「ミラクルニール」のネタバレあらすじ結末

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ミラクル・ニール!の紹介:2015年製作のイギリス映画。モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが監督を務め、他のパイソン・メンバーも声優として出演している。この作品はロビン・ウィリアムズの最後の出演作品となった。地球の破壊をもくろむ宇宙人によって全知全能のパワーを与えられた男が、様々なトラブルに巻き込まれながら奮闘する。

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予告動画

ミラクルニールの主な出演者

ニール・クラーク(サイモン・ペグ)、キャサリン(ケイト・ベッキンセール)、レイ(サンジーヴ・バスカー)、グラント(ロブ・リグル)、ジェームズ(ロバート・バサースト)、校長(エディー・イザード)、フェネッラ(ジョアンナ・ラムレイ)、ロージー(マリアンヌ・オルダム)、ドロシー(エマ・ピアソン)、フィオナ(ミーラ・サイアル)、犬のデニス(モジョ)、犬のデニスの声(ロビン・ウィリアムズ)、宇宙人の声(モンティ・パイソン)、チーフ宇宙人の声(ジョン・クリーズ)、武闘派宇宙人の声(テリー・ギリアム)、はつらつギャットの声(エリック・アイドル)、知性派宇宙人の声&バンの運転手(テリー・ジョーンズ)、穏健派宇宙人の声(マイケル・ペイリン)

ミラクルニールのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①地球人よりも高等な宇宙人たちの間で地球を破壊するか否か論議。ひとりの人物に全能の力を与えてテストするが、このテストに合格した惑星の住人はいなかった。イギリスの男性ニールに全能の力が授かる。 ②力をうまく使いこなせないニールは落胆し、愛犬のデニスに全権力を譲った。デニスは力を与えた者たちへの攻撃を命令。宇宙人たちは返り討ちに遭い、地球の平和は守られた。

【起】- ミラクルニールのあらすじ1

1972年にアトラス・セントールというロケットが打ち上げられたのはご存じですか? 私は歴史の授業で習いました。
これはアメリカが打ちあげたロケット探査機で、太陽エネルギーや惑星の引力を動力とし、太陽系を抜けて宇宙の最果てまで進んでいくものです。
ロケット探査機の目的は「人類に似た知的生命体の探索」というミッションでした。
そのため、探査機には人類の男女の絵と地球の場所を記した金属板が搭載されています。もし同じ知的生命体が存在し、それを読み解けば、人類のことが分かるようになっているわけです。

さて、その探査機を手に入れた知的生命体がいました。それも見てくれは原始人っぽいですが、かなり高度な技術を持つ生命体たちです。
彼らは探査機を読み取り、結果、人類を下等な集団とみなしました。特にそこに描かれた人類の男女の絵は裸で、「下品で野蛮」とマイナスに働いたのです。
そこにいたのは優等種銀河間評議会のメンバー4人でした。赤いザリガニみたいなチーフ宇宙人・シャロン、緑の体格がよく顔だけはコアラの宇宙人、黄色の小さなナメクジのような宇宙人・モーリーン、青色のウミウシみたいな宇宙人…区別がつかなくても大丈夫です。とにかく彼らが下した判断は「地球を破壊する」ことでした。
しかし一度だけチャンスを与えることにします。あるテストを行ない、その結果によって地球を破壊するかどうか決めることにしました。
地球人をひとり無作為に選び、〝善悪についての銀河間マニュアルの優等種が持つパワーを与え、彼らが善悪の違いを理解しているか〟確かめようと思ったわけです。
ところがこのテスト、過去に幾度か新たな種族に試してみましたが、今まで受かった種族はただのひとつもいませんでした。なので、破壊に決まったようなものです。
かくて全世界の中からチョイスされたのは、イギリスにいる平凡な男性ニール・クラークという男性でした。彼にある日、全能の力が与えられたのです。
10日の地球時間が与えられ、ニールがその力を悪用すれば地球を破壊しますが、善行に使うのであれば、仲間として迎え入れようという打ち合わせがこっそりなされていました。
そんなこと、ニール本人は知りません…。

ニール・クラークについて紹介します。ニールはイギリスの小説家で、本も出していますが、はっきり言って売れていません。売れていませんので、普段は学校の国語教師をしています。
ペット不可のアパートに愛犬・デニス(オス)と住んでいるため、時々上階の女性・ロージーに文句を言われました。ニールは下の階の住人の女性・キャサリン・ウエストが好きです。
ニールが勤める学校は高等学校で、キンブルック校と言います。
職場には気の合う男性の同僚・レイがおり、レイは同僚の女性・ドロシーが好きでした。
男性の校長はがみがみ口うるさく、生徒たちはうるさくて態度が悪いです。
ニールの好きなキャサリンは、テレビ番組の本の書評番組のディレクターをしていました。キャサリンはニールの本を評価しているのですが、番組のMCを務めるフェネッラがお勧めの本をいつも勝手に決めてしまいます。フェネッラは本を読まないので、その本の中身も価値も分かっていません。
キャサリンは現在、2人の男に迫られていました。
1人は飲み屋で知り合ったアメリカ人の男性で、グラント・コチェフ大佐です。グラントとは一瞬だけお付き合いをしたのですが、すぐ「合わない」と思ってキャサリンはお別れしたつもりなのですが、グラントの方は強力プッシュしてきます。 この映画を無料で観る

【承】- ミラクルニールのあらすじ2

もう1人は番組のプロデューサー・ジェームズで、ジェームズの方は完璧にキャサリンの身体目的といったところです。
仕事もうまくいかない、好きじゃない男が言い寄って来る…そんな生活にがっかりしたキャサリンは、雑貨店でピクルスの瓶づめを持って泣きます。
たまたまそれを見かけたニールが慰めました。
キャサリンはニールを好ましく思っているのですが、ニールはオクテなのでキャサリンに言い寄りません。それもキャサリンは歯がゆく「もしかしてゲイ?」と受け止めていました。

さて、そんな状況下でニールに全能の力が与えられました。天から見えない青い光が降り注ぎ、自転車でこけたニールの右手に当たります。
これで「右手を振りながら願いを言えば叶う」ようになりました。しかし最初、ニールはそのことを全く気付きません。
昼食時に同僚のレイに「もし全能の力を持ったらどうする?」と聞かれたニールは、どうしようと思いつつ「デニス(愛犬)に原稿を吐きださせるかな」と言います。ちなみに、同僚・レイの望みは、好きな女性・ドロシーに自分を崇拝させたいというものでした。
ニールは知りませんが、その時自宅でデニスが原稿用紙を吐きだしています。
ニールは愚痴まじりで「俺のクラスを破壊させる」とも言いました。次の瞬間、学校のクラスが破壊され、38人の生徒が亡くなります。謎の事故です。
いぶかりながら帰宅したニールは、デニスの糞が床に落ちているのを見て、手を振りながら「糞よ消えろ」と言いました。すると糞が歩いてトイレに入り、流れ去ったのです。
昼間にクラスが破壊する事件が起きたばかりで動転し、幻覚を見ているのだと思ったニールですが、デニスが吐き出した原稿用紙を見てさらにショックを受けます。
飲もうとしたウイスキーを流しにこぼしてしまい、「瓶に戻れ」と言っても駄目でした。手を振らないと駄目なのだということも、理解します。
では…ウイスキーに「シングルモルトに替われ」と命令すると、瓶が歩いていきました。何事かと追っていくと、ウイスキーの瓶は酒屋のガラスを割って中に入り、交代しようとします。警報ベルが鳴り、警官に取り押さえられそうになったニールは、苦し紛れに「デニスと食事させろ」と言うと、瞬時に自宅に戻れましたが、犬の餌を食べていました。
では昼間のクラス破壊は自分のせいだと気づいたニールは、クラスの生徒たちを生き返らせようと「死人を生き返らせろ」と言います。
死体安置所の生徒たちがいっせいに蘇ったので、見張りの男性が怯えました。
ところが…墓に埋められた死人までもが生き返りました。窓の外を見てそれを知ったニールは頭を抱え、「あの爆発をなかったことに」と言います。
すると時間が巻き戻り、昼食時のレイとの会話になりました。「どんな望みを叶うなら何を?」と聞かれたニールは、笑顔を浮かべつつも答えません。

こうして全能の力を得たニールなわけですが、意外にしょぼいことにしか使いません。

【転】- ミラクルニールのあらすじ3

クラスの部屋の前で「誠実で思いやりのある勉強熱心な生徒になれ」と願ったり、「校長が俺に親切になれ」と願ったりします。
同僚・レイの願いも叶えてやりました。ドロシーがレイをあがめるようになり、レイは喜びます。
しかしドロシーは徐々にエスカレートしていき、自分の女子生徒たちにもレイをあがめるよう命じました。追いかけ回されるレイは困ります。
ニールは自分もあがめられたいと思い「アメリカ大統領になれ」と試しに言ってみました。
途端にSPが駆け付けて車に押し込まれ、仕事は山盛りで命を狙われる危険があり、すぐ音を上げて願いをキャンセルしました。
鏡の前で「もっとむきむきに」「理想的な身体に」いろいろ試してみます。

ニールは同僚のレイに力のことを話します。レイは最初信じませんでしたが、骨格標本をしゃべらせ、教室中を花でいっぱいにすると信じました。
レイとニールは早退し、力の使い道を考えます。
男2人でも、案外いいことを思い付きません。競馬やって金を儲けてみるかとか(でも必ず勝つと決まってるのなら面白くない)(それ以前に金欲しいのなら、金欲しいと言えば叶うのに…)程度で、でもレイは「富も名声もほしいままじゃないか」とニールに言います。
言われてもニールの生活に劇的な変化はありません。服に命令して自分に着せてみるとか、天気よくしろとか、ナイフとフォークに動いてもらうとか、その程度でニールは満足しています。
ふとニールは名案を思い付きました。「キャサリンといい関係になりたい」と念じた途端、キャサリンがやってきてニールを押し倒します。
実はその前にキャサリン側では、キャサリンの女友達・ロージーが「ニールを好きなら自分から迫れ」とけしかけられていたのですが、ニールはそれを知らず、願いがかなったと思います。
翌日、デニスが吠えるのでニールは「話せるようになれ」と言いました。途端にデニスが英語を話し、ビスケットと連呼し欲しがります。
合理的な思考が持てるようになるよう命じて、デニスとニールは対等な(?)会話をします。
犬にとってはご主人さま第一で、それはオスと男(同性)でも同じです。
犬は撫でられるのが好きなのではなく、「撫でているご主人さまが嬉しそうだから、嬉しい振りをしている」ことも判明しました。ニールとしては複雑です。
キャサリンが部屋を訪問しました。キャサリンは前日の突発的な行動をはしたないと思っており、誤解を解きたいと思っていました。
ところが部屋の奥から男の声(デニス)が聞こえます。ニールのゲイ疑惑が再びキャサリンの頭に浮上し、怒って帰りました。
誤解を解こうとキャサリンを追うニールですが、同僚のレイがやってきて「ドロシーの崇拝をやめさせてくれ」とまとわりついてきます。

その頃キャサリンは、勘違いしてひとりで暴走している自称恋人・グラントに悩まされていました。キャサリンにプロポーズして、断ったのに耳を貸さず、新居をすでに借りていると言って鍵を渡します。

【結】- ミラクルニールのあらすじ4

グラントがいよいよアパートに押しかけてきました。ニールはここぞとばかり、自分の部屋に避難しろと言います。
ニールはキャサリンを部屋に呼ぶと、自分の能力を話しました。もちろんキャサリンは信じません。
ニールは「明日キャサリンが出勤したら専用のオフィスができていて壁が綺麗で」というふうに唱えますが、すぐ目の前で起こることではないので、キャサリンは半信半疑です。
その矢先にグラントが部屋に乱入しました。キャサリンは逃げ、グラントはニールの能力で壁や天井に貼りつけられます。
グラントは降参した振りをしてニールを殴って気絶させると、自分の新居にニールを連れ込みました。そして紙に書いた自分の願いどおりのことを言うようにと、銃を愛犬・デニスに突きつけて脅します。
グラントもレベルの低い願いしか言いませんでした。警官の制服をピンクにしろとか、金髪碧眼のイギリス人男性は、でか耳、てのひらに水かきで足はアヒルになれとか、です。
オフィスに行って願いが叶っているのを見たキャサリンは、ニールの同僚・レイと合流して、ニールがグラントに拉致されていると気づきます。
2人でグラントの住むマンションに行きました。
グラントは「キャサリンが自分に迫るように」とニールに言わせ、途端にキャサリンがグラントを押し倒します。そこに隙ができました。
愛犬・デニスが解放されたので、ニールはまずグラントを犬にします。そして「グラントの望みを全て撤回」し、レイへの崇拝もやめさせました。
ところがニールはキャサリンに振られます。ニールに能力があることを認めたキャサリンは「自分がニールを好きなこの気持ちも、操られてできた感情なのではないか」と思ったからです。
失恋したニールは「自分の幸福しか考えていなかった」ことに気づき、世界をよくしようと考えました。
ためしに「理由もなく戦争を起こすな」「食糧問題を解決しろ」「家のない人たちに家を」「地球温暖化を食い止めろ」と言ってみます。ところが、「理由もなく」なので理由がある戦争はむしろ激化し、食料問題は解決されても肥満児になった子どもたちの遠足で万里の長城は崩れ、家のない人のためにサハラ砂漠にまで家が建てられ、温暖化は解決されましたが氷河期を越えてスノーボール現象(地球全体が凍結すること)に苦しむ結果になりました。
ニールはすぐさま「元に戻せ」と言います。
能力を持て余したニールは、その重責に耐えきれず、川に飛び込んでの自殺を考えました。主人をこよなく愛する犬・デニスが助けに川へ飛び込みますが、デニスは泳げません。ニールがデニスを助けて岸に上がりました。
ニールは愛犬・デニスにこの能力を譲ることにします。
するとデニスは力を得てすぐに「この力の源を破壊し、永遠に使えないようにしろ」と言いました。

その頃、宇宙人たちはニールのおこないを観察し、地球の破壊を考えます。そして地球を破壊する寸前でした。
ところがデニスが願いを言ったことで、地球へ向けられていた攻撃の矛先が、優等種銀河間評議会とその手先に向きます。
かくて誰も知らない間に、愛犬・デニスによって地球の平和は守られました。

ニールはその後、能力がなくなったことをキャサリンに告げます。そのうえでキャサリンを食事に誘い、OKをもらいました。恋は実りそうです。
デニスはまだ力を保ったままですが、ご主人さまのニールには言わないことにしました。
(エンドロール)アフレコ光景。今は亡きロビン・ウィリアムズの姿も。絵コンテ。ほとんどは静止ラフスケッチだが、犬が動く絵コンテもある。

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みんなの感想

ライターの感想

デニスが可愛い! ストーリーも思っていた内容と方向が違っていて、面白かった。
ひとりの人間がある日、いきなり全能の力を得たら…という話なのだが、とにかくニールの願いがしょぼい!
では別の人はというと、グラントもせこい! こういう人たちで世界が構成されていたら、案外平和でやっていけるのかも。
最初にデニスがしゃべるようになった時に、ビスケットと連呼したことから条件づけた「合理的な思考が持てるように」。これがのちに生きる。
力を得たデニスは単に力を得るだけでなく、「力を与えた者」について思惑をめぐらせていた…そして、地球の破壊を防ぐ。
くだらないことなのだけれど、面白い。

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