「ムーンウォーカーズ」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

ムーン・ウォーカーズの紹介:2015年公開のフランス&ベルギー合作映画。アポロ11号が月面着陸した模様を伝える映像は「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督が捏造したものであるというまことしやかな都市伝説を脚色したアクション・コメディ。1969年のロンドンを舞台に、アメリカ政府から捏造計画の密命を受けたCIA諜報員がキューブリック監督に映像制作を依頼しようと繰り広げる騒動を描く。

予告動画

ムーンウォーカーズの主な出演者

トム・キッドマン(ロン・パールマン)、ジョニー(ルパート・グリント)、レオン(ロバート・シーアン)、デレク・ケイ(スティーヴン・キャンベル・ムーア)、ポール(ケヴィン・ビショップ)、グレン(エリック・ランパール)、レナータス(トム・オーデナールト)、エラ(エリカ・サント)

ムーンウォーカーズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①1969年、冷戦下のアメリカNASAはアポロ11号の月面着陸に自信がない。しかしソ連に先んじて月面着陸を果たそうと考えたCIAは、『2001年宇宙の旅』を作ったスタンリー・キューブリック監督にメガホンを持たせ、捏造映像を作っておこうと思い付く。諜報員・キッドマンが派遣された。 ②ところがキッドマンは先のベトナムの特殊任務がトラウマとなり、ベトナム兵の幻影に怯えていた。金が欲しいジョニーを取引相手と間違い、ジョニーは親友・レオンをキューブリックだと紹介する。キッドマンとジョニーは手を組んで映画を作ろうとするが失敗、逃亡する。 ③アポロ11号が月面着陸に成功していたので、問題はなかった。

【起】- ムーンウォーカーズのあらすじ1

1969年。
アメリカ、CIA(中央情報局)ではNASA(アメリカ航空宇宙局)の月面着陸計画が進まないことに、業を煮やしていました。
当時まだアメリカとソ連(ロシア)は冷戦下にあり、なにかと競っています。
折しもアポロ11号が月面着陸するかという時ですが、NASAは成功するか自信がありません。でも、ソ連に負けるわけにはいきません。
そこでCIAはひそかに対策を練りました。『2001年宇宙の旅』を作った映画監督スタンリー・キューブリックに依頼をして、アポロ11号が月面着陸を失敗した時のために、ダミーの映像、いわば捏造映像を作っておこうと考えたのです。
その極秘任務を請け負ったのは、CIA捜査官のトム・キッドマンでした。キッドマンはイギリスへ行けと言われます。
キッドマンはベトナムで3年間にも渡る特殊部隊でのつらい任務を終えたばかりで、精神的にも弱っていました。眠るたびにベトナム兵の夢を見て、へとへとになっています。
正直なところ、今回の呼び出しをキッドマンは「休暇を与えてくれる報告のための呼び出し」だと思っていました。そう訴えても、ロンドンへ行けと言われました。
しぶしぶイギリスへ渡る飛行機に乗ったキッドマンは、隣席の男性にコーヒーをこぼされてしまい、資料にあったスタンリー・キューブリック監督の写真を台無しにしてしまいます。
イギリスのマスコミ業界を知る男デレク・ケイに面会予約を取り、会いに行きました。
…同じ頃。イギリスの青年・ジョニーは売れないバンド『イエロー・ブラックガーズ』のマネジャーをしています。
マネジャーなのですが手配が下手で、方向性が違うところに『イエロー・ブラッガーズ』を派遣させてしまい、会場ではブーイングの嵐を受けますし、リードボーカルのグレンには口先だけと文句を言われ、マネジャー交代を言い渡されます。
ジョニーはヤミ金に借金も持っていました。困ったジョニーは従兄弟のデレク・ケイに『イエロー・ブラックガーズ』の仕事を紹介してもらおうと考えます。
仕事紹介はきっぱりと断られました。ジョニーに仕事を任せると評判が落ちるから、というのが理由です。金の無心も断られました。

【承】- ムーンウォーカーズのあらすじ2

その時デレクが鼻血を出し、洗面所に駆け込みました。事務所に残されたジョニーは、デレクから金をちょろまかそうと椅子に座って金を探していて、キッドマンと会います。
やむをえずジョニーは、デレク・ケイの振りをしました。
するとキッドマンが「重大なプロジェクトで一刻を争うので、監督と相談して午後には返事をくれ。この件は極秘扱い。受けてくれたら金は支払う」と言い、なんだか大金が入っていそうなアタッシェケースを指さして去ります。
金が欲しいジョニーは、偽のスタンリー・キューブリック監督を作って契約にこぎつけ、金だけ奪おうと考えました。ヤク中の友人・レオン(髪の毛もヒゲもモジャモジャ)を上手にカットして監督に似せ、5分でいいから監督の真似をしろと頼みます。
キッドマンにレオンを会わせて、ジョニー自身はプロデューサーの振りをしてなんとか契約にこぎつけました。勝因はキッドマンの資料の写真がコーヒーで見えないことと、キッドマンのトラウマがひどくなり、起きていても時々ベトナム兵の幻影が見えるようになっていたからです。
キッドマンは「失敗は許されない。明日の朝電話する」と言って、金を渡して去りました。大金を手に入れたジョニーは大喜びし、早速ドンチャン騒ぎをします。借金も返せました。
ところが…その後キッドマンは上司へ電話で報告している際に、ヨーロッパ本土のニュースを見てキューブリック監督が偽物と知りました。上司には言い繕います。
デレク・ケイに詰め寄ったキッドマンは、デレクも偽物だったと知りました。デレクを絞めてジョニーの居所を吐かせ、そこへ向かいます。デレクをボコボコにした際に服が汚れたので、キッドマンは背広から、手近にあったフリルつきのシャツに着替えました。
ジョニーはその頃ヤミ金に金を払い終わり、ほっとしていますが、レオンの助言でキッドマンがCIA諜報員だと知って青ざめます。それまではただのハリウッドのバカ程度に思っていたのでした。
CIAを騙したのはまずいと思ったジョニーは逃亡を考えますが、家に帰るともう真相を知ったキッドマンが来ています。
ジョニーが「失敗したって上司に言えるのか」と必死の説得をし、ジョニーとレオンとキッドマン3人でなんとか映画を作ろうという話になりました。

【転】- ムーンウォーカーズのあらすじ3

キッドマンは戦争の後遺症で、現実世界に見えるベトナム兵の幻影に怯えているので、素直に頷きます。
もっと凄い監督を紹介すると言ったジョニーは、芸術的な映画(なんだかとっても奇妙なワールドの映像)を撮る太っちょ&ホモのレナータス監督にキッドマンを引き合わせます。
レナータス監督は先日、3年かけてホモの男性2人がトランポリンでジャンプする映像を仕上げたばかりで、その映像は本人いわく「ものすごくシンプルだが、人間の一生を統括している」とのことでした。ただ、実際には小太り中年男性2人が、ただトランポリンしているだけの映像です。
レナータス監督には、当然「月面着陸の『映画』を作る」と言ってありました。極秘ミッションですから。
キッドマンは「7日で完成させろ」と言い、一方で製作費調達のため、ジョニーが巻きあげられた金の行き先…つまりはヤミ金のところへ押し入って親玉を挑発し、金を取り上げました。ヤミ金の親玉は静かに怒ります。
NASAでアポロ11号が発射されました。着陸に成功する確率は70:30で、失敗が70の方だそうです。いよいよ準備を始めねばなりません。
ところがレナータス監督はカラフルな映像を作りたがり、またエイリアンを出したがります。しまいには「映画の決定権は監督にある」とごねるので、キッドマンとジョニーは困ります。挙句に「監督をおりる」とレナータスは言いましたが、ギャラを3倍にすると言うと、希望の条件で撮影が折り合いました。
CIAの長官はキッドマンの元にコジンスキーを派遣させます。コジンスキーは現場の状態が理解できないままですが、とりあえずレナータス監督の指揮の下、それらしきセットの用意ができており、コジンスキーは順調だと報告します。
ヤミ金の親玉は子分に命じて、ジョニーの居場所を探させました。
ジョニーに会いに『イエロー・ブラックガーズ』のボーカルのグレンが来て、作られているセットを見て勝手に自分たちのロックオペラの舞台セットだと勘違いします。
ジョニーはキッドマンに、怪しまれた時用に、ロックオペラの舞台という設定にしておいた方がいいかもしれないと耳打ちしました。

【結】- ムーンウォーカーズのあらすじ4

レナータス監督はまた暴走して、勝手に特別ゲスト用のオーディションを始めています。
あまりにも撮影が進まないことに頭を痛めたキッドマンは、レオンにクスリを勧められました。CIAの潜入捜査員として薬物の訓練は受けているので、キッドマンは「自分には効かないのだ」と断ります。
ところがレオンが勧めたのはアヘンを混ぜたものでした。それを吸ったキッドマンはハイになり、コジンスキーはあぜんとしますが、今までのキッドマンは勤勉だったので基本的には信じています。
さらにキッドマンは錠剤を飲んでいる女性にLSDも勧められて服用してしまいました。完全にトリップしてしまったキッドマンは、自分のワールドに逃げ込み、レオンと女性とキッドマンの3人はアリを見て喜んでいます。
トリップしてしまったキッドマンをよそに、レナータス監督は明日を撮影日と決めました。このままでは失敗して自分はCIAに殺されると、ジョニーは絶望的な気持ちになります。
翌日、CIAからはコジンスキーから連絡を受け、さらに長官が派遣した諜報員がおおぜいやってきました。さらにヤミ金の親玉はジョニーと金を奪ったキッドマンを始末するため、暗殺者を派遣します。
実際のアポロ11号は月面に近づいていました。レナータス監督は撮影を開始し、宇宙飛行服を着た人を相手に、それっぽい映像を作り始めます(本当に実際の映像に似てる)。
ところが月面では重力が地上より軽いので、ぽんぽん跳ねるように操作する吊り上げ装置が作動しすぎて、月面にアメリカ国旗が差せません。
そこへヤミ金の暗殺者たちが突入し、CIA側と銃撃戦を開始しました。両者共倒れになります。ヤミ金の親玉はキッドマンと格闘し、キッドマンが勝利しました。
それら一部始終が撮影されてしまったので、キッドマンとジョニーは作戦は失敗したと思い、2人で町を出ることにします。
ひたすら南下してスペイン・マドリードへ逃亡していた2人は、逃亡先で本物の月面着陸が放送されているのを見ました。NASAのアポロ11号はみごと月面着陸を成功させていました。
(エンドロール)トランポリンでひたすら跳ねるおデブちゃん(ホモ)。最後にセンターで跳ねて、おしまい。

みんなの感想

ライターの感想

なんというか、ゆるゆるな映画。
CIAの凄腕? 諜報員であるはずのキッドマンは冒頭からベトナム兵の悪夢に怯えている。
ハリポタのロンことルパート・グリントは、見た目からして「仕事できなさそうな感じ」。
この2人とヒゲモジャのヤク中レオンの3人で、ごまかし映像を作ろうというのだから、成功しないのは火を見るより明らか。
当時アポロ11号の月面着陸映像は捏造ではないかという噂? 都市伝説? 私は知らなかった(それ以前に、生まれてないし)。
確かに終盤にセットを組んでそれっぽいものを撮影しているシーンは「こんな感じ、こんな感じ」と思えたので、捏造って言われても信じちゃうかも?
とにかくゆるい映画。それ覚悟して見るべき(でもけっこう面白いよ)。

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