「セーラー服と機関銃卒業」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ,ファンタジー映画

セーラー服と機関銃-卒業-の紹介:2016年に公開された日本映画。1981年に公開され大ヒットした薬師丸ひろ子主演『セーラー服と機関銃』の続編にあたる作品で、原作は前作と同じく赤川次郎の『卒業-セーラー服と機関銃・その後』。ネット発の人気アイドルの橋本環奈の初主演として話題となった。監督は『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の前田弘二。角川映画40周年記念作品でもある。

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セーラー服と機関銃卒業の主な出演者

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セーラー服と機関銃卒業のネタバレあらすじ

【起】- セーラー服と機関銃卒業のあらすじ1

女子高校生にしてヤクザの組長でもある星泉は、手下たちとともに機関銃を手に殴り込みにいきました。しかしそれは夢で、泉は授業中に居眠りをしていたのです。授業が終わり、目を覚ました泉はクラスの男子たちにからかわれました。
下校した泉は、途中の商店街で街の人たちと気さくに話をします。そこに市長選の候補者くさかべが選挙活動のため通りがかりました。それを横目に、泉は自宅である「めだかカフェ」に戻ります。
泉が組長をしていた目高組は、今ではヤクザをやめてカフェの経営をしていました。若頭の土井をはじめ元ヤクザの店員たちはいまだの彼女のことを「組長」と呼び、泉を辟易させています。店の経営はあまり思わしくなく、元ヤクザの店員たちはいまだにヤクザ気分が抜けません。
そんな彼女の店に一人の女子高校生が訪ねて来ました。彼女はいんちきモデル事務所に騙されたという相談をもちかけてきたのです。
泉は元ヤクザの祐次と晴雄を連れ、モデル事務所に乗り込んでいき、違法な営業を止めさせようとしました。しかし事務所の社長はバックに浜口組というヤクザがいると言い出します。
ヤクザの抗争を避けるため、泉はその場は引き下がりましたが、その帰り道に浜口組の手下が現れました。泉は彼らとともに、浜口組長のもとに向かいます。
浜口は泉たちが麻薬入りクッキーを販売していると難癖をつけました。もちろん身に覚えのない泉はそれが言いがかりだとはねのけ、いんちきモデル事務所の件を突きつけます。しかし浜口はそれが自分たちと関係がないと言いました。浜口組がこの町で悪事を働かないという条件で、泉は目高組を解散していたのです。
浜口組の若頭の月永は、外部から他の組がこの町に手を伸ばしてきたのではないかと言いました。
その時、ダイナマイトをもった土井がやってきて浜口組の組員たちを脅します。泉は彼と一緒に帰っていきました。
一方、町を狙っている堀内組のボス・安井は、浜口組の組員・馬淵を手下に引き込んでいました。安井は馬淵から自分たちの邪魔になる泉について聞き出します。かつて目高組の組長だった星嗣夫が、姪として面倒を見ていた泉と一緒にいるところを襲われ、暗殺されました。目高組は血縁者が後を継ぐのがしきたりだということで、身よりのなかった泉が組長を継いだのでした。
伯父を殺されて浜口と対立した泉でしたが、浜口組が商店街に手出しをしないという条件で協定を結び、目高組を解散したのです。安井はそんな泉のことを嘲笑い、自分がその協定をぶち壊してやると言いました。 この映画を無料で観る

【承】- セーラー服と機関銃卒業のあらすじ2

麻薬入りクッキーの出所を探していた泉は、祐次と晴雄とともに売人をあたりました。その売人たちは、自分が浜口組の下請けだと言い出しました。泉は馬淵に電話で報告しますが、当然のごとく馬淵は真剣に取り合いません。そして、泉が売人のことを知ったという報告は安井のもとに届きました。
一方、独自に調査していた月永は、関東系のヤクザ堀内組がこの町を狙っているという情報を掴みます。月永は浜口に電話し、この町にも死神が来たと報告しました。
その頃、学校では泉が同級生が堀内グループに就職が決まったという話を聞いていました。その時、一人の女子生徒が錯乱状態になり、車に轢かれるという事件が起きました。彼女は麻薬入りクッキーを持っていたのです。
ショックを受けながら帰宅していた泉は、くさかべの選挙演説をしているところに通りがかります。くさかべは麻薬入りクッキーのことをとりあげ、自分がこの町を変えるため暴力団と戦うと訴えました。泉はそんなくさかべの言葉に不信感を覚えます。
その後、キャバクラで豪遊していたくさかべのもとに安井が現れました。安井はくさかべのことを借金漬けにして操っていたのでした。
そして浜口組が警察の手入れを受けました。そこに安井が乗り込んできて、自分の下につくか潰されるかの二択をつきつけました。麻薬入りクッキー販売の罪をなすりつけられていた浜口は、従わざるを得ませんでした。その傍らで、月永は憮然としていました。
月永の呼び出しを受けた泉は土井とともに、待ち合わせのためラブホテルを訪れます。しかし廊下で土井が女とキスをしているのを見て、泉はショックを受けました。
土井はそんなことに構わず、安井の行っている堀内グループの事業を潰すための協力を持ちかけます。堀内グループは参加の企業を使って、町の老人たちを食い物にしているということです。月永は自分の組の人間を使うと堀内に気づかれるため、目高組の協力が必要だと言いました。
泉の学校でも、堀内グループの手が伸びていました。進路相談とカウンセリングによって堀内グループに取り込まれ、仲の良かった男子生徒も、暴力団とつき合うと内定を取り消されると言って泉を避けるようになりました。
めだかカフェにも、安井に操られた暴力団追放運動の住人運動が押しかけてきました。彼らは麻薬入りクッキーをこの店で販売していると言い、店頭に張り紙をしようとします。思わず手を出してしまった土井は逮捕され、連行されていきました。
彼らが去った後、泉は荒らされた店の中で呆然として、亡くなった叔父のことを思い出していました。そこに店の売り上げだけではやっていけずアルバイトのため出かけていた祐次と晴雄が帰ってきます。憤慨する彼らに、泉は私と一緒にいてもいいことはないよ、と立ち去ることを促しましたが、祐次と晴雄は先代から受けた恩を返すと言って、泉とともにいることを選びました。
一方、月永はあくまでも抵抗する覚悟を決め、組の手下とともに安井を潰すための策謀を巡らせていました。そこに泉からの電話が入り、先日の話に乗ると言われたのでした。

【転】- セーラー服と機関銃卒業のあらすじ3

月永と会った泉は、堀内グループについての調査の報告を受けます。そこには数々の不正の情報がありました。さらに泉と月永は薬の売人を締め上げ、安井の手下の瀬田から麻薬を卸されたという情報を得ました。
そこにマスクの男たちが襲撃をしてきます。彼らは薬の売人を殺し、泉と月永にも襲いかかってきました。
泉は月永と一緒に町を逃げまどい、町祭り用の備品が置かれた倉庫に身を潜めました。
泉は保管されている祭りの御輿を見ながら、亡き伯父の思い出を語ります。月永は先代の目高組組長のことを、敵対しつつも尊敬していたと語りました。
そこに祐次と晴雄がやってきて、いんちきモデル事務所の社長が殺されたと報告しました。月永は彼が口封じのため始末されたと推測し、勝負に出ようと提案しました。
泉は保管されていた目高組の看板を取り出し、組の復活を宣言しました。
安井と浜口がキャバレーで豪遊しているところに乗り込んでいった和泉は、月永とともに集めた資料をつきつけ、安井を問いつめました。しかし安井は月永たちの動きを掴んでいて、ウソのデータを掴ませたのだと言います。月永だけでなく、潜んでいた祐次と晴雄も拘束されました。
安井は泉を追いつめ、自分たちを町から追い出したければ、若者が東京に行くのを止めればいいと言います。彼らは衰退した町を食い物にするため、老人たちに取り入って町を食い物にしようとしているのです。
さすがに反発した浜口が安井に射殺されました。さらに安井は泉が月永と組んでいたことに気づき、目高組の先代を殺したのが月永だと指摘します。
激昂した浜口組の組員たちと堀口組との間で銃撃戦が始まりました。浜口組の組員たちは、用心棒の瀬田に次々と殺されていきす。泉が馬淵に銃を突きつけられた時、祐次がダイナマイトを投げて爆発が起きました。
一瞬気を失った泉は、煙の中で御輿に乗った先代が現れて手を伸ばす幻覚を見ます。その手を取った泉でしたが、それは月永の手でした。
自らを犠牲にした祐次と晴雄に助けられ、泉は月永とともに車でその場から逃げ出しました。 この映画を無料で観る

【結】- セーラー服と機関銃卒業のあらすじ4

安全な場所まで来た時、泉は自分の伯父を撃ったと月永を責めました。しかし月永はそれが浜口の命令だったと言い、自分たちがいるのはそういう世界だと言いました。そして月永は泉に銃を握らせ、俺が許せないなら撃てと言います。結局、泉には撃てませんでした。
町の倉庫に戻った泉は、御輿に隠していた機関銃を取り出しました。そしてセーラー服に着替えて町に出ます。
脱走してきた土井を迎えにいった月永が泉と合流し、三人は安井の事務所に乗り込んでいきました。待ちかまえていた瀬田を月永が刺殺し、三人は安井とくさかべ、馬淵のいる社長室を訪れます。
泉は安井たちに乗っ取られた方が町にとってはいいかもしれないと言いました。でも、そんなのは気に入らないと言って泉は機関銃を撃ちまくり、町の模型を破壊していきます。月永と土井も銃を撃ちまくり、安井の手下は次々と倒れていきました。
命乞いするくさかべと馬淵は安井に射殺されました。同時に土井と月永も安井に撃たれます。泉は安井に機関銃を突きつけながらも引き金を引けずにいました。しかし、最後の力をふりしぼった月永が安井の止めを刺しました。
月永は泉に抱かれて事切れます。泉はそんな月永にキスしたのでした。
泉とともに事務所を出た土井は、土井は駆けつけてきた泉の同級生たちに彼女を託し、すべての責任をとって警察に自首していきました。
それからしばらく後、泉は月永の墓を訪れて土井たちの顛末を報告します。めだかカフェに戻った泉は、店を守っていた老人と気さくに話をします。そこに新たな市長選挙の候補者が通りがかりました。泉は「次はいい人になるといいね」と言って開店準備のため店に入っていきました。
その後、学校で卒業式があり、出席した泉は「夢の途中(セーラー服と機関銃)」を歌いました。
タイトルロールが終わった後、夏祭りで浴衣姿の泉が「快感……」と呟くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

「千年に一度の美少女」橋本環奈の初主演作として話題になったこの作品ですが、蓋を開けてこれば記録的な大コケ。いやまあ、確かにこの出来だとコケますわ。
とにかく全体的に昭和テイストっつうか、センスが古すぎるのが難点。前作に対するオマージュがあるんでしょうが、そういうのは邦画マニアの人にしか受けない要素でしょう。
敵対するヤクザを通じて今日的なテーマが描かれているのはいいんですが、そこも彫り込みが浅くて軽く触れてみました以上のモノになってないのもよろしくないところ。
泉が商店街の人たちと仲が良かった部分とか、学校の男友達3人組とかもまるで話に生かされてないし、ヤクザの殺伐とした世界についてもちょろっと触れてみただけ。
まぁアイドル映画としては無難なモノなのかもしれませんが、低予算のビデオ作品ならともかく、そこそこ予算をつかって豪華なキャストを揃えた映画で、こんな安直なことをされてもなーって感じです。
そもそも「セーラー服の女子高校生がヤクザの組長」ってネタは、前作が作られた当時ならともかく、現在じゃさんざんパロディのネタにされ尽くしたような手垢のついたネタですからねえ。
最初の企画からして時代遅れだったのに、それをストレートに作っちゃったんだから、興行的な失敗は仕方のないところ。せめて今時の作品らしい工夫があれば、少しは変わってたのかなあとも思いますが……。

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