「サマータイムマシンブルース」のネタバレあらすじ結末

サマータイムマシン・ブルースの紹介:2005年公開の日本映画。『踊る大捜査線』のシリーズの本広克行監督が放つSF青春劇。謎のタイムマシンで、今日と昨日を行き来する大学生の騒動をコミカルに描く。主演は瑛太&上野樹里。これほどタイムマシンを無駄使いしている作品はほかにない! また同監督作品の『UDON』『曲がれ! スプーン』などとも登場人物がクロスしているのも見どころ。

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予告動画

サマータイムマシンブルースの主な出演者

甲本拓馬(瑛太)、柴田春華(上野樹里)、新見優(与座嘉秋)、小泉俊介(川岡大次郎)、石松大悟(ムロツヨシ)、曽我淳(永野宗典)、田村明(本多力)、伊藤唯(真木よう子)、エキストラ(升毅)、保積光太郎〔ホセ〕(佐々木蔵之介)

サマータイムマシンブルースのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ある大学の夏、SF研究会のメンバー5人はクーラーのリモコンを壊してしまった。翌日冷房がないことを嘆く一同の前に、25年後の未来からタイムマシンとマッシュルーム頭の男・田村がやってくる。 ②ラッキーと思ったメンバーはリモコンを取りに昨日へ行くが、顧問の先生に過去の改変は未来の消失に繋がると告げられ、慌てて元に戻そうと奔走。つじつま合わせは成功し、しかもリモコンも手に入った。

【起】- サマータイムマシンブルースのあらすじ1

(舞台は設定されていないが、劇中で善通寺と香川大学、四国学院大学が出てくる)
2005年8月19日。
ある大学のSF研の男子学生5人は、SF研究会にもかかわらずユニフォームを作り、その日も5人で野球をしていました。奇数で野球はできないので、部で飼っている犬・ケチャ(柴犬の子犬)も入れて3対3で試合をします。
その様子を撮影するのは、カメラクラブの女子部員2名でした。
・甲本拓馬…SF研。カメラクラブの柴田が好き。
・新美優…SF研。ぽっちゃり体型。ヴィダルサスーンのシャンプーをこよなく愛する男。
・小泉俊介…SF研。口癖は「ミッション・コンプリート」。
・石松大悟…SF研。お笑いのボケ担当らしいが、発言はけっこう滑っている。
・曽我淳…SF研。部員で唯一後輩。小柄。後述の事件の発端人であり、唯一壮大な旅をした人物。
・柴田春華…カメラクラブの女子。たまに吃驚するようなことを言う。
・伊藤唯…カメラクラブの女子。眼鏡をかけている。
SF研とカメラクラブは1つの部室を共有しており、写真部が存在していた頃の部室部分をSF研が、暗室部分をカメラクラブが所有していました。SF研は男子ばかり5人で、カメラクラブは女子2人だけです。
SF研はSFの研究らしいことはせず、上記の野球のようになんとなく集まってなんとなく行動していました。カメラクラブはそれを撮影するものの、距離感がつかめず、異様にアップの顔を撮ったり、ピンボケだったりします。
ボールが飛んだ先に、1体の河童像がありました。河童像は倒れ、管理人に注意されました。その河童像は由来があるものだそうです(謎①:河童像)。
15時すぎに野球を終えた5人は、つけたつもりのない部室のクーラーをリモコンで消す(謎②:なぜクーラーがついていたか)と銭湯へ行きました。
カメラクラブの2人は早速暗室で現像作業を開始しますが、1枚の写真の部室の窓部分に、奇妙な人影が写っていました(謎③:部室の人影)。
「あんたら、ほかに行くとこ、ないんか」と銭湯のおばさんに言われながらも汗を流した5人は、男湯につかっている時、新美の愛用のヴィダルサスーンがなくなったと大騒ぎになります(謎④:ヴィダルサスーンは誰が盗んだ?)。
新美はまず他の4人を疑いますが否定され、他の客まで疑って否定されました。大騒ぎした5人は、風呂場から出て来た時に「ツーペア」と銭湯のおばさんに言われます(謎⑤:おばさんの発言の意味)。
銭湯の後、別行動した甲本は、柴田を誘おうかと映画館・名画座で上映中の映画『ところで、君はUFOを見たか?』のチケットを購入します。
石松も別行動し、薬局で目をつけていたギンギンというキャラクター(ペンギンみたいなゴキブリみたいなキャラ)を盗んで持ち帰り、部室に戻りました。
甲本が部室に戻ると、4人のSF研とカメラクラブの2人が甲本に何かを期待しています(謎⑥:6人は何を期待した?)。
洗面器を見て一同はなぜか大興奮し、新美は「お前、やっぱ、盛り上げるなあ」と言いますが、甲本には意味不明な言葉でした。
曽我が「こうすればいいんじゃないですか?」と、裸踊りのときに洗面器で股間を隠す仕草をした際にパピコ(アイス)の中身が飛び、それが後ろの人の顔にかかり、カメラが飛び、…というふうにドミノ倒しのように6人は倒れて連鎖反応を起こし、最後に新見が持っていたコーラがこぼれ、クーラーのリモコンにかかりました。リモコンは壊れてしまいます。 この映画を無料で観る

【承】- サマータイムマシンブルースのあらすじ2

…翌日、2005年8月20日。
やっぱりクーラーがないと暑くてやっていられない連中は、なぜクーラー本体にスイッチがないのかぼやきます。
リモコンを修理してもらおうと考え、曽我は顧問の保積先生、通称・ホセのところへ持っていきました。ホセはそれを直そうとしますが、リモコンを開けることができずに、イライラして最終的に折って壊しました。
カメラクラブの柴田に「扇風機、探してくれば?」と言われ、新見&小泉&石松はゴミ捨て場に探しに行きます。
甲本は柴田と2人きりになった時に、映画のチケットを渡して誘いますが「え、彼女いるんでしょ?」と言われました(謎⑦:甲本になぜ彼女がいると思われた?)。
大学裏で扇風機を複数発見した3人ですが、動作確認するとやっぱり壊れたものばかりでした。ハロゲンヒーターもあります。成果を得られないまま部室へ帰ります。
ふと気づくと部室に全く知らないマッシュルームの男子学生がいました。降ってわいたような登場に5人は驚きます。
マッシュルーム男が挨拶して立ち去ると、部室の片隅に大きな機械があります。直径1.5m弱ほどの大きさのそれは、いかにもタイムマシン然としていました。中央には椅子、操作盤には「月」「日」「過去・未来」「年」があり、もう、いかにもタイムマシンっぽい感じです。
こんなもの見たらタイムマシンだろうと一同は思いましたが、先ほどのマッシュルーム頭の男の、手の込んだイタズラかもしれないとも考えます。
試しに1日前に設定して曽我が乗ると、本当に機械が消えてしまいました。他の4人は驚きます。
しばらくして戻ってきた曽我は「本物だった、昨日に行った」と言いました。タイムスリップの感想を聞かれた曽我は「周りがグニャッとして、気持ち悪い」と答えます。
ただ本当に行ったのか確信が持てません。曽我は「窓の外を見ると躍動感のない感じに皆が野球をしていた」と言い、それは確かに昨日の風景ではあるのですが、どうなんだろうと皆はいぶかしみました。
その時、柴田がふと気づきます。昨日の昼に撮った写真に、野球をする5人と、それを窓から見る曽我の姿があったのです(謎③の人影)。心霊写真ではなく、タイムマシンで昨日に戻った時に写った証拠でした。
本物と分かれば、皆の夢は膨らみます。数字が2桁しかないので1度に最長99年しか飛べませんが、過去にも未来にも行けるのです。ちなみに、時間設定まではできず、なので1日前だったら1日前の、同じ時刻に到着することになります。
未来、いってみる? とか思いながらも「死んでたら嫌だ」とチキンな男子が拒否し、では過去のジュラ紀、白亜紀…と思いを馳せていると「化石で見つかったりして」と、柴田が無邪気に、場を凍らせるような発言をしました。
ふと石松が、昨日に行って、リモコンを取ってくればいいのだと気づきました。名案だと思った一同はそうしようと決定します。リモコン回収部隊として、新見&小泉&石松の3人が任命されました。3人は昨日へタイムスリップします。
昨日へ行った3人は、リモコンがつくことを確認し(謎②のクーラーがついていたのは、この時に動作確認したから)、ついでに黒板に「未来人参上♡」と書き込みました。
その後、部室に戻って来た「昨日の自分たち」を見た3人は、ノリで尾行することにします。
同じ頃、今日の世界ではマッシュルーム頭の男子大学生が戻ってきました。彼は田村明と自己紹介し、25年後の未来からやって来たSF研の学生だと言います。
今日に残ったメンバー・甲本&曽我&柴田&伊藤は、25年後にもまだSF研が存在することに驚きました。
25年後も相変わらずSF研はのほほんとした活動を続けており、ある日部活に来たらタイムマシンがあったので、「ノリで」田村がタイムマシンで乗ってきていました(謎⑧:タイムマシンはなぜ25年後に突如出没した?)。

【転】- サマータイムマシンブルースのあらすじ3

田村は到着してから、大学の管理人に河童像について聞き「昨日言ったでしょ」と言われていました(謎⑨:言われたの?)。さらに今日に残った4人は町に繰り出して、田村を案内します。
映画館の名画座は、25年後にはコンビニになっているそうです。
名画座の映画館店主がタイムマシンについて熱く語り、銭湯帰りのホセがタイムマシンを否定しました(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のポスターがある)。ホセは「結論からいうと、タイムマシンはない」と言います。
ホセはタイムマシンを作ろうとした時期があり、気づいたら40歳を越えていたそうです。
仮に百歩譲ってタイムマシンがあったとした場合、「過去を改変すると、全て消える」とホセは答え、その答えを聞いた4人プラス田村は急いで部室に戻りました。リモコンを持ってきて過去を変えてしまうと、今の自分たちが消えてしまうからです。
部室に戻ると「お前らも来るがいい! ズッコケ3人組」という張り紙と共に、タイムマシンが置かれていました(無人でタイムマシンのみ今日に戻した)。
とりあえずノリ全開で動いているズッコケ先遣部隊3人を回収し、その後、どうにかしてコーラがこぼれる前に予防策を練ればいいのではないかということで、甲本と曽我と田村が出かけることにします。
3人が出発するところを、追ってきたホセが見てしまいました。ホセはずっと作りたかったタイムマシンを見て(もう目の前にはないけど)興奮しています。
昨日の世界にワープした直後、甲本と曽我はカメラクラブの女子2人に会い、気まずい思いをしました。今日の世界の小泉が待ち伏せていて迎えに現れ、喜びます。
小泉に昨日の世界を改変すると危ないという話をした甲本は、乗り物酔いした曽我を置いて、残り2人を探しに行きました。
曽我はリモコンを見て「コーラがかかっても大丈夫なように」ラップで何重にもくるみました。
石松はギンギンを2つに増やしたいらしく、別の場所に移動しようとしていました。甲本が必死で説得して、ギンギンを元の場所に戻します。
新見は銭湯まで尾行してヴィダルサスーンを盗んだ犯人を見つけようと、張り込みをしていました。甲本は新見を迎えに行きます。
風呂場に2人がいるのに、脱衣所にも甲本と新見がいるのを見た銭湯のおばさんは、驚きました。新見は盗まれる前にヴィダルサスーンを確保しようと思い、持っていきます(謎④の犯人は新見自身だった)。
今日の世界の甲本は新見を連れて部室に戻りました。甲本は曽我に「こっちはうまくやった。これから行くから」と携帯に連絡を入れます…が、当然、昨日の世界でかけたので、昨日の曽我の留守電に入ります。
昨日の世界の甲本&新見が風呂場からあがると、銭湯のおばさんは「ツーペア。あんたら、双生児やったんか」(謎⑤の発言の意味)と言い、ソウセイジと言われた2人は自分の股間を見て「フランクフルト」と言います。
部室に戻って来た今日の世界の4人は、歴史の改変は危ないと把握しました(新見のみ、ヴィダルサスーンで頭がいっぱい、理解していない)。
タイムマシンを管理人に見られ、田村が慌てて気をそらすために河童像のところへ行き、河童の由来について聞きます(謎⑨昨日の世界で質問したから、管理人は2日連続での質問と思った)。
まずいと思ったメンバーは曽我を乗せ、適当に数字を動かし99年前の過去に曽我を送りました。
管理人は、この土地一帯は昔は沼地だったことを言い、ある日沼で溺れているモノが、ぶわーっと現れてぶわーっと消えたことから、河童様だったのだという昔話から、河童様の像を作って地蔵として祀ったと語ります(謎①の半分が解決)。
管理人が去った後、4人はあとは曽我を待つだけ…と思った時に、昨日の世界にリモコンがないことに気づきました。曽我が手に持ったまま99年前にワープしたのです。

【結】- サマータイムマシンブルースのあらすじ4

しばらくして全身を藻まみれにした曽我は戻ってきましたが、リモコンは沼に落としてきたと言いました。
過去を改変してしまったことに悩む5人ですが、思い当たる節があった田村が未来に行きます。
2030年の12月19日(未来の住人・田村にとっても4カ月未来の世界)にワープした田村は、申し送りされていたらしい部員に迎えられ、差し出されたリモコンを受け取って戻ってきました。未来から持ってくれば問題がないわけです。
未来でもまだそのクーラーは使われていたのです。そして2031年の夏はやっとクーラーを新調してもらえるので、問題はありません。
そこまでクーラーが持ちこたえていることに5人は感激し、今まで活動を見たことがない「自治会」というのが存在したことにも驚きました。
(もっというと、その時代になっても「エアコン」じゃなく「クーラー(冷房オンリー)」というところも…涙ぐましい…)
かくて、2030年から持ってきたリモコンを昨日の世界に戻して一件落着…ですが、タイムマシンで今日の世界に帰る際、甲本が機械から落ちて(もともとは1人乗り用)取り残されます。
昨日の世界に取り残された甲本は、昨日のメンバーに早々にユニフォームから私服に着替えたのか疑われ、女と会うのだとからかわれました。
曽我が、携帯に残された留守電が証拠だと言います。そのメッセージ「こっちはうまくやった。これから行くから」というのは、甲本が女に向けて発信したものだと曽我は言います。
昨日の曽我にかけてしまった失敗を、取りつくろうのも面倒な事態です。罰ゲームだと小泉が言い出し、新見が裸踊りでもしろと言います。
下手に言い訳して時間を食うと、昨日の世界の自分が帰ってきて鉢合わせするので、甲本は「女と会う」と肯定しました(謎⑦の彼女がいると思われた理由)。そして部室のロッカーに隠れます。
その次に、昨日の世界の甲本が銭湯から帰ってきました。洗面器を持った甲本を見た皆は、裸踊りしてくれるのだと期待します(謎⑥の期待の背景)。
今日の世界の甲本は…悲しいかな、そのままずっと部員が居座ったためにロッカーから出られず、そうこうしているうちにロッカーの中で寝入ってしまいました。実は甲本だけは昨日の世界から帰れず、そのまま一昼夜ロッカーにいたのでした。
とりあえず昨日の世界は改変せずに済みました。でも今日の世界にリモコンがなく、クーラーが使えないのは変化ありません。「冬であれよ!」と新美は嘆きました。
そこへ、SF研の犬・ケチャがリモコンを咥えてやってきました。ケチャは昨日から、野球の合間にも土をしきりに掘っていました。そのリモコンは99年前の沼に曽我が持って行ったものです。ラップがぐるぐる巻かれているのがその証拠です。
これは大丈夫なのかと一同がホセに聞きました。
リモコンは「曽我が昨日から99年前に持って行き、そのまま99年間眠り続け、その後25年使われた後、2030年の冬から持って来て、コーラをこぼしてホセが壊す」…矛盾がありません。ミッション・コンプリートです。
田村は屋上で未来に戻っていきました。帰る前に、必死でホセが機械を見て学んでいました(謎⑧の答えは、ホセが25年かけて作った!)。
騒動は終わりました。終わってみると全ての筋書きが決められていて、自分たちはそれに従っただけなのではないかと、カメラクラブの女子・伊藤が言います。
新見は大学の河童像を見て、99年前の河童はタイムトラベルした曽我だと気づきました。溺れた時のポーズのままです(謎①の残り半分)。
母愛用のカメラを忘れた田村が戻ってきましたが、そのカメラは柴田が使っているのと同じものです。つまり…田村は柴田の息子だったのです。
伊藤は意外な事実を知って「柴田の結婚相手の苗字、知っちゃった」と喜びますが、ショックを受けた甲本は「苗字って、変えられるのかな」と男性陣に真顔で聞きました。

みんなの感想

ライターの感想

映画紹介にも書いたが、なんともったいないタイムマシンの使われ方だ!
そして、愛すべき莫迦たち!(褒めてるつもり)
しょうーもないことを必死でやってる人たちって、こんなにも滑稽なんだよなあ。
序盤で出てくる、ちぐはぐな感じのことも、ちゃんと後半に回収される仕組みになっている。
タイムパラドックスの仕組みなどは、ひっじょーに大雑把ではあるんだが、雰囲気ということで。
作品全体はゆるーい感じです。こういう青春の無駄使いもあるよね、という感じ。

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