「アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリ」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

アイアン・メイデン 血の伯爵夫人バートリの紹介:2010年制作。吸血鬼伝説のモデルともなった貴婦人、エリザベート・バートリの生涯を描いたスペクタクル。永遠の美しさを保つために、大勢の処女を拷問して殺害したのは事実なのだろうか。16世紀のハンガリーを舞台にした美しいロケーションにも注目の作品。

アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリの主な出演者

エリザベート・バートリ(アンナ・フリエル)、トゥルゾー(カレル・ローデン)、フェレンツ・ナダスディ(ヴィンセント・リーガン)、メリージ(ハンス・マシソン)、ダルヴュリア(ディアナ・ホルヴァトーヴァ)、シリル(イェジー・マードル)、マティアス2世(フランコ・ネロ)

アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリのネタバレあらすじ

【起】- アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリのあらすじ1

チェリテ城は難攻不落の砦でした。時の流れにより、岩と塵となります。ハンガリーで最も裕福なエリザベート・バートリをチェリテ城は見ていました。
言い伝えによると、大勢の処女たちが拷問されて殺されました。バートリ夫人は、その生き血に浸かって、永遠の美しさを保ったと言われています。
事実は違っていたのかもしれません。
高地ハンガリーの16世紀、幼いバートリはフェレンツ・ナダスディと結婚することになります。ハンガリーの繁栄をたたえて、多くの人が祝福します。
成長したバートリとナダスディは、息子を授かるため、初夜を迎えることになります。人々が初夜を祝福します。
何世紀もの間、ハンガリーはトルコ人やタタール人に侵略されてきました。この国の運命は、ナダスディが率いる貴族に委ねられます。バートリ夫人の一族の紋章は3本の竜の歯でした。
1593年、チェイテ城にいるバートリ夫人に、ナダスディから贈り物がきます。それは画家で、美しいバートリ夫人を描きます。
画家のメリージは、ベネチアンローズが画材に必要だと言います。戦場から帰ってきたナダスディは、酔っ払ってバートリ夫人に体を求めます。
嫌がるバートリ夫人を見て、愛犬が襲いかかります。ナダスディは犬を殺し、バートリ夫人は死産します。戦場がナダスディを獣に変えてしまいました。
バートリ夫人の薬によって、多くの人が救われていました。バートリ夫人は人々から若い男を連れ込んでると噂されます。
ナダスディの軍は、娼婦がたくさんいて、攻撃よりもそちらに夢中になります。これは罠であり、敵に捕まってしまいます。
バートリ夫人は結婚10年目で息子を授かりました。その死んだ息子を氷で保管していました。メリージに一晩で描くように命じます。
メリージが途中まで描いてると、松明の火が絵に燃え移ってしまいます。一晩で完成することはできず、バートリ夫人は彼を拘束します。
バートリ夫人は叔父が招待された誕生日パーティに行きます。甥のガーボルと出会い、代々の家族の絵を紹介されます。
拘束されながら後ろをついていくメリージは、飾られているおば上の絵と同じ場所に、バートリ夫人の肩にアザがあるのを見つけます。
その頃、ナダスディは仲間が金で敵兵士を釣ってくれて、脱走することができていました。
バートリ夫人が駆けつけると、伯爵は国王の命令で出かけていました。女と遊んだ後があり、バートリ夫人は城内の女性たちをムチ打ちの刑にします。
メリージはバートリ夫人から、キスをするように言われます。女性は初めてだというメリージは、彼女の頬にキスをします。
バートリ夫人は自分の裸をメリージに描いてもらいます。誰かが覗いていたようで、外の見張りが音を鳴らします。

【承】- アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリのあらすじ2

ある日、老人の死体が見つかります。首に残された跡から、吸血鬼ではないかと思われます。しかし、バートリ夫人は、使用人のエリカにあげた護身ナイフの傷だと気づきます。
その老人の死体をメリージに捧げるバートリ夫人でした。かねてより、メリージは人体を知りたいと言っていたので、描かせてあげます。
バートリ夫人がメリージの頭をなでて微笑みます。彼女の歯がとがっていて、覗き見していたエリカは、吸血鬼だと思って恐怖します。
バートリ夫人はエリカを呼び出して、老人を殺したのかと追求します。エリカは以前から、男たちに夜這いされていると言っていました。
バートリ夫人はエリカが指輪をしているのを見つけます。これはメリージに、息子を描く礼に渡したものでした。
エリカはメリージが自分に夢中だと言います。バートリ夫人とエリカは、メリージをめぐって喧嘩になります。エリカは窓から逃げようとし、落下して死にます。
バートリ夫人は裏切られたとメリージを無視し続けます。メリージは我慢できずに会いに来て、気持ちを伝えます。バートリ夫人とメリージはキスをします。
そこへナダスディが帰ってきて、バートリ夫人はメリージを急いで帰らせます。こもりきりと聞いて、ナダスディは心配して駆けつけます。
なぜかバートリ夫人は泣きます。そしてナダスディに、メリージを解放してあげてと頼みます。
ナダスディはメリージの絵があるのを見つけます。それにメリージの指には、バートリ夫人の指輪がありました。
トゥルゾーからナダスディは、バートリ夫人とメリージが一夜を共にしたと聞きます。大公の前だからと、ナダスディは解放すると言って、毒入りの酒をメリージに飲ませようとします。
何も知らないバートリ夫人は、メリージからグラスを奪って酒を飲み干します。ナダスディは倒れるバートリ夫人を急いで薬師に見せます。
メリージはナダスディから逃げていました。気がついたバートリ夫人は、彼が描いた絵を見ます。薬師は健全な血を取り戻し、絵に描かれた美しさを保つことができると享受します。
バートリ夫人は腕を少し切られても、皮膚が元に戻ります。薬師に操られるかのように、未来を見させられます。ある男が地獄へと連れていくため、薬師は死ぬ時に血の文字で教えると言います。
それから10年の月日が流れ、戦争は続いていました。魔女のダルヴュリアが高貴な夫人を操っていると噂が広まっていました。
バートリ夫人はダルヴュリアの言うことに従うようになっていました。ダルヴュリアの目が光ると、突然グラスが割れたり、殺し合いが生まれます。
ピーター神父とシリルは、侍女が次々と死んでいると噂を聞いてやってきます。表向きは、高地ハンガリーの地図を作っていることにしています。早速、死体を埋めていることを確認し、枢機卿に報告します。
バートリ夫人は真っ赤な湯の入った浴槽につかっています。彼女の癒しは、息子のパルとダルヴュリアの存在でした。

【転】- アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリのあらすじ3

戦場へと向かうナダスディは、砲弾の爆発によって重傷を負います。バートリ夫人らは駆けつけます。
ナダスディは先のことを考え、ハッチャーニと協力するようにバートリ夫人に伝えます。息子のパルを婿にするかなど助言をして息絶えます。
ナダスディの葬儀が執り行われ、ピーター神父はナダスディの耳が凍傷しているのが、魔女の仕業だと判断します。
トゥルゾーが裏切り、葬儀は戦争状態となります。バートリ夫人は、ガーボルから手紙を受け取ります。差出人はメリージで、笑顔になるバートリ夫人でした。
トゥルゾーはパルの将来のためにもと、言い寄ってきます。バートリ夫人は馬車からトゥルゾーを落とします。
侍女のサラは、バートリ夫人の髪を切っていました。手が滑って、彼女の頭から血が出てきます。殺す気かとバートリ夫人は、サラを刺し続けます。
バートリ夫人は現実と夢の区別がつかなくなっていました。またもや村には犠牲者が出ます。犠牲者には、竜の歯が3本の紋章が血で書かれていました。
教会では魔女により、バートリ夫人が処女の生き血に浸かっていると神父が訴えます。ピーター神父は、バートリ夫人が実際より20も若く見えていました。
バートリ夫人の飲み物には、ダルヴュリアが指定していないキノコが入っていました。バートリ夫人はサラを返してと言いながら、錯乱状態となっていました。ダルヴュリアは自分が用意した者以外飲まぬようにと伝えます。
ピーター神父とシリルは潜入して、バートリ夫人が真っ赤な水の風呂に浸かっている様子を見ます。ポーター神父は、作り上げた装置で証拠を収めようとします。
見張りに見つかってしまい、ポーター神父とシリルは測量士だと言います。枢機卿の使いだと言いますが、バートリ夫人はここでは、枢機卿の使いでも無力だと言います。
バートリ夫人は、シリルを以前狼から助けたことを思い出します。その後、サラの死体が見つかります。墓から掘り起こされた可能性があります。
その間に、シリルは風呂の赤い水を調べます。それは赤い薬湯で、バートリ夫人は吸血鬼でないと結論に達します。ピーター神父とシリルは無事に帰ることができます。
バートリ夫人は、サラを刺殺したのが現実なのか夢なのか頭を抱えます。そしてダルヴュリアが逃亡を図ったことが分かります。
しばらくしてダルヴュリアが見つかります。舌が抜かれても、彼女の魂は黒いままでした。バートリ夫人のいる地下牢では拷問が行われていました。
バートリ夫人はメリージと再会し、聖堂で愛し合います。メリージは指輪を売って、帰郷の費用にしていました。
バートリ夫人は陛下に会いに行きます。近くの女性に占われて、悪魔と共謀し、終わりが近いと言われます。
トゥルゾーは後ろ盾になる代わりに、領地を3分の1を渡せと言ってきます。バートリ夫人は応じませんでした。
バートリ夫人が眠っている間に、男が若い娘を殺して、生き血に浸かっているように見せようとします。ピーター神父とシリルが助けに来て、男たちを倒します。
タイミングよく衛兵が現れますが、バートリ夫人は目を覚まし、何もなかったこととなります。

【結】- アイアンメイデン血の伯爵夫人バートリのあらすじ4

バートリ夫人は捕らわれているダルヴュリアの元に急ぎます。ダルヴュリアは死んでいて、近くの壁には予言通り、敵となる名前が書いてありました。その名前はトゥルゾーです。
バートリ夫人はパルに遺産を継がせることにします。ある夜、侵入者がやってきて、パルを暗殺しようとしてきます。
未遂に終わり、トゥルゾーの手下を捕まえます。バートリ夫人は彼らの首をはねて届けさせます。それからバートリ夫人は、ガーボルからメリージが熱病で孤独な死を迎えたことを知ります。
トゥルゾーは殺人の罪で、バートリ夫人を裁かれることにしようと企みます。夫人の馬車が通りかかり、真っ昼間から女性が殺されていきます。手には置物が握りしめられていました。
トゥルゾーは、次にドルゲド伯爵に接触を図ります。ドルゲド伯爵は、バートリ夫人の娘婿でした。このまま夫人が捕まれば、遺産は陛下に没収されることになります。トゥルゾーはドルゲド伯爵に、手を組むかどうか決めさせます。
ドルゲド伯爵は、クリスマスに一緒に過ごす計画を立てて、バートリ夫人を誘います。
バートリ夫人は戦うことを決意し、ピーター神父から危険を知らされます。ガーボルが守ってくれると、バートリ夫人は強気の姿勢です。
バートリ夫人は、使用人のルシアを家族と共に自由にします。ルシアが喜んでフィツコに話しかけて、帰ろうとしていると何者かに襲われます。
その声を聞いて、ピーター神父とシリルは後をつけていきます。そこには娘たちが大勢捕らえられていました。娘たちを逃がします。
フィツコは長らくバートリ夫人を守ってきました。ルシアが話しかけたフィツコは、トゥルゾーの部下が化けていました。本当の裏切り者は、使用人のドーラでした。
トゥルゾーは監禁の罪で、バートリ夫人を捕まえようとします。しかし、娘たちはどこにも監禁されていませんでした。
バートリ夫人は、トゥルゾーの剣を抜いて首に向けます。トゥルゾーの兵士たちに武器を捨てさせます。
トゥルゾーを馬車にのせますが、隙をつかれて、フィツコはやられます。そしてバートリ夫人は捕まり、パルに別れを告げます。
城の土から娘の遺体が見つかり、教会は人々に署名を促していきます。バートリ夫人の宝石は、トゥルゾーのものとなっていきます。ピーター神父はその様子を書留めて、枢機卿に送ります。
ドーラは拷問をおそれ、バートリ夫人が行っていたと証言していきます。フィツコはドーラに怒ります。
トゥルゾーの策略によって、ドーラを含めて、仕えていた侍女たちは火刑にされます。フィツコは首を切られて処刑されます。
侍女たちは必死に無実を訴え続けながら、火あぶりとなります。バートリ夫人は終身禁固刑となり、外部との接触を一切断たれます。
陛下は自分が不在のまま刑が行われ、相手の反論もなしに処刑をしたトゥルゾーに怒りをあらわにします。
トゥルゾーは不利な立場に立たされます。城から奪った財産を分ければ良いと、枢機卿から言われます。財産はピーター神父がメモをしていました。
捕らえられてるバートリ夫人の前に、ピーター神父がやってきます。バートリ夫人は年老いた姿をしていました。
トゥルゾーは、バートリの一族を滅ぼそうとしていました。ガーボルは領民の手によって亡くなります。パルは保護下のもと、バートリ夫人との絶縁を求められていました。
バートリ夫人は、神父からそのことを聞いて涙を流します。最後に神父に遺言状を頼むバートリ夫人でした。トゥルゾーに勝たせないでと、彼女は訴えます。
バートリ夫人は聖歌を歌いながら、ベッドの上で眠ります。ローソクの火が部屋に燃え移っていきます。
トゥルゾーはある神父に、バートリ夫人の埋葬を頼みます。自殺者だと神父は反対します。トゥルゾーは愛していたのだと告げます。
トゥルゾーはバートリ夫人が亡くなって、2年後に亡くなります。彼の財産は、次のハンガリー副王のエステルハージ伯爵によって横領されました。
トゥルゾーの未亡人は貧困と孤独の中で息絶えました。パル・ナダスディの血筋は今日まで受け継がれました。
トゥルゾーによる事実無根の非難により、バートリ夫人は史上最大の殺人者として、ギネス記録に名を残しています。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、ハプスブルク家のことなど歴史の勉強にもなります。戦争が行われた年度も字幕で流れ、バートリ夫人をメインに描いている作品です。
果たしてバートリ夫人の罪は、事実なのか考えさせられる作品に仕上がっています。策略によって捻じ曲げられたのか、それとも本当にバートリ夫人は史上最大の殺人者なのか興味深い内容になっています。
当時の衣装や、町の建物など上手に再現している映画です。時代を感じることができ、16世紀にタイムスリップしたかのように思えてきます。
今作を通して、噂などにより、誰かに事実を捻じ曲げられる怖さを知ることができます。噂ではなく、自分の目で確かめることの大切さを再認識できます。

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