「金メダル男」のネタバレあらすじ結末

コメディ映画

金メダル男の紹介:2016年10月公開の日本映画。内村光良が11年に上演したひとり舞台「東京オリンピック生まれの男」を基に、世の中のさまざまな一等賞に挑む男の奮闘を描き、監督&主演を務めた人間ドラマ。水泳、剣道、陸上、絵画、俳句などあらゆる一等賞を目指し、常に全力を尽くす熱き主人公・秋田泉一の若き日を、Hey! Say! JUMPの知念侑李が演じる。

予告動画

金メダル男の主な出演者

秋田泉一〔壮年期〕(内村光良)、秋田泉一〔青年期〕(知念侑李)、亀谷頼子(木村多江)、村田俊太郎(ムロツヨシ)、横井みどり(土屋太鳳)、秋田留一(平泉成)、秋田房江(宮崎美子)、難波寅太(笑福亭鶴瓶)、秋田泉一〔少年時代〕(大西利空)、川原先生(大泉洋)、黒木よう子(上白石萌歌)、間宮凛子(大友花恋)、竹岡啓二(ささの友間)、田崎先生(音尾琢真)、北条頼子(清野菜名)、高校の校長先生(竹中直人)、中野先生(田中直樹)、佐野先生(長澤まさみ)、三村考二(加藤諒)、長澤真佐樹(柄本時生)、橋本めぐみ(山崎紘菜)、篠宮亜紀(森川葵)、クイズ番組の司会者(ユースケ・サンタマリア)、同僚・沼田(マキタスポーツ)、阿久澤支店長(手塚とおる)、星川優馬(高嶋政宏)、オトナになった竹岡君(温水洋一)

金メダル男のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①小学校のかけっこで1等賞をとった泉一は、金メダルに固執するようになる。小学時代は神童と呼ばれるが中学で挫折、高校も低迷、高校卒業後、泉一は上京した。 ②いろんなことにチャレンジし続ける泉一。次なる目標は2020年の東京オリンピックでゴルフ出場すること。

【起】- 金メダル男のあらすじ1

〝人生はクローズアップで見れば悲劇
ロングショットで見れば喜劇
   ――チャールズ・チャップリン〟
〝人は誰もが舞台(ステージ)に立っている
輝く主役(ほし)になれ
   ――桑田佳祐〟
〝いままで首以外の骨は全部折ってきた
   ――出川哲朗〟
〝人は 生まれて
飲んで 食べて 眠って 起きて
笑って 怒って 泣いたりしながらあ
時々 排泄する
   ――秋田泉一〟

東京オリンピックが開催され、日本が沸きに沸いた年に、秋田泉一は長野県塩尻市でひっそりと生まれました。昭和39年(1964年)9月21日生まれです。
泉一の父・留一と母・房江はデパート勤めで、社員旅行の白骨温泉で意気投合しました。泉一の「泉」は、温泉からきています。

1968年、4歳。
1971年、7歳。
泉一は両親の下で何不自由なく育ちます。
泉一は他の者と同じように、ただ毎日を漠然と生きていました。

〔↑〕(以下、大雑把な泉一の運気の上下を示します)
泉一に転機が訪れたのは、1973年、9歳の時でした。
小学校の運動会のかけっこで一番になり、1等賞の金メダルをもらったのです。
それは折り紙で作られたものでしたが、泉一は黄金の輝きに魅入られました。
偶然が重なります。
かけっこに続き、泉一の絵、書道、工作でも金賞を獲ります。
以後、泉一の目標はすべてにおいて1等賞を獲ることになりました。
必死になれば、小学生時代なので1番になることは、そう難しくありませんでした。
泉一は小学校で「塩尻の神童」と呼ばれます。

〔↓〕
1977年、塩尻市立第二中学校入学。
この頃には泉一の名は轟いていました。部活の勧誘は引く手あまたです。
数あるスポーツの中で泉一が選んだのは、水泳部でした。息継ぎが面倒だったので、50mを無呼吸で泳ぐ方法を編み出します。
ところが泉一を妨害する存在が出現しました。水泳部の1学年上の女子生徒・黒木よう子です。
よう子にひとめぼれをした泉一は、隣のレーンのよう子を見たいがために、無呼吸泳法をやめました。結果、泉一は溺れます。
煩悩を断ちきろうと、泉一は剣道部に入り直しました。小手をきわめて「小手男爵」と呼ばれます。
しかしそこにも気になる女子生徒・間宮凛子がいました。凛子との試合で負けた泉一は、女には近づくまいと考えます。
そこから泉一は部活をさまよいます。
陸上部に入った泉一は、自分の背が伸びていないことに気づきました。得意だった短距離走で、同級生に歯が立たなくなっています。
テニス、卓球、弁論大会…チャレンジしてもダメで、中学では1つも金メダルを獲れませんでした。

〔→〕
1980年、長野県立塩尻高等学校入学。
泉一はそれでも虎視眈々と、成績学年トップを狙いました。しかし「塩尻の神童」と呼ばれた泉一は、しょせん井の中の蛙で、平凡な成績です。友だちもできず孤独でした。
そんな泉一にある日、竹岡啓二という同級生の男子生徒が話しかけてきます。
最初のきっかけは、泉一が駅前の東座に映画を見に行ったのを、竹岡が目撃したことでした。竹岡は映画の話題を泉一にします。
泉一は誘われるまま、竹岡の所属するバスケットボール部に入部しました。そこは個人戦ではなく、チームの和を重んじるところです。

【承】- 金メダル男のあらすじ2

竹岡以外のメンバーとも仲良くなった泉一は、初めて金メダル以外の充実感を味わいました。ところがレギュラーを決める大事な紅白戦の時、泉一は竹岡たちに邪魔者扱いされます。
団体戦でも居場所を見いだせなかった泉一は、部を去りました。
泉一はグレましたが、本物の不良に絡まれてすぐにやめます。

〔↑〕
1981年春、高校2年生。
目的を喪失した泉一は、テレビでアイドル・北条頼子が歌う『私のサンクチュアリ』という曲を聞いて、発奮しました。
自分ひとりで部を立ち上げようと思います。
校長先生は快諾しました。こうして泉一は校庭を使い「表現部」を立ち上げました。
することは日によって異なります。詩、俳句、絵画、なんでもありです。
文化祭で泉一は、「坂本龍馬 その生と死」という題でパフォーマンスをしました。
意外にもこれが拍手喝采で、泉一は満足します。
第二期黄金時代の幕開けでした。絵画がコンクールで金賞を獲りますが、上下が逆でした。それでもよいのです。

〔→〕
1982年春、高校3年生。
後輩部員が「表現部」に入ってきました。しかも大量にです。
後輩の女子生徒・横井みどりに恋をした泉一は、調子に乗ってみどりとコンビを組んで、創作ダンスをしようとします。
夜まで練習をしてみどりにキスをすると、翌日みどりは退部しました。
11月、泉一は後輩らに引退してくれと言われます。
1983年、正月。
家のテレビで見た東京が輝いて見えたので、泉一は高校卒業後に上京しようと決意します。
竹岡がホームで涙の見送りをしてくれました。

〔→〕
1983年春、東京。
上京した泉一は、江戸前寿司職人・難波寅太の弟子に入ると、いろんなことにチャレンジし始めました。
全日本仮装大賞(注:当時テレビで放送していた、視聴者が仮装して判定してもらう番組)は予選落ちし、ウルトラクイズ(注:これも当時テレビで放送していたクイズ番組)も一次予選で敗退します。
ジャニーズ事務所オーディションも不合格でした。
師匠の難波からは「1つのことを全うするのが大事だ」と言われるのですが、泉一は、寿司職人で一番になろうという気持ちはまるでありません。
1986年、21歳。
占いで手相を見てくれた女性に騙されて、ぼったくりバーに入った泉一は、金をむしり取られて朝までベンチで寝ました。
起きると広場で劇団が練習しています…。

〔↑〕
その劇団は村田俊太郎が率いる『和洋折衷』という小劇団でした。スカウトされた泉一は、劇団に入ります。
『和洋折衷』は奇想天外な劇をしていますが、固定客がついていました。
1年後、泉一は劇団で役をもらいます。
この頃、初めて女性と両思いになった泉一は、初体験を済ませました。
しかし座長・村田に「劇団内で恋愛は禁止」と言われた泉一は、だから別れようと女性に言い、振られます。

〔↓〕
1989年、25歳。
泉一は『和洋折衷』の看板役者になっていました。
打ち上げが終わった後、座長の村田(注:男性)に迫られた泉一は、断って走って逃げます。逃げながら、だから彼女ができた時に怒られたのだと思いました。

【転】- 金メダル男のあらすじ3

翌日、村田は劇団を解散するというチラシを貼っていました。「思うところあって、ニューヨーク、ブロードウェイに行く」と書かれています。
打ち込めるものがなくなった泉一は、迷いました。
当時、ドイツのベルリンの壁が崩壊し、冷戦も終結します。新聞で世界への旅のチラシを見た泉一は、世界中を旅することを考えました。
1991年、27歳。中国へ渡り、自転車の旅を開始します。ベトナム、ミャンマーまで行ったところで、自転車を盗まれて断念しました。
1993年、29歳。アラスカで北極点単独徒歩到達に挑戦しますが、2日目に靴ずれになって、断念します。
1996年、31歳。ヨーロッパを巡った後、イタリアでピザ大食い選手権に参加しますが、開始15分で断念しました。
インドでカレー大食い選手権に参加しますが、開始直前に飲んだ水にあたって断念します。
さらにインドではヒッチハイクする日本の旅人とすれ違います。当時テレビ番組でインド横断をしていた猿岩石・有吉宏行なのですが、泉一は知りません。
タイでスクーター世界一籌最短記録に挑戦しますが、事故を起こして断念しました。
1999年、35歳。
その交通事故では、全身22か所の複雑骨折だったものの、命に別条はありません。
2000年、36歳。
リハビリに励みます。
2002年、38歳。
筋トレに励みます。
2003年、38歳。
手漕ぎボートで太平洋横断に挑戦中、嵐に遭いました。海に落ちて絶体絶命でしたが、中学生の頃に編みだした「無呼吸泳法」で乗り切ります。
無人島に漂着した泉一は、今まで挑戦した数々の特技をいかんなく発揮し、サバイバル生活を贈りました。
…7か月後。遠くに船を見つけ、手を振ります。

〔↑→〕
2003年、39歳。
無事に救出された泉一は、7か月の無人島生活、奇跡の生還劇ということで、新聞沙汰になりました。
マスコミに取りざたされ、あちこちの雑誌の表紙も飾ります。
一躍人気者になった泉一には、マネージャーとして亀谷頼子がつきました。めがねをかけた女性です。
講義に呼ばれたり、テレビのコメンテーターの仕事が入ったりしました。

しかし泉一の人気のメッキが剥がれるのも、早いものでした。
教養や人間としての奥深さがあるわけではない泉一は馬脚をあらわし、徐々に相手にされなくなります。
移動の新幹線の車中で、亀谷頼子が眼鏡を外した顔を見た泉一は、亀谷頼子が、自分が高校2年の時に励まされた『私のサンクチュアリ』をうたった歌手・北条頼子だと気付きました。しかし本人に指摘すると「若気の至り、その話はしないでくれ」と言われます。
頼子と飲んだ泉一は、頼子が面白い女性だと思いました。交際を申し込みますが、断られます。
しぶとく何度も懇願した泉一がプロポーズすると、頼子が承諾しました。

【結】- 金メダル男のあらすじ4

〔↑→〕
2005年、40歳。
泉一は頼子と結婚します。
泉一と頼子はコンビで活動を開始しました。不眠不休ダンス大会世界記録、MANZAI日本一に挑戦します。
頼子が妊娠しました。それを聞いた泉一は、生まれてくる子どものために就職をせねばと思います。

〔↑〕
2006年、42歳。
泉一が選んだ職業は、奇しくも両親と同じで、デパート販売員でした。
平成19年2月6日、息子が生まれ、究一(きゅういち)と名付けます。「ひとつのことをきわめろ」という意味です。
職場では年下の上司にこき使われますが、泉一は嫌がらずに働きました。

2009年、44歳。
ひっかかった垂れ幕を降ろそうとして高所での作業をしていた泉一が落下しそうになり、垂れ幕をひっぱりながらおりるというパフォーマンスになりました。
これが大受けします。
阿久津支店長が見て、パフォーマンスをしてくれと言いました。テレビでも取り上げられます。
泉一はまた注目されますが…。

〔↓〕
2011年、正月。46歳。
見慣れた者には、みんな飽きます。垂れ幕パフォーマンスも飽きられました。
その頃落下して骨を折った泉一は、妻の頼子に呆れられます。
それでもデパートに復帰すると、新たな目玉〝星川優馬スペシャルPRショー〟ができていました。しかも彼は高校時代の下級生で、表現部の部員でした。
落ち込んで布団をかぶって寝ていると、息子の究一が手製の金メダルをくれました。それは2011年3月11日のことでした(東日本大震災の日)。

〔↑〕
2012年、48歳。
泉一は転職し、D.P.E.(現像、プリント作業をする店)の仕事に就きます。
その頃からカメラに興味を持った泉一は、自分でも写真を撮り始めました。
ふと気付くと、インドですれ違った有吉弘行がテレビでレギュラー番組を持ち、さらに劇団『和洋折衷』の座長だった村田がオネエタレント『ムラギノール・シュン』として活躍していました。
母・房江が交通事故で入院し、泉一は久しぶりに塩尻駅に降り立ちます。
高校時代に仲良しだった竹岡と再会しました。竹岡は高校教師になり、バスケ部の顧問をしています。
ファーストキスの相手・横井みどりが昨年出戻りし、先月死んだと聞いた泉一は、もう自分が若くないと思い知らされました。

泉一が撮った写真を頼子がコンテストに出しており、それが総合グランプリを受賞します。
それがきっかけで泉一にカメラの撮影の仕事が入るようになりました。
2015年、51歳。
妻の頼子が泉一の個展を開きます。
グランプリを獲った作品は、退院した母・房江をかばいながら、父・留一が並んで横断歩道をあるくものでした。
プロのカメラマンとして、充分やっていけそうなのですが…。

〔→〕
2016年、52歳。
泉一は「まだゴルフをしたことがない」ことに気付きました。2020年に開催される東京オリンピックに向けて、ゴルフの練習を始めます。
カメラマンとしてやっていってもよかったのですが、ゴルフへチャレンジするきっかけを与えたのは半年前のことです。
半年前、息子の究一がかけっこで1等賞をとったのです。それを見た泉一は、再びの挑戦を決めたのでした。

(エンドロール)今までの挑戦、スナップ写真で。

みんなの感想

ライターの感想

…うーん。正直なところ、「なんだこりゃ」と思ってしまった。笑えるところがあまりない。
いろんなことに挑戦する人をえんえん見せられた感じ。
いちばんえらいのは「こんな無茶な生き方をする息子を、それでも反対せずに無条件に見守り続ける母・房江」
「ひとつの仕事にきちんと就かずにやってるのに、反対しない(わけでもないんだが)妻・頼子」ではないか!?
泉一に好感が持てないし、共感もできない。

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