「ウルフオブウォールストリート」のネタバレあらすじ結末

ウルフ・オブ・ウォールストリートの紹介:2013年製作のアメリカ映画。マーティン・スコセッシ監督による伝記・コメディ映画。実在の株式ブローカーで、ウォール街の狼と呼ばれた男・ジョーダン・ベルフォートの回想録を原作としている。

予告動画

ウルフオブウォールストリートの主な出演者

ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)、ドニー・アゾフ(ジョナ・ヒル)、ナオミ・ベルフォート(マーゴット・ロビー)、マーク・ハンナ(マシュー・マコノヒー)、ピーター・デブラシオ(バリー・ロスバート)、パトリック・デナム(カイル・チャンドラー)、マックス・ベルフォート(ロブ・ライナー)、リー・ベルフォート(クリスティーン・エバーソール)、ブラッド・ボブニック(ジョン・バーンサル)、チャンテル(クリスティーナ・キャス)

ウルフオブウォールストリートのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ジョーダンはウォール街で外務員試験の資格を取得するが、勤務初日がブラックマンデーで会社は倒産。アイルランドに職を求めたジョーダンは相棒・ドニーと知り合い、会社を興して成功する。 ②どんどん成功するがFBIのデナム捜査官に目をつけられ、ジョーダンは逮捕された。しかし有名人になったジョーダンはそれをも金儲けの手段にするのだった。

【起】- ウルフオブウォールストリートのあらすじ1

(オープニング。〝ストラットン・オークモント社〟のロゴが映画の協賛会社のように表示される)

1987年、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。
若い男ジョーダン・ベルフォートは、クイーンズ地区の小さなアパートで、会計士夫婦のいわば中流家庭に育ちました。
22歳でテレサという女性と結婚したジョーダンは、大手証券会社〝LFロスチャイルド社〟に入社します。
直属の上司は、ハンナというロン毛の先輩の男でした。
外務員試験に合格しないと実際の取引はできないので、ジョーダンは資格を取るまではハンナの下について電話番をします。
昼間からクスリを堂々とやるハンナは、「ウォール街で成功する」秘訣は2つあると言いました。
1つは「常にリラックスすること」、もう1つは「この世界での成功はコカインだ、頭の回転をよくする」…です。
ハンナについたジョーダンは、半年の間に業界の裏表を徹底して教わりました。もちろん、よくないことも、です。

半年後。
外務員試験の資格を取ったジョーダンは、やっとトレーダーとしてデビューする日がやってきました。ジョーダンは大活躍しようと、期待に胸を膨らませます。
ところが…ジョーダンがトレーダーとしてデビューした日は、1987年10月19日でした。
世にいうところの『ブラックマンデー』で、1929年以来の株価大暴落の日です。
ジョーダンがデビューの日に、なんと会社〝LFロスチャイルド社〟が倒産してしまいました。

求人情報誌を見たジョーダンは、なんでもいいから職を得たいと思います。妻のテレサがいるからです。
なんとなれば肉体労働でも辞さないと思っていたジョーダンは、テレサにロングアイランドに株式仲買人の仕事があると教えられました。
電話をしてそこに行くと、その店は小さな会社でした。
ウォール街のように大きな株を扱うのではなく、扱うのは店頭株(上場しない株)、いわゆる「ペニー株」と呼ばれるものです。
ところが。ウォール街では手数料は1%しか取りませんが、そこでは手数料を50%も取れるのです。
再就職したジョーダンは、上手なセールストークでたちまち4000ドルを客に売りつけました。その様子は店の同僚もびっくりです。
たちまちジョーダンは、その会社でも稼ぎ頭となりました。

その頃、飲食店にいたジョーダンに声をかけてきた中年男性がいます。
べっこうの縁眼鏡をかけた男性は、ジョーダンの乗っている黄色いスポーツカーをよく見かけると言いました。ジョーダンは12階、その男は4階…同じマンションに住んでいるのです。
男性はドニーと名乗りました。子供専用の家具屋に勤めているそうです。
いかにも高そうな車に乗っているジョーダンに、ドニーはずけずけと「いくら稼いでる?」と質問しました。風変わりなのですが、妙な魅力がある男性です。

【承】- ウルフオブウォールストリートのあらすじ2

ジョーダンが「先月は7万ドル」と答えると、もしそれが本当で、給与明細を見せてくれたら、今からでもジョーダンの下で働き始めると、ドニーは言います。
半信半疑でジョーダンが給与明細を見せると、すぐドニーは公衆電話から会社に電話して、辞めると言いました。ジョーダンはドニーを、面白い奴だと思います。
そしてそれ以降、ジョーダンとドニーはずっとよき相棒として、一緒に仕事を始めたのです。

廃業した中古車店の事務所を借りたジョーダンは、ドニーと一緒に会社を興しました。
設立当初は、ヤクの売人・ブラッドはじめ、ロビー、チェスター・ミンなど、従業員は数人です。
ごく初期は、なんでも売り買いしました。
1991年、ジョーダンは〝ストラットン・オークモント社〟という社名の会社を設立しました。顧客に信用されるようにと、ロゴマークもきちんと決めます。
ジョーダンは従業員に、徹底したセールストークを叩きこみました。ペンを渡すと「これを私に売りつけろ」と聞きます。
大抵の人は、ペンのよさを必死で伝えようとしますが、それは正解ではないのです。
頭のキレるブラッドは、「ここにサインしてくれ。ペンがない? ならこれを使え」とペンを差し出しました。上手に立ちまわるには、需要と供給を成り立たせることが大事です。
客よりも先にしゃべっては駄目、その日のうちに売り買いをさせる…など、重要なことを教えたジョーダンは、早速取引を開始しました。
ジョーダンの会社は、どんどん大きくなります。従業員も増え、オフィスも立派になりました。

ジョーダンが最初の会社でハンナに教わったのは、クスリと女性です。金も大事でした。
ジョーダンは惜しみなく従業員のために金を使い、やる気を引き出します。
そこには常に、ハンナに教わった「薬物」が関わっていました。ジョーダンは薬物を摂取し、ハイテンションで仕事をこなします。
会社が大きくなるたびに、社員全員でバカ騒ぎを行ないました。

さらに転機となることが起こります。
ジョーダンたちの活躍がウォール街でも話題になった頃、雑誌『フォーブス』が取材に来ました。
『フォーブス』はジョーダンを、「ウォール街の狼(ウルフ・オブ・ウォールストリート)」と称しました。会社の者はそれを喜び、ジョーダンをウルフと呼びます。
雑誌に載ったために、良くも悪くもジョーダンは超有名人となりました。
FBI(連邦捜査局)ニューヨーク支局のデナム捜査官は、ジョーダンに目を光らせます。

【転】- ウルフオブウォールストリートのあらすじ3

ジョーダンたちは相変わらずバカ騒ぎをします。数か月で社員は2倍に増えました。
税金対策で、ジョーダンは会計士の父・マックスを雇います。
父のマックスは、薬物を摂取して売春婦を呼び付けるジョーダンたちの乱痴気ぶりを咎め、「いつか報いがくるぞ」と言いました。しかし絶好調のジョーダンもドニーも、聞く耳を持ちません。
「クエイルード」という薬がありました。これはもともと1951年に、不眠症の人用に作った睡眠導入剤です。
ところがこの薬、15分眠るのを我慢すると、ハイな気分になれるのを誰かが気付きました。
米国政府が1982年に禁止薬物にしたものの、以後もしばらくその薬は出回ります。
ジョーダンたちも、この薬を使って騒いでいました。

その頃、ジョーダンは運命的な出会いをします。
いつもの騒ぎのパーティーに、ナオミという美人の女性が現れました。ジョーダンはひとめぼれします。
たちまちジョーダンはナオミと深い仲になり、やがて妻のテレサに露見しました。
テレサは3日後に離婚届を出し、ジョーダンはすぐにナオミと暮らし始めます。
結婚した時には豪華クルーザー『ナオミ号』をプレゼントし、そのまま3週間のカリブ海旅行に出かけました。
並行してジョーダンたちは、新たな目標を見つけます。上場できる企業を、自分たちで見つけるのです。新規株式公開といいます。

結婚して18か月後。
妻・ナオミとは少し倦怠期に入っていました。赤ん坊の娘・スカイラーもできています。
前の夜のジョーダンの騒ぎで毎朝ケンカをし、その後に仲直りをする…その繰り返しでした。
その日は〝スティーブン・マデン〟を上場する、記念すべき日です。マデンは女性用の靴のメーカーです。
これには裏があります。株の85%をドニーとジョーダンで保有しているのです(但し表ざたになるとまずいので、名義人はマデンのまま。それをあとで悪用される)。
上場すれば、株価も上がります。違法ではないかって? そりゃ、違法に決まっています。

FBIのデナム捜査官がやってきました。ジョーダンは口が上手ですから、うまいことかわします。
ところがデナム捜査官も一筋縄ではいかない人物でした。
デナムはジョーダンに宣戦布告をして去り、ジョーダンは腹を立てながらも応じます。
FBIに目をつけられたと知ったジョーダンは、金をどこかに隠さねばと思い、スイスの銀行に着目しました。
早速スイスへ飛び、投資家のソーレルに会っていろいろと聞きます。
ソーレルは「FBIや米国司法局にスイスの銀行が捜査協力をするのは、その罪がスイスでも犯罪に該当する場合だ」と答えました。当然、ジョーダンがやっていることは、スイスでも犯罪に当たります。

【結】- ウルフオブウォールストリートのあらすじ4

しかしソーレルは、遠回しにヒントをくれました。
「捜査をするのは、容疑者の口座のみ」…つまり、別の人の名義の場合には、捜査されないのです。

それを聞いたジョーダンは、結婚式で会ったナオミの叔母・エマを思い浮かべました。
エマが住んでいるイギリス・ロンドンへ向かい、頼みます。
ジョーダンの金だけではありません。ドニーの金も隠さねばなりません。
会社設立当初からいる、ブラッドの妻・シャンタールの家族を使おうということになりました。
シャンタールの家族は何往復もして、金を運びます。

その際、ドニーとブラッドが揉めているところをパトカーが見て、ブラッドが逮捕されてしまいました。
ドニーは帰宅すると、ジョーダンにお勧めのクスリ『レモン714』(先述の『ルード』の特別なもの)を2人できめました。
使用期限を過ぎているから効果がないのかと思い、2人して3錠のみます。
これは遅行性のものでした。あとで効き目が表れました。
クスリが効いた時、ボーからの連絡で「公衆電話からかけてこい」と言われたジョーダンは、家から2km先の公衆電話を使いに行き、ブラッドの逮捕と自宅に盗聴器が仕掛けられていると知ります。
ところが薬が効き始めたため、思うように身体が動きません。
階段を転げ落ち、車をのろのろ運転させて帰宅して、ドニーに電話を切るように言いました。しかしドニーはスイスに電話をしており、FBIに聞かれます。

さらに不運は続きます。叔母・エマが亡くなりました。エマに渡した金が相続できなくなると思い、モナコからスイスへジョーダンは急行しようとしますが、嵐に遭遇して船が沈没し、ジョーダンたちはイタリア人に救助されます。
それでも、乗るはずだった飛行機が落ちたのを見て、まだついているかなとジョーダンは思いました。
投資家のソーレルの線からばれ、ジョーダンは逮捕されます。

デナム捜査官に「捜査協力すれば減刑する」という交渉を受けたジョーダンは、身体に盗聴器を仕掛けられながらも、ドニーを売るまいと考えます。
ドニーと会うと「話すな、盗聴器がついてる」と書いた黄色い紙を見せました。
ところがドニーが裏切って、その黄色い紙をFBIに提出します。
収監されたジョーダンは、今度は仲間の罪を白状し、FBIが〝ストラットン・オークモント社〟に一斉捜査に入りました。24人以上逮捕されます。
20年近くの刑に処されるはずのジョーダンは、捜査協力で3年に減刑されました。
ネバダ州の刑務所に入ります。

しかし、転んでもただでは起きません。
この件で、ジョーダンはまたも有名人になりました。
それを逆手に取り、ジョーダンは講義を開くのです。有名人ですから、みんなが聞きにきます。
その講義の生徒に対して、ジョーダンはペンを差し出して「このペンを私に売れ」と言いました。
誰もがペンのよさを必死で訴えようとするのを見て、ジョーダンは厳かにスピーチを始めるのでした…。

みんなの感想

ライターの感想

ウォール街を舞台に金とドラッグに塗れたハチャメチャな人生を送るある男の物語。
これはジョーダン・ベルフォートという男の実話を元に描かれた映画であることは知られていると思いますが、実際映画を観た人は「本当にこんなことありなの?」と思うに違いないでしょう。
映画なのできっとほとんどが脚色に違いないと思いきや、ジョーダン・ベルフォートへのインタビューで映画の中の衝撃的な出来事はほぼ実話であると判明しました。ヨットが沈没、オフィスに猿、女性を丸刈り、金魚を食べる同僚、すべて事実だと言うから驚きです。
そしてサプライズは映画最後にチラッとご本人の登場です。舞台でベルフォートを紹介する司会者こそ本物のベルフォートだそうです。
人生をそのまま描いただけで映画になっちゃうなんてすごい人物ですね。

ライターの感想

すごくハイテンションな3時間。
見ていると「これ、ほんとにあった話なの!?」と思うほど、ぶっとんだ内容。
ほとんどが、札束と女性とクスリがゆきかう話。
見る人が見ると、もしかしたら不愉快で顔をしかめるものかも。
それを上手にブラックコメディに仕立てあげている。
…さすがに、3時間は長すぎると思うんだけど…。
よくもこれだけ、いろんなことをしたなと思わせたら儲けもの。
前科すら利用するという「したたかさ」。それが監督のねらい。

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The Wolf of Wall Street (Soundtrack)