「小野寺の弟小野寺の姉」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

小野寺の弟・小野寺の姉の紹介:連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を務めたことで知られる西田征史が、自身が著した同名小説を映画化。主人公の姉弟は舞台版に引き続き、片桐はいりと向井理が演じた。2014年製作の作品で、小野寺姉弟の不器用な恋愛模様をコメディタッチで描いていく。

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予告動画

小野寺の弟小野寺の姉の主な出演者

小野寺より子(片桐はいり)、小野寺進(向井理)、岡野薫(山本美月)、河田耕輔(ムロツヨシ)、祖父江好美(麻生久美子)

小野寺の弟小野寺の姉のネタバレあらすじ

【起】- 小野寺の弟小野寺の姉のあらすじ1

小野寺より子(40)と小野寺進(30)は姉弟で、両親を早くに亡くし長い間二人暮らしを続けています。より子は長身で短いおかっぱ頭で風水好き、眼鏡店勤務。進は入浴剤開発をする調香師で、より子が運気アップでつけた台所の玉暖簾にいつも髪の毛を引っ掛けています。進はかつて三度より子に殺意を抱いたことがありました。一度目はかりんとうのように甘いと言って唐辛子を食べさせられたこと、二度目はヒーローショーの中の人はお金をもらって演じていると教えられたこと、三度目はサンタクロースはいないと教えられたこと。いずれも幼少期のことで、それ以外は平穏な毎日を送る姉弟でした。

そんなある日、小野寺家に岡野薫という人宛の手紙が誤って届きます。より子は近くの住所だからと直接届けようと進を誘い、進はじゃんけんに負けた罰でつきそうことに。住所の部屋に着きチャイムを鳴らすと、かわいらしい女性が出てきました。突然の訪問に関わらず礼儀正しく愛嬌のある態度を見せる薫に、進は思わず元カノの好美と重ね合わせてしまいます。

薫との再会はすぐに訪れました。現在開発テーマとなっている「ありがとうのにおい」のヒントを探しに進が公園を訪れていたとき、ちょうど薫も犬の散歩で公園に来ていたのです。互いに二人は職業を明かし、進は薫が絵本作家だと知ります。しかし、先日届けた手紙がコンクール落選通知だったことを知ると、進は逃げるようにその場を去ってしまいました。

その話を聞いたより子は、次の恋愛に踏み出そうとしない進の姿勢に激怒。姉の怒りが理解できず、進は幼馴染で売れない役者の耕輔と飲みに出かけました。飲みから戻ると、進は「失恋から立ち直る本」をより子の本棚から発見。中を見ると、外に連れ出すという文章により子は線を引いていました。最近になって進を無理にでも外に連れ出そうとしていたのは、より子の気遣いだったことを知る進。進はより子の気持ちに応えて、外に出るようになります。 この映画を無料で観る

【承】- 小野寺の弟小野寺の姉のあらすじ2

ある日、進は薫から新作絵本についての助言をお願いされます。絵本の内容は、主人公のペロという犬が様々なにおいを人々に届けるという物語。「ありがとうのにおい」のヒントになると思い進は承諾しますが、ペロは人々に自分の優しさを押しつけていると素直な感想を伝えてしまいます。それを受けて、薫は絵本を書き直しました。新しい物語は、ペロが本当の優しさを見つけるというもの。人の意見を真摯に受け入れる薫の姿に、進は再び好美の姿を重ねてしまうのでした。

一方、より子の恋も少しずつ進展していました。勤務先の眼鏡店に営業で来るコンタクトレンズメーカーの浅野により子は恋心を抱いていましたが、ある日突然浅野にランチに誘われたのです。行ったのは浅野が気になっていたラーメン屋でしたが、そこは私語厳禁でした。窮屈な思いをさせて申し訳なさそうにする浅野に、より子はますます思いを強くするのでした。

季節が流れ、街はクリスマスを前に賑わう頃に。そんなある日、突然小野寺家に薫が電話をかけてきました。クリスマスパーティーにより子と進を招待したいといいます。より子は喜んでその招待を受け、パーティーの準備を申し出ます。そして、その手伝いに進も駆り出されるのでした。

【転】- 小野寺の弟小野寺の姉のあらすじ3

パーティーの準備は完了し、あとは招待客を待つだけとなりました。より子は部屋に隠れて招待客を脅かそうと提案。二人の距離を縮めようと、進と薫をクローゼットに押し込めるより子。二人きりの空間で、薫は進にデートの誘いを持ち掛けました。絵本の助言の感謝だけでなく、もっと進のことを知りたいから、と話す薫。しかし、進は再びその場から逃げ去ってしまいます。そしてその直後、より子は強い痛みに襲われます。病名は盲腸、より子は入院することになりました。

入院中、より子は昔自分をふった同級生のマッチと再会。そこに進が現れ、世間体を気にしたより子は進を彼氏と紹介します。より子は進との幸せぶりを自慢しますが、そこに姉弟の担任を務めた平松先生が現れ、より子の嘘は露呈。一方、進はより子がマッチを好きだった頃のことを思い出していました。そのとき、進はより子の自転車の後ろに乗っていて、マッチのことばかり話す姉の目をいたずら心から手で塞いでしまったのです。そして自転車は横転、より子は歯を強くぶつけ前歯が黒ずんでしまいました。それ以来、より子は歯を出して笑うことも、好きな人のことを話すのもやめてしまったのです。進はそのことに強く責任を感じており、自分より先により子に幸せになって欲しいと考えていました。好美と別れた原因も、まず自分が幸せになることに引け目を感じたことにありました。しかし、それでより子が喜ぶのか?と幼馴染の耕輔に問われ、進は返答に窮してしまいます。そして、薫の絵本を読み、本当の優しさについて考えるのでした。

【結】- 小野寺の弟小野寺の姉のあらすじ4

自分の誕生日を前日に控えたある日、より子は眼鏡店の店主夫婦から恋愛のパワーストーンのブレスレットをもらいます。さらに、浅野からの誘いで誕生日当日にデートに行くことに。一方、進も行動を起こしていました。姉のデートと同じ日に薫をデートに誘ったのです。

当日あわただしく出かけるより子と進。進は薫と遊園地に出かけ、夜は食事をともにしていました。まるで恋人のように笑い合う二人でしたが、進が薫に告白すると良い答えは返ってきませんでした。薫も進に好意を持っていましたが、クリスマスパーティーの一件で進を諦め、海外で暮らすことを決断していたのです。

同じ頃、より子はおしゃれな装いで浅野との雑貨屋巡りを楽しんでいました。幸せいっぱいのより子でしたが、浅野の目的は眼鏡店の向かいのブティックに勤める女の子へのプレゼント選びでした。より子はプレゼント選びを手伝ってあげると、浅野の食事の誘いも断りすぐに帰宅。自室からは庭のワイルドストロベリーが花を咲かせているのが見えました。花が咲くと願いが叶うと言われているワイルドストロベリーを見て、より子は現実との落差に号泣するのでした。

そこに、進が帰ってきました。進はより子の泣き声に気づかないふりをし、より子は必死に平静を装い食事の準備を始めます。そんなより子に、進は畳貯金で貯めた札束を渡してきました。歯の治療費に使って欲しいという進に、より子は照れ隠しで笑ってしまいます。笑い終えたより子は涙をこらえながら浅野にフラれたことを進に報告。進も泣くのを我慢しながら台所を去ろうとしたとき、より子から「ありがとう」と言葉をかけられます。進は台所に振り返り、においをかぎ始めました。「これがそうか」。進はやっと探し求めた「ありがとうのにおい」に辿り着くことができました。再び台所を去る進を追おうとより子が台所を出ようとすると、玉暖簾がより子の髪に引っかかりました。手にしていた唐辛子は勢いよくより子の手から落ちていきました。進に外してもらいながら、「もうこれ外そうかあ」とつぶやくより子。そんなより子の方針転換を進は笑っていました。居間に落ちた真っ赤な唐辛子が二本が映し出されて、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

見始めてからはすぐ、あまりにも似てない姉弟の姿に不自然さを感じるはずです。その違和感を活かした軽快な笑いが本作の魅力ですが、さりげなく描かれる小さな出来事やアイテムも見逃せません。それら一つ一つにはしっかりと意味が込められており、そうした要素が姉弟の共通する不器用さ、温かさを描き出していきます。観終わる頃には、この二人は確かに姉弟なんだと感じられるようになっていました。

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