「キッド」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

キッド(1921年)の紹介:1921年公開。チャーリー・チャップリン監督・脚本・制作・主演で贈る作品。捨て子を拾ってしまったチャーリーと、子供との情愛を描いている。喜劇と悲劇の融合が取り入れられたサイレント映画。

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予告動画

キッドの主な出演者

放浪者(チャールズ・チャップリン)、ジョン(ジャッキー・クーガン)、捨て子の母親(エドナ・パーヴァイアンス)、芸術家の男(カール・ミラー)、木賃宿の男(アルバート・オースチン)、スラム街の看護婦(ネリー・ブライ・ベイカー)、興行主、木賃宿の管理人(ヘンリー・バーグマン)、自動車泥棒・客・夢の中の悪魔(ジャック・クーガン・シニア)、夢の中で放浪者を誘惑する天使(リタ・グレイ)、町医師(ジュール・ハンフト)、芸術家の友人(グランヴィル・レッドモンド)、メイド(メイ・ホワイト)、警官(トム・ウィルソン)、街の乱暴者(チャールズ・F・ライスナー)

キッドのネタバレあらすじ

【起】- キッドのあらすじ1

一人の女性が赤ん坊を抱いて、病院から退院してきます。彼女は自然豊かな公園のベンチに座り、身よりもなく、男も彼女の写真を見ているだけです。
屋敷の前に停めてある車を見つけて、彼女は赤ん坊を後部座席に捨てていきます。彼女が去った後、2人の男がその車を盗んで走らせます。
しばらく走って停車し、2人の車泥棒は赤ん坊の声に気づきます。彼らは赤ん坊を路地裏に捨てていき、車に乗って走り去ります。
そこへタバコを吹かしながら、放浪者のチャーリーがやってきます。通りの家の二階からゴミが降ってきて、やれやれとタバコに火をもう一度つけます。
すると道端に赤ん坊がいるではありませんか。乳母車を押している女性が通りかかったので、落とし物ですよと親切にも乳母車に乗せてあげます。
違うわよと怒る彼女に驚いて、チャーリーは赤ん坊を抱いて元の場所に置いていきます。振り返ると警官が立っていて、これはまずいと赤ん坊を抱いて歩きます。
杖をついているお爺さんがいたので、チャーリーは赤ん坊を渡してサササと逃げていきます。困ったお爺さんは、乳母車を見つけたので赤ん坊を乗せていきます。
これで安心と、チャーリーがのほほんと歩いていると、赤ん坊がまたしても乳母車に乗っていて、女性が怒ってやってきます。彼女に傘でしばかれるチャーリーでした。
その様子に気づいた警官がやってきて、チャーリーは赤ん坊を抱いて歩いていきます。排水口の中に置いていこうか考えていると、赤ん坊を包んでいる毛布の中から一枚のメモ紙を見つけます。
メモには赤ん坊をよろしくと書いてあり、チャーリーは次第に赤ん坊のことが可愛くなってきます。家へと連れて帰ると、1階の入り口にいた女性が、あんたの子かい?と声をかけてきます。
チャーリーは名前も聞かれたので、ジョンと答えます。自室に連れて帰ると、ジョンが泣いて困ります。食べ物を与えますが食べようとしません。
その頃、ジョンの母親は赤ん坊が心配になって車のあった場所に戻ってきます。車がなくなっていて、出てきた男性に聞きます。
彼も車がなくなって困っている様子で、屋敷の呼び鈴を鳴らします。執事に聞くも分からない様子で、母親は倒れ込んでしまいます。
ジョンは、天井から紐でぶら下がったヤカンを哺乳瓶代わりに吸っています。隣ではチャーリーが服をたたんだり切ったりして、ボロボロの椅子を切って工夫したりしています。 この映画を無料で観る

【承】- キッドのあらすじ2

5年の歳月が流れ、ジョンは家の外の道に座っています。警官が様子を見ていると、ジョンは家の中に帰っていきます。
チャーリーはコンロの火が中々つかなくて、ジョンにガスメーターに25セントを入れるように指示します。その後、布に唾をつけて、ジョンの体の汚れを拭いてあげます。
また、頭も汚れていないか髪をかき分けて見てあげます。チャーリーは今日歩く道が分かってるか問いかけます。ジョンはこうだよね、と手をくねっとさせながら道順を伝えます。
よしよしと納得したチャーリーはジョンを送ります。そして自分はというと窓ガラスを背負って出かけます。
指示通り歩いたジョンは、ある家の窓ガラス目掛けて、2個の石を連続でぶつけて割ります。見つからないうちにそそくさと逃げます。
家主が気づいて、窓ガラスが割れていて困ります。そこへ偶然を装って通りかかったチャーリーに、窓ガラスの修理を頼みます。
ジョンは別の家の窓も石で叩き割ります。そして次もやったるぞと気合を入れてると、後ろに警官が立っていて、あ、やべぇとなります。
ふふーん、何のことかなあとジョンはもじもじして、警官にあれ、なんだ!という感じで遠くを指を指します。警官がよそ見をしている間に、ジョンはダッシュで逃げます。
まあいっかとニコリとする警官が歩いていると、窓ガラスが割れていることに気づきます。更に歩いていると、チャーリーが窓ガラスを直しています。
何かがおかしいと思い始めた警官に、チャーリーはやばいやばいと思い始めます。家主に修理代をもらおうとしますが、お金を返して足早に立ち去ります。ジョンと合流して早足で逃げていると、警官がダッシュで追いかけてきて、2人は猛ダッシュで逃げます。
仕事は上々で13件です。チャーリーが窓ガラスの修理をしていると、その家の奥さんが話しかけてきます。最初は怒っている様子でしたが、次第に打ち解けてイチャイチャし始めます。
彼女の亭主は警官で、チャーリーの背後の開いた窓から手を伸ばします。チャーリーの肩に手を置いていると、奥さんが手を置いたのかなとチャーリーは上機嫌です。
しかし手が首を絞めてきたので、振り返ると警官がいて逃げ出します。ジョンと合流して、追いかけてくる警官を壁にへばりついて撒きます。どこにいったのか分からない警官は、道端にいた男性からあっちへ逃げたと全然違う方角を教えられます。
ジョンとチャーリーは家に帰ってきて、コンロにかけていたボロボロの鍋のご飯を食べます。ジョンは待ち遠しくて、チャーリーは大盛りにしてあげます。
ジョンの母親は、今や大スターになっていました。多くの人から花束を贈られ、興行主グイドは彼女の評価が素晴らしいことを伝えます。
不幸な子供たちに優しい手を伸ばし、ジョンの母親はチャーリーの家の前にやってきます。ある母親から赤ん坊を抱いたげた彼女は、自分の子を思い出しているのか、物思いにふけます。
そこへジョンが家から出てきます。自分たちが親子とは知らず、母親はジョンに玩具をプレゼントして去っていきます。ジョンは彼女に手を振り続けます。

【転】- キッドのあらすじ3

朝食のホットケーキを焼いたジョンは、ベッドの上で新聞を読んでるチャーリーの堕落さに活を入れます。さっさと席に座ってご飯だと言ってる様子です。
布団代わりにしている布の真ん中には穴が空いていました。もぞもぞっと真ん中にいったチャーリーは、穴の中に頭を通してマントのように羽織って起き上がります。
ホットケーキをジョンと半分個にし、シロップなどつけていきます。ジョンにナイフの使い方を教えたりと、親としての責務を果たしています。
朝食を食べ終わって、ジョンは入り口のドアの前に座ります。プレゼントしてもらった玩具で遊んでいると、悪ガキが目をつけてきます。
玩具を奪われたジョンは取り返しに走り出します。喧嘩が始まって、大人子供関係なく応援し始めます。チャーリーが家から出てきて、ジョンを見つけて助けに行きます。
いいところなのにと文句を言われたのか、再度喧嘩が続行されます。タイムになり、窓についてるロープを背もたれにしてジョンは座ります。セコンドに入ったチャーリーは、近くにあった水を飲んで吹きかけます。ジョンにかからず、その家の男性にぶっかかります。
チャーリーはパンチで腹部を、キックでお尻を攻撃だと指示を与えています。ロープを背もたれにしながら、ジョンはウムウムと納得しながら聞いています。
悪ガキはジョンより小さいのですが、やられ過ぎて泣き出していました。悪ガキの兄貴がやってきて、事情を聞きにチャーリーの元に来ます。
さっきよりもエキサイティングにジョンに指示をしていたチャーリーでしたが、悪ガキの兄貴が強そうだったので、それじゃあって感じで帰ろうとします。
おいおいまてよと呼び止められて、悪ガキの兄貴は再度2人に喧嘩をさせます。もしも弟が負けたら、チャーリーをのすからなと脅してきます。
ジョンの左フックが冴えに冴えて、悪ガキはひたすら泣き続けてて、このままではチャーリーはまずいと考えます。ジョンを踏み倒して、悪ガキの手を挙げて勝利を宣言します。
闘志燃え尽きないジョンは、まだまだ左フックを繰り出していきます。悪ガキの兄貴は、今度はてめぇの番だと言わんばかりに、チャーリーを連れていきます。警官が止めに入りますが、悪ガキの兄貴は警官を殴って気絶させます。
野次馬の大人たちは、危険を感じて逃げていきます。悪ガキの兄貴の恐ろしいパンチを、チャーリーは見事なダッキングで回避します。テケテケテケと歩く華麗なフットワークとダッキングに、悪ガキの兄貴のパンチは命中しません。
そこへジョンの母親が止めに入ります。仲直りするように求め、悪ガキの兄貴は握手を求めます。ジョンの母親は、右の頬を殴られたら左の頬を差し出すことを提案します。
チャーリーは頬を差し出した悪ガキの兄貴の隙をついて、後ろからレンガで頭をぶっ叩きます。いてぇなあとやり返してくると即座に回避し、お尻も蹴飛ばしてやります。
見事な退場を果たすチャーリーは、ダッキングで回避してはレンガで叩きまくります。次第にフラフラになった悪ガキの兄貴は、家の中に入ったチャーリーがいないと思って帰ります。

【結】- キッドのあらすじ4

ジョンの母親がジョンを抱きながら、彼が病気だから医者を呼ぶように知らせてきます。チャーリーの自宅に町医者がやってきます。
ジョンを診察していて、あーんと大きな声でと言うと、チャーリーが聴診器に向かって大きい声を出します。怒り気味な町医者は、チャーリーが父親が聞いてきます。
そんなところですと答えたチャーリーに、説明を求めるとメモ書きを渡されます。メモ書きを預かった町医者は、手厚い看護が必要だと言い、この件を調べると帰ります。
ジョンが回復し始めた頃、孤児院の男2人がやってきます。ジョンを孤児院に連れて帰ろうとすると、ジョンは激しく抵抗してチャーリーに助けを求めます。
チャーリーは、ジョンを助けるために勇敢に立ち向かいます。暴れるチャーリーを抑えるために、警官がやってきます。二人がかりでチャーリーを抑えてる間に、ジョンを車に乗せて孤児院に向かいます。
警官と孤児院の男性を振りほどき、窓から飛び出たチャーリーは、屋根伝いに車を先回りします。荷台に飛び乗り、後ろに乗っていた男性を車から突き落とします。
チャーリーとジョンが再会し、運転手の男がチャーリーがいることに驚きます。怒っているチャーリーに恐れをなして、運転手の男は逃げていきます。
その頃、ジョンの母親はチャーリーの家を訪れ、町医者と出会います。彼にジョンのことを聞くと、町医者はメモ書きを見せてくれます。母親は我が子がジョンであることに気づきます。
木賃宿にやってきたチャーリーは、お金がほとんど無いことから、自分の宿賃だけ払ってベッドに入ります。こっそりと窓からジョンを入れて2人で眠ることにします。
しかし、宿の管理人は何か変だと様子を見に来ます。隠れたジョンでしたが、見つかってしまって、チャーリーはジョンの分も宿賃を支払います。
2人が寝入っていると、宿の管理人は新聞の広告に目が留まります。行方不明の子を警察が探していて、見つけた人には1000ドルを支払うといった内容です。
ちょび髭を生やした男性といると書いてあり、宿の管理人は確認した後、ジョンを抱いて警察に連れていきます。ジョンは激しく抵抗します。
ジョンがいないことに気づいたチャーリーは、寝ている客の毛布をまくって探します。見つからないので外に行って探し回りますが、見つからずに自分の家の前で眠ります。ジョンの母親が警察にやってきて、息子と再会することができます。
寝入ったチャーリーは、夢の中に行きます。天使が踊り歌う中、家の中からジョンが出てきて再会できます。ジョンと一緒に買い物に行き、チャーリーは天使の羽を手に入れます。羽がゴワゴワして少々気になりますが、ジョンと一緒に飛んだりと楽しみます。
天使の町に罪が入り込みます。琴を弾いているチャーリーには無邪気さを、彼氏がいる女性天使には誘惑を罪は囁きます。女性天使に誘惑されたチャーリーは、無邪気にもキスをしてしまいます。
彼氏がやってきて、罪はヤキモチを囁きます。チャーリーと女性天使の彼氏との喧嘩が始まり、大事になってしまいます。警官天使が現れて、飛んで逃げるチャーリーは撃たれて死亡し、ジョンは悲しみ続けます。
警官天使がチャーリーを起こそうとしてると、現実に戻ってチャーリーは警官に起こされます。車に乗せられて連れて行かれた先は、大きな屋敷でした。
中から出てきたのは、ジョンの母親とジョンです。ジョンがチャーリーに飛びつき、警官がガハハと笑います。ジョンの母親はチャーリーを屋敷の中に案内します。The end。

みんなの感想

ライターの感想

50分ほどの映画。コミカルに動くチャップリンとジャッキー・クーガンが可愛くて仕方ない作品です。窓ガラスを割る時、ジャッキーが石を投げるために、腕をぐるぐる回す姿は最高です。警官がやってきて、遠くを指差して誤魔化す姿も微笑ましい限りです。悪ガキと喧嘩してる時に、チャップリンがセコンドに入って指示を出す姿には笑えます。
この作品では、ゴミが2階から降ってきたり、チャーリーの家の家具など当時の様子を感じることが出来ます。また、登場する車や衣装なども時代を感じさせてくれます。
モノクロで台詞も無い映画ですが、だからこそ観る人に笑いと感動を与えてくれます。娯楽映画はこうでなくてはと、改めてエンターテイメントの意味と本質を教えてくれる名作です。

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