「のだめカンタービレ(最終楽章)前編」のネタバレあらすじ結末

のだめカンタービレ(最終楽章)前編の紹介:2009年公開の日本映画。二ノ宮知子の漫画『のだめカンタービレ』を原作としたテレビドラマ版の続編という形で、前後編2部作で制作された。ドラマ版の主要キャストが続投し、ヨーロッパ5か国でロケを敢行。ピアニストの“のだめ”と指揮者“千秋”の関係が描かれる。

この映画を無料で観る

予告動画

のだめカンタービレ(最終楽章)前編の主な出演者

野田恵(上野樹里)、千秋真一(玉木宏)、峰龍太郎(瑛太)、三木清良(水川あさみ)、奥山真澄(小出恵介)、フランク・ラントワーヌ(ウエンツ瑛士)、タチヤーナ・ヴィシニョーワ(ベッキー)、孫・Rui(山田優)、松田幸久(谷原章介)、テオ(なだぎ武)、黒木泰則(福士誠治)、エリーゼ(吉瀬美智子)、峰龍見(伊武雅刀)、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(竹中直人)、ジャン・ドナデュウ(ジリ・ヴァンソン)、マジノ(猫背椿)

のだめカンタービレ(最終楽章)前編のネタバレあらすじ

【起】- のだめカンタービレ(最終楽章)前編のあらすじ1

のだめこと「野田恵(のだ めぐみ)」は、桃ヶ丘音大ピアノ科に所属する学生でした。
幼稚園の先生になることを夢見て入学したのだめは、楽しく自由にピアノを弾ければ満足でした。
しかしある時、同じ音大に所属する、世界的な指揮者を目指す千秋真一と出会って恋をします。
千秋に触発されたのだめは才能を伸ばし、千秋と共に世界を目指すことになりました…(『のだめカンタービレ』テレビドラマ版)。
飛行機嫌いを克服して海外へ進出した千秋は、指揮者の登竜門であるプラティニ国際音楽コンクールで、みごと優勝を果たします…(『のだめカンタービレ ヨーロッパ編』)。
〝海外が舞台ですが、外国語をできるだけ日本語にしてお送りしてマース(マングースによる解説)〟
フランス・パリ。
のだめは同じアパートで親しくなった音大生のフランクやターニャと、有意義な学生生活を送っています。
春、進級試験に備えて楽譜も集め、のだめはピアノの練習にも余念がありません。
その頃、オーストリア・ウィーンでは、一流のオーケストラ、デシャン・オケで千秋が客演指揮を執っていました。ベートーヴェン『交響曲第7番』を演奏します。
コンサートは成功し、それを見に行ったのだめも満足します。
さらに千秋からネックレスのプレゼントを貰い、のだめは幸福の絶頂でした。
パリの音楽院、コンセルヴァトワールでは、この1年で学んだ集大成を発揮する進級試験が控えています。
先生に教わったことを演奏で発揮したのだめは、最高評価である「トレビアン」を貰いました。
…デシャン管弦楽団のオーケストラは、プラティニ国際音楽コンクールで準優勝したジャン・ドナドゥが常任指揮者となっていました。
デシャン・オケは原題的で華やかな指揮者を求めており、千秋ではなく華のあるジャンが選ばれたのです。
「試合に勝って、勝負に負けた」と、千秋の師匠・シュトレーゼマンの敏腕マネージャー・エリーゼに、千秋は厳しい一言を浴びせられました。 この映画を無料で観る

【承】- のだめカンタービレ(最終楽章)前編のあらすじ2

千秋はというと、その敏腕マネージャー・エリーゼ(と、シュトレーゼマン)の采配により、若き日のシュトレーゼマンが音楽監督を務めたことのある、ル・マルレー・オーケストラの常任指揮者に就任します。
マルレ・オケは貧乏なオケで、しかも直前にかなりの数の演奏者メンバーが辞めていました。コンサートが開かれるごとに、エキストラを雇うほどに落ちぶれています。
フランクに誘われて変装してエキストラでマルレ・オケに潜入した千秋は、メンバーの演奏のレベルが低く、エキストラのほうがまだましな演奏をするオケだと知り、ショックです。
また指揮を振る予定だったゲレメスがキャンセルし、コンサートは中止かと危ぶまれました。急遽、予定を繰り上げて千秋が指揮を振るうことになります。
その頃、孫・ルイがパリに留学してきます。
ルイは幼少期から活躍する世界的に有名なピアニストで、千秋と共演を果たしたこともありました。のだめはルイの演奏を聞いてコンプレックスを持ち、スランプに陥ったこともある、いわば「のだめにとっての鬼門」の存在です。
パリで千秋と再会したルイはほっぺにキスの挨拶をし、それを見たのだめが嫉妬して、千秋の首に噛みつくほどでした。
ルイは、1年前のカーネギーホールの演奏を評論家に酷評され、初めての挫折を味わっています。
ピアニストとしての活動を休止したルイは、パリに留学することで新規蒔き直しを図っていました。ちなみにルイの母は、千秋とルイの仲を疑っています。
コンサート当日、ボレロのチェレスタ(楽器)のメンバーが足りなくなり、千秋はのだめを呼びます。
のだめは「夢の初共演」だと、ひとりで盛り上がりました。ビラを配りたいくらい有頂天になります。
しかしオケの見学に現れた孫・ルイが団員たちに目撃され、ルイがゲストとしてチェレスタを弾くのだとメンバーに勘違いされました。
千秋は訂正しようとしますが、のだめは遠慮してルイに演奏を譲ります。
寄せ集めの即席オーケストラの演奏が上手くいくわけもなく、演奏曲であるデュカス『魔法使いの弟子』、ラヴェルの『ボレロ』、シューマン『交響曲第1番・春』は惨憺たるものでした。

【転】- のだめカンタービレ(最終楽章)前編のあらすじ3

観客席からは笑い混じりの拍手が起こり、恥ずかしく思う千秋ですが、「日本時代のSオケの頃と同じだ」と思うことで耐え忍びます。
演奏を聞いたのだめは、千秋に「みーんな人間なんだなー(ボレロに対して)」「先輩がミッキーみたいだった(魔法使いの弟子に対して)」という感想を寄せます。
…正式に常任指揮者として就任した千秋は、早速猛特訓を開始します。
当初は、マルレ・オケを仕切るコンマスの独裁者トマ・シモンが問題なのかと思われました。
しかし練習しているうちに、むしろ千秋とシモンは波長が合い、問題なのはマルレ・オケ全体に漂っている「あきらめムード」だと判明します。
圧倒的に資金不足なのと、オケの収入だけでは食べていけない団員たちは他に仕事を持っており、練習量が足りないのが問題点なのです。
またメンバーが大量に抜けたことから、オケの土台となる音がないのもまずい理由でした。
千秋はオーディションをして、メンバーの補充と質の改善を目指します。日本時代からの千秋やのだめの知人・黒木もオーボエのオーディションに参加し、受かりました。
ほかにも、個性的でアクは強いもののキラリと光る感性を持つ演奏者たちが集まります。
ファゴットではなくフランス式バソンを持つ男性・ポールや、袖なしのシャツに手首にのみ袖をつけている、風変わりなヴァイオリニストが集まりました。みな個性ある人物ですが、演奏は上手です。
千秋は「このオケは絶対によくなる」と、オーディションで確信しました。
こうして9月、新生マルレ・オケが誕生します。
連日の千秋の粘着質なリハに辟易&疲労しつつも、千秋の情熱にひきずられる形で、団員たちは徐々にやる気を見せ始めます。仕事の合間やプライベートの時間に練習を続けた団員たちは、みるみる上達しました。
新生マルレ・オケの初コンサートでは、チャイコフスキーの『序曲:1812年』、バッハの『ピアノ協奏曲第1番』、チャイコフスキーの『交響曲第6番悲愴』が披露されます。
いずれもすばらしい出来で、満足した観客は拍手と喝采を浴びせました。

【結】- のだめカンタービレ(最終楽章)前編のあらすじ4

千秋のマルレ・オケでの初演奏は大成功を収めましたが、それを観客席で聞いていたのだめの胸中は複雑でした。
のだめとしては、千秋に追い付こうと必死に勉強しているつもりなのです。しかし世界的に活躍している千秋に対し、自分はまだ一介の音楽院の学生であることを、千秋の振るオケの演奏で思い知らされたのです。
特にバッハの『ピアノ協奏曲第1番』では、千秋自身が「弾き振り(指揮を務めつつピアノも演奏する)」をしたために、のだめは「(自分よりも一歩も二歩も先を歩んでいて)ずるい」と思います。
焦ったのだめは「コンクールに出たい」と思いますが、パリの音楽院、コンセンヴァトワールでのシャルル・オクレール先生に反対されました。
「前に進まないと!」と発奮するのだめに対し、オクレール先生は「今の君には何を教えても無駄かな」と言います。
オクレール先生は、のだめに欠けている何か(「きちんと目の前の曲に向き合って演奏しろ」)を指摘したいのですが、のだめはそれを理解しません。
オクレール先生からコンクール出場禁止を言い渡され、のだめはますます落胆しました。
ウィーンに留学している清良が、パリのコンクールに出場することになります。
それを知った恋人・峰龍太郎が「頑張れよ」と電話で励ましますが、もう2年も峰と会っていない清良は淋しく思います。
峰の父・龍見が龍太郎に金(お年玉を積み立てた定期預金)を渡し、清良の応援に行けと背中を押しました。
龍太郎はパリへ行くことになり、ティンパニの奥山真澄も同行します…。
(エンドロール)「今のままじゃ駄目な気がする」と思った千秋は、引っ越しを決めます。
新しいアパートを決めた千秋はのだめに出て行くことを告げ、「俺たち、離れて暮らそう」と言います。
ただでさえオクレール先生にコンクール出場を禁止されて落ち込むのだめは、千秋の別居発言にさらに打ちのめされ、思わず倒れました…。(『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』に続く)

みんなの感想

ライターの感想

2006年10月から12月まで、連続ドラマとしてフジテレビ系で放送され、その後も特別編として
2008年1月に『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』が放送された、
『のだめカンタービレ』シリーズの、いよいよ最終楽章です。
テレビドラマ時代から知っているファンからしても、嬉しい小道具がいっぱい。
クラシックブームを巻き起こしたこの作品も、これで見おさめかと思うと、ちょっと淋しい。
海外編ということで、ゴージャスに海外ロケです(当然か)。
景色を楽しむもよし、演奏を楽しむもよし、のだめと千秋の恋模様を楽しむもよし…。
いろんなエッセンスが凝縮されてマス。

映画の感想を投稿する

映画「のだめカンタービレ(最終楽章)前編」の商品はこちら