「ドリスの恋愛妄想適齢期」のネタバレあらすじ結末

ドリスの恋愛妄想適齢期の紹介:60歳を過ぎても独身のドリス。恋とは無縁な彼女が一目惚れしたのは、新しく会社にやって来た20代の青年だった。おちゃめなドリスの恋の奮闘を綴ったラブ・コメディ。
2015年製作のアメリカ映画で、日本では未公開。サウス・バイ・サウスウェスト映画祭では観客賞を受賞した。原題は『Hello, My Name Is Doris』。

予告動画

ドリスの恋愛妄想適齢期の主な出演者

ドリス・ミラー(サリー・フィールド)、ジョン・フレモント(マックス・グリーンフィールド)、ブルックリン(ベス・ベアーズ)、シンシア(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)、トッド(スティーヴン・ルート)、ロズ(タイン・デイリー)

ドリスの恋愛妄想適齢期のネタバレあらすじ

【起】- ドリスの恋愛妄想適齢期のあらすじ1

60歳を超えても独身のドリスは、ニューヨーク湾にあるステタン島に暮らしています。一緒に生活していた最愛の母が亡くなり、ドリスの落胆は激しく、彼女を心配した弟・トッドと彼の妻・シンシアはニューヨークの街なかに部屋を借りることを勧めますが、ドリスは首を縦に振りません。実はドリスには母と同じように収集癖があり、拾ってきたゴミで部屋はガラクタだらけで、このままではいけないと案じるトッドは、ドリスに医師・エドワーズのカウンセラーを受けるよう伝えました。

ニューヨークの広告会社でデータ入力係として長年勤めるドリスは、毎日フェリーに乗って通勤しています。ある日の出勤時ドリスは、会社のビルの前で見かけた青年・ジョンに一目惚れしました。狭いエレベーターに乗込んできたジョンが気さくに話しかけて来たためドリスは更にときめき、彼が振り返った際にバッグのポケットから記念に鉛筆を拝借します。しかもジョンはドリスと同じ職場に異動してきた社員であることが判明し、妄想好きのドリスは彼との恋の始まりを頭の中に描きました。

親友・ロズとヴァルに誘われて自己啓発セミナーに参加したドリスは、どこか胡散臭い講師に自分の恋心を打明けてみます。「不可能などない。“私には出来る”」と説き伏せられたドリスはその言葉に触発され、何度も呟いて自分に言い聞かせました。早速ドリスは職場でジョンに話しかけては妄想しますが、ふと我に返るとこの恋は叶わないだろうと感じ、大切に持っていたジョンの鉛筆を真っ二つ折りました。この頃からドリスはエドワーズのカウンセリングも受けるようになります。

【承】- ドリスの恋愛妄想適齢期のあらすじ2

ドリスはロズに恋の相談をすると、共通の趣味を見つけなさいとアドバイスされます。それを聞いていたロズの13歳の孫・ヴィヴィアンはジョンのSNSのページを発見しました。詳しい内容を見たくなったドリスは、“リリス・プリムローズ”という憧れの偽名と、若く美人で聡明な女性の写真を勝手に使用し、ジョンに友達申請をします。ジョンから申請を許可されると、ドリスは彼の好きな食べ物や音楽などを隈なくチェックしました。

ジョンはよく話しかけてくる不思議な雰囲気のドリスがどんな人柄なのか興味を持ち同僚たちに聞いてみますが、周囲の人間はドリスのことをよく知らないうえに変人扱いしていました。ドリスが“いい意味”で変わっていると感じたジョンは彼女に声をかけてみると、デスクに自分も好きなベイビー・ゴヤというアーティストのCDを見つけ、話が盛り上がります。ご機嫌になったドリスは捨てられずにいた鉛筆をテープでくっつけました。ヴィヴィアンに相談をするようになったドリスは、今日のジョンの言動は絶対に好かれていると彼女から太鼓判を押されます。更にゴヤのライブが今週末にあるので行けと勧められました。

ライブ当日。トッドの家で食事の約束をしていたドリスは、ヴィヴィアンからアドバイスを受けたゴヤのライブ用のネオンカラーの服で向かいます。トッドや家族はドリスの突飛な服装に、いよいよ気が狂ったのかと思いこみました。気が合わないシンシアから、実家は共通の遺産だから引っ越せときつく言われたドリスは、喧嘩腰になったままライブハウスへ向かいます。
会場にはジョンも来ていて、狙い通りに合流できました。そのうえ個性的なドリスはゴヤ本人の目にも留まり、新アルバムのジャケットのモデルを依頼されます。ドリスは会場にいたそれぞれの個性を持ったファンに会い、自分が受け入れられたことに喜びを感じました。ファンたちと仲良くなったドリスはその後も交流を続け、ジョンとも2人でカフェに行く間柄になります。ジャケット撮影も遂行し、定期的に受けているカウンセリングでも生活の順調さを意気揚々と話しました。ドリスの様子を見たエドワーズは、週末に家の中を見せて貰う約束をします。

【転】- ドリスの恋愛妄想適齢期のあらすじ3

ドリスがヴィヴィアンと恋バナで盛り上がる一方で、暴走を始めたドリスを心配したロズは、舞い上がるドリスを嗜めるようになります。ドリスはジョンをデートに誘うことをヴィヴィアンに宣言し、何度も職場でジョンに話しかけますが、彼は予定がいっぱいで約束を取り付けられません。そんな中ドリスは仕事帰りにジョンが恋人・ブルックリンと会っているのを目撃し、つい尾行してしまいます。2人に気付かれたドリスは、これから初めてステージに立つというブルックリンのライブに強引に連れて行かれました。ジョンからドリスの噂を聞いていたブルクッリンは彼女を気に入り、編み物サークルに誘います。傷心のドリスは帰宅するとヤケ酒を飲み、嫉妬心でブルックリンのSNSにジョンがリリスと二股をかけているかのようなメールを送りつけました。

翌朝。その日はエドワーズの来訪日でしたが、寝酒したドリスはすっかり忘れていてエドワーズらの声で目覚めました。エドワーズに荷物を処分・寄付する物と残す物に分けようと提案されますがドリスは全く処分ができず、痺れを切らしたシンシアは勝手にジョンの鉛筆などを捨てようとします。それに興奮しパニックになったドリスは、母の面倒を独りで看たことなど溜めていた不満をトッドにぶつけました。

【結】- ドリスの恋愛妄想適齢期のあらすじ4

週明けドリスが出勤すると、ブルックリンが会社に乗込み、ジョンに別れを突き付けていました。ドリスはブルックリンと編み物サークルの約束をしていたため気まずいながらに参加すると、別れの原因はリリスからのメールだと知ります。今度はジョンからも別れの報告を受けドリスは複雑な気持ちになりますが、感謝祭にジョンの自宅で開くパーティに誘われ、更に年下の男に興味はあるかと聞かれて、自分の悪事も忘れてすっかりその気になりました。早速ドリスはジョンの発言をヴィヴィアンに話しますが、毎年感謝祭を一緒に過ごしていたロズが妬いて怒ったため、2人は大喧嘩になりました。

パーティの日、ドリスはいつにもなくセクシーな衣装で出かけます。パーティも佳境に入り、2人だけで話したいことがあるとドリスはジョンを寝室へ呼びました。ドリスは彼への想いを告げ、ブルックリンに送ったメールのことを謝罪しますが、あっさりとジョンに拒まれます。彼が年下に興味があるかと尋ねたのは、50代半ばの自分の叔父を紹介するためでした。失望したドリスは逃げるようにジョンの家を後にし帰宅すると、感謝祭の食べ物を持ってロズがやって来ます。恋をしたら羽目をはずすものだと、ロズはしょ気る親友を慰めました。

気を取り直したドリスは荷物を片付ける決心をし、エドワーズや家族、友人の力を借りて家の中を一掃します。ドリスは長く居すぎた会社も退職することにしました。職場のデスクを片付け終わったドリスは、ジョンに別れの挨拶をしエレベーターに乗ろうとすると「待って」と言って駆けつけた彼にキスをされます。しかしそれはドリスの妄想でした。現実に戻ったドリスがエレベーターに乗り込むと「ドリス、待って」と本当にジョンが追いかけて来ました。

みんなの感想

ライターの感想

アメリカの映画らしく単純明快なストーリーですが、ドリス役のサリー・フィールドの妙妙たる演技によりコミカルで味のある作品に仕上がっていました。突然ジョンに話しかけられて慌ててお菓子がついた口元を拭く仕草や、妄想した時の気の抜けた表情などとにかくドリスがチャーミング。衣装もとても素敵です。一方ドリスの心の闇を表現したり、取り乱した時の演技も素晴らしかったです。恋愛経験が少ないゆえ暴走してしまったドリスですが、ときめきに年齢は関係ないのだと感じさせてくれました。
邦題ではドリスが妄想ばかりする印象を受けてしまいますが、収集癖についての特徴や原因もしっかりと描かれていて、邦題のイメージよりは内容が濃いです。サリーの演技で作品の深みが数段も上がったのではないでしょうか。

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