「ザウォーターウォー」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ザ・ウォーター・ウォーの紹介:2010年制作。南米で実際に勃発した水道事業をめぐる争いを描いている。監督はイシアル・ボジャイン、脚本はポール・ラヴァーティ、主演はルイス・トサル、ガエル・ガルシア・ベルナルで贈る作品。

予告動画

ザウォーターウォーの主な出演者

コスタ(ルイス・トサル)、セバスチャン(ガエル・ガルシア・ベルナル)、ダニエル(ファン・カルロス・アドヴィリ)、アントン(カラ・エレハルデ)、ジュアン(ラウール・アレバロ)、アルベルト(カルロス・サントス)、マリア(カサンドラ・シアンゲロッティ)

ザウォーターウォーのネタバレあらすじ

【起】- ザウォーターウォーのあらすじ1

2000年、ボリビアのコチャバンバに、映画を制作しに一行がやってきます。制作責任者はコスタで、現地のエキストラを募集すると、1日2ドルの報酬に長蛇の列ができます。
一人ひとり面接はできないと、コスタはセバスチャンに選ぶように指示します。数名を選んで、警備員に帰るように説得させます。しかし、長い時間待ち続けた人や、遠くから来ている人もいて抗議してきます。
セバスチャンは面接を一人一人行うと約束します。面接にきたダニエルの面構えが、セバスチャンは映画の首長役にぴったりと気に入ります。コスタはトラブルを起こすと反対しますが、セバスチャンの押しに負けます。
コスタは映画のキーともなる大きな十字架を用意します。ヘリコプターで運び、専門家を雇わずに、民間の人に取り付けを依頼します。これでコストが抑えられたと満足げですが、危険だとセバスチャンは怒ります。
映画はラス・カサスを題材とした物語です。ある日、マリアは普段のダニエルを取材していました。彼は7キロも先にある井戸を購入し、皆と水をひくために工事をしていました。
そこへアグアス・デ・ボリビア社の社員がやってきます。ダニエルらは何しにきたと、車の窓ガラスを割るなどして追い返します。
アグアス社の社員は後日やってきて、ひいた水の鍵を取り替えようとします。生活水がなくなると、子供たちを育てる母親たちが抗議にきます。

【承】- ザウォーターウォーのあらすじ2

ダニエルは仲間と共に、この現状に納得がいかず、アグアス社の前で抗議デモを行います。その様子を見ていたコスタでした。
撮影の船を作っている場所に、出演者であるダニエルと娘のベレンは来ていました。コスタはダニエルに、撮影があることから、3週間は抗議をしないようにと釘を差しておきます。
電話がかかってきて、コスタは出資者らしき人物と楽しく喋ります。ダニエルのことをいまいましいほど使えると皮肉を言い、一日2ドルで出演者たちは大喜びだと笑っています。
電話が終わり、ダニエルはアメリカに2年働いていたことから、コスタの言葉を解釈していました。ダニエルは娘を連れて帰ることにします。
後日、ベレンの場面を試写室で見ることになり、ダニエルは娘を連れて帰ります。コスタはその後に、彼の自宅を訪ねて謝罪をしに行きます。
映画の撮影は進んでいきます。植民地とした支配者たちは、部族に黄金を税金として納めるように強制していました。
逃げ出した部族たちが、犬に追われて食われていく場面を撮影します。セバスチャンはエキストラの女性に、犬に食われないために、赤ん坊と共に川の中に入る場面を説明します。
しかし女性たちは、そんなことはありえないと撮影を拒絶します。実際にあったことで必要な場面でしたが、セバスチャンはコスタからの助言で諦めることにします。
ダニエルは人々を集め、広場を占拠してデモを行うことを先導します。年間450ドルも水道代に払えるかと、住民の怒りはマックスに達していました。

【転】- ザウォーターウォーのあらすじ3

翌日、彼らのデモには大勢の人々が参加します。武力衝突となってニュースでも報道されます。
コスタは出資者から、直ちに出国するようにと言われます。出資者は出資を取り消すとまで言ってきます。
武力衝突により、ダニエルは怪我を負います。大勢の人が関わっていることから、コスタは他の人に任せるように指示します。ダニエルがいなくなれば撮影できなくなってしまうのです。
コスタは黙り込んだままのダニエルを金で納得させます。5000ドルを前金として渡し、残りの5000ドルは後で払うと約束します。
翌日の撮影では、ダニエルだけでなくエキストラ全員が来ませんでした。怒った住人が町を封鎖したのです。
セバスチャンは十字架のシーンだけ撮り終えれば、映画として何とか完成すると考えます。しかし、ニュースでダニエルが逮捕されるのを見てしまいます。
コスタは早急に金を用意してもらい、警察を買収してダニエルを釈放してもらうことにします。買収することに成功しますが、警察は撮影が終わったら逮捕することを条件に掲示してきます。
翌日、何とか十字架の場面を撮影することが出来ます。ダニエルら部族の13人が、キリストと使徒に例えられて火あぶりにされる場面です。
撮影が終わると、警察がやってきて、ダニエルを捕まえようとします。ダニエルが車に乗せられると、エキストラの皆は彼を救うために、パトカーを押して横転させます。
中からダニエルを救い出し、警官を連れ去ってしまいます。セバスチャンは現実のことかと恐怖します。

【結】- ザウォーターウォーのあらすじ4

武力衝突は更に激化し、ボリビア政府は非常事態宣言を発令します。出演者の一部は怖いことから、国へ帰らせてくれとコスタに頼みます。
契約上、無理だとコスタは説明します。アルベルトがラス・カサスに例えて、最後まで撮り終えることが重要だと語ります。納得してくれて、撮影は続行となります。
安全のため、警備員を雇って、車で8時間先にある場所での撮影に向かいます。早くしなければ、軍が道路封鎖してしまうため、映画関係者は急いで車に乗り込みます。
そこへダニエルの妻・テレサがコスタに頼みをしに来ます。ベレンがデモについていき、市内で怪我をしたらしいのです。
反対するセバスチャンを説得させ、コスタはテレサを車に乗せて市内に向かいます。軍と市民との激しい衝突が繰り広げられていて、コスタたちの車も銃撃されます。
何とか病院に到着すると、ベレンが足を負傷していました。かなり容態が悪く、コスタは警察を買収してでも、病院に連れて行くと車に乗せます。
橋の上まで行くと、道路が封鎖されており、テレサが市民を説得して通してもらいます。無事に病院に到着し、ベレンは助かります。しかし、医師からは足を救うことができたけれど、歩くことが困難になるとコスタは言われてしまいます。
セバスチャンらは撮影場所へ向かっていましたが、軍によって道路封鎖されていました。ここまでだと、出演者や撮影スタッフは空港へ向かうことにします。セバスチャンとアルベルトだけは残ることにします。
コスタはダニエルを探しに、アグアス社の前に行きます。軍はいなくなっており、衝突によって散々な状態となっていました。
しばらくして、コスタが倉庫にいくと、ダニエルがやってきます。アグアス社は撤退を決めたと新聞に載っていました。新聞には抗議しているダニエルの姿も載っていました。
ダニエルは他に手段があればいいのだけれどと呟きます。ベレンを助けてくれたことに感謝し、餞別として箱をコスタに渡します。
コスタは映画を完成させるけれど、戻ってこないことを告げます。タクシーに乗ったコスタは、餞別の箱を開けます。中には水の入った容器がありました。

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みんなの感想

ライターの感想

この映画は、映画の中で映画を撮影しています。その内容と現実で起こっている水による争いが、どこか類似しているように解釈を与えてきます。
植民地を支配しようとする過去の人々を映画で、外国からきた企業が水を支配する様を現実で描いています。この描き方が見る人々に大切なメッセージを送っているかのようでした。
劇中では議論する場面も存在し、長い台詞を喋る出演者たちの凄さも伺えます。それに加えて、役になりきっている彼らの姿に目を奪われます。
美しい風景と、壮絶な争いとのギャップが頭の中に印象づけてきます。しっかりとした映画で、見て間違いのない作品です。

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