墓の紹介:1988年公開の日本長編アニメーション映画。スタジオジブリ制作。野坂昭如の短編小説が原作で、作者の戦争原体験をもとに、ある兄妹が戦争によって悲劇的な境遇に陥る様を描いた作品である。海外での評価も高い。

映画「火垂るの墓」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「火垂るの墓」のネタバレあらすじに注意ください。

火垂るの墓の主な出演者

清太(辰巳努)、節子(白石綾乃)、清太の母(志乃原良子)、未亡人(山口朱美)

火垂るの墓のネタバレあらすじ

【起】- 火垂るの墓のあらすじ1

海軍大尉の父を持つ清太は、14歳という幼い年齢ながら、長男として父の留守を守ろうとします。家には心臓の悪い母と、まだ4歳の妹・節子がいました。昭和20年6月5日、神戸の街に空襲警報が鳴り響きます。先に心臓の悪い母を避難させ、節子をおぶって清太は逃げましたが、行く手を炎が襲いました。やむなく迂回して海に出て難を逃れた清太と節子は、一面に焼けて別世界となった神戸の街に呆然とします。母と落ち合うために小学校に行きますが、そこに待っていたのは全身に火傷を負い虫の息の母でした。母はこの世を去ります。焼けて帰る家をなくした2人は親戚である叔母宅に身を寄せました。

【承】- 火垂るの墓のあらすじ2

未亡人である叔母は、当初こそ清太と節子を歓待しましたが、それは清太たちが金目のものを所持していたからでした。次第に叔母の態度は冷たくなり、思い余った清太は節子を連れて叔母宅を出ます。そして2人だけで、池の近くにある防空壕で生活することにしました。清太と節子はつつましいながらも楽しい暮らしをします。近くの池や川で採れたフナやタニシを食べたり、灯りの代わりに蛍を捕まえたりしました。ところがそれもつかの間の幸福です。子ども2人で暮らしていくうちに、徐々に食べ物は底を尽きました。孤立した2人を助ける者はいません。配給は途絶えがちになり、近所づきあいのない清太は、食糧の情報も得られませんでした。

【転】- 火垂るの墓のあらすじ3

追いつめられた清太は、とうとう畑泥棒や火事場泥棒をし始めます。しかしすぐに悪事は露見し、清太は農夫によって警察に突き出されてしまいました。釈放され戻ってきた清太を迎えたのは、日に日に目に見えて弱る節子です。食糧不足で、節子は栄養失調になっていたのでした。川辺で倒れた節子を心配して、清太は医者に診せますが、返ってきたことばは「とにかく滋養のあるものを食べさせなさい」というものです。幼い2人には食べるものがありませんでした。同年8月、日本は敗戦を迎えます。父の所属する連合艦隊は全滅し、生存の可能性は低いとのことでした。銀行で貯金をおろすことのできた清太は、急いで食料を購入します。

【結】- 火垂るの墓のあらすじ4

おかゆとスイカを節子に与えましたが、節子は既にそれを口にする力もありませんでした。そのまま節子は静かに息を引き取ってしまいます。節子を荼毘に付した清太は、小さな遺骨を節子との思い出のドロップ缶に詰めて防空壕をあとにします。そして浮浪者たちのつどう三ノ宮駅構内で、清太自身も死を待つのみの身となりました。妹や両親に先立たれた清太にとって、生きていても甲斐がないからです。また清太自身も極端な栄養失調状態となっていました。清太も衰弱死します。清太の手からこぼれ落ちたドロップ缶を、無造作に駅員がくさむらに放り投げると、そこにはありし日の清太と節子が、舞いのぼって来た蛍とともに、手をつないで歩くのでした。

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