「ゼロタウン始まりの地」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ゼロ タウン 始まりの地の紹介:2012年公開。墜落して捕虜となった兵士と、敵対する難民の子供が、互いに協力して目的地を目指す姿を描いている。トロント国際映画祭でプレミア上映された作品で、スティーヴン・ドーフ主演で贈る。

予告動画

ゼロタウン始まりの地の主な出演者

ヨニ(スティーヴン・ドーフ)、ファヘッド(アブダラ・エル・アカル)、シリアの将校(アリ・スリマン)、ルクレール(アリス・タグリオーニ)、アブーティ(ロア・ノフィ)、パレスチナ兵士(アシュラフ・バルフム)

ゼロタウン始まりの地のネタバレあらすじ

【起】- ゼロタウン始まりの地のあらすじ1

1982年のレバノンで、ファヘッドは学校をさぼって煙草を売ります。友達とサッカーをしながら遊んでると、パレスチナ解放のための訓練に連れて行かれそうになります。
逃げ出してキャンプの外へと行きます。レバノン民兵が見張っていて、タイヤを転がします。タイヤは銃撃されて、ファヘッドと友人たちはキャンプに戻ることにします。
帰る途中、大人たちに見つかって、諦めて訓練に向かいます。家に帰ると、父がキャンプを出るなと注意してきます。お代は奪わず、ファヘッドの手を握りしめる父でした。
家の近くで爆撃が始まり、ファヘッドは助けに向かいます。父はおじいちゃんと待っておくようにと、ファヘッドに伝えます。子供を助けに向かった父でしたが、爆撃にあって亡くなります。
学校に行ったファヘッドは、ノートの殉教者の欄に父の名前を加えます。そして授業中に煙草を吸って、教師からぶたれます。
訓練の途中、ファヘッドはいつになったら、故郷のパレスチナに帰れるのかと怒ります。すぐにでもイスラエル人を倒すんだと意気込みます。
すると戦闘機が飛んできて、ファヘッドは空に銃を向けて、バンバンッと撃ったように声を出します。戦闘機は煙をあげて墜落していきます。
ファヘッドは兵士らと墜落現場に向かいます。捕虜として一人の男性を牢に閉じ込めます。指揮官が訪れて、彼から情報を聞き出そうとしますが、中々口を割りませんでした。
7日前に爆撃したかもしれない捕虜・ヨニに対して、ファヘッドは怒りを露わにします。大きめのサングラスをかけて、水さえ与えてやりません。
ある日、ファヘッドら少年たちは、ヨニを見張っているように言われます。地図を見ながら、知りたい場所をヨニに聞きます。
それはイスラエルの地図であり、パレスチナという国はもうないのだとヨニは答えます。ファヘッドは自分たちが国を再建するのだと怒ります。
ヨニはファヘッドに、出したら連れてってやると言います。その手には乗らないとファヘッドは怒ります。

【承】- ゼロタウン始まりの地のあらすじ2

ラジオからイスラエルのシャロン外相のコメントが流れてきます。シャロンをからかう子供の姿を見て、ヨニは牢屋の近くにきた子供を捕まえます。
鍵を要求しながら首をへし折るぞと言われて、ファヘッドは銃をおろします。アーメッドは大切な弟なんだと悲しみながら訴えます。
ヨニは離してやることにし、後ろを向いて牢屋の奥に行きます。ファヘッドは銃を拾って、ヨニの尻を撃ちます。
問題を起こしやがってと、兵士たちはヨニを医者の元へ連れていきます。その医者はアーメッドの母でした。
ファヘッドはキャンプの外に出ようとします。タイヤを転がしても、撃ってこないのを確認します。
アーメッドが危険だと注意しますが、ファヘッドは走っていきます。撃たれずに先に行くと、銃声が聞こえてきます。
後を追ってきてたアーメッドが撃たれて倒れていました。ファヘッドは彼を引きずって医者の元に連れていきます。兵士たちと協力して担いでいきます。
ヨニはアーメッドが良い子だと、彼の母に伝えます。その晩、アーメッドは息を引き取ります。ファヘッドのノートに、アーメッドの名前が追加されます。
ファヘッドはヨニに銃で脅しながら、連れて行くように交渉します。ヨニは了承しますが、手錠だけは外してもらえませんでした。
ファヘッドとヨニは、行き先でもめます。ヨニはアメリカ大使館に行くようにと言いますが、ファヘッドは応じませんでした。
ヨニは銃を奪って、ファヘッドを拘束します。ファヘッドは手錠の鍵を飲み込みます。
ヨニはアラビア語で、アメリカ大使館までと、良い一日をどう言うか聞きます。ファヘッドは、良い一日をくたばれという意味のアラビア語で教えてやります。

【転】- ゼロタウン始まりの地のあらすじ3

タクシーに乗り込んだヨニは、運転手に南の国境まで行くように交渉します。かなり値上げされましたが、応じてくれます。
近くでは女性と赤ちゃんが殺されていました。運転手はようこそ、殺し合う町へと案内します。
ヨニはファヘッドの拘束を解きに戻り、家へ帰るように命令します。しかし、ファヘッドはイスラエル人がいるよと大声で叫び出します。
仕方なく、ヨニはファヘッドをタクシーの乗せることにします。運転手はパレスチナ人とイスラエル人が乗っていることを奇妙に思います。
給油しに行って、ヨニはアメリカ大使館に電話をかけます。つないでくれている途中に、シリア兵がやってきて車内に隠れます。
運転手が誰も乗ってないと誤魔化そうとしますが、シリア兵にヨニは見つかります。ヨニは笑顔で挨拶しようとして、「くたばれ」と言ってしまいます。
まずいと思ったファヘッドが車を出しますが、ぶつかってヨニは銃を向けられます。ファヘッドが銃を向けて脅した隙に、ヨニはシリア兵から銃を奪います。
ヨニはタクシーのタイヤをパンクさせて、ファヘッドと共に軍用車に乗り込んで逃げます。
荒れ道を下っていると、ヨニは撃たれた箇所の痛みが激しくなります。岩にぶつかってしまいます。
ファヘッドに運転を頼み、何とかバックして軍用車で向かうことにします。しかしファヘッドがサイドブレーキを引いてなくて、軍用車は進んでいき、横転して大破します。
二人は歩いて進むことにし、閉鎖された遊園地にやってきます。射撃ゲームをすることになり、序盤はファヘッドが優越感に浸ります。
けれども、ヨニの腕前には勝てませんでした。ふてくされたファヘッドが歩いていくと、ヨニは後ろから射撃ゲームの銃で撃ちます。痛がるファヘッドに、これでおあいこだと言います。

【結】- ゼロタウン始まりの地のあらすじ4

ついに国境が双眼鏡で確認することが出来ます。鍵も出てきて、ヨニは手錠が外れます。道中、ファヘッドはサッカーをしようと提案します。
しかし、その場所は地雷原で、ヨニは止まるように命令します。父の植木を持ってきていて、ファヘッドは取りに戻ると譲りません。ヨニは彼の代わりに、恐る恐る取りに戻ります。
国境に到着し、ヨニが戻ってきたことを皆は祝福します。ただ、パレスチナ難民であるファヘッドを入国させることはできないと言われてしまいます。
故郷の家の鍵を持つファヘッドは、約束と違うことに怒ります。軍用車で連れて行こうとしますが、ファヘッドは飛び出して逃げ出そうとします。
ファヘッドは明日家に帰されることになります。ヨニは新聞で生還したと記事になっていました。
ファヘッドが最後に会いたいというので、ヨニは彼のもとに向かいます。そしてファヘッドの父が爆撃で死んだことを聞きます。持ってきた植木は、彼の父がいつか故郷に埋めようとしていたものでした。
ヨニはルクレール中尉に、24時間の猶予をくれと言って、ファヘッドを連れて車で出ていきます。
ファヘッドは地図を見ても、故郷の村がどこか分かりませんでした。ヨニは自分の父の墓に彼を連れていきます。
ヨニ自身も、ファヘッドより少し年上の時に、父を戦争で亡くしました。ファヘッドが会いたいか聞くと、ヨニはいつも思ってると答えます。
もう諦めようとヨニが言ってると、偶然目の前に271番のバスが通ります。このバスはファヘッドの村に停まっていました。
途中でよらないはずだと、ヨニは言いますが、バスを車で追いかけることにします。途中まで行くと、ファヘッドは村までの道が分かります。
サボテンを見つけて、村へと到着します。ここは誰も住んでおらず、壊れた家が並んでいました。ファヘッドは持ってきた鍵で、自分の家に入ります。
植木を植えた後、ヨニとファヘッドは戻ります。道中、ヨニはファヘッドに運転をさせてあげます。ラジオをつけると、シャロン外相が暗殺未遂事件を受けて、レバノンへの攻撃を強めることが報道されていました。
ヨニはラジオを消します。戻ってくると、ルクレール中尉らが待っていました。
ヨニはここで暮らせるなら暮らすか?とファヘッドに聞きます。祖父や友人、犬がいるとファヘッドは話します。
最後にファヘッドは、持ってきたサッカーボールをヨニに渡します。これをヨニの父へとあげることにしたのです。
ヨニとファヘッドはハグをします。そしてファヘッドが車に乗って行きます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は戦争という状況の中で、敵対する者同士が協力していく姿を描いています。最初はいがみあいながらも、二人が打ち解けていく姿に感動します。
メインの二人だけでなく、人々の心情を表情や台詞から感じ取れる作品です。出演者の演技が素晴らしいのも理由の一つです。
国境や村から見える景色が美しく、人の愚かさや残酷さとを対称的に見せているかのような演出です。人と人とが助け合い、協力し合うことの大切さを伝える良作です。

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