「ズーランダー」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

ズーランダーの紹介:2001年製作のアメリカ映画。ハンサムだが、頭はトコトン悪い男性スーパーモデルが巻き起こす騒動を描くコメディ。自己中心的で、とっぴょうしもない行動に出る主人公・ズーランダーが活躍する。超豪華なキャストが惜しげもなくカメオ出演していることにも注目!

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予告動画

ズーランダーの主な出演者

デレク・ズーランダー(ベン・スティラー)、マチルダ・ジェフリーズ(クリスティン・テイラー)、ハンセル(オーウェン・ウィルソン)、ジャコビ・ムガトゥ(ウィル・フェレル)、カティンカ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)、モーリー・ボールスタイン社長(ジェリー・スティラー)、J・P・プルウィット(デイヴィッド・ドゥカヴニー)、ラリー・ズーランダー(ジョン・ヴォイト)、ルーク・ズーランダー(ヴィンス・ヴォーン)、スクラッピー・ズーランダー(ジュダ・フリードランダー)、トッド(ネイサン・リー・グレアム)、オルガ(アンディ・ディック)、DJ(ジャスティン・セロー)

ズーランダーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①マレーシア新首相の児童就労禁止と賃金値上げが気に入らないデザイナーのムガトゥは、首相暗殺を決意。一流の男性モデル・デレクを暗殺者に仕立て上げる。 ②デレクを心配する女性記者・マチルダは首相暗殺計画を知り、デレクが暗殺者になっていることも気づく。暗殺を阻止したデレクは一躍人気者に。

【起】- ズーランダーのあらすじ1

(この映画は主人公・デレクだけにとどまらず、徹頭徹尾「男性モデルはバカだ」という偏見のもと、それを笑いに変えて作られている。それを大前提として読んでいただきたい)

マレーシアのクアラルンプール。
新たに就任した首相は国民に対し、最低賃金の引き上げと児童就労の禁止を約束し、国民の期待を一身に集めていました。
ところがそれを快く思わない人物がいます。ファッション業界の重鎮たちです。
彼らは今までマレーシアで、安い賃金で子どもたちを働かせ、服飾品を作っていました。
彼らにとっては賃金の引き上げも児童就労の禁止も、とんでもないことです。そんなことを実行されると、工場が倒産してしまいます。
そこで有名なファッション・デザイナーのジャコビ・ムガトゥという男が、立ち上がりました。彼は銀髪を頭頂部付近でカールしている髪型の、中年男性です。
ムガトゥは新首相を暗殺しようと考えました。他のファッション業界の重鎮たちも協力します。
14日後に新首相がアメリカ・ニューヨークを訪れる時に、ムガトゥが開くファッション・ショーに招待し、そこで新首相を殺そうという話になりました。
しかし最大の問題は「暗殺者をどう手配するか」です。この問題だけは棚上げになったまま、新首相暗殺計画は進みました…。

デレク・ズーランダーは、男性ファッションモデル界のトップスターです。『ブルー・スティール』というキメ顔(口すぼめてるだけ)で、3年連続でベストモデル賞を獲得した、ファッション界では過去に例のない人物です。
ところがデレクに最近、最強のライバルが現れました。ハンセルという金髪頭の男性です。
ハンセルは一躍トップにのぼりつめた、新人男性モデルでした。
4年連続なるかと噂されていたベストモデル賞は、そのハンセルに奪われてしまいました。受賞式に出ていてハンセルの名を呼ばれたにもかかわらず、頭が悪くてそれに気づかなかったデレクは、自分が賞を取ったものと思って壇上でトロフィーを受け取り、後日〝ベストモデル賞を横取りする〟という不本意な記事を書かれます。デレクは単に頭が悪く、自分が落ちたことに気づかなかっただけなのです。
落選して落ち込んだデレクは、自信を喪失しました。
そんなデレクを慰めようとして、同じ男性モデル仲間の3人が立ち上がってくれました。アジア系男性のブリント、白人男性のミーカス、黒人男性のトッドです。
彼らはオレンジ・モカ・フラペチーノを飲みながら、ジープでドライブするプランをデレクに出しました。4人で車に乗り込み、ご機嫌で街を走ります。
立ち寄ったガソリンスタンドにて、セルフで洗車しつつガソリンの給油をしていたデレク以外のメンバーは、終始ハイテンションでした。ふざけてガソリンを互いに撒き合い、きわめつけがブリントの喫煙です。
煙草に火をつけた瞬間、車と仲間3人は爆発炎上しました。ガソリンを互いにかけるなんてことが非常識だということが、モデル男性には理解できなかったのでした。
こうして男性モデル仲間を一気に3人失ったデレクは、モデルの仕事を引退しようと決意します。男は顔だけじゃないと思うわけです。
所属事務所ボールズ・モデル社の社長モーリー・ボールスタインに、デレクは引退の決意を告げました。 この映画を無料で観る

【承】- ズーランダーのあらすじ2

モーリー社長は引き留めて、ファッション・デザイナーのムガトゥの仕事をしろと言いますが、デレクは故郷に帰ると答えます。
引き留める社長を振り切って、デレクはモデル業界から引退し、アメリカの大都会を去りました。

こうして、一度は断ったデレクは、ニュージャージー州南部の炭鉱地域へ行きました。そこにデレクの家族がいるのです。
父と弟のスクラッピー&ルークと久しぶりの再会をしたデレクですが、父と弟たちはデレクに冷たく接しました。モデルの男に炭鉱夫など務まらないと考えているからです。
そのとおりでした。現場に入ってもデレクはなんの役にも立たず、遊んでばかりでした。遊んでばかりだったくせに、たった1日で音を上げます。
デレクの父は、男がパンツ一丁の見てくれで働くなんて仕事のうちに入らないと考えていました。真の男とは肉体労働してなんぼです。
「お前は死んだとあきらめる」と父に言われたデレクは、ここにも居場所がないのかと落ち込みました。
そこへ、デレクの小さな携帯電話(指の先ほどの大きさ)にモーリー社長から再び電話があり、ムガトゥの仕事を受けろと言われます。
デレクは今度こそ、引き受けました。

デザイナーのムガトゥはデレクと会うと、もし仕事を引き受けてくれるならば、デレクが希望している「社会貢献の仕事」の助力をしてやると言います。
こういう学習支援センターの建物を建ててやるぞと模型を示しますが、デレクは怒って模型を叩き割りました。模型が実物大、本物だと勘違いしたのです。せめてこの8倍の大きさにしろと言います。8倍にしたって小さすぎます。
ともあれデレクは仕事を引き受けることにしました。ムガトゥはデレクに、「デレリークト(はみ出し者)ファッション」を着こなせと言いました。ホームレス風のファッションです。
その日からショーのための猛特訓が始まりました。付き人の女性・カティンカがつき、必死で勉強をします。
ところがその猛特訓は、デレクは気づかなかったのですが「暗殺のための洗脳」だったのでした。デレクは80年代のある曲を聞くとカンフー使いになるよう、仕込まれます。

さて、そんなデレクを取材していた女性がいました。TIME誌の女性記者マチルダ・ジェフリーズです。
デレクに取材をして記事にしたものの、別の編集者にけなす内容に書き換えられたマチルダは、ファッション業界のムガトゥの陰謀にもうすうす気づいていました。
さらに調べると、有力な男性モデルはみんな、29歳にして死んでいる事実も突き止めます。その男性モデルたちのかたわらに、常にカティンカという女性が写り込んでいるのを見つけたマチルダは、デレクが陰謀に巻き込まれようとしているのを知りました。
マチルダはデレクを訪問し、なんとかそれを告げようとしますが、上記の「けなす内容」を書かれたデレクは警戒心を解きません。

マチルダを放ってクラブに行ったデレクは、そこで宿敵となるハンセルと会いました。どっちがクラブを去るか口論になり、対決が始まります。

【転】- ズーランダーのあらすじ3

男性モデル同士なので「ウォーキング対決」になりました。ショーの時のように、壇上を歩く姿で競うのです。審判はデヴィッド・ボウイが務めます。
互角の戦いを制したのは「パンツを脱ぐ」技でした。ハンセルがズボンを履いた状態のままパンツを脱いでみせ、デレクもチャレンジしてみましたが、できませんでした。股間をきゅっと締めつけて自滅します。
対決に負けたデレクは、マチルダの車に乗せられました。マチルダに「答えは聖アドニス墓地にある」という謎の密告電話がかかってきます。
マチルダが墓地へ行くと、そこには29歳にして死んだ男性モデルの墓が並んでいました。密告電話の主はJ・P・プルウィットという、かつて手タレとして一斉を風靡した男性でした。プルウィットは男性モデルが過去200年にわたり、政治家の暗殺に関わってきたとマチルダに言います。カーター、ケネディだけでなくリンカーンの暗殺も、本当は男性モデルに殺されたのだそうです。
プルウィットは手タレという特殊性から、抹殺処分を逃れていました。
男性モデルは有名なだけに警備の厳しいところにも入れるし、命令に忠実だし(カメラマンの指示に従うから)、身体はそこそこ鍛えているし、なによりも頭が単純にできているから(つまりアホだから)暗殺者に最適だと、プルウィットは言いました。
マチルダとプルウィットはデレクに、暗殺のための訓練を受けた筈と指摘します。
カティンカが現れて銃撃を開始しました。「モーリー社長のパソコンを調べろ。そこに証拠のファイルがあるはず」と、銃撃を受けながらプルウィットはマチルダに言いました。

マチルダとデレクは車で逃げ、かくまってくれるところを探します。いちばんデレクがいそうにない場所…それは、宿敵であるハンセルの家でした。マチルダとデレクは行って、事情を話します。
今まで闇雲に張り合ってきたデレクとハンセルですが、話しあってみると誤解がありました。
デレクがハンセルを目の敵にしたのは「自分の立場を脅かすスーパーモデルだから怖かった」からで、ハンセルがデレクを目の敵にしたのは「デレクが冷たかった」からで、ハンセルはデレクを憧れのモデルと慕っていました。誤解がとけ、デレクとハンセルは和解します。
事情を聞いたハンセルは、2人に全面協力すると言いました。
ハンセルの家はハーレム状態でした。民族も性別も関係ありません。
デレクとハンセルはお茶を飲みながら、マチルダに男性モデルを嫌う理由を聞きました。お茶といってもクスリ成分入りです。
マチルダは昔太っており、痩せている女性こそが美しいという世間の風潮とモデルの女性が嫌いでした。モデルは人を自己嫌悪におちいらせると言います。
マチルダには恋人がしばらくいませんでした。クスリでハイになったデレク、ハンセル、マチルダは意気投合します…。

ファッション・ショーの当日になりました。
ムガトゥのショー会場にはマレーシアの新首相が招待されており、そこでデレクという刺客によって暗殺が行なわれる予定です。

【結】- ズーランダーのあらすじ4

あれだけ説明していたにも関わらず、デレクは携帯の電源を切っていないどころか、かけてきたカティンカに「1時間前にはステージ入りする」と答えてしまいました。
マチルダは一刻も早く証拠を手に入れようと、モーリー社長のファイルを探すようデレクとハンセルに指示します。
2人は変装して全くの別人になり(人種まで変わる)、社長の部屋に入りこみました。
ところが、アップル社のスケルトンタイプのパソコンの起動方法が分からず、パソコンをいじり倒します。いろんなところを押してみたり、呼びかけたりしますが、パソコンは全然反応しません。2人はだんだんサルみたいな行動になりました。
時間が来てデレクはショーの会場に行くと言います。「今までショーに遅れたことがないのが誇りだから」だそうです。指サイズの携帯をハンセルに渡すと、イベント会場に向かいました。
残ったハンセルは、マチルダに「ファイルはパソコンの中」と言われて、この箱の中に入っているのだな(金庫みたいな感じでイメージしている)と思い、パソコンごと盗みます。

ショーが始まりました。マレーシアの新首相はご機嫌でショーを鑑賞しています。
マチルダは会場で気づきました。ショーでデレクが登場する時に流れる曲『リラックス』こそが、洗脳で暗殺モードに切り替わる時のスイッチなのだと分かったのですが、カティンカに銃を突きつけられて言えません。
そうこうしているうちに、デレクの出番になりました。
マチルダは必死で叫びますが、会場内に『リラックス』の曲が流れ、途端にデレクは暗殺モードになります。
ハンセルは音響室にいたDJと戦って、別な曲に切り替えようとします。曲が切り替わるたび、デレクは普通に戻ったりカンフーモードになったりします。
マレーシア新首相の背後に回り込んだデレクが首を折ろうとした時、ハンセルがコンセントを抜きました。デレクは正気に戻りますが、周囲は驚きます。
ムガトゥがデレクを洗脳したのだとハンセルが言い出し、ここに証拠があると言ってパソコンを音響室から投げ落とします。ハンセルとしては、パソコンを落とせば中から資料が出てくると思いこんでいるのです。
証拠品を叩き落としてしまったハンセルをマチルダが嘆きますが(データ復旧可能に見えるんだが…)、その時モーリー社長が証言すると言い出しました。モーリー社長は暗殺計画の片棒を担ぐのに疲れており、証拠のZIPディスクをロングアイランドに保管してあると告げます。
ムガトゥがヒステリーを起こし、マレーシア新首相に手裏剣を投げますが、デレクがずっとあたためてきた新兵器のキメ顔『マグナム』を決めて、手裏剣はデレクの顔の手前で落ちました。暗殺失敗です。
暗殺を阻止したデレクはヒーロー扱いされますが、デレク自身はショーで初めて左に回れたことに感激していました。テレビを見ていた父も、息子を自慢に思います。

後日。
デレクは『ズーランダー子供学習センター』を作り、子どもをフォローする仕事に転身します。講師にはハンセルやモーリー社長の姿もあり、ただのお勉強だけでなく「世間を学ぶ」教室でもありました。
デレクはマチルダと結婚し、息子も生まれます。息子もキメ顔が得意でした。
お話はここで終わり。もしデレクたちのその後を知りたければ、映画『ズーランダーNo.2』でお会いしましょう。

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みんなの感想

ライターの感想

最初から最後まで「男性モデルは基本的にバカ」というスタンスを貫いているが、それがあまり嫌味なく感じられる。
ともすれば差別に発展しそうなものを、上手にかわして笑いに変えている。
あまりにもバカバカしすぎるところもよい。
個人的にはデレクの人魚のCMが好き。ばかばかしい内容なので、単純に笑える。
ハリウッド界の名優やロック・スターなどが多数カメオ出演しているのも注目。
2016年には実に15年ぶりに『ズーランダー2(ズーランダーNo.2)』が製作された。

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