「カンナさん大成功です!(2009年日本)」のネタバレあらすじ結末

カンナさん大成功です!(2009年)の紹介:2009年公開の日本映画。韓国でも映画化された鈴木由美子の人気コミックを、山田優主演で新たに映画化したラブ・コメディ。ファッション業界を舞台に、オシャレでキュートな女性たちの奮闘を描く。

予告動画

カンナさん大成功です!(2009年日本)の主な出演者

神無月カンナ(山田優)、カバコ〔伊集院ありさ〕(山崎静代)、隅田川菜々子(中別府葵)、蓮台寺浩介(永田彬)、森泉彩花(佐藤仁美)、綾小路篤(柏原崇)、橘れい子(浅野ゆう子)、美樹(秋本祐希)、結城真一郎(田宮五郎)

カンナさん大成功です!(2009年日本)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ブスでデブの神無月カンナはいじめられっぱなしの人生。一念発起して全身整形をし、美人に生まれ変わる。人生で唯一優しく接してくれた初恋の男性・浩介に近づくが、浩介の周囲に美人が多いのを見て出世をめざす。 ②新規ブランドのメンバーに抜擢されたカンナは、同僚のカバコや菜々子と友情を深めた。ブランド発表の際に整形を発表したカンナにみなは共感、カンナは受け入れられ浩介とも結婚。

【起】- カンナさん大成功です!(2009年日本)のあらすじ1

(過去の回想シーンや、一部のものは粘土細工の人形を使っての、劇画タッチで。
また主人公の視線はすべて8mmカメラっぽく撮影している)

神無月(かんなづき)カンナは幼少の頃から、ブスでデブということで、いじめられ続けていました。
石を投げられるのは当たり前で、女学生時代にも同じ女子からいじめられます。
あだ名はブタゴリラで、カンナ菌が伝染するから近寄るなと言われました。
カンナは就職してからも、やはりいじめられます。
カンナの趣味は洋裁でした。
趣味の洋裁を生かす亀戸商会というアパレル企業の縫製工場で働き始めてからも、同僚の女性からはブスでデブという、それだけでいじめられます。
同僚にはカンナと似たような、ぽっちゃり体型の女性がもう1人おり、「ブタゴリラ」のカンナに並んで、その女性は「カバゴリラ」「カバコ」と呼ばれていました。

いじめられっぱなしの人生のカンナは、ある日、恋に落ちます。
縫製工場前で、梱包済みの段ボールを持ったまま転倒したカンナに、優しく声をかけてきた男性がいました。それは、亀戸商会の本社に勤める営業職の男性社員・蓮台寺浩介(れんだいじ こうすけ)です。
カンナはそれまで誰にも優しくされたことがなかったので、浩介にひとめぼれをしました。浩介は、カンナを見た目で判断せず、カンナの顔を見た後でも優しく接してくれました。
そんな浩介にふさわしい女性になろうと考えたカンナは、一大決心をします。
会社を辞め、貯金をはたいて死んだ気になって、全身整形をしたのです。

472万1960円かけて全身整形美人になったカンナは、やっとこれで浩介に会えると思いました。
カンナはどこからみてもパーフェクトな美人に生まれ変わります。
ところが…長いあいだの「ブスの生き方」がたたり、美人になった今でも、カンナはときどき卑屈な態度を取ってしまうのでした。
亀戸商会の受付で履歴書を出していたカンナは、その場を通りかかった男性・結城真一郎に見出され、その美しさを買われて受付嬢に抜擢されます。
当初、同僚の受付嬢たちは、いきなり降って湧いたカンナに反感を抱きました。しかし一緒に働くうちに、カンナの心強い味方になってくれます。

ところで亀戸商会の本社には、新ブランド企画のメンバー、通称:チーム・ビューティという美人の集団がいました。
さらに取締役の女性・橘れい子も美人で、本社には美人が多いとカンナは思います。

【承】- カンナさん大成功です!(2009年日本)のあらすじ2

同じ美人でもランクがあると思ったカンナは、大好きな浩介に見合うために「仕事もできる美人」になろうと考えました。今のままでは勝てないと思い、出世を志します。

チーム・ビューティのひとり、隅田川菜々子を見たカンナは、菜々子が浩介と親しげに話しているのを見て、菜々子を見習おうと思います。
菜々子をつけまわして同じカフェに入ったカンナは、カフェでも美人エリアとブスエリアがあるのだと気付きました。
美人エリアはカフェ入り口に近く、窓ガラスから見える目立つ場所です。
いっぽう、ブスエリアは店内の奥まった目立たない場所で、トイレにも近いところでした。
ブスエリアの人たちは、メニューを見て注文を決めても、おどおどして店員に声をかけられずにいます。
つい先日までブスエリアにいたカンナは、そのエリアの女性たちの気持ちが痛いほど理解できるのでした。

菜々子を観察したカンナは、美人の心得なるものを学習します。これはあくまでカンナが感じたことなので、実際とは異なるとは思いますが…。
『美人七箇条
その壱 謝らない
その弐 (金を)払わない
その参 (人の話を)聞かない
その四 (列に)並ばない
その五 譲らない
その六 仕事ができる
その七 威風堂々』
ためしに商店街で大根を買ってみると、八百屋のおじさんがでれでれと鼻の下をのばし、無料でくれました。それだけでなく、他の店の店員さんも持って帰ってくれと、品物を差し出すくらいです。
美人効果はここまで大きいのかと、カンナは思いました。

その頃、新規ブランドのデザイン募集のポスターを見たカンナは、これに選ばれれば出世できると思い、応募してみます。
菜々子と共にランチに行ったカンナは、前の職場の同僚・カバゴリラが合コンの席で、やりたいだけの男性・綾小路篤に連れられていきそうになるのを、止めます。
「ブスだって夢くらい見なさいよ」という言葉に刺激されたカバゴリラは、カバゴリラに「生まれつきの美人」と言われて有頂天になりました。
通称:カバコをおしゃれにしようと協力します。
菜々子とカンナはカバコを連れ、おしゃれな髪型、おしゃれなファッションに仕立て上げました。名乗ったカンナは素性がばれかけますが、同姓同名の別人だと思われます。

洗練されて立ち居振る舞いも堂々となったカバコを見て、やりたい目的だった綾小路篤は、好意を寄せるようになりました。
本気でカバコを口説こうと思い、綾小路もモテ男ファッション雑誌をチェックして、洗練して現れます。

【転】- カンナさん大成功です!(2009年日本)のあらすじ3

新規ブランドのデザインコンテストで、カンナは特別賞を受賞しました。
大賞を受賞したのは伊集院ありさという女性で、カンナは「名前までもが美しい」と思います。
その伊集院ありさとは、カバコのことでした。カンナは驚きます。
(本名が判明したものの、映画では最後までカバコ呼びなので、そのまま通す)
取締役の橘れい子は、カバコ、カンナ、菜々子の3人に、新ブランドの立ち上げを命じました。
3人は喜んで、3か月後に開かれる新ブランド準備室に詰め、デザインを考案します。

その頃、浩介が出張先で見かけたお土産、ひぐまの着ぐるみを着たキューピーの携帯ストラップをくれました。
渡そうとした浩介は、女性にプレゼントする代物じゃないと引っ込めようとしますが、カンナは喜んで受け取ります。その姿を見て、浩介は好もしく思いました。

新ブランドの方向性を考えた3人は、カンナがふと漏らした「昔、友人が! 友人が『美人になったら着たい服』のスクラップブックを作っていた」という言葉を聞き、それをモチーフにしようと決めます。
可愛らしい服を次々に考案しますが、途中、デザイナーの結城真一郎の容赦ないチェックが入りました。結城はふだんは女性に優しくチャラいのですが、仕事になると鬼でした。
その仕事の鬼・結城のチェックも通過し、取締役のれい子のOKももらい、新ブランド『kanna(カンナ)』の準備が着々と進みます。

それを快く思わないのは、チーム・ビューティのメンバーでした。
メンバーの1人・森泉彩花がカンナの弱みを握ろうと、カンナの過去を調べます。
すると、同姓同名の別人が縫製工場で働いていたことを突き止めました。しかし写真を見ると全くの別人です。
更に聞き込みをした彩花は、「くしゃみが変わっていた(「ぶしゅん」というような音)」という手がかりを得て、カンナが整形したのではないかという疑惑を持ちました。

その頃、カンナが浩介に想いを寄せていると知った菜々子とカバコは、カンナの誕生日に浩介を呼ぶサプライズをしました。
いつのまにかカバコは、綾小路といい雰囲気になっています。
浩介と部屋で2人きりになったカンナはいいムードになり、キスをしますが、浩介は寝入ってしまいました。
それでも一歩前進したカンナは、また頑張ろうと思います。

新ブランド発表の1週間前のパーティーで、彩花がカンナの整形前の写真をみんなに見せました。さらにカンナにくしゃみをさせ、カンナが整形で綺麗になったことが浩介やカバコにばれます。

【結】- カンナさん大成功です!(2009年日本)のあらすじ4

ショックを受けた浩介は部屋を出ていきました。
取締役の橘れい子は、『美人になったら着たい服』というコンセプトに合致するということで、ブランドお披露目の時に整形のことも発表しろと言います。それが最大の売りになると見込んだのです。
菜々子とカバコは見世物になると止めますが、カンナは整形を発表すると約束しました。
菜々子からは「プライドくらい持ちなさいよ」と言われますが、「菜々子さんみたいになんでも持っている人には分からないわよ」とカンナは言います。

部屋を出て行った浩介は、混乱していました。カンナの顔に惹かれたわけではないのですが、整形していたと知ってショックを受けた自分に対して驚いたのです。
何が問題なのか考えた浩介は「カンナが整形を告白してくれなかったことに、ショックを受けている」のだと気付きました。まだまだ自分が一人前じゃないから、カンナも話してくれなかったのだろうと思います。
その話を聞いた綾小路は、カバコの笑顔を見て今は「いいな」と素直に感じられると言い、自信の有無がその人を輝かせるか否かだろうと言いました。

新ブランド『kanna』の発表会が開かれます。
菜々子は会社の体制に疑問を持ち、退職願を出しました。
カンナはファッションショーの後、自分が整形していることを告白します。
ブランドのショーはテレビ放送されており、取材に来たマスコミの人や、テレビを見ていた商店街の人など、みんなはびっくりします。
戸惑いのまま会見は終わりました。
ステージを立ち去ろうとしたカンナに、彩花が「恥も売り物にするなんてね」という言葉を投げかけます。さらに「整形でズルして楽してる奴がいい思いするなんて」とも言います。

それを聞いたカンナは、今までの思いを彩花にぶつけました。
「あなた、ブスだってことでいじめられてたことがないでしょ」
そう切り出したカンナは、今までブスでデブだというだけで、いわれなきいじめを受け続けていたということを訴えます。
そのうえで、一緒に喜んだり怒ったり泣いたりできる友人ができたから、生きていてよかったと思うと言いました。
この言葉は多くの女性の胸を打ちました。
ステージをあとにしたカンナには、共感する女性たちが拍手を浴びせます。

2年後。
カンナとカバコも会社を辞め(たぶん円満退社)、菜々子と3人で『kanna』のブランドを立ち上げていました。
カンナは浩介と結婚し、妊婦になっています。
産気づいたカンナは病院に運ばれ、出産しました。
生まれて来た赤ん坊を見て、「そういえば整形していた」ということを思い出します。
しかし浩介は赤ん坊を見て「可愛い」と言いました。

みんなの感想

ライターの感想

韓国版の映画を先に見てしまったので、どうしてもこちらのほうが見劣りしてしまう。
山田優はゴージャスな配役だなと思うのだが、ビフォーアフターの「ビフォー」のほうは全く見せてくれず。イメージダウンにつながるからか。
そういうのもあって、韓国バージョンのほうが全体的に面白かった。
へんに重たくならないように、との配慮は感じられる。
ところどころ人形で描かれるのも、重く暗い映画にならないようにとの演出だろう。
ただ…どっちがお勧めかと聞かれたら、やっぱり韓国版のほう。

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