「となり町戦争」のネタバレあらすじ結末

となり町戦争の紹介:2007年公開の日本映画。となり町同士の戦争に巻き込まれた人々の恐怖をユーモアを交えて描いている。三崎亜記のベストセラー小説が原作。江口洋介、原田知世、瑛太ら出演で贈る作品。主題歌は中島有紀の「明日晴れたら」。

となり町戦争の主な出演者

北原修路(江口洋介)、香西瑞希(原田知世)、香西智希(瑛太)、舞坂町長(菅田俊)、前田善朗(飯田孝男)、本田(小林麻子)、室園絹(余貴美子)、田尻(岩松了)、木下(柴本幸)

となり町戦争のネタバレあらすじ

【起】- となり町戦争のあらすじ1

北原は舞坂町に来て1年になります。駅に営業のパンフレットを置き、線路をまたいで駅員とキャッチボールをします。
その後、自販機の前でタバコを吸っていると、警官がやってきて取り上げられます。2ヶ月前に条例で歩きタバコは禁止になり、北原は罰金として2万円とられます。
この田舎町で副流煙を気にしてもねと、北原は別の町に移ろうか考えます。同僚の女性陣が来てきてと誘ってきます。
その晩、北原が爪を切りながら新聞を見ていると、舞坂町はとなり町の森見町と戦争をしますという記事を見かけます。
開戦日は5月7日、終戦予定日は8月31日と書いてあります。北原はピンとこなくて苦笑いをします。
開戦から12日が経ち、北原に対森見町戦争推進室の香西から電話がかかってきます。事例公式の案内についての内容でしたが、見に覚えがなくて分かりませんでした。
目の前に警官が現れて、運転中の携帯電話の使用をデコピンされて注意されます。
食堂で晩御飯を食べていた北原は、違う席の人の新聞の記事が気になります。舞坂町の人の動きが書いており、死亡が23人で、そのうち戦死者が12人と書いてありました。
自宅に帰り、北原は郵便物を探します。見つけると、そこには戦時特別偵察業務従事者に選ばれた案内が書いてました。
再度役場の香西から電話がかかってきます。事情を詳しく聞きたいと北原が言うと、香西は盗聴の可能性があるので電話では無理だと言います。
北原は今から役場に行きます。香西は涙を流していました。
しゃがんで香西は冷静に戻ります。北原が本当に戦争をしているのかと聞くと、香西は行政事業だからと安心して欲しいと言います。
北原は拒否権がありますが、町長に不服申し立てをしなければなりませんでした。もししなければ、強制出頭の手続きがされることになります。
偵察業務に関して聞くと、通勤途中に見聞きしたことを報告するだけでよいものでした。北原は森見町を通って通勤していました。

【承】- となり町戦争のあらすじ2

開戦から14日目、北原は役場に行くと会議室に案内されます。窓際に整列させられて斜めに傾きます。
辞令交付式が始まります。香西に視線で合図されながら、北原は前へと出ます。外からは戦時訓練をされてる子供たちの声がしていました。
式が終わって、北原は偵察表に記載し、ポストに投函するようにと香西から説明されます。また、給料や旅費についての説明も受けます。
偵察中はアイドリングストップで、ガソリンスタンドは指定の場所でと言われます。それは難しいと北原が言うと許されます。
しかし、レギュラーを20リッター単位で給油し、領収書を必ず受け取って、偵察表に丸印をして貼り付けるように指示されます。
偵察にピンとこない北原でしたが、それから偵察表に記入をし、ポストに投函していきます。ある日、北原は香西が多くの花を持っているのを見かけます。
雨が降っていて、北原は直に香西に偵察表を渡しに行きます。香西は今までの偵察表のミスを指摘してきます。
北原はタルトを持ってきていて一緒に食べようと提案します。
戦争は23日が経っていて、53人の戦死者が出ていました。自衛隊などは使わず、公募者のみで戦争をしているそうです。
そこまでして町にメリットがあるのかなど、北原は戦争に疑問を感じます。香西は遺族に手厚い待遇があるなど説明します。そういうことではないと北原は怒って帰ります。
翌日、北原は駅員から、北原の上司の田尻について聞きます。田尻は内戦で戦った経験があり、人を殺しまくったのです。
26日目の夜遅く、香西が北原の自宅を訪ねてきます。午前2時に新たな業務の予算案が可決され、北原は戦時特任車両に乗せられます。
敵地内への潜入するために、北原は森見町に住むことになります。二人して潜入することになり、北原は香西と結婚することになります。
眠っていたので、北原は髪が爆発していますが、そんな中で辞令交付式が行われます。町長は期待していると元気な様子です。
香西は北原の手をとって、森見町へと潜入していきます。敵の心臓部なので香西は手が汗ばみます。
一緒に住む家に到着し、北原は香西が偽装結婚用に購入した結婚指輪を見つけます。そしてどうして自分を選んだのか聞きます。
香西は町内在住2年以内の独身者を住基ネットで検索しました。地域のしがらみのない人の方が良いと判断したのです。何かを期待していた北原は、ガーンとなって口を開けます。
生活するに当たり、全てを香西は業務にします。食材の買い出しなど全て分担作業となります。分担表にはびっしりと書かれており、3枚目はまだ製作途中だと香西は言います。

【転】- となり町戦争のあらすじ3

北原が初めてホワイトシチューを作るとピンクになります。トマトを入れたのが問題でした。香西は食べて倒れかけるフリをしますが、意外と美味しいと言います。
その後、北原は湯上がりの香西を見て目が離せなくなります。翌日、北原と香西は役場に転入届を出しに行きます。舞坂町からなので受付の女性は戸惑います。
帰り道、船に乗ってデートをし、その後バッティングセンターに行きます。舞坂町よりスピードが早くて、北原は打てませんでした。しかし、香西はバンバン打って、北原は唖然となります。
夜になって、香西は弟の智希から電話がかかってきます。智希は民兵に採用されたのです。北原と最初に出会って泣いてたのは、智希が民兵に応募したからでした。
舞坂町は大規模な夜間襲撃を考えていて、智希は前線に立つ予定です。香西は疲れたからと部屋に戻ります。
北原が横になっていると、香西が寝室を訪ねてきます。2人はキスをして倒れ込みます。
翌日、北原は香西が出席する対森見町戦争説明会に行きます。香西が説明を始めると、なぜとなり町の森見町と戦争するのかと智希が立ち上がって質問します。
殺し合いはしておらず、戦争の結果で死者が出ていると香西は答えます。また、智希は他に道がなかったのか聞きます。議会が効率的だと認めたものだと香西は説明します。
智希は食い下がり、香西との口論は続きます。夜間禁止令の時間が迫っていると、智希は警備員に取り押さえられてお開きとなります。
北原が出勤すると、同僚の本田が死んだことが分かります。昨日の戦闘に巻き込まれたのが原因でした。
夜になり、北原が自宅にいると香西から連絡がきます。書類などを持って出るようにと言われます。
部隊が全滅したのです。北原の書類が見つかると、終戦後に舞坂町は不利な立場になります。議会は脱出支援班を送ることにします。
北原は指定された逃げ場所に行くと暗くなっていて見えませんでした。ここは暗いはずないと、電話で香西は違うルートを案内します。
北原は殺されるかもしれない状況で、香西から気をつけてと言われます。溝川のトンネルを通って、舞坂町を目指します。
トンネルの臭いは凄まじく、誰かがやってきます。戦争説明会に来た男でした。彼は戦争について話し始め、何も言い返せない北原に、唾を吐きかけきてどこかに行きます。
出口にさしかかると、トンネルの上には誰かがいました。智希が北原を助けにきてくれます。

【結】- となり町戦争のあらすじ4

町長は有利な状況で、森見町に終戦を持ちかけようと考えます。しかし、北原が戻ってこなければ、裁判になって訴えられる可能性があります。
その時は、町長は北原が勝手にやったことにしようと考えます。
戦争に批判的な智希は、今度姉と会った時に、説明会のことを謝らなければならないと言います。業務とはいえ、姉と暮らしてる北原に大変ですねと話します。
舞坂町近くまで戻り、智希は次の任務に向かいます。北原と握手して別れます。
北原が歩いていると銃声が聞こえてきます。智希のほうに戻ろうとすると、田尻が襲いかかってきます。
舞坂町と森見町の線を越えないと、戦えないからと田尻は北原に来るように頼みます。まあいいかと田尻が帰っていくと、北原は智希をどうしたのかと聞きます。
田尻は戦場では隣りにいた人が死ぬことを説明します。北原は飛びかかりますが、避けられてしまいます。線を踏み越えたので、田尻が近づいてきます。
北原は後ろに下がって山の傾斜に転がり落ちます。香西が助けに来て、田尻は逃げていきます。
北原は分担表の3枚目を見ます。そこには週に一度の性欲処理も業務にされていて、北原は落ち込みます。
舞坂町と森見町の終戦がニュースで流れます。香西は智希の遺骨が混ざっていて分かりませんでした。戦争時の方法でゴミ処理場で処理されたのです。
北原は嘘やデタラメが戦争だと気づきます。色んな感情を失ったと香西に言い放ちます。
出勤した北原は田尻に辞表願を提出します。香西から電話がかってきても、北原は受話器を置いて切ります。
田尻は北原に、肌が黒くて目がくりっくりの息子が歌っていた歌を思いだせないと語ります。そして弟がつけていた舞坂町の「舞」の刺繍を北原に渡します。
それを大切にしている人に渡すのが、田尻のいた国の習わしでもありました。
北原は香西に刺繍を渡します。そして抱きしめ、自分にとってリアルだったのは香西だけだったと語ります。
香西を失いたくないと、北原は自分の気持ちを伝えます。キスをしようとすると、香西に任務の電話がかかってきます。
香西は森見町役場に転勤になりました。これは舞坂町の来るべき事業に備えての潜入任務でした。
駅のホームで香西は、さよならを北原に伝えます。北原は感情を奪う戦争の業務をしては駄目だと訴えます。
そして香西を諦めないと手を伸ばします。電車から降りて2人は抱きしめ合います。
すると風船が上がっていきます。垂れ幕には、となり町に宣戦布告をしたと書いてありました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は戦争をテーマにしていますが、戦争の場面がないのが特徴的です。言われるがままにこなす公務員の姿など、戦争に関して様々なことを訴えかけてきます。効率化ではなく、感情の大切さを伝えてくれます。
笑える部分や恋愛面も描かれている作品になります。北原が香西に自分を選んだ理由を聞いて、住基ネットで検索したと言われて、口を開けてガーンとなる姿は面白いです。
感情を失くした香西を救うかのように、北原が自分の想いを伝えていく姿に男らしさと人間らしさを感じます。そんな江口洋介と原田知世の二人の演技にも注目の映画です。

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