「ジグザグキッドの不思議な旅」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ジグザグキッドの不思議な旅の紹介:2012年制作のカラフルな痛快ロード・アドベンチャー。13歳になる少年の自分探しの旅を描いている。2013年ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門オープニング作品。イスラエルの世界的作家、デイヴィッド・グロスマンの児童文学作品が原作。監督・脚本は「ネコのミヌース」のヴィンセント・バル。出演は「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニや「コッホ先生と僕らの革命」のブルクハルト・クラウスナー。

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ジグザグキッドの不思議な旅の主な出演者

ローラ(イザベラ・ロッセリーニ)、フェリックス(ブルクハルト・クラウスナー)、ヤコブ(フェジャ・ファン・フエット)、ノノ(トマス・シモン)、ガビー(ジェシカ・ゼイルマカー)、ゾハラ(カミーユ・ド・パズイ)

ジグザグキッドの不思議な旅のネタバレあらすじ

【起】- ジグザグキッドの不思議な旅のあらすじ1

父のヤコブを尊敬しているノノは、幼い頃から刑事の仕事を教わります。ヤコブはスーパー刑事なのです。
しかし、亡くなった母のゾハラの事は決して喋りませんでした。今はヤコブの秘書のガビーと一緒に3人で暮らしています。
ガビーは何かと口癖に喋っている事があります。それは世界一の泥棒のフェリックスの事です。彼は世界中に愛人がいて、誰にも捕まらない世界一の泥棒です。
しかし彼は一度だけ捕まった事があります。捕まえたのは、スーパー刑事のヤコブでした。
いとこの成人の祝いに行ったノノ達は、退屈な時間を過ごします。いまいち盛り上がりに欠けていたのです。
そこでノノは、屋根からパラソルを持って飛び降ります。上手く風に乗って、ゆっくり落ちる妄想をしますが、現実はケーキの上に真っ逆さまです。
ケーキをぶち壊し、照明器具が破損して発火します。散々な事になって、ノノはおじさんの家に行くことになります。
汽車に乗り込むと、非常ブレーキをかけて止めようかと思います。しかし、父とガビーが結婚するかどうかの話しをしている時に、突然戻ってきたら二人の仲がこじれると思って止めます。
リュックの中から大好きなチョコレートを取り出します。そこには警察の機密文書が入っていました。
読んでみると、父からの凄腕刑事になる試練が書かれていました。汽車の中にいる父の師匠を見つけるように指示が書かれています。
白髪のお爺さんを見つけて、彼が父の師匠だと思います。彼がフェリックスだと気づくのは、もう少し後になります。
お茶を一緒に飲んだ後、フェリックスはノノを機関室に連れていきます。途中で車掌から鍵を盗んだフェリックスは、ノノが病気がちで見せて欲しいと運転手に頼みます。
困っている運転手に、小型の銃を使って脅します。非常ブレーキをかけさせてもらって、フェリックスとノノは用意していた白い車に乗り込みます。 この映画を無料で観る

【承】- ジグザグキッドの不思議な旅のあらすじ2

フェリックスは、泥棒をした後に残していく稲妻の形をしたネックレスを置いていきます。実はこれは、稲妻ではなくジグザグをイメージしていたものでした。
しばらく走って、小屋に車を隠します。見つからないように車を変えることにしたのです。
変装もした二人は、警察の検問を突破してニースへと向かいます。ノノは母の後ろ姿が映っている写真を持っていました。
その場所がどこで、実は馬に乗っている事などフェリックスは知っていました。実はフェリックスのよく知る人物なのです。
二人がやってきたのは、ノノが大好きな歌手のローラのコンサート会場でした。こっそりと楽屋に二人は忍び込みます。
歌い終わって帰ってきたローラは迷惑がります。しかし、ノノの姿を見て一緒に家に帰ることにします。
ローラは赤いスカーフを渡そうとしてきます。いきなり渡すことに賛成でないフェリックスでした。
フェリックスは母の謎や赤いスカーフ、ジグザグのネックレスについて、ノノに自分で気づかせたかったのです。
ノノはガビーから赤いスカーフと稲妻のネックレスがあれば世界一と、何度も聞かされていました。
今夜は眠ることになったノノ。子守唄をローラが唄ってくれます。その晩、クローゼットから馬に乗って出て来る母、ゾハラの姿を見ます。
翌朝、目覚めたノノは新聞を見ます。自分が誘拐されていて、父が探していることに気づきます。
ノノはフェリックスが逮捕された恨みから、誘拐したのだと考えます。家を飛び出して、公衆電話で父に電話をします。
しかし父は、母の事を聞いても答えてくれませんでした。ノノはローラの家に戻って、フェリックスの銃を奪って逆に質問をすることにします。

【転】- ジグザグキッドの不思議な旅のあらすじ3

フェリックスはゾハラが同僚なのだと言います。ゾハラはチョコレートが大好きでした。
チョコレートの事を聞いて、ノノはふと思い出します。父とチョコレートに買いに行くことになって、選んだチョコの銘柄はルクソールでした。その時に父は悲しい表情を浮かべていました。
フェリックスは、ゾハラもルクソールのチョコレートが大好きだったのだと言います。そしてルクソールの会社にノノを連れていきます。
ここはゾハラも好きだった場所でした。しかし彼女は、隣のダイヤモンドなど高額な宝石が保管されている建物を好みました。
そして宝石を手にしたゾハラは、トレードマークでもある銀のハーモニカを吹いて警備員に気づかれます。多数の警官が取り囲んできます。その中にはインターポールの刑事だった父の姿がありました。
ゾハラはクレーン車に飛び移り、ルクソールの会社の中を通って逃げようとします。警官達は気づいていませんでした。
しかし、ヤコブだけは気づいて会社の中へと追いかけます。両者が銃を構える状況になり、スーパー刑事のヤコブは右肩に銃弾を受けます。
彼女が使っていた銃は、ノノが今持っている小型の銃でした。父が思い出として取っている弾は、ノノが首から下げています。小型の銃の弾と比べると同じでした。
ヤコブとゾハラの追いかけっこになり、ゾハラは大量のチョコレートの中に落っこちます。浮かび上がってこないゾハラをヤコブが助けに行きます。
二人はキスをして、ゾハラはヤコブと結婚しても良いと言います。ヤコブはゾハラに手錠をかけます。ノノは自分の母が泥棒だったことに気づきます。
フェリックスは彼女が自分の次に世界一の泥棒だったと語ります。そして幼い頃のゾハラの写真をノノに見せます。
その写真の裏を見ると、ゾハラがローラと同じ苗字である事が分かります。ローラはフェリックスの妻です。つまりフェリックスとローラは、ノノの祖父と祖母だったのです。
ノノは二人の事が分かって大喜びです。どうしてもヤコブは、二人の事やゾハラの事を隠しておきたい理由があったのです。

【結】- ジグザグキッドの不思議な旅のあらすじ4

ヤコブ達が追ってきたので3人は隠れます。車を取り調べ始められたので、どうしようか困ります。ノノはパトカーに鍵がつけっぱなのに気づきます。
3人はパトカーに乗って逃げ出します。そして予約していた湖の辺りで食事をすることにします。フェリックスは成人祝いにと手紙を渡そうとします。
しかし、ノノはゾハラの話しの続きが知りたい様子です。ローラが話し始めます。ゾハラが出所した後、ヤコブは警察を辞めます。
そしてアダムとイブのように幸せに暮らします。その場所は写真に映っていた「モン・ドゥ・ラ・リューヌ(月の山)」でした。
どうしても行きたくなったノノは、二人を置いて一人で向かいます。後からパトカーで二人は追いかけます。
誰も住まなくなった幸せな住まいはボロボロになっていました。写真が落ちていて、そこにはヤコブとゾハラの幸せな姿が写っています。
映画や小説のように生きたいゾハラと、堅実なヤコブは正反対の性格で衝突します。ゾハラは馬に乗って走り出し、崖から落ちて自殺をしました。
だからヤコブはゾハラの事を話したくなかったのだと思います。事実を知って悲しみ怒るノノの元に、ヤコブ達がやってきます。
ローラがパトカーで引きつけます。家の下に隠れていたフェリックスとノノ。フェリックスは、渡しそびれた手紙を渡します。
これは将来を察していたゾハラがノノに遺したものでした。そこには銀のハーモニカと譜面、そして愛してると書かれていました。
銀のハーモニカは、フェリックスからゾハラに、そしてノノに渡ります。ジグザグキッド、それがノノです。
表にでると、ヤコブだけは気づいて待ち伏せていました。フェリックスを逮捕しようとするヤコブに、ノノは辞めて欲しいと頼みます。
ヤコブはフェリックスを逃します。ノノはヤコブに、ゾハラが自殺した理由を尋ねます。自分を責めるノノに、彼女は心が不安定だったのだとヤコブは伝えます。
ガビーのことは、と尋ねるノノ。ヤコブは帰っていくガビーを急いで引き止めに行きます。
実はガビーが警察の機密文書として、ノノに送っていたのです。また、フェリックスを招待したのもガビーでした。ヤコブはその事に怒って、ガビーは帰っていくことにしていました。
汽車へと乗り込んで、館内放送を流します。ガビーが気づいて、マイク越しでプロポーズは辞めて欲しいと言います。
面と向かって、ヤコブがガビーにポロポーズをします。乗客や車掌達が祝ってくれます。
ノノの13歳の成人の祝いが開かれて、自分らしくいれば良いことを発表します。演奏が始まってエンディングです。

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みんなの感想

ライターの感想

この映画は、現実と過去が入り交じる演出が特徴的です。ノノとゾハラが喋ったり、出会ったりと不思議な空間を映し出しています。
湖の辺りの3人だけのレストランや、月の山、ニースの美しい街並みなど、見ているだけでお腹いっぱいになる映像の数々も映し出されています。
また、イザベラ・ロッセリーニのコンサートでの素晴らしい歌声、そしてノノに唄ってあげる子守唄と、その美声と優しさに癒やされる作品です。
注目して欲しいのは、チョコレートの中に落ちて決まる結婚です。ヤコブとゾハラがチョコレートまみれの中、キスをする姿は印象的で美しくロマンチックさ溢れます。
ストーリーが展開していくに連れて、ノノが成長していき、優しい大人達の姿が心温まります。特にフェリックスとローラの優しさがにじみ出ていて、これほど心温まる映画は他には無いかもしれません。
フェリックスとローラが祖父母だと分かった時のノノの喜ぶ姿には、心打たれてしまいます。そしてノノを抱きしめる二人の姿にも、その優しさと暖かさに心打たれます。
最後まで見終わって、母の謎が少しずつ解き明かされていく展開が、ミステリー映画のような印象も受けました。感動あり、恋愛あり、ミステリーありと、とても楽しめる作品です。

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