「アラビアの女王 愛と宿命の日々」のネタバレあらすじ結末

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アラビアの女王 愛と宿命の日々の紹介:「イラク建国の母」という異名を持つガートルード・ベルの半生に迫った2015年製作のアメリカ映画。オスカー女優のニコール・キッドマンが主人公を演じ、ドイツの世界的映画監督ヴェルナー・ヘルツォークが監督と脚本を務めた。第65回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。

予告動画

アラビアの女王 愛と宿命の日々の主な出演者

ガートルード・ベル(ニコール・キッドマン)、ヘンリー・カドガン(ジェームズ・フランコ)、リチャード・ダウティ=ワイリー(ダミアン・ルイス)、トーマス・エドワード・ロレンス中佐(ロバート・パティンソン)、サイクス(ニック・ウォーリング)、ファトゥーフ(ジェイ・アブド)

アラビアの女王 愛と宿命の日々のネタバレあらすじ

【起】- アラビアの女王 愛と宿命の日々のあらすじ1

舞台は20世紀初頭のイギリス。裕福な家庭に生まれたガートルード・ベルは、女性ながらオックスフォード大学を首席で卒業する才女でした。彼女は大学卒業後間もなく社交界にデビューしますが、知識欲旺盛な彼女は叔父のいるテヘランに旅立つことを決意します。ガートルードはアラビア世界の文学の奥深さに心惹かれますが、それ以上に彼女を魅了したのはテヘランに駐在する外交官カドガンでした。カドガンはアラビア世界の文化に精通し、ガートルードを市場や遺跡など様々な場所に連れて行きました。カドガン自身もガートルードの知性と美しさに心惹かれ、二人はすぐに愛し合うようになります。

ある日、カドガンは二つに割れたアレキサンダー大王のコインの片割れを愛の証としてガートルードに渡します。カドガンから求婚を受けたガートルードは父親の許しを得るためにイギリスへ帰国しますが、父親は貧乏な外交官カドガンとの結婚を許そうとしません。ガートルードは懸命に父親を説得し続けますが、そんなある日テヘランからカドガンの訃報が届きます。崖から落ちた事故死とされていましたが、ガートルードはカドガンが結婚を許されないことに絶望し自ら命を絶ったと確信していました。ガートルードは遺品のコインの片割れを受け取り、カドガンの死に涙するのでした。 この映画を無料で観る

【承】- アラビアの女王 愛と宿命の日々のあらすじ2

カドガンの死から三年後、ガートルードは自らがいる場所をアラビアの砂漠に求めていました。ガートルードはアラビア世界の考古学を学ぶべく、ファトゥーフら数人の現地の召使を連れて砂漠を旅し続けていました。イギリスの軍人サイクスはこのガートルードの活動に警戒心を抱いていました。オスマントルコとの戦争が間近に迫る中、ガートルードの旅はもめ事の原因になりえたからです。しかし、ガートルードはサイクスの圧力に屈せず旅を続行します。そんなガートルードにダマスカス領事のワイリーは特製の拳銃をプレゼントするのでした。

砂漠に出たガートルードは太古の文化の遺物に触れる機会に恵まれ、後に「アラビアのロレンス」として知られるようになる発掘隊の青年トーマス・エドワード・ロレンスとも交流を深めていきます。そんなある日、ガートルードは砂漠でドゥルーズ部族からの襲撃を受けます。ガートルードは大人数を前にして、「死ぬなら部族長の手にかかって死ぬわ」と叫び、部族長の元に案内するよう要求。部族長の元に連行されたガートルードでしたが、部族長からは賓客として手厚くもてなされます。ガートルードのアラビア文化への深い教養と勇敢さに部族長は心打たれたのです。ガートルードもまたそのお礼にワイリーから贈られた特製の拳銃を部族長に贈り、さらに親交を深めるのでした。

ダマスカスに戻ったガートルードは、サイクスからアラビア世界に潜入するスパイになるよう求められます。しかし、ガートルードはこれを固辞、誰のためにもスパイにはならないとサイクスに告げるのでした。一方、ガートルードはワイリーと惹かれ合う関係になっていました。ワイリーは妻ある身であり、またガートルード自身もカドガンへの思いを持ち続けていましたが、二人の愛は止められないものとなっていました。ガートルードは再び砂漠に旅に出ますが、ワイリーへの日記を書くことを約束し、またワイリーからも愛を綴った手紙が道中届けられました。

【転】- アラビアの女王 愛と宿命の日々のあらすじ3

ガートルードの今回の旅の目的はアラビアの覇者イブン・ラシードと会うことでした。ガートルードの評判はアラビア世界に広く知れ渡っており、道中でガートルードは地元部族長から手厚いもてなしを受けます。そこでガートルードはアラビアの部族間の争いが予想以上に複雑化していることを知ります。部族長の支援を受け、ガートルードはイブン・ラシードの居城へ辿り着きますが、そこで仲間と引き離され監禁されてしまいます。世話役の女性との交流を通じて、ガートルードは王家の混乱した事情に少しずつ気づき始めます。ガートルードが会いたいと望んでいたイブン・ラシードはすでに亡くなり、今は若い王が即位していました。しかし、その実権は王の叔母が握っているというのです。

監禁から数週間が経ち、ようやくガートルードは新しく即位したイブン・ラシードとの謁見を果たします。しかし、イブン・ラシードはガートルードにハーレムに入るよう求めてきました。ガートルードはこの言葉に対して、既婚女性に触れてはいけないという預言者の言葉を引用し、城を去って行きました。ガートルードはこの経験を通じてイブン・ラシードの治世がそう長くは続かないことを確信するのでした。

旅から戻りワイリーとの再会を喜ぶガートルードでしたが、ワイリーが従軍を決めたことを知り驚愕します。戦争が終わったら妻との仲を清算し、一緒に生きよう…ガートルードはその言葉を信じ、ワイリーの帰りを待つことを決意するのでした。 この映画を無料で観る

【結】- アラビアの女王 愛と宿命の日々のあらすじ4

時は流れ、第一次世界大戦の真っただ中の1916年、東方書記官として政治家の道を歩み始めていたガートルードは、チャーチルらイギリス軍部に招聘されます。オスマントルコの分割をめぐり、イギリス軍部はアラビア世界の部族事情に精通するガートルードの知識を必要としていたのです。アラビア世界独立の立役者として活躍していたロレンスとガートルードはここで再会を果たしますが、欧州列強の強い影響下でのアラビア世界の独立に嫌悪感を覚えていました。

そんな中、ガートルードはワイリーが大英勲章を授与されたという噂を知ります。大英勲章は戦死した軍人にのみ与えられる栄誉であり、それはワイリーの死を意味していました。ガートルードは愛する人との二度目の別れに悲しみに暮れますが、変革し続けるアラビア世界にとってガートルードの存在は不可欠なものになっていました。ガートルードはロレンスの求めに応じて、オスマントルコへの反乱の中心人物だったアブドゥッラー王子とファイサル王子と面会を果たし、ファイサルが未来の国王となることを予言します。ファイサルたちはガートルードのこれまでの貢献に感謝を示しつつ、ある疑問を投げかけました。なぜイギリス人のあなたが我々アラビア人を愛するのか?この質問に対して、ガートルードはこれまで旅を支え続けてくれたファトゥーフの存在を語るのでした。

「正真正銘『砂漠の女王』だ」。ラクダに乗り去って行くガートルードの後ろ姿を見つめながら、二人の王子はガートルードを称えました。その後、ガートルードが予見した通り、ファイサルはイラクの国王に、アブドゥッラーはヨルダンの王子になりました。ガートルードはその後も結婚することはなく、バグダッドで亡くなりその地で埋葬されたといいます。

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みんなの感想

ライターの感想

イラク建国の母として知られるガートルード・ベルを主役とした大河ロマンですが、政治家としてではなく、彼女の女性としての一面や研究者としての姿勢に迫っており、彼女のアラブに対する思いが伝わってくる作品です。主役を演じたニコール・キッドマンは相変わらず美しいのですが、主人公の20代前半から50代までを演じているにもかかわらず、見た目にまったく変化が見られないのは少し違和感がありました。

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