「サウルの息子」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

サウルの息子の紹介:第68回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞したハンガリー映画。強制収容所で働くユダヤ人の数日間を描く。監督・脚本を手がけたのは、タル・ベーラに師事した新鋭のネメシュ・ラースロー。日本公開は2016年。

予告動画

サウルの息子の主な出演者

サウル(ルーリグ・ゲーザ)、アブラハム(モルナール・レべンテ)、ビーダーマン(ユルス・レチン)、顎鬚の男(トッド・シャルモン)、医者(ジョーテール・シャーンドル)

サウルの息子のネタバレあらすじ

【起】- サウルの息子のあらすじ1

1944年10月、ドイツが占領したポーランドのアウシュヴィッツにあるビルケナウ収容所。ハンガリー系のユダヤ人のサウルは、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊・ゾンダーコマンドとして働いていました。
ゾンダーコマンドはナチスに拘束されて貨物列車に詰め込まれてきた老若男女たちに話しかけ、シャワーを浴びるという名目で服を脱がせます。それからガス室に誘導し、あとはナチス軍がスイッチを押して大量虐殺を行っていました。
サウルは乱雑に積み重ねられた「部品」と呼ばれる死体の搬出と、飛び散った血や糞尿などの汚物処理に取りかかります。そして、殺されたユダヤ人が着ていた服から金目の物を集めてナチス軍に手渡します。
ゾンダーコマンドは数ヶ月の短い任期が終わると、自分たちも殺された同胞と同じようにガス室送りの運命にありました。

【承】- サウルの息子のあらすじ2

ある日、サウルはガス室の死体の中から生き残った少年を発見します。少年は別室に連れて行かれ、医師による心臓マッサージで命を絶たれます。
サウルは少年を自分の息子と思い込み、のちに少年が解剖されることを知ると、遺体をユダヤの教義に則って埋葬したいと医師に懇願します。どうにか少年の遺体を回収することに成功したサウルは、ビルケナウ収容所内でユダヤ教の聖職者であるラビを捜し出すために奔走します。
一方、ゾンダーコマンドの間では、武装蜂起の計画が秘密裏に進んでいました。彼らは倉庫から武器や火薬を少しずつ集め、収容所内にネットワークを作り上げていました。しかし、サウルだけは戦いを顧みず、少年の埋葬に執着していました。

【転】- サウルの息子のあらすじ3

サウルは少年を葬るためにラビを探し続けます。噂を聞きつけてラビを見つけるも、祈祷を拒否するラビに暴力を振るい、結果死なせてしまいます。
サウルは少年の遺体を自分の寝床に隠し、仲間から「ここは生者の場所だ」と一蹴されます。
ゾンダーコマンドは着々と反乱の準備を進めていました。サウルは女性が働く収容所の棟に出向き、連絡係の女性から爆薬を受け取ります。
その間にも続々とユダヤ人の貨物列車が到着し、いよいよ収容所ではガス室や焼却施設が足りなくなります。そこでナチス軍は大きな穴を掘り、服を脱がせたユダヤ人を放り落としていきます。さらに、裸のユダヤ人に機関銃を発射したり、火炎放射器で炎を浴びせる残虐行為に走ります。
大混乱に陥った収容所内で、サウルは裸のユダヤ人の中から「ラビ」を名乗る男を見つけ出します。男を寝床に囲み、反乱計画に必要な爆薬を落としてしまったサウルは、仲間に殴打されます。

【結】- サウルの息子のあらすじ4

サウルは仲間から「お前に子どもはいない」と問い詰められます。サウルは妻との間の子どもではないと答え、いつ生まれた子どもなのかと聞かれると、言葉を詰まらせました。
結局武装蜂起は実行され、サウルは少年の遺体を担いでアウシュビッツを飛び出します。人気のない野原で埋葬を試みるも、ラビを名乗る男は祈祷をせず、渡河して逃げ出します。サウルが渡河する際に少年の遺体は川に流されてしまいます。サウル自身も窮地に陥りますが、間一髪のところで仲間に救い出されます。
サウルは脱走したゾンダーコマンドと山小屋で休憩を取ります。そこに突然現れたナチス系の少年が小屋を覗き込み、目が合ったサウルは静かに微笑みます。
その後、逃げ出した少年は追手のナチス軍に密告し、サウルたちが全員射殺される場面で、物語は幕を閉じます。

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