「トトザヒーロー」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

トト・ザ・ヒーローの紹介:ベルギー・フランス・ドイツ合作の悲喜劇。監督・脚本は本作が長編デビュー作となるジャコ・ヴァン・ドルマル。シャルル・トレネの「ブン」が劇中歌として使われている。日本公開は1991年。

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トトザヒーローの主な出演者

老年期のトマ・ヴァン・ハズブロック(ミシェル・ブーケ)、少年期のトマ(トマ・ゴデ)、中年期のトマ(ジョー・ドゥ・バケール)、アリス(サンドリーヌ・ブランク)、老年期のアルフレッド・カント(ピエール・ボールカ)、少年期のアルフレッド(ヒューゴ・ハロルド・ハリソン)、中年期のアルフレッド(ディディエル・ファーニー)、中年期のエヴリーヌ・デシャン(ミレーユ・ペリエ)、老年期のエヴリーヌ(ギゼラ・ウーレン)

トトザヒーローのネタバレあらすじ

【起】- トトザヒーローのあらすじ1

老人ホームで暮らすトマは、生後間もなく発生した病院の火災で、隣家のアルフレッドと取り替えられてしまったという妄想にとりつかれていました。アルフレッドによって人生の幸福を奪われたトマは、「君を殺すぞ、アルフレッド」と決意し、警備室から盗んだ拳銃を懐に忍ばせ、老人ホームを抜け出します。
時はさかのぼり、8歳のトマは、TVの名探偵・トトに憧れる少年でした。両親と姉のアリス、ダウン症の弟のセレスタンとともに幸せに暮らす一方で、隣家の金持ちであるアルフレッドからよくいじめられていました。トマはいじめられるたびに、探偵トトに自分を重ね合わせ、悪者のアルフレッドを追い払う妄想をして心の支えにしていたのです。
姉のアリスもまた、トマの人生に欠かせない存在でした。美しくピアノが上手なアリスは、トマにとって初恋でもありました。 この映画を無料で観る

【承】- トトザヒーローのあらすじ2

あるとき、パイロットをしているトマの父が、アルフレッドの父親の依頼で雷雨の夜に飛行し、遭難死してしまいます。母親が父の死体を確認しに行った数日間、姉弟は夢のように自由な日々を過ごします。
この1件でアルフレッド家への復讐を誓ったトマとアリスは、彼らが経営するスーパーに放火し、ボヤ騒ぎを起こします。さらに、アリスはアルフレッド家をガソリンで燃やし尽くすと言い放ちます。
ところが、アリスはアルフレッドと親しくなり、トマは普段から彼にからかわれていた反発も手伝って、激しく嫉妬します。トマは涙を流しながら、アリスにアルフレッド家への復讐を迫ります。
その結果、アリスはアルフレッド家にガソリンで火をつけ、焼死してしまいます。

【転】- トトザヒーローのあらすじ3

大人になったトマは、測量士として孤独な日々を過ごしていました。
あるとき、トマはサッカー場でアリスにそっくりの音楽家・エヴリーヌを見つけます。エヴリーヌに恋をしたトマは、施設で暮らすセレスタンのもとに彼女を連れて行き、アリスに似ていると話します。しかし、セレスタンは似ていないと一蹴します。
エヴリーヌが人妻であることを知ったトマは、彼女と駆け落ちすることを決意します。ところが約束の日に行き違いとなり、トマはエヴリーヌに裏切られたと思い込みます。そしてエヴリーヌの自宅を訪ねたトマは、彼女の夫がアルフレッドであることを知り、絶望します。
そんな人生を回想する老人のトマは、金融事業で成功を収めたアルフレッドの会社が倒産し、彼が殺し屋に命を狙われていることを知ります。自身の復讐が頓挫してしまうことを恐れたトマは、急いでアルフレッドの元へと向かいます。

【結】- トトザヒーローのあらすじ4

トマはアルフレッドの生家で、彼と再会を果たします。アルフレッドはトマに「ずっと君がうらやましかった」と打ち明け、トマは長年の妄想と現実とのギャップに激しく混乱します。
さらに、裏切られたと信じていたエヴリーヌが、未だにトマとの再会を切望していることを知ります。エヴリーヌと再会を果たしたトマは、彼女とキスをして「ずっとあなたを待っていたのよ」と告げられます。
トマはアルフレッドを生家に閉じ込め、彼の服を着用して屋敷へと向かいます。待ち伏せしていたスナイパーは、トマをアルフレッドと間違えて発砲し、トマは死亡します。アルフレッドは、トマが自分の身代わりとなったことに呆然とします。
その後トマは遺灰となり、地上に撒かれながら生まれて初めて自由を感じます。「空を飛んでいるぞ。アルフレッド、ここだよ」と語りかける場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

人生の幸福をアルフレッドにすべて奪われたと長年信じきっていたトマ。実は自分の人生が愛と幸福に満ちていたことを知り、その後の決意と結末が苦々しく悲しかったです。ですが、ラストシーンのシャルル・トレネの名曲「ブン」に乗せて描かれる、彼の人生でもっとも幸福だった頃の走馬灯があまりにも鮮やかで、微笑みさえも浮かびました。自分のやりきれない思いを誰かのせいにしてしまいたくなったときに、思い出したい作品です。

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