「人生スイッチ」のネタバレあらすじ結末

人生スイッチの紹介:2014年製作のスペイン&アルゼンチンのブラックコメディ映画。不運の連鎖によって思いも寄らぬ運命をたどる6人の男女の姿を描き、第87回アカデミー賞で外国語映画賞候補になった。元彼と関わりのある人だけが乗った飛行機に乗り合わせたファッションモデルらが経験する意外な物語の結末が描かれる。

予告動画

人生スイッチの主な出演者

ビル爆破解体職人・シモン(リカルド・ダリン)、金持ちの父・マウリシオ(オスカル・マルティネス)、新車に乗る男・ディエゴ(レオナルド・スバラグリア)、花嫁・ロミーナ(エリカ・リバス)、料理人(リタ・コルテセ)、ウェイトレス(フリエタ・ジルベルベルグ)、音楽評論家・サルガード(ダリオ・グランディネッティ)

人生スイッチのネタバレあらすじ

【起】- 人生スイッチのあらすじ1

〔おかえし〕
若い女性モデル・イザベルが航空券を見せ、搭乗手続きを取ります。飛行機に乗ってスーツケースを棚にしまうのを手伝ってくれたのは、初老の男性・サルガドでした。
それがきっかけでイザベルとサルガドは会話を始めます。
サルガドの職業がクラシックの音楽評論家だと知ったイザベルは「初恋の相手が作曲家だった」と言い、サルガドは相手の名を聞きました。
ガブリエル・パステルナークだとイザベルが答えると、サルガドもパステルナークを知っていました。サルガドはパステルナークの作品をこきおろした過去がありました。
その会話を聞いていた前の席の初老女性・レギサモンが「パステルナークは教え子です」と言います。レギサモンは小学校の先生をしていましたが、よくパステルナークを注意していました。
さらに左前にいる男性が「僕、イグナシオ・フオンタナです。パステルナークと同級生で、よく奴をいじめました」と話をし、さらに別の男が「店員だったパステルナークが客と揉めるのでクビにした」と発言します。
おかしいと思った評論家は、既に飛び立った飛行機の人たちに「ガブリエル・パステルナークを知っている人」と言うと、全員が手を挙げました。航空券は少し前に郵送されており、フライト日時は変更不能のものでした。
飛行機に乗った人たちは、みなパステルナークに恨みを買っていました。モデルはパステルナークの親友(親友も乗っている)と二股をかけた挙句、彼を捨てています。
CAがやってきて「パステルナークは客室乗務員として働いているのですが、さっき操縦室に入りました」と言います。
精神科医が操縦室の扉のところへ行って説得しました。「君の両親が一番悪いんだよ」と言った途端、飛行機は急降下を始めました。
その頃、地上ではパステルナークの両親がプールサイドで乾杯しています。そこへ向けて、一直線に飛行機が向かってきました(パステルナークは皆を引き連れて心中)。
〔おもてなし〕
雨の夜、中年男性・クエンカがカフェにやってきました。応対した若い女性・モーサはその男が高利貸しのヤクザだと気づきます。
モーサの父はクエンカの借金取りのせいで死にました。クエンカは恥知らずにも、モーサの父の死後、母に言い寄ったそうです。
それを聞いた初老の女店主・コシネラは「食事に猫いらずを入れな」と言いました。復讐のためです。
注文はポテトフライと目玉焼き、ダイエットコーラでした。コシネラは率先して猫いらずを入れます。
クエンカはその後力を蓄え、今では市長に立候補する予定になっていました。
「刑務所もいいよ。気ままないい生活が送れる」と早くも刑務所暮らしを想像したコシネラは、過去に刑務所にいたようです。「何かあれば、ネズミ退治で撒いたものが食事に入ったと言おう」と言いました。

【承】- 人生スイッチのあらすじ2

ところが…食事をばくばく食べてもクエンカに異常は見られません。古い猫いらずだから効き目が薄いのかもしれないと、コシネラがモーサに言い始めた時、店の前にバスが停まり、クエンカの息子がやってきました。
息子には罪がないので、慌ててモーサは「料理をあたためなおす」と言って下げようとしますが、クエンカが拒否します。
ジュースを注文した息子はポテトをつまむと、気分が悪いと言い出しました。
効かないのはクエンカだけかと気づいた店主・コシネラは、クエンカの尻に包丁を何度も突き立てます(注:クエンカに恨みがあるのはモーサであって、コシネラは無関係)。
横で息子は吐き始め、クエンカを殺したコシネラは逮捕されます。モーサはそれを見送りました。
〔パンク〕
中年男・ディエゴはアウディの新車を手に入れ、颯爽とドライブしていました。前を走る古い車が邪魔で、パッシングしてどかせます。
よろよろしながら横によける中年男のドライバー・マリオに「何してる、バカ野郎」と捨て台詞を吐いて立ち去りました。
ところがしばらく走ると、川べりの橋の手前で右後輪がパンクします。ジャッキをトランクから出して、ロードサービスセンターに電話したディエゴは、慣れない手つきでタイヤの交換を始めます。
すると先ほどの古い車が追いつきました。捨て台詞を吐いた関係上、ディエゴは車中に避難しますが、マリオはアウディの前に停めると、後退してぶつけてきました。
マリオは車から降りるとフロントガラスの虫をわざと手でつぶし、ディエゴがワイパーを使うと、それをもぎ取ります。
さらにマリオはジャッキでフロントガラスを割り、ボンネットに立ちました。ディエゴは警察に通報しますが、警察は留守電になっており、マリオの車のナンバープレートが読み取れず(接触しているから)苦戦します。
その間にマリオはフロントガラスに脱糞し、放尿しました。最後に修理用の布で尻を拭うと「腰抜け」と言って立ち去ろうとします。
ムカッときたディエゴはアウディを前進させ、古い車を川に落としました。慌ててボルトを固定してディエゴは逃げようとしますが、マリオが車中から出てきたのでUターンし、ハイスピードでマリオを轢こうとします。
しかしタイヤが取れて事故し、ディエゴの車も川に落ちました。車内に残っているディエゴは消火器で、車に取りついたマリオはバールで戦います。
マリオはガソリンの給油口を開けてライターで火をつけようとしました。ディエゴはシートベルトに首が絡まっていて動けず、そのままマリオに向かっていきます。
ロードサービスの車がやってきますが、目当ての車がありません。橋を通過しようとした瞬間、橋の横で大爆発が起きました。ロードサービスの車は爆発に気づいて停車します。
…事故現場から2人の遺体が見つかりましたが、抱き合っていたため「痴情のもつれの心中」とみなされました。

【転】- 人生スイッチのあらすじ3

〔ヒーローになるために〕
シモン・フィッシャーは爆破の技術者です。その道では一流でした。
娘・カミラの誕生日に間に合うよう帰宅したシモンですが、ケーキを受け取っているわずかの間に車をレッカー移動され、車を受け取りに行っている間に誕生会は終わってしまいます。娘・カミラと妻・ビクトリアの信頼を失ったシモンは、離婚を言い渡されました。
翌日、役所に文句を言いに行ったシモンは「駐車禁止違反のオレンジの縁石ではなかった」と主張しますが、役所の人は杓子定規で「駐車禁止区域は暗記しておけ」と言います。
憤ったシモンは暴れ始め、窓口のガラスを破壊して逮捕されました。『陸運局で逮捕劇』という記事で、大々的に知られたシモンは会社もクビになり、離婚の親権も奪われます。
しかも再就職の履歴書を出しに行く間にもまた車がレッカー移動され、シモンは憤りを感じます。
夜、トランクに爆弾を積むとわざと駐車禁止区域に停めたシモンは、車がレッカー移動されるのを食事しながら観察しました。
レッカーされた車は収納された場所で、自分の車1台だけ爆発します(本職が爆弾のプロなので可能)。テロ行為とみなされ、シモンは逮捕されました。
ところが新聞記事になる過程で、シモンが4回も駐車違反でレッカー移動された過去などが暴かれると、世論は一転してシモンの味方に回ります。
刑務所にいるシモンに妻子が会いにきて、刑務所内でも世間でもシモンはヒーローになりました。
〔愚息〕
息子・サンティアゴが車で帰宅すると、父・マウリシオを起こします。市街のバーから帰宅途中に、サンティアゴは妊婦をひき逃げしました。妊婦と胎児は死亡します。
父・マウリシオは考えた挙句、昔から雇っている使用人・ホセに身代わりを依頼しました。妻に相談したいというホセに50万ドルを払うと言います。
弁護士・ペレイラを呼んで口裏を合わせた後、検察官を呼びますが、ルームミラーの位置からホセは偽物とばれました。検察官を100万ドルで買収します。
問題は解決したかに思えましたが、「検察官に100万ドル+弁護士に50万ドル+ホセに50万ドル+誰か犯人の出頭」を要求されました。
そのうちホセは「弁護士と同じ額なのは納得いかない」と金額アップを要求してきて、検察官は警官への口止め料や諸経費に別途3万ドルは必要だと言います。
その間に父・マウリシオの気も知らない息子・サンティアゴは「やっぱり罪の意識があるから自首したい」と言い出す始末です。
ホセが「海辺の別荘が欲しい」と言い出し、弁護士も不満を持ち、おのおの金額釣りあげをエスカレートさせそうなので、マウリシオは交渉をやめて、息子・サンティアゴに素直に出頭させようと考えました。

【結】- 人生スイッチのあらすじ4

それはいけないとホセ、弁護士、検察官は止め、当初の金額で交渉がまとまり、ホセが出頭します。
すると妊婦の妻を亡くした夫が、出頭してきたホセを刺殺しました。
〔HAPPY WEDDING〕
花嫁・ロミーナと花婿・アリエルの結婚式が盛大に執り行われました。アリエルは金持ちの家なので、披露宴は豪華です。
披露宴の最中、花婿・アリエルが同僚の黒髪の女性に親しげな仕草をして、ロミーナはぴんときました。いつぞやアリエルの携帯にあった怪しげな着信履歴に電話すると、その同僚女性・ルルデスに繋がります。
ロミーナはその時の電話はギターの先生と言われていました。ルルデスとの浮気が発覚し、しかも同僚全員が知っているそうです。
ブチギレた花嫁・ロミーナは披露宴会場から屋上へ行って泣きました。慰めてくれた料理人にすべてをぶちまけます。
料理人は「結婚式場ではたまにある。僕だったらさっさと式を終わらせて、家に帰って別れる」と言いました。ロミーナは料理人に熱いキスをします。
花婿・アリエルがロミーナを探しに来ると、ロミーナは料理人と浮気の真っ最中でした(屋上でセックスしているところ)。料理人はびびりますが、花嫁・ロミーナは開き直っています。
アリエルに「これからは浮気しまくってやる! 財産剥ぎ取ってやる!」「離婚を求められたら俳優教室に通って、裁判で熱演して多額の慰謝料をむしり取ってやる!」「SNSに秘密を暴露しまくる」と宣言しました。アリエルはストレスで吐きます。
会場に戻ったアリエルはハイテンションで踊りまくり、浮気相手のルルデスの両手を持ってぐるぐる回るダンスをし、唐突に手を離したので、ルルデスは鏡に全身を打って切り傷を作りました(軽傷)。
披露宴の客は花嫁のご乱心にヒキ気味ですが、ロミーナはまだやります。ウェディングケーキに隠した指輪がついた紐を引き当てた人が次に結婚する、というイベントでは、引き当てた女性・ミリをカメラマンに紹介するなどします。
花婿・アリエルがお開きにしようと言っても「ブーケトスもパストラミもまだ」とロミーナは言います。
アリエルが泣き崩れ、義母がアリエルを抱きしめます。親子で泣く姿を見たロミーナは「甘えん坊ね。これ撮っといて。次の結婚の披露宴で流すから」とカメラマンに頼みました。
花婿・アリエルが花嫁・ルミーナに掴みかかり、両者ともに引っ掻き合いを始めます。客に取り押さえられましたが、新郎新婦ともに医者に診てもらい、見てはいけないものを見てしまっている披露宴の招待客はしんとします。
ポンッという音がしたので客が見ると、花婿・アリエルがシャンパンの栓を抜いたところでした。アリエルはシャンパンをぐい呑みし、ナイフを手にするとケーキを切り分けて食べます。
そして花嫁に近づいて手を差し伸べました。ロミーナもアリエルを見つめ返しながら立ち上がり、2人はチークダンスを始めます。
和解したようで、2人は熱いキスをし始めました。アリエルがそのままロミーナを押し倒してセックスを始めたので、招待客らは遠慮して立ち去りました。
〝父に捧ぐ A MI Papã〟

みんなの感想

ライターの感想

アルゼンチン発のブラックコメディ。
笑うツボが違うのか、日本人的には首をかしげるところもあった。
最初の「おかえし」は文句なしに面白かった。短くまとまっていて見事。
「おもてなし」…たまにいる「しゃしゃりでてくるお節介なおばさん」。
このおばさんが猫いらずを入れ、逮捕されちゃうわけなんだけど、確かに面倒見のいい人はいる。
むしろ復讐相手に人生を狂わされた女の子の方が引け腰になっているところを、笑えというのだろうか。
パンク…追い抜かれざまにちょっと罵られたくらいで、ここまでするかなあ…。
ヒーローになるために…したいことは判らないでもない。愚息…料金釣りあげはある程度想像できるだろうに。
最後の「HAPPY WEDDING」はいくら披露宴の席上で浮気が露見したからといっても、花嫁は暴走しすぎだと思うけどなあ。
このへんの感覚が日本人とアルゼンチン人とでは違うのかなあ。
  • 映画中毒さんの感想

    面白い!そりゃラテン系ですもん、血の気多いっしょ。本当にこれでもか、これでもかとグイグイいきますねえ。奇想天外な結末を単純に楽しんだらいいのでは。やりすぎ花嫁、けっさく。爆笑

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