「ファンキーランド」のネタバレあらすじ結末

ファンキーランドの紹介:2012年製作のアメリカ映画。『ゾンビランド』『エージェント・ウルトラ』『バットマンvsスーパーマン』のジェシー・アイゼンバーグ主演によるコメディ。薬物依存症の母・ペニーを更生させるべく、奔走するプロピアニスト志望の息子・イーライ。しかし、彼は予期せぬトラブルに次々と巻き込まれてしまう。

予告動画

ファンキーランドの主な出演者

イーライ・ブルーム(ジェシー・アイゼンバーグ)、ペニー・ブルーム(メリッサ・レオ)、スプリンクルス〔本名レオポルド・レオナルド〕(トレイシー・モーガン)、クロエ(サラ・ラモス)、トリッシュ(ステファニー・マーチ)、ニコール・ブルーム(エマ・レイン・ライル)、ブラック(イザイア・ウィットロック・Jr)、エドゥアルド(ポール・カルデロン)、デイブ先生(ニール・ハフ)、マイク看護師(ジェイス・バルトーク)、リサ(ターニャ・ライト)

ファンキーランドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ピアノの天才で将来ピアニストになりたいイーライ。でも家に問題が。母・ペニーは麻薬依存症で妹・ニコールはマペットを使って悪態をつく。進学できずスーパーで働くイーライにチャンス到来。ピアノのオーディションに合格すれば音楽学校に無料で通えるのだ。 ②イーライは母を麻薬更生施設に入れようとするが、尿検査が陰性で断られた。クスリを摂取して陽性にするため買いに行くが、スペイン語が理解できない売人を手伝って取引することに。しかもオーディション当日。 ③取引の最中にイーライは手を怪我し、さらにクスリを服用してしまう。オーディションは中途で放棄。でも薬物取引は成功し、母は険悪だった妹と和解して入所を決めた。イーライも再トライのチャンスが巡って来た。

【起】- ファンキーランドのあらすじ1

アメリカ、西海岸のカリフォルニア州。
ブルーム家は何かと問題を抱えた家でした。
母・ペニーは薬物依存症の女性です。ウエイトレスをする45歳で、夫はいません。
息子・イーライは高校に進学するのを諦め、スーパーで働いていました。
9歳の妹・ニコールは問題のある家で育ったからか、学校では自発的にしゃべらず、靴下で作ったマペット(指人形)のフリオがしゃべっているという形でしか会話をしません。
イーライのピアノの腕は素晴らしいものでした。そこでデイブ先生が音楽学校のオーディションを受けるよう手配します。もしオーディションに合格すれば、学費免除で音楽学校に通えます。
ただしここには、1つ大きな問題がありました。もしオーディションに受かった場合には、イーライはマサチューセッツ州(東海岸)のボストンにある音楽学校に1年間通うことになります。つまり、家を出て暮らさねばなりません。
自分がいなくなった後のことを考えると頭が痛いイーライは、「母親・ペニーに薬物中毒対象の更生施設へ通ってもらい、完全に更生してから妹・ニコールと暮らす」プランを考えていました。
薬物リハビリ更生施設に入ることは、母・ペニーには説得済みです。ペニーも薬物から足を洗いたいと思っています。
オーディションの日と、母の入所日が重なりました。そしてその前の夜…。
…イーライは勤務後、友人に誘われたパーティー会場で飲み過ぎました。パーティーを断らなかったのは、ひそかに思いを寄せる女性・クロエがパーティーにいたからです。
おかげでイーライは飲み過ごしてしまい、翌朝もまだ少し二日酔いでした。それでも妹・ニコールの朝食を作り、車を運転して小学校に送っていきます。
学校の先生には「ニコールに問題がある」と言われました。マペットのフリオを使って汚い言葉や悪口ばかりしゃべっていることが問題です。
その後、イーライは母・ペニーをリハビリ施設まで送っていきました。ところが病院に入る手前でペニーは躊躇します。リハビリ施設の、カフェイン抜きの生活が嫌なのです。
ペニーも本当は薬物から抜け出したいのです。だから入所日に検査されるだろうと思って、薬物を何日も断っていたくらいです。
受かるかどうか分からないので、ぎりぎりまで黙っていたかったのですが、イーライはオーディションの話を母・ペニーにしました。
母・ペニーは息子のチャンスを喜び、リハビリ施設に行く決意を固めます。
ところが…母・ペニーの意気込みがあだになりました。尿検査で陰性になった母は、入所を認められなかったのです。
母・ペニーは「入所の際に尿検査されるから」と思って薬物を断っていたのですが、薬物反応が陰性だとリハビリ施設に入れないのです。自発的に入る場合には保険が適用されず、高くつきます。
看護師の男性・マイクは「尿検査で陽性反応が出れば」と囁きます。薬物を摂取してこいというのです。
本当は大いなる矛盾があります。尿検査のために自らの意志で薬物を断てるくらいなのだから、薬物中毒ではないのです。
ところが母・ペニー本人もイーライも気づきませんでした。入所を認めてもらうために、薬物を摂取しようと考えます(本末転倒な話)。 この映画を無料で観る

【承】- ファンキーランドのあらすじ2

薬を断つつもりだったので、薬物のストックはありません。売人に買いに郊外へ車を走らせたイーライですが、母・ペニーは「売人にツケ(借金)があるから買いにいってくれ」と頼みました。やむなく、イーライが買いに行きます。
そこは、通称・スプリンクルスという恰幅のいい杖をついた中年男性の家でした。スプリンクルスは、母とブラックという同じく恰幅のいい黒人男性と一緒に暮らしています。
早くクスリを売ってもらい、早く母を入所させないとオーディションに間に合わないと思ったイーライですが、スプリンクルスとブラックは電話の取引相手・エドゥアルドがスペイン語しか話せないので、ちっとも話が進みません。スペイン語が分かるハビエルを連れてこいとスプリンクルスはブラックに指示しますが、ブラックはもたもたしています。
話がちっとも進まない電話に業を煮やしたイーライは、スプリンクルスの携帯を奪って通訳しました。
「20分後にレストランで取引の交渉を」と代わりにしゃべったイーライは、「こいつ使える」とスプリンクルスに思われてしまいます。イーライは昔学校で勉強しただけで、スペイン語がぺらぺらでした。
スプリンクルスは電話の相手・エドゥアルドから薬物を仕入れて売りさばいています。用件は済んだのだから、さっさとコカインを売ってくれと頼むイーライに対し、スプリンクルスは手元に薬物がないと言います。
イーライはスプリンクルスに引き立てられ、取引交渉の場でも通訳しろ、そうすればすぐ薬物が手に入ると言われました。
外で母・ペニーが待っていたために、すぐ母子とバレてしまいました。イーライは開き直って「通訳するから今までの借金はチャラにしてくれ」と言います。
取引に母・ペニーも同行することになりました。イーライ、ペニー、スプリンクルス、ブラックの4人はレストランに行きます。
取引相手の初老の男・エドゥアルドは、母・ペニーを見て美しい女性だと言いました。
値段の交渉に入り、スプリンクルスは5500ドル(約55万5600円)まで値切ります。
通訳しているだけなのにイーライが怒って殴られ、右手のひらをガラスで切るケガをしました。これでもうオーディションは駄目だなと、イーライは思います。
取引は金と薬をそれぞれ用意して、後で落ち合うことになりました。イーライが手を負傷したので母・ペニーがハンドルを握り、助手席にスプリンクルスが座って、後部座席でイーライが傷の手当てをします。
しかし息子が心配なペニーは後ろばかり振り向いて、スプリンクルスに叱られました。鎮痛剤と間違えて、オキシコンティン(鎮痛剤ではあるが麻薬)を2錠、イーライは服用してしまいます。
イーライの家に戻って母・ペニーが傷の手当てをしましたが、ペニーとスプリンクルスは些細なことで、すぐ衝突します。息子に怪我をさせたということでペニーはスプリンクルスに怒っていますし、借金しているペニーにスプリンクルスはいい感情を抱いていませんでした。
オーディションの時間が迫りました。イーライが事情を話すと、そのオーディション会場はスプリンクルスの卒業高校でした。現在のスプリンクルスは膝を故障して杖をついていますが、昔は2年間州代表の陸上選手だったのです。
こうしてイーライのオーディションに母・ペニーとスプリンクルス、ブラックがついていくことになりました。

【転】- ファンキーランドのあらすじ3

高校に入ると、イーライが思いを寄せるクロエが声をかけてきます。イーライは何不自由なく高校に通っており、今日はその学校でイベントが行なわれていました(文化祭みたいなもの)。
南北戦争の再現という催し物を学校全体でしており、クロエは「村人の娘」設定でした(注:アメリカでは南北戦争の扮装をして再現する「リエネクトメント」という遊びがあり、当時の材質の服を着て大真面目に戦争ごっこをする)。
イーライのオーディションを知るとクロエは喜びます。怪我をしているのとクスリを服用してしまっているのとで、絶対に受かりっこないと思いこんでいるイーライに「大丈夫、受かる」とクロエが励ますので、イーライもその気になってきました。
イーライは会場にあたる講堂へ行き、心配な母・ペニーがそのあとを、母校を見たいスプリンクルスも追っていき、ブラックだけは外の南北戦争イベントに参加して、サンドイッチをもらいます。
講堂ではデイブ先生がイーライを待ちわびており、「15年教えた生徒の中で唯一の天才だ」と声をかけました。イーライは壇上にあがり、ピアノを弾き始めます。
てのひらからはまだ出血が続いており、弾き始めたものの痛みがあります。
一度は痛みで演奏を止めたイーライに、手の傷が見えた審査員たちは心配してやめるかと聞きますが、イーライは猛スピードで再び演奏すると、試験に落ちたと思いました。
手の傷を心配するデイブ先生に「先生には申し訳なかったが、今日は災難だった。血は出るし、ギャングには会うし、これから取引だし」とべらべらまくしたてます。
さっさと立ち去ったイーライを呆然と見送りながら、審査員たちは「すごい才能だ」と言いました。
スプリンクルスが代表選手だったのは事実で、学校内には優勝トロフィーが飾られています。スプリンクルスの本名が「レオポルド・レオナルド」と知ってイーライは思わず笑いますが、スプリンクルスは「母のつけた名前をバカにするな!」と怒ります。
アンカーで走って優勝に貢献したし、自分の記録はまだ破られていないのに、トロフィーを一度も持たせてくれなかった…とスプリンクルスはトロフィーを見ながらぼやきます(なぜ持たせてもらったことがないのかは分からない)。
むかっときたスプリンクルスは飾られたトロフィーの陳列ガラスを割りました。警報ベルが鳴りだしますが、トロフィーを奪うと全員で逃げ出します。
4人は高校を後にし、イーライは取引相手・エドゥアルドと電話で会話をし、用意ができたことを聞きます。しかしその前に妹・ニコールのお迎えが先です。
後部座席のスプリンクルスとブラックの間に座らされたニコールは、マペットのフリオがしゃべっているという形で2人の悪口を言い始めました。
年長者をバカにするとは躾がなっていないと2人は怒り、ブラックがフリオを取り上げて車外に捨て、ニコールは落胆しました。
ニコールを預かってもらうために叔母・リサ宅へ行きます。母・ペニーは自分の靴下を脱いで「フリオの兄弟のマリオよ」と渡しました(母が甘やかしているのが問題)。しかし叔母・リサもマペットを使ってしゃべるニコールの態度が気に入りません。
叔母・リサはイーライのことはしっかり者の甥だと思っていますが、姪・ニコールも可愛いとは思いつつ、あの悪癖(マペットを使って悪口を言う)だけはどうにかしないと…と思っていました。
ぶつぶつ言う叔母に、少しの間だけニコールを預かってもらいます。 この映画を無料で観る

【結】- ファンキーランドのあらすじ4

ところでブルーム家の車は、一度エンジンを切るとエンジンをかけるのに時間がかかります。イライラしたスプリンクルスが「オルタネーター(発電機)を替えろ」と怒ります。
指定された店ではパーティーが開かれていました。エドゥアルドの娘の誕生パーティーだそうです。
店の奥にスプリンクルスとブラック、エドゥアルドの手下が消えました。そこで取引がされたようです。
イーライに、エドゥアルドは「お前の母と踊らせろ」と言いました。エドゥアルドは母・ペニーの美貌に参っており、踊りながらスペイン語で「結婚してくれ」と口説きますが、スペイン語が分からないペニーは適度に流します。
イーライはテキーラを飲み、戻って来たスプリンクルスも同じものを飲みました。取引も無事に終了し、ほっとしたスプリンクルスとイーライの間には、不思議な友情が芽生えています。
スプリンクルスはイーライに謝礼としてクスリ(コカイン)を渡しました。
踊り終わって戻ってきた母にそれを渡し「トイレでやってきてくれ」とイーライは頼みますが、ふっきれた母・ペニーは「クスリはいらない。今ハイな気分」と言います。
入所するために薬物を摂取するんだろうとイーライが言うと、水を差された母・ペニーが怒って「イーライが施設に行け」と返しました。それほどにどうやら、母・ペニーはカフェイン抜きの生活が嫌いなようです。
怒ったイーライは店の外に出ました。しばらく走ると、またクロエに会いました。学校の敷地外から出て、南北戦争のイベントを続けています。
村人設定のクロエは馬車に乗せられて、連れて行かれるところでした。オーディションの結果を聞かれて「最悪。でも君に会えてよかった」とさりげなくイーライはクロエに告白します。
イーライはその後、軍服を着ている男子たちに「邪魔してごめん」と言って立ち去りますが、クロエは女友達・サラに冷やかされて嬉しそうな顔をしていました(クロエもイーライが好きらしい)。
母・ペニーから電話があり、早く叔母宅へ来いとイーライは言われます。行くと、姉のだらしなさに怒った叔母・リサは、ニコールを帰さないと主張しました。
イーライはまず母に「施設に行かないとどうなるか分からない」と怒ります。今までいい子だった息子に叱られて、母はしょぼんとします。
続いてイーライは叔母に「駄目な母だが、それでもニコールを愛しており、ニコールの母なのだ」と説得しました。母も叔母もイーライに説教されて、反省します。
叔母・リサ宅にピアノを見つけたイーライは、静かな曲を奏でます。それを聞きながら、ペニーとリサ姉妹は和解しました。
ペニーは更生施設に行くと妹に告げ「戻ってくるまでイーライとニコールの支えになってくれ」と言い、妹・リサも姉を施設行きを応援します。
母・ペニーは施設の入所を決意しました。カフェイン抜きの生活はつらいけど耐える、クリーンにならなきゃ、と言うと、車中でクスリを吸いました。
そして「ここからはひとりで行きたい」と言うと、荷物を抱えてペニーだけで施設内を歩いていきます。イーライはそれを見送って、公園内を走りました。
母・ペニーは無事に(!?)施設への入所が決まりました。
スプリンクルスとブラックと母は、3人で楽しそうに夕食を囲んでいます。ニコールは叔母・リサ宅で仲良く過ごしていました。
イーライはクロエに会おうと再び高校へ行きます。デイブ先生から電話があり、「オーディションをもう1度受け直せる。チャンスをやりたいから」という用件でした。
まだ実感が湧かないイーライに対し、クロエは「自分を誇りに思え」と言います。
…後日。審査員を前に、ピアノを必死で弾くイーライの姿がありました。今度は最後まで演奏し終わりました。

みんなの感想

ライターの感想

これは…邦題『ファンキーランド』というタイトルがひどい。ファンキーじゃない!
内容的には、コメディというよりヒューマンドラマ。
ところどころおかしいところはあるものの、くすっと笑うほどのことでもない。
むしろ、主人公のイーライがとことん真面目で、駄目な母のために奔走したり、スペイン語の通訳を頼まれて、オーディションあるのに行ったり…なんかけなげ。
あと吃驚したのだが、ジェシー・アイゼンバーグが「ちゃんとスペイン語喋れる!(ほんとにペラペラ)」「ピアノ弾いてる!!!!」←後者はおどろき
超絶技巧のところはたくみに誤魔化されちゃったけど、あとのピアノのシーンはちゃんと自分で弾いてる。びっくりした。
コメディというよりほんとにヒューマンドラマ。見終わった後の気分は心地よい。

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