「それでも、やっぱりパパが好き!」のネタバレあらすじ結末

それでも、やっぱりパパが好き!の紹介:双極性障害を抱えた父親と家族の奮闘劇。愛情たっぷりの物語をコミカルに綴る。
脚本家マイア・フォーブスの10歳頃の実際の体験談をもとに、本人が監督した。2015年公開のアメリカ映画で、日本では未公開。第73 回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演男優賞にノミネートされた。

予告動画

それでも、やっぱりパパが好き!の主な出演者

キャム(マーク・ラファロ)、マギー(ゾーイ・サルダナ)、アメリア(イモージェン・ウォロダースキー)、フェイス(アシュリー・アウフデルハイデ)

それでも、やっぱりパパが好き!のネタバレあらすじ

【起】- それでも、やっぱりパパが好き!のあらすじ1

1967年。キャムはバイポーラ(双極性障害)と診断されます。つけ髭姿で歩く彼を人は、ハーバード大の“ジーサス”と呼びました。
病状がよくなりテレビ局に就職したキャムは、職場で黒人女性・マギーに出会います。初めてのデートでキャムはマギーに病気を告白しますが、時代のせいでみんながイカれているとあっさり受け止めてもらいます。
やがて二人は結婚し、二人の娘アメリアとフェイスを授かりました。結婚後もキャムは病気の影響で、就職してもすぐにクビになってしまうという生活を繰り返します。

1978年ボストン、アメリアが10歳の頃。キャムの突飛な行動に疲れたマギーは、娘を連れて家を出ようと車に荷物を積み込んでいると、躁状態のキャムが秋にも関わらず水着一丁で「俺は治った」と叫びながら追いかけてきます。車のエンジンを引き抜いたキャムに子供たちは怯え、その後キャムは泣いて落ち込みました。キャムは家族を傷つけないと理解しているマギーは、彼と生きていくことを決意します。

施設に入所したキャムは鬱状態に入り、どんよりと暮らします。それでも娘たちはキャムのことが好きで、心配していました。キャムが働けないため、マギーが家計を支えなければなりませんが、黒人女性には田舎ではいい仕事はなく、マギーは都会への転居を考えていました。
生活は困窮するもののマギーは子供によい教育を受けさせることは譲れず、柄の悪い地元の学校ではなく学区外の小学校に娘たちを通わせていました。しかしそれは法律違反だったため、娘たちは地元の学校への転校を余儀なくされてしまいます。
奮起したマギーは安定した職に就くため、コロンビア大・大学院のMBAコースに願書を出します。優秀なマギーは見事奨学生として合格しました。

【承】- それでも、やっぱりパパが好き!のあらすじ2

マギーは学位がとれる約1年半の間ニューヨークで一人下宿生活をし、退院したキャムが娘と暮らすという考えを提案します。規則正しい生活はキャムの病気にもよいことで、子育てがリハビリの一環になると考えたのです。キャムや彼の両親もマギーの考えに反対しますが、マギーは毎週末帰省するとの約束で周囲を説得しました。

キャムと娘たちのドタバタの暮らしが始まりました。キャムは常に大声で、近所の住人にしつこく話しかけたり、荒い運転によって車を故障させたうえに、送った小学校の前でスラングを連発します。そんな父を娘たちは恥ずかしく思っていました。
家では洗濯物や台所の洗い物もたまり、散らかり放題。更にお酒が止められないキャムは、深夜娘たちを家に置いて飲みに出かけたりとマイペースです。帰宅したキャムはアメリアに叱られ、マギーにも電話でチクられました。

予定より遅れてマギーが初めての帰省をします。キャムはマギーが来る前に一気に片付けをし、居間には棚まで作り妻を迎えました。マギーとの再会に娘たちも大喜びし、アメリアはマギーと一緒に寝ながら、キャムとのなれ初めを聞きました。マギーはバイポーラがどんな病気なのかはっきりと知らなかったことを反省しても、結婚は一度も後悔したことはないと語りました。そしてあっという間にマギーとの別れの時間がやってきます。

その後も一家は同じようなサイクルで生活していきます。キャムは家の中にガラクタを持ち込んでは、あらゆるものを改造しました。徐々に家事もしなくなり、ごちゃごちゃの家に戻ったマギーは思わずため息をつきました。
娘たちが寝付き、キャムはずっと一緒に寝ていないとマギーに求めます。この時期を乗り越えたいとマギーはキャムとの関係を避け続けてきましたが、しつこいキャムに根負けし、二人は久々に愛し合いました。

【転】- それでも、やっぱりパパが好き!のあらすじ3

「冬」 キャムは突然今の車を売り、屋根が錆びつき床も抜けた更に古い車を値切って購入します。
その車で娘たちと共に祖母の家を訪ねました。キャムの一族は元々資産家で、祖母も立派な屋敷で暮らしています。祖母は乗らないからと高級車のベントレーをくれると言うのですが、維持費が保てないキャムは拒みました。代わりに学費の援助を頼んでみますが、そこはあっさりと断られます。資産があり親族だとしても、誰も手助けはしてくれないのです。帰宅した娘たちは、車を貰って金に換えればよかったとカンカンでした。
マギーが帰省すると車が変わっていたうえに、虐待されて興奮気味の犬が家族に加わっていました。再びため息です。

「春」 言うことを聞かないフェイスにキレたキャムは暴れ、深夜に家を出て行きます。しかしアパートのエレベーターで我に返ったキャムは、しょんぼりして戻ってきます。散らかした物を片付け、朝まで起きて酒を飲みました。

「夏」 キャムの落ち込む周期がやってきます。何もせずタバコばかり吸っているキャムに、娘たちは体に毒だと訴え続けました。
娘たちが友達と遊びに行こうとするとキャムが淋しそうな顔をするので、二人は仕方なくキャムも仲間に入れます。キャムが家へ呼ぼうとうるさいので、娘たちは嫌々ながら友達を招き入れました。フェイスがパパの病気を告白すると、友達は避けるどころか不思議なガラクタだらけの家を喜び、その後もキャムに懐いて一緒に遊ぶようになりました。

【結】- それでも、やっぱりパパが好き!のあらすじ4

「秋」 マギーはボストンの企業の面接を受けます。大手ハットン社からオファーされているとアピールしますが、子持ちだと分かった途端に不採用を言い渡されました。

フェイスの学芸会の衣装を作っていなかったキャムは、前日の夜に徹夜で作業に取り掛かります。見事に完成させると、朝5時に意気揚々とマギーに電話しました。疲れていないと興奮気味のキャムに、マギーは彼が薬を飲んでいないことに気付きます。キャムは一日中ビールを飲んでいると落ち着くと悪気も無く告白しました。
帰省したマギーは体調管理に責任を持てとキャムを嗜めますが、「君は子供に責任を持っているか?」とキャムに言われ心を痛めます。自分の行動は娘のためなのに、周囲の人間は心の中で批判しているとマギーは感じていました。名家出身のキャムならゴミのような家で暮らしても“物好き”で済みますが、黒人では受け入れられないという現実がありました。

白人優先のボストンでは就職できないと感じたマギーは、ニューヨークに娘を連れて行きたいとキャムに伝えます。キャムは自分が見捨てられると嘆き、地元で仕事を見つけてやると豪語して知人の会社に乗込みます。断られたキャムは暴れたうえに、知人を殴り飛ばしてしまいます。自分に落胆したキャムは川に飛び込んでずぶ濡れで帰宅すると、真っ先に薬を飲みました。
マギーは娘たちにニューヨーク行きを相談しますが、二人は都会を嫌がったうえ、誰がパパの面倒をみるの?と頑として聞きませんでした。二人の気持ちを知ったマギーは、娘たちを私立に通わせることは譲らずとも、自分一人でニューヨークへ行き稼ぐことを決めます。

「1年後」
アメリアとフェイスは私立に通い、親離れもするようになりました。パパと遊ばないと言われたキャムが悲しそうな表情で二人を見送るので、アメリアは思わず泣いてしまいます。振り返った娘たちに、キャムは精一杯の笑顔を作って送り出しました。

みんなの感想

ライターの感想

このテーマにして涙や感動はほとんどなく、ひたすらに明るくコミカル。監督がいかに愛に溢れた家庭で育ち、父を好きだったのかが伝わりました。
目まぐるしく物語が転換していくので忙しなさを感じましたが、実際のドタバタ生活を表現したのではないでしょうか。
監督の幼い時の体験談だそうですが、キャムが娘を見送るシーンは、親の目線で描かれたのだろうと思います。アメリア役の女の子は監督の実子だそうな。いい味出していました。

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