「ヒトラーの贋札」のネタバレあらすじ結末

ヒトラーの贋札の紹介:2007年公開。ナチス・ドイツによる贋札事件に参加させられたユダヤ人の姿を描いた作品。アドルフ・ブルガーの書籍が原作。ドイツ政府が行った史上最大の紙幣贋札事件「ベルンハルト作戦」に参加させられた、原作者アドルフ・ブルガーの証言に基づいて制作された。アカデミー賞では外国語映画賞を受賞。ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。

この映画を無料で観る

予告動画

ヒトラーの贋札の主な出演者

サロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィックス)、アドルフ・ブルガー(アウグスト・ディール)、フリードリヒ・ヘルツォーク親衛隊少佐(デーフィト・シュトリーゾフ)、アグライア(マリー・ボイマー)、クリンガー医師(アウグスト・ツィルナー)、ホルスト親衛隊小隊長(マルティン・ブラムバッハ)、カジノの令嬢(ドロレス・チャップリン)

ヒトラーの贋札のネタバレあらすじ

【起】- ヒトラーの贋札のあらすじ1

戦争が終わり、ユダヤ人のサロモン・ソロヴィッチは大量のドル札を銀行に預けます。金持ちの集まるカジノに参加して、一人の令嬢と一夜を共にします。
ソロヴィッチは過去を思い出します。絵を描く事が得意な彼は、贋札を作って金を儲けていました。
ある男女が、パスポートの偽造を頼んできます。女性と一夜を共にして、パスポートを作ってあげます。
すると、警察が乗り込んできて逮捕されます。ソロヴィッチは強制収容所に送られることになります。
過酷な環境の中、軍人の絵を描いておきます。それを気に入った上官から、様々な絵を頼まれ始めます。見返りとして食料にありつけます。
ある日、ソロヴィッチの移送が決まります。行った先には、何人かの印刷業のユダヤ人が集められていました。そこでブルガーと出会います。
また、ソロヴィッチを逮捕した刑事のヘルツォーク少佐と再会します。彼がここの指揮官でした。
殺されると思っていた彼等でしたが、贋札作りに参加させられることが分かります。

【承】- ヒトラーの贋札のあらすじ2

まずはイギリス経済を破綻させるために、ポンド札を作るように指示されます。次はドル札になります。作戦名は「ベルンハルト作戦」です。
柔らかいベッドで寝れるため、皆は喜びます。しかし失敗してしまえば、元いた場所に送り返されます。
ある日、集合をかけられて連れて行かれます。ガス室に送られて殺されるのかと思います。
しかし、シャワーを浴びるだけで安心します。その時、ブルガーは他の囚人を救おうとして殺されかけます。ソロヴィッチがブルガーを助けます。
ソロヴィッチは仲間を裏切ることはしませんでした。彼等を救うために嘘をつくこともします。しかし、少佐にはバレてしまいます。次は嘘をつくなと脅されます。
試行錯誤を重ねて、ついにポンド札を完成させます。もしもこの札が贋札とバレてしまえば、元いた収容所まで送り返されることになります。
ブルガーは、失敗した時は親衛隊相手に戦うことを提案します。ソロヴィッチは乗り気ではありません。

【転】- ヒトラーの贋札のあらすじ3

仲間の一人が、結核の疑いが出始めます。医師が診察しますが、薬があれば…と言います。
もしもバレてしまったら、感染を恐れて殺されてしまいます。バレないように協力し合います。
ある晩、ソロヴィッチ達は集合をかけられます。少佐から、ポンド札を銀行に持っていった工作員の報告を聞きます。
厳重にチェックされて、贋札でないと証明してもらいます。他の銀行にも確認してもらいますが、バッチリ大丈夫でした。
ソロヴィッチ達は命が救われたと喜びます。少佐から、お礼にと卓球台を進呈されます。
次はドル札を作るように指示されます。しかし、いくら頑張っても上手くいきません。
ブルガーが完成できないように遅らせている事が分かります。彼はナチスの批判を印刷して捕まりました。
妻は収容所にいる状態です。ナチスの思い通りにさせたくないため、ブルガーはソロヴィッチの説得に応じません。
失敗続きのソロヴィッチに、親衛隊のホルストが小便をかけてきます。堀の向こう側では、ユダヤ人が毎日殺されていました。
しびれを切らした少佐は、作れなければ4週間ごとに5人を殺すと脅してきます。
殺される予定の一人は、ブルガーが遅らせている事に気づいていました。ソロヴィッチは、仲間を裏切るなと彼を止めます。 この映画を無料で観る

【結】- ヒトラーの贋札のあらすじ4

ブルガーの妻が死んだ知らせが届きます。結核の疑いのある仲間が悪化して、ソロヴィッチは必要な薬を医師から聞きます。
少佐から呼び出されたソロヴィッチは、ドル札作りの条件として薬の手配を頼みます。少佐は誰が遅らせているのかも気づいていて、誰を匿っているかも気づいていました。
ブルガーは我慢のできなくなった仲間達から暴行を受けます。そしてついに約束の日がやってきます。
少佐に殺されそうになった時、ソロヴィッチがドル札を完成させて持ってきます。
薬を手に入れて、ソロヴィッチが仲間を探しに行きます。しかし、ホルストによって仲間は銃殺されます。
ドイツ軍は追いこまれ始めて、印刷が中止になります。作業に使った機械などを山に隠すことにします。
ソロヴィッチは、少佐から金を奪います。命は取らずに逃がすことにします。ユダヤ人達は収容所を占拠します。ソロヴィッチは、仲間の一人が自殺して死体を運びます。
現在に戻って、ソロヴィッチは金をおろしてカジノで使いまくります。
贋ポンド札は1億3200万造られ、それはイギリスの外貨準備額の4倍にもなります。ドル札はソロヴィッチ達の手柄で少額に抑えられました。
ベルンハルト作戦は、史上最大の贋札事件でした。終わりです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、生きるために贋札造りに参加させられた人達と、ナチスの思い通りにさせたくないブルガーの意志、そして両方を救いたいソロヴィッチの熱い人間性が混ざり合って、見る人達の心に響く作品となっています。
当時の悲惨な状況が描かれている作品でもあります。ガス室に送られる恐怖、満足に与えられない食事、人として扱われない卑劣な差別、銃殺されていく人々が描かれていて、こんな事が現実に起こっていたのかと思うと悲しくて辛くて仕方なくなります。
結核にかかってしまった仲間が銃殺されてしまう場面があります。彼は若い画家で、その絵をソロヴィッチは褒めていました。薬を手に入れて助けることができると思った矢先、殺されてしまいます。その時の悲痛なソロヴィッチの姿が目に焼き付いて離れませんでした。
また、パスポートを偽造していた仲間が、自分の家族のものを見つけて自殺未遂をしてしまいます。最後に収容所が占拠できたにも関わらず、彼は自殺をしてしまいます。ソロヴィッチが彼を担いで、どこに行けばよいのか彷徨う場面も目に焼き付いて離れませんでした。
この作品を最後まで見て、このような事が起こらない平和な世界を目指さなければならないと思いました。

映画の感想を投稿する

映画「ヒトラーの贋札」の商品はこちら