「ウワサの真相ワグザドッグ」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグの紹介:1997年製作のアメリカのブラックコメディ映画。大統領のスキャンダルをごまかす男たちの奮闘を描いた作品で、「レインマン」で数々の賞に輝いたバリー・レヴィンソンが監督を務めた。第48回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。タイトルの「ワグ・ザ・ドッグ」は主客が転倒した状況を意味することわざ。

ウワサの真相ワグザドッグの主な出演者

スタンリー・モッツ(ダスティン・ホフマン)、コンラッド・ブリーン(ロバート・デ・ニーロ)、ウィンフレッド・エームス(アン・ヘッシュ)、シューマン軍曹(ウディ・ハレルソン)

ウワサの真相ワグザドッグのネタバレあらすじ

【起】- ウワサの真相ワグザドッグのあらすじ1

大統領選まであとわずかまで迫っている時期に、再選を目指す現大統領の女性スキャンダルが発覚してしまいます。大統領の側近たちはこの事態に対応するため、ミスター・フィクサーの異名を持つコンラッドに助けを求めます。コンラッドはこのスキャンダルをごまかすために、大胆なアイディアを思いつきました。それは、アルバニアとの戦争をでっちあげること。コンラッドはアルバニア情勢や新たな爆撃機、軍上層部の動きなどを様々にでっちあげ、メディアを巧みに操ろうとします。

コンラッドはこの演出をより成功させようと大統領の女性広報係のエームスとともにハリウッドへ。これまで多くの名作を生みだしてきた名プロデューサーのスタンリー・モッツに演出を依頼しようと考えたのです。ビッグな話にスタンリーはやる気を見せ、早速ハリウッドの超一流の仲間を招集します。アルバニアのテロリストがカナダを経由してアメリカにスーツケース爆弾を持ち込もうとしている…スタンリーが考えた筋書きは、コンラッドたちを大いに満足させました。

スタンリーはさらにテロリストに追われるアルバニアの少女の映像を製作します。巨大スタジオのブルースクリーンを背景に、撮影はスピーディに進み、数時間で悲劇的な映像が完成。スタンリーのこうした演出により、メディアの紙面は戦争一色に。投票日まであと11日、コンラッドとスタンリーの壮大な計画は順調な滑り出しを見せていました。

【承】- ウワサの真相ワグザドッグのあらすじ2

コンラッドとエームスが次なる一手を考えていると、突然CIAにより拉致されてしまいます。CIAの職員から戦争の事実はないと問い詰められてしまいますが、コンラッドは持ち前の弁舌で相手を言い負かし、CIA職員を退かせます。その後、コンラッドは大統領とアルバニア人母子の感動的な対面を演出し、国民の心を大統領に向かわせることに成功します。スタンリーの仲間でシンガーソングライターのジョニーが作る選挙応援ソングの完成も近づいていました。

しかし、CIAは黙っておらず、大統領選の対立候補と結託してアルバニアとの問題解決を宣言し、大統領を追及しようとしていました。窮地に立たされる大統領側でしたが、逆にスタンリーはさらなるやる気を抱いていました。スタンリーは第二章として戦争の英雄を登場させることを考えつきます。アルバニアの戦地に取り残された兵士をでっちあげ、それを英雄として取り上げようというのです。スタンリーは忘れ去られた兵士の象徴として古靴というイメージを提案し、作曲を終えたばかりのジョニーに古靴をテーマとした曲の製作を依頼するのでした。

【転】- ウワサの真相ワグザドッグのあらすじ3

スタンリーはシュー(靴)にちなんでシューマンという軍曹を国防総省の兵士リストからピックアップします。そして、303という名の部隊をでっちあげ、303部隊のシューマン軍曹救出を訴えるスピーチを大統領に指示。さらに、スタンリーとコンラッドは古靴を救え!というメッセージを視覚的にも訴えようとホワイトハウス前の木に古靴を吊るしあげると、それはすぐに全国的な動きへと発展。ジョニーの古靴がテーマのフォークソングも、偶然見つかった1930年代の楽曲としてでっち上げられ国民的に慕われる曲となっていました。この結果、大統領の支持率は86%という圧倒的な数字をたたき出していました。

大統領側はスタンリーに報酬として大使の席を用意していましたが、スタンリーはそんなものに興味を持っていませんでした。自分の演出に対して大きな歓声を得ていることこそが、スタンリーにとって何よりの報酬となっていたのです。大統領選の投票日まであと数日、コンラッドとスタンリーは最後の大仕事、シューマン軍曹の帰還の演出に取り掛かります。

【結】- ウワサの真相ワグザドッグのあらすじ4

コンラッドとスタンリー、エームスは帰還セレモニーの会場へと向かうため、飛行場でシューマンの到着を待っていました。しかし、そこに現れたのは精神異常をきたした凶悪犯でした。特別作戦部からシューマン軍曹を呼び寄せるはずが、手違いで特別刑務所から囚人シューマンが運ばれてきてしまったのです。やむをえずシューマンを乗せて飛行機は出発しますが、機内ではシューマンが暴れ、さらに悪天候の中を強行出発したために飛行機は墜落してしまいます。全員軽傷で済んだものの、さらなる悲劇がコンラッドたちを襲います。辿り着いた街でシューマンが女性に暴行を働こうとし、それを見つけた父親の手によって殺されてしまったのです。

しかし、ここでもスタンリーの演出力は冴え渡っていました。シューマンの死を英雄的な死に仕立て上げ、荘厳な葬式を執り行ったのです。この結果、大統領の支持率は89%にまで上昇。その様子を別室で眺めながら、スタンリーは「生涯で一番誇れる仕事だ」と満足しきっていました。

ところが、大統領の高支持率の理由はCMの影響だというテレビの報道を見て、スタンリーはこれまでの悔しい思いを蘇らせてしまいます。スタンリーは数々の名作を世に生み出してきましたが、プロデューサーである自分自身に注目が集まることはありませんでした。スタンリーは、世間の評価を受けたいがために真相をばらそうと動き出します。コンラッドは制止しますが、スタンリーはそれを聞こうとしません。スタンリーが部屋を出て行った後、コンラッドは近くにいたスーツ姿のサングラスをかけた男にある合図を送りました。数日後、スタンリーが心臓発作で急死したというニュースが報道されました。それと同時に、アルバニア情勢の不安定化も伝えられていました。アメリカのスコット将軍が事態の制圧に当たるというニュースを最後に、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

スケールの大きすぎる物語に終始圧倒される作品です。アメリカ政治がテーマであるにもかかわらず、主演俳優二人の軽快なやりとりがテンポよく展開し、事の深刻さ、重大さを思わず忘れてしまいます。また、一見華やかに見えるプロデューサー業の一面も描かれており、良くも悪くもアメリカの裏側を描いた作品だと思います。

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