「ニンフォマニアックVol2」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ニンフォマニアック Vol.2の紹介:2013年公開のデンマーク映画。幼い頃から性を意識し、様々な男性と関係を持ってきた色情狂の女性の姿を描いている。豪華な顔ぶれで展開され、過激な描写にも注目の作品。Vol.1の前編に引き続き、今作は後編にあたる。鬼才ラース・フォン・トリアーが監督・脚本を務めた映画であり、「アンチクライスト」、「メランコリア」に続く「鬱三部作」の最終作。

予告動画

ニンフォマニアックVol2の主な出演者

ジョー(シャルロット・ゲンズブール)、セリグマン(ステラン・スカルスガルド)、若い頃のジョー(ステイシー・マーティン)、ジェローム(シャイア・ラブーフ)、K(ジェイミー・ベル)、L(ウィレム・デフォー)、P(ミア・ゴス)、年老いたジェローム(ミカ・エルパ)、借金取り(ジャン=マルク・バール)、ウェイター(ウド・キアー)、通訳(シャンティ・ルーニー)、心理学者(キャロライン・グッドール)、セラピスト(ケイト・アッシュフィールド)、ルネ(タニア・カーリン)、ブルネルダ(ダニエラ・ルバン)、債務者(セヴェリン・フォン)

ニンフォマニアックVol2のネタバレあらすじ

【起】- ニンフォマニアックVol2のあらすじ1

12歳の時、ジョーは遠足に行きます。草むらで1人横になっていると、オーガズムに達してします。側には宙を浮いている2人の女性がいました。
医者はてんかんの発作だと診断します。浮いていた女性の1人は、ベールを二本の指でつまんでいました。彼女はヴァレリア・メッサリナ、クラウディウスの皇妃です。彼女は史上最も悪名高き色情狂と言われていました。
もう1人の獣にまたがっている女性は、大淫婦バビロンです。彼女は牛の姿のニムロデに乗っています。セリグマンは、ジョーのこの話しが冒涜的な表現だと思います。結局、ジョーは僅か数秒でオーガズムを失いました。
それからジョーはいくら自分で刺激しても、感じなくなりました。叫びながら行っていると、ジェロームが駆け寄ってきます。
セリグマンは、性欲の少ない人間でした。若い頃に自慰もしましたが、大したことありませんでした。性的には白紙の人間であり、童貞なのです。そう彼は語ります。
第6章、東方教会と西方教会(サイレント・ダック)。ジョーは努力をしても、無感覚のままでした。居心地と安らぎを求めて、ジェロームと暮らし始めます。
そしてピルを飲み忘れていて妊娠します。感覚が戻るためにも、帝王切開でと決めていました。生まれてきた息子は笑っていました。戦の神マルスから、息子の名前はマルセルとなります。
ジェロームは自分でも満足させられないこともあり、他の男性との関係をもつことを涙を流しながら頼みます。ジョーはピアノ教師になりきり、男性たちを集めていきます。満足かどうか聞いた後、ジェロームは物に当たります。
サブタイトル「危険な男たち」。変化が必要と考えたジョーは、言葉が通じない相手と関係を持つことにします。通訳に頼んで、柄の悪いアフリカ系の男性に関係を持ちたいか聞いてもらいます。
日時と場所のメモを受け取り、ジョーは安ホテルに行きます。2人の男性がやってきます。どうやら兄弟を連れてきたようでした。
3人は裸になります。2人の男性はどうするか打ち合わせした後、行為に入りますが、口論を始めてしまいます。ジョーは服を着て帰ることにします。

【承】- ニンフォマニアックVol2のあらすじ2

ジョーとセリグマンは、言葉の禁止についての話題になります。ジョーの考えでは、言葉を禁止することは、民主主義の基礎を崩すことです。それは社会の力のなさを露呈しているものでした。セリグマンはその考えに反対し、人間の特質を信じます。
しかし、ジョーは特質は偽善であると言います。人は間違っていることを正しく言う悪人を尊敬し、間違ったことを言う善人をあざ笑います。
Kという暴力的な男性の元へ、ジョーは行くことにします。他にも彼に選ばれるために、数名の女性が椅子に座っていました。
最初は帰るように言われますが、ジョーは座って待ち続けました。するとKはイラつくとやってきて、叩いてきます。
Kはプレイに関して説明します。挿入はなしで、セーフワードもなく、中断もありません。乗馬用の鞭を買ってくること、選ばれたいなら座り続けることを要求します。
時間は2〜6時の間です。子供を残しておけないとジョーが言いますが、Kは聞く耳を持ちません。ジョーの名前さえも聞かず、Kは彼女の名前を犬ころに決めます。
一度目に訪ねた時は、ジョーは拘束されるだけで、お尻の高さが悪いからと途中で終わりにされます。2度目に行く時にも、子守を頼んでいましたが、時間になっても中々きませんでした。
留守電にメッセージを入れて、ジョーは向かいます。そして12発お尻を叩かれて、Kにお礼を言います。
手袋をはめられて、ジョーは殴られます。ブラッド・ノットと呼ばれるロープも作らされます。
ジョーは外に座って待ち続けます。マルセルは1人起き上がって、ベランダにあった台に登ります。ジェロームが帰ってきて気づき、マルセルを抱きかかえます。
ジェロームは他の男よりも、自分を愛しているかジョーに聞きます。マルセルと自分といたいなら、今夜は出かけないようにと伝えます。
ジョーはマルセルを見て泣き崩れてしまいます。ジェロームはマルセルに、母にさようならを告げるように言います。

【転】- ニンフォマニアックVol2のあらすじ3

Kのところに行ったジョーは部屋に押し入り、他のマダムが待つ番だと言い放ちます。ジョーがキスをしてきて、Kは嫌がります。
抱いて欲しいと迫っても、Kは拒絶します。鞭で叩かれることになり、ジョーはお尻を高くするために使っている本に、性器が当たるようにします。鞭で打たれながら、ジョーは白目になっていきます。
それからジョーはマルセルに会っていませんでした。ジェロームも子供優先の生活は無理だったことから、マルセルは施設に入れることになります。ジョーは匿名で、マルセルの口座に、毎月1000ポンド入れていました。
第7章、鏡。数年後、肉体を傷つけた後遺症がでます。性器から出血し始めたのです。また、会社に男たちと会っていることが噂されます。上司から皆が信用できないと言っていることを注意されます。
この会社を辞めても繰り返すだけであり、上司は精神分析医の紹介と、会があることを教えます。精神分析医は色情狂を治療するため、連想させるものを排除することを提案します。ジョーは鏡をペンキで塗ったり、家具の角を隠したりします。ジョーは自慰行為を止めることはできませんが、男性と関係を持つことを3週間我慢することができます。
会で自分のことを発表する時、ジョーは鏡に幼い自分が映っていることに気づきます。そしてメモを破り捨て、精神分析医が道徳警察であり、ブルジョアを安心させるために、自分の卑猥さを消すのが目的だと罵ります。ジョーは色情狂である自分が好きと言い放って帰ります。
ジョーは会社勤めが性に合わなくて、Lに仕事をもらいに行きます。Lはあらゆる男について見る目があると、裏社会の借金取り立て業を彼女に勧めます。
いわゆる下請けに圧力をかけるものです。恐喝ではなく、借金の取り立てです。ジョーは男の知識と性体験の多さが役に立つことになります。
Kに習った鞭叩きや、椅子に縛って性的思考を債務者に語りかけていきます。Lの助手の2人は腕力勝負に対して、ジョーは違った趣向で取り立てを行っていきます。債務者の秘密を暴いたジョーは、哀れに思えて口でしてあげます。
数年が過ぎて、商売は成長していきます。しかし、もう若くないことから、Lは後継者を考える時だと言います。世継ぎの姫を探すため、刑務所で同業者もしくは薬物依存者を探すようにと伝えます。
ジョーは、15歳のPという子の親代わりをするようにとLに言われます。Pは、犯罪常習者ばかりの家族で育ち、右耳の形が少し変でした。とりあえず様子を見に行くと、彼女への憐れみで、バスケの試合を何度も見に行くようになります。Pは応援してくれたジョーにお礼を言います。

【結】- ニンフォマニアックVol2のあらすじ4

第8章、銃。Pが成人すると、ジョーは引受人となり、一緒に住むことにします。当時、ジョーは無茶を続けたせいで、自慰行為もできず、痙攣など禁断症状が出ていました。Pは彼女を心配します。
ジョーは傷を見たいとPに言われます。Pはジョーの服を脱がし、彼女もまた服を脱ぎます。2人は抱き合い、ジョーは涙を流します。
ある日、Pはなぜバスケの試合を見に来たのか聞きます。ジョーが恐ろしい計画の真実を話すと、Pは許してキスをします。次の仕事からは自分も連れて行って欲しいと頼みます。
Pが銃を持っていて、ジョーは厳しく怒って取り上げます。その次の仕事で、債務者がジェロームだと知り、ジョーはPの任せることにします。
家に帰ってきて、Pは無理のない支払い計画をジェロームに掲示できたと喜んでいます。ジェロームは6回に分けて返済することになります。最後の取り立ての時、Pはジョーにキスをしませんでした。
いくら経っても帰ってこないので、ジョーは様子を見に行きます。ジェロームの家で、Pは酒を飲んでいました。そして裸のPと、ジェロームが手をつないでいくのを見てしまいます。
ジョーはジェロームもPもいない場所を目指し、山へと行きます。Pとジェロームが路地裏で愛し合っていて、ジョーはジェロームを銃で撃ちます。
しかし不発に終わってしまい、もう一発撃ちます。やはりそれも不発に終わります。安全装置が外れてなかったのです。
ジェロームはジョーを殴っていきます。そしてPは股を開き、ジェロームは前で3回、お尻で5回つきます。Pは路地裏で倒れているジョーに向けて用を足します。
ジョーは人を殺そうとした自分を責めます。でも殺さなかったと、セリグマンは語ります。偶然だとジョーが言うと、セリグマンは潜在意識下での抵抗であり、心の奥で人間の価値を讃えているのだと述べます。だからこそ、安全装置を外す知識を覆い隠したのだとジョーに伝えます。
ジョーは疲れすぎたため、横になることにします。セリグマンに話したことで、気が楽になり、依存症について分かりました。そしてどんな困難にも立ち向かい、セクシュアリティを排除することを目標にします。初めての友人、セリグマンに感謝し、銃弾が発射されなくて良かったと語ります。
ジョーは眠ることにし、セリグマンは部屋を後にします。しかし、セリグマンは下半身をむき出しにして戻ってきます。
迫られたジョーが気づくと、セリグマンは他の男たちとしたくせにと言い放ちます。ジョーが銃を撃つ音と、セリグマンの家から出ていく音が聞こえてきます。

みんなの感想

ライターの感想

前編に引き続いて、後編もまた過激な描写には驚かされる作品です。鞭で叩かれる描写など、大人限定で見る映画です。
印象的だったのは、最後のセリグマンでしょうか。紳士ぶりを発揮していたセリグマンの豹変ぶりには、驚きと人間の本質を見ました。ジョーが人間の特質が偽善であると言った台詞が最後に顕著に現れます。
後編ではジョー役とジェローム役をメインで演じる俳優が変わっています。セリグマンの知識豊富な語り調は前作と変わらずで、今作の魅力を高めていると言えます。
この作品は前編後編を通じて、4時間ほどあります。数字的には長いと思われますが、気づけばさくっと見れてしまいました。暗く重い雰囲気も漂いますが、不思議と見疲れすることもありませんでした。
各章に別れて描かれているので、途中途中一区切りしながら見ることができ、それが見疲れしなかった要因でもあり、良かった点でもありました。刺激的で奥深い語りのある映画を見たい時に、お勧めの作品です。

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