「高台家の人々」のネタバレあらすじ結末

高台家の人々の紹介:2016年6月4日公開の日本映画。『ごくせん』『デカワンコ』などで知られる漫画家・森本梢子の人気作を実写化したロマンチックコメディー。妄想癖のあるOLとテレパシー能力を持つエリートサラリーマンの恋を、彼の家族との騒動を交えながら映しだす。

予告動画

高台家の人々の主な出演者

平野木絵(綾瀬はるか)、高台光正(斎藤工)、高台茂子(水原希子)、高台和正(間宮祥太朗)、高台由布子(大地真央)、高台茂正Jr.〔マサオ〕(市村正親)、高台アン(シャーロット・ケイト・フォックス)、高台茂正(大野拓朗)、斉藤純(夏帆)、岸本浩平(坂口健太郎)、脇田実&木絵の妄想に出てくるキャラクターたち(塚地武雅)、阿部弓子(堀内敬子)

高台家の人々のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①木絵は人一倍妄想が激しい30歳女性。ある日会社に超エリートの男性・光正がやってくるが、高嶺の花と思っていた。光正はテレパスで人の心が読め、そのぶん苦労していた。木絵の妄想をユニークに思った光正は、徐々に木絵に惹かれる。 ②やがて2人は思い合うようになり婚約するが、光正の能力を知った木絵は戸惑う。一時は妄想をストップさせるが「ありのままを見せていいのだ」と思い至り、光正の元へ。

【起】- 高台家の人々のあらすじ1

平野木絵は今年30歳になる地味めのOLです。F&L商事株式会社の総務課に所属するものの冴えない事務職です。
口下手で人と接することが苦手だった木絵は、幼い頃から妄想を膨らませていました。現在もなお、なにかにつけてすぐ空想する癖が抜けません。
風邪を引いて会社を4日間休んだ木絵は、4日目には熱も下がっていたのですがさぼり癖がついて、勝手に行きたくない理由を妄想します。
会社が謎の集団に占拠されて…マフィアみたいな黒サングラス&スーツの一団で…数人だと少ないので、わちゃっと人数を増やして…その集団により会社が機能停止に陥ったために出社ができなかった…そう自分に言い訳しました。
5日目に出社すると、会社の雰囲気が変わってました。それは気のせいではなく、木絵の会社にニューヨーク支社からエリート会社員が転勤してきたからでした。名は、高台(こうだい)光正という男性です。
そもそも高台家は祖母・アンが伯爵の出のイギリス女性で、祖父・茂正が元華族の日本人男性です。黒髪碧眼超美形の光正は、東大を出た後オックスフォード大に進んだ海外事業企画部に籍を置く若者で、女性は光正が独身ということで騒ぎ、男性陣は大手の高台グループの長男なので今のうちに取り入っておこうという野望が渦巻いていました。
…さて当の光正ですが、彼の一家には不思議な能力を持っていました。祖母・アン、光正、光正の妹・茂子や弟・和正は人の心が読める、いわゆる「テレパス」だったのです。
会社の中で光正に聞こえる心の声は「オックスフォード、玉の輿」「おぼっちゃま」というものが多数で、光正はうんざりしていました。
そんな中、木絵だけは異なっていました。
イギリスというと…近衛兵(赤いスーツ)とか探偵とか…と光正の容貌に服装を合わせ、王子が似合いそうだと思った木絵はさらに話を膨らませます。
王位をめぐる陰謀に巻き込まれた光正は、悪の組織を率いるドダリー卿に命を狙われてマシンガンを連射し、煙幕を張って日本へ逃げて来た…そういう妄想をしてひとり悦に入っていた木絵は、脇田課長に睨まれますが、ミスして落としたコピー用紙を拾ってくれたのは光正でした。
光正はただひとり、ユニークな妄想をする木絵を気に入り、次にどんな妄想をするのか興味を持つのですが、木絵はそんなことちっとも知りません。ちなみに脇田課長は、木絵の妄想ワールドの常連でした。
帰りにひとり牛丼を食べた木絵は早速光正を店員に仕立てて空想をし、幸せな気分を味わいます。実際の恋愛はちょっと苦手で、空想だけで満足でした。
エレベーターに乗り込もうとした際に光正と会った木絵は、7階と頼みながら2人だけのエレベーターの空間で「高台なんとか様だ。エレベーター止まったらどうしよう。止まったら…それはドダリー卿の仕業で、課長が人質になっているのだ」とまた空想を開始します。
妄想の中で木絵は勝手に姫になっており、脇田課長がドダリー卿の人質になっていますが「姫は渡せぬ。課長のことはあきらめよう」と光正が勝手に言う…そんな妄想を横で覗き見た光正は思わず笑いました。

【承】- 高台家の人々のあらすじ2

ぼーっとしていて赤信号に突入しそうになった木絵は、腕をつかまれた相手が光正で驚きます。「高台なんとか様だ」と思った木絵は「おはよう、平野さん」と呼びかけられ、なぜ自分の名を知っているのか想像します。
白いヒゲの小人が光正に対し「あなた様の正体を知る者を調べてきました。平野です。平凡の平に、野グソの野でゲスよ」と囁く想像をします。盛大に吹いた光正は「今度食事でも」と木絵を誘い、「下の名前は光正です」と言い添えました。
デートに誘われても木絵はぴんときません。おしゃれな店に行くと、できる女のイメージで「ほにゃららプロジェクトの成功を祝し、なんちゃらシャトーで祝杯を挙げる」と思った後「だしまき卵食べたい」と思ったりなんぞします。その「ほにゃららプロジェクト」「なんちゃらシャトー」がいちいち光正のツボだとは気づきません。
昼間の川辺で「あの雲、気持ち良さそう。乗ってみたいな」と考えた木絵に、光正が「乗れそうだね、あの雲」と言ったので、思わず木絵は「高台さんって、人の考えてることが分かるの?」と質問しました。
光正はテレパスであることは否定しつつも、さりげなく木絵の反応を探ります。
「バカな妄想を知られたら、恥ずかしくて死んじゃう」「でも、高台さんなら…」と考えた木絵は頭の中でなら大きな声で告白できるのにと思いました。森の中に身を置き「好きです、大好きです~!」と絶叫しますが、出てきたのは白いヒゲの小人で「ごめんなさいでゲス」と断り、木絵は「お前じゃない~!」と言いながら枝で殴り、小人は森の中をカンカンと盛大に何度も跳ね返っています。それで木絵は満足です。
そんな木絵に光正が「僕も」と答えました。両思いになった木絵は光正に屋敷に招かれます。
高台家は北鎌倉駅の近くの高台(たかだい)にありました。両親はロンドンに行って不在で、妹・茂子と弟・和正が木絵と会います。スコティッシュフォールドの飼い猫の名はヨシマサでした。
黒髪碧眼超美形の3人きょうだいを見た木絵は「こんな人たちが普通の人間である筈がない」とまた妄想をたくましくします。
恐らく1000年を生きるヴァンパイアの一族で、正体を知ったダッフンヌ神父に狙われて日本にやって来たという設定にし、ダッフンヌ神父の法衣の下にはよこしまな思いがあり、真の目的は永遠の命を手に入れること。
そしてダッフンヌ神父は…ああ、怖い…木絵がそこまで考えたところで3人とも笑い出したので「まさか3人とも、人の考えてることが分かるテレパスか」と木絵は疑うのですが、「まさかそんなわけないか」とすぐ否定しました。
光正の祖父母の肖像画を見た木絵に、光正は祖父が半年前に他界したことを話します。結婚した祖母・アンと祖父・茂正はずっと日本で暮らしていましたが、2年前に祖父の病気が発覚してからイギリス・ロンドンに渡ったそうです。
祖父・茂正の死を知った木絵は「でもきっとおじい様の面影は、光正さまたちの中に…」と考えました。地味ですが人の悪口などを一切考えない木絵のことを、茂子も和正も気に入ります。
この3人きょうだいは他人の心が読めるために、恋愛に慎重&臆病&意地悪になっていました。光正は慎重派です。

【転】- 高台家の人々のあらすじ3

妹・茂子は過去に元彼に能力のことを告白してドン引きされて以来、能力を隠す臆病派で、長年の友人・岸本浩平が好きなのですが、友人としての付き合いを大事にしていました。
弟・和正は、姉・茂子の同級生で現在は獣医になっている、兄・光正を好きな斎藤純のことを意識しているのですが、つい意地悪ばかりしてしまいます。
光正がアメリカ出張から帰ってくる日、例によってアメリカの妄想(やっぱりアメリカといえばFBI、アフロの黒人と銃撃戦、但し語学力がお粗末すぎて話が進まない…)をしていた木絵は、夜の約束をキャンセルされました。
その直後、別の女性と会う光正を目撃した木絵は動転します。その女性は仕事の取引先・浅野専務の娘だったのですが、潔く身を引こうと木絵は考えました。
女性との会合を早々に切り上げた光正は、木絵の山手アパートメントに行きます。ドアの外から既に妄想が流れ出していて、どうやら木絵は村人を襲って死んだ設定になっていました。
家に上がり込んだ光正は、妄想によく出てくる白いヒゲの小人のイラストを部屋に発見します。「婚約者がいると断った」と言った光正は、木絵を抱き寄せました。
弟・和正は猫・ヨシマサを連れて獣医・純に兄・光正の婚約を告げ、純がまだ光正を好きなのを知ります。純は5年前、光正と和正を間違って告白して以来、和正のことを「バカ弟」と思っていました。
高台家の母・由布子が帰国します。光正から木絵を紹介された母・由布子は、「釣り合わない」と思いました。末は高台グループを率いる長男・光正の嫁としてふさわしくないと考えたのです。
光正らの両親は能力を持っておらず、母は能力を知ったら卒倒しそうだし、父・マサオは思考を読む以前に「空気を読めない」人間でした。
仲を反対された木絵は駆け落ちを連想し「高台呉服店の坊ちゃまと奉公人の木絵が駈け落ちして暮らすが、大樽運びの仕事が大変(脇田課長が笑う&小人は「坊ちゃま、がんばるでガンす」と声かけ)」という想像をして、光正は「大樽運び…どんな仕事だ」と思います。
木絵は母・由布子に認めてもらうために何か特技を作ろうと考えました。小学時代に水泳が得意だった木絵は「平泳ぎの遅咲きのメダリストを狙う」と考え、伝説のデンマーク人のコーチをつけて頭の中で特訓を開始します。
妄想を覗き見た弟・和正は「あのプール何mあんだ?」と言い、光正、茂子、和正は脳内で会話しました。途中から会話が口に出て、能力が木絵にばれかけます。
光正は改めて木絵に、能力のことを話しました。木絵は驚いたものの「喋るのが下手だから、思ったことが伝わるのは安心」と思います。
ところが…遅ればせながら、木絵は気づきました。3日ぶりのお通じにすっきりした木絵は「こんなことも聞かれるんだ」と。「そうでゲス。全部筒抜けでゲス」とすかさず小人が言います。
将来子どもができた折に、架空の息子・タカマサと父・光正が2人だけの脳内会話を交わすシーンを思い浮かべると、木絵はまずいと思います。
その頃光正にロンドン支社への転勤の内示がおります。結婚式をしてテレパス一家に入る不安から、木絵は巨大スクリーンで見た「麦畑と大樹」の映像をトレースし、思考を読まれたくない時にはその映像を頭に流すようになりました。

【結】- 高台家の人々のあらすじ4

脳内アクセスシャットアウトは、すぐに光正&茂子&和正に露見します。来週末に開かれる高台家のエグゼクティブパーティーで成功すれば、嫁として認めると母・由布子に言われた木絵は、やはり脳内に環境ビデオばりに麦畑と大樹を流しました。光正は不安になります。
高台家の嫁になるためには英会話、ダンス、テニス、ゴルフ、乗馬…勉強することがいっぱいです。
高台家を訪問していた木絵は、脳内でずっと環境ビデオを流していたのですが、純と和正のやりとりを見て「やっぱり、和正さんは純さんが好きなんだ」と心の中で呟いてしまいました。
和正は動揺して不自然な態度を取り、木絵を責めます。光正は木絵の心が読めずに苦しみますが、茂子は「これでやっと普通の人間の関係になれたんだ」と言われました。
浩平と会った茂子は、大学院の後輩で彼女になったばかりの女性・三浦知紗に牽制され、ショックを受けます。浩平のことが好きだと自覚した茂子は木絵に電話して呑みに誘いますが、その日はエグゼクティブ・パーティーの日でした。それでも木絵は茂子を優先します。
茂子は慌てて木絵をパーティーに連れて行きました。光正に「閉め出されたら分からなくなる」と言われた木絵は「読まれる方の気持ち、分かる?」「本当は来るのが怖かった。来て、何か失敗したらと思うと」「考えたり、思ったりが駄目なんて、そんなの嫌」と訴えます。
母・由布子には茂子が「好きな人に彼女がいて落ち込んでいた私の方を優先してくれた。木絵さんなら家族になれる。2人の結婚を認めてあげて」と訴えていました。母・由布子は根負けし、なし崩しに結婚を認めます。
仲を認めてもらい、婚約者として紹介されましたが、木絵の葛藤は解決されたわけではありません。小人は「本当にこれで、いいんでゲスか」「じゃあ、お別れでゲス」と告げて去りました。
結婚式の日、今まで光正の笑顔を見たことがなかったけれども、木絵といると笑顔を見せていると指摘した純は、心から木絵におめでとうと言います。
木絵は結婚式の席で「普通に一緒にいたかった。あなたといると自由に頭の中、考えられない。見られてるかと思うと、苦しい」と心の中で叫び、立ち去りました。そのまま会社を辞め、携帯にも出ず、木絵は姿を消します。
落ち込む光正に、父・マサオと弟・和正は「もう1度向き合え」と言いました。
木絵は実家の平野酒造の屋根の上にいました。茂子は「浩平に会って彼女いても告白する」と木絵にメールをし、和正は純に「俺、純先生が兄貴のことだけ見てるから、やきもち焼いてた」と告白します。
母・由布子が、祖母・アンからの手紙を持ってきました。母・由布子も実は息子たちの能力に気づいており「逃げずに戦うの!」と言います。
祖母・アンの手紙には、55年の結婚生活で祖父・茂正が「アンは、心を読んでも平気な相手を見つけた。だから僕もその力を奇妙なものと思わず、このままで、何もかも見せよう」と言ってくれたと書いてありました。
それを読んだ木絵は逃げないで戦おうと心を決め、「デンマーク人のコーチの指導でドーバー海峡を渡る」妄想を膨らませます。
祖父の墓参りをする光正に、遠くから「ドーバー海峡を泳ぐ木絵の妄想」が見えてきました。「30歳で奇跡の快挙の新聞記事」までついています。
「あなたとの毎日を想像して、大丈夫、幸せになれるって思った」と木絵は言い、「好きです、大好きです!」と告白しました。妄想メンバー(アフロ黒人や白ヒゲ小人やマフィアや神父ら)が拍手し、「コングラチュレーション!」と祝いました。

みんなの感想

ライターの感想

猫がかわいい。
もっと妄想シーン、あってもよかったなあ。話の展開上、仕方ないんだが、後半になって妄想が減ったのが淋しかった。
原作では、たぶんもっといろいろ艱難辛苦が待ち構えているんだろうな。
母・由布子が唐突に2人の仲を認めるというのがね、映画ではすっとんだ感じ。茂子に説得されただけで認めるって、それまでの流れからするとちょっと違和感はあった。
ただ、前半の妄想はすごく楽しかったし、見終わって倖せな気分になれたので、満足度は高い。

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