「フリーダムライターズ」のネタバレあらすじ結末

フリーダム・ライターズの紹介:2007年公開のアメリカ映画。人種問題が蔓延る過酷な環境で生きる生徒と、彼らを思う新米教師との感動のストーリーを描いている。監督・脚本はリチャード・ラグラヴェネーズが務め、2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンク主演で贈る作品。

この映画を無料で観る

予告動画

フリーダムライターズの主な出演者

エリン・グルーウェル(ヒラリー・スワンク)、スコット・ケーシー(パトリック・デンプシー)、スティーブ・グルーウェル(スコット・グレン)、マーガレット・キャンベル教科主任(イメルダ・スタウントン)、アンドレ(マリオ)、エバ(エイプリル・リー・エルナンデス)、マーカス(ジェイソン・フィン)、ベン(ハンター・パリッシュ)、グロリア(クリスティン・ヘレラ)、ジャマル(ディーンス・ワイアット)、ティト(ガブリエル・チャバリア)、ミゲル(アントニオ・ガルシア)、ブランディ(ヴァネッタ・スミス)

フリーダムライターズのネタバレあらすじ

【起】- フリーダムライターズのあらすじ1

1992年のロサンゼルス。町中で暴動が起きて、死者は38名にも及びます。火災は3600件も起きて黒煙が煙をあげます。ビーチでは殺人事件が120件も起き、ギャングの暴力と人種間の対立が極限状態になります。
少女エバはギャングの抗争を目の当たりにします。彼女の父は仲間がギャングで顔役だったことから、報復殺人の罪で警察に連れて行かれます。
影響されたエバは自身もギャングに入り、仲間にボコボコにされながら鍛えられていきます。一歩外に出れば戦場となり、銃撃戦から逃げると、敵ギャングからボコボコにされます。
1994年、新米教師エリンはロサンゼルス郊外の公立ウィルソン高校に赴任してきます。受け持つのは国語で、少年院を出た子や足に発信器を付けている子もいます。成績はお粗末な子ばかりで、遠い家から来る子がいるので、宿題はあまり出さないほうが良いと科長から説明されます。
科長は理想に燃えるエリンを心配し、父の形見の真珠を授業では外すようにとアドバイスします。早速、最初の授業が始まり、エリンは生徒たちの出席をとります。
エバは自身の名をイバと間違われて、気分を悪くしてトイレに行きます。犯罪者ばかりの巣窟に嫌気が差したと、早速生徒同士の喧嘩が始まります。エリンは警備に助けを求めます。
他の教師から事件のことを聞かれ、もう少し我慢すれば3年生を受け持つことができるとアドバイスされます。そうすれば楽になると説明されて理由を尋ねます。彼らは学校に来なくなるからだと言われて、エリンは自分の授業なら行列ができると理想を諦めません。
エバは高校に行く気はありませんでしたが、施設に行くかと脅されて仕方なく来ていました。外で起きていることは学校でも起きていることであり、人種別に固まって縄張り争いの抗争は学校でも起こっています。
仲間たちを学校に通したエバによって、学校中にサイレンが鳴り始めます。外では多くの生徒たちが走り回っています。エリンが様子を見に行くと、違う人種同士で殴り合いの喧嘩をしていました。
中々授業に関心を持たない生徒に、エリンは皆が好きなトゥパックの歌と歌詞を授業に取り入れます。最初は良い雰囲気でしたが、悪ふざけをしたことで、エリンは席を替わるように強く指示します。
クラスで一人の白人のベンは黒人の中は嫌と言い、アジア系、ラテン系などお互いに睨み合います。一触即発の空気が醸し出され、生徒は一人また一人と授業に出なくなります。最終的には2人しかおらず、残りの生徒は警備に連れてこられます。
エバのグループは車でコンビニにやってきます。一人エバが店内に入っていくと、敵でもあるグラントがゲームをして遊んでいました。エバの彼氏のパコがグラント目掛けて撃ちます。グラントが回避すると、別の生徒に当たって死亡します。
エバは車に乗って急いで逃げます。その様子を同じクラスの女子が見ていました。グラントは容疑者として警察に連行され、エバは目撃者となります。警察からの連絡を受けた校長は、この事件について伏せておくようにと教師たちに言います。 この映画を無料で観る

【承】- フリーダムライターズのあらすじ2

エリンが授業をしていると、生徒たちはティトが描いた絵を見つからないように回していきます。その絵を見ると、皆はクスクスと笑います。
そして一番前にいた黒人のジャマルに渡ると笑顔が消えます。気づいたエリンが見ると、ジャマルを差別した絵であることが分かります。
エリンは同じ絵を昔見たことがあると語ります。それはユダヤ人の絵で、有名なギャングが新聞に載せました。そのギャングは、ユダヤ人と黒人は動物並みだから殺していいと判断し、周りの国々を征服して大勢の人々を殺しました。その方法が絵を描いて載せたことです。これがホロコーストです。
この世は戦争だと生徒たちは騒ぎ出し、エリンは東洋人や黒人も皆いなくなれば良いのか問いかけます。エバは自分たちのことを分かってないと、涙を流しながら語ります。
白人の警官によって、父を連れて行かれたエバは白人が大嫌いです。肌の色で手に持てるものが違うことが許せないのです。
黒人の生徒はラッパーか運動選手しか、黒人で金持ちはいないのだと怒ります。学校になんか頼らず、友のために死んで尊敬されたいと述べます。
エリンは死んだら土の中に入るだけで、みんな忘れていくと言います。生徒たちは思い思いに下を向いて黙ります。
ティトはホロコーストが何か分からずに質問します。エリンは生徒に知っている人は手をあげてと言うと、ベンしか手を上げませんでした。
逆に銃で狙われたことがあるか聞くと、ベン以外全員が手をあげます。支配階級の白人と他の人種との差別を物語っていました。
エリンは「アンネの日記」を生徒たちに読ませたいと考えます。しかし、科長は破られるのがオチで、学校の予算から勘弁して欲しい様子です。
彼女が駄目なので、同僚の教師に相談してみます。彼は優秀校だったのに、成績の悪い生徒のせいで辛い思いをしている生徒を嘆きます。それは教師も同じで、怖くて夜も外に出れないと怒り出します。諦めて外に出たエリンは、人種別に固まっている生徒たちを見て眉間に皺を寄せます。
次にエリンが考えた授業はラインゲームです。机をすみによして、教室の真ん中にテープで線を引きます。エリンが該当する質問をしたら、生徒たちが歩み寄るゲームです。
最初は好きな映画などを聞いていき、住んでいる家が公共住宅か、麻薬を手に入れれるかなどに発展していきます。ギャングに入っている人はいるか聞くと、それは禁止事項なので聞いたエリンが悪いと謝ります。
じゃあギャングに仲間を殺された人はいるか聞くと、ほぼ全員がラインに寄ります。今までいがみ合っていた生徒たちでしたが、お互いに何かを感じながら見つめ合います。
エリンは、2人、3人、4人以上と該当する人数を増やしていきます。最後に亡くなった彼らに冥福を祈って、名前を言いましょうとラインゲームを終了させます。
さて、プレゼントがあるのと言うエリンは、生徒たちに日記を書くノートを紹介します。もちろん成績には影響しないし、チェックする時はパラパラっとめくるだけにします。何でもいいから書いてもらい、見て欲しい時があれば、鍵付きのロッカーにと提案します。中々取りに来ない生徒たちでしたが、内気なブランディーが最初に取りに来ます。
保護者会の後、エリンがロッカーを開けると日記が大量に置いてありました。一冊ずつ日記をめくっていきます。
父の暴力で母が血だらけになり、アパートを追い出されて道で寝るように言われた子。襲われないために銃を持ってきて、親友が死んで少年院に何年も入った子。彼氏から暴力を振るわれる子、父親がギャング抗争に巻き込まれた子。
一度外に出れば、友人の死体が転がっている日々を送る子。悲惨な内容の日記に、エリンは胸を痛めます。
民生委員の父スティーヴに相談すると、経験を積んで他の学校に行くことを勧めてきます。仕事と割り切って、自分を第一にと言ってきます。

【転】- フリーダムライターズのあらすじ3

学校側が本を買ってくれないので、エリンはデパートでパートを始めます。一時的なものと夫のスコットに言い、新品のギャングを題材にした本を生徒全員に買ってあげます。生徒たちは新品の本に喜びます。
学区本部に向かい、コーン博士に直に相談します。差別撤廃によって通学できても、今のままではあの子達に辞めろと言っているものです。町の外に興味のある生徒たちを見学に連れ出したいとエリンは言います。
本さえも買えない学校では無理なため、見学旅行の費用は自分で賄うと進言します。だから許可だけをくれたら良いと言うと、博士はしばらくして許可の通知を送ってくれます。
エリンはホテルでのバイトも始めて、3つもの仕事をこなします。反対するスコットには、若い時にしかできないからと納得させます。
エバは父と面会して、ギャングの本を授業で読んだと報告します。父は本を払い除け、事件のことを偽証して、奴らを追い込むことを指示してきます。彼は黒人の偽証によって刑務所にいました。エバは父の話しを黙って聞くだけでした。
後期となり、見学旅行に行くことが決まります。エリンが生徒たちを出迎えに、ギャングのたまり場にルンルン気分で行きます。送り迎えの手伝いにきたスティーヴが、まてまてと自分が行くから待っとくようにと言います。
エリンと生徒たちは、ホロコースト博物館に行きます。入り口で子供たちの写真のついたカードがもらえ、最後には彼らが生き延びたかが分かります。
博物館の中には、エリンが話していたユダヤ人の写真が飾られていました。ホロコーストの悲惨な当時の状況を知り、生徒たちは心を痛めて聞き入ります。一人の生徒は、もらったカードの少女が5歳にも関わらず、ホロコーストによって死んだ結果に心を痛めます。
次にエリンが働いている豪華なホテルに行き、ホロコーストを生き延びた人々に話しを聞きます。家族全員を殺された人など、彼らの経験した恐ろしい出来事を聞いて、生徒たちはじっと話しを聞き続けます。
ホテルに泊まりにきているスコットに、エリンは生徒に紹介したいと言いますが、彼は部屋から出てきませんでした。生徒はエリンのおかげだと感謝の思いを持ちます。自ら持つ銃を捨て去り、日記をつけ始めます。
2年生になり、生徒たちは意気投合しています。最初の授業でエリンは、新しい本を4冊をプレゼントします。前に出て本を受け取る時に、ソーダの入ったグラスで乾杯をしようと提案します。
乾杯には意味があります。君たちには無理だという声が永遠に消えてなくなること、「社会は変わらない」が消滅することを意味します。新しい自分に変化するということです。
生徒たちは一人ずつ受け取り、自分の変化を発表していきます。妊娠して早くに学校を辞めないこと、勘当された母を卒業式に呼ぶことなど、生徒たちは発表していきます。
すると一人の生徒が日記を発表したいと言います。ある日、母が泣きながら話してきて、自分と共に追い出されることが分かります。その母にはお金も頼る人もいません。
ホームレスとなった自分が、学校に来ることに意味を持てず、登校する前に吐いてしまいます。そんな時、最初の授業がエリンで、生徒たちが暖かく迎え入れてくれました。
今までの嫌なことが吹き飛び、こここそが自分の家だと発表します。エリンは涙を流し、生徒たちは彼を暖かく囲みます。
優秀な生徒のビクトリアは、上級クラスにいても黒人の基準として扱われます。黒人差別をする上級クラスに意味が持てず、エリンのクラスに変わりたいと科長に訴えます。

【結】- フリーダムライターズのあらすじ4

生徒たちは、エリンがプレゼントした「アンネの日記」を読みます。皆熱心に読む中、エバは先が気になって仕方なくなります。その都度エリンに先を聞きますが、エリンは内緒にします。
アンネが捕まったことを知ったエバは、エリンに何で教えてくれなかったのかと怒ります。マーカスは、図書館で借りた本で得た知識を使って、エバに説明をします。
エリンは「アンネの日記」に登場する、アンネを匿ったヒースさんに手紙を書こうと生徒たちに提案します。もちろんエリンがチェックしてから送ることにします。
生徒たちはヒースさんに会いに行こう、いや招待しようと盛り上がります。エリンはヒースさんが高齢なこともあり、生徒たちを止めようとします。
勢いのついた生徒たちを止めることはできません。彼らは招待のために費用を自ら募金活動して集めます。屋台やダンスショーなど新聞にも取り上げられます。
取り上げられたのは、彼らのことだけではありません。学校から資金援助されてないことが問題になり、科長は校長室に何度も行くことになります。
そしてついにヒースさんを招待することができ、マーカスが望んでいた案内役を務めます。ヒースさんはアンネを匿った時の話しをします。兵士に銃を突きつけられたことなど、生徒は聞き入ります。
マーカスが立ち上がり、ヒースさんを誰よりも尊敬し、ヒーローだと言います。ヒースさんはエリンから聞いていたり、生徒たちの手紙を読んでいて、彼らの実情を理解していました。戦っているあなたたちこそヒーローよと言います。
ヒースさんは、ただ人としてするべきことをしただけだと述べます。その話を聞いたエバは一人悩み始めます。母は偽証するように求めてきて、重荷を背負うエバは当たり散らします。
裁判が始まり、証言台に立ったエバは事件について証言していきます。肝心の誰が銃を撃ったのか聞かれ、グラントの家族を見たエバはパコが撃ったと言います。
正しい決断をしたエバでしたが、仲間たちに襲われて捕まります。父に免じて許されますが、仲間ではないと言われます。
エリンに町を歩けないことを相談し、伯母の家に住んで通うことにします。家から遠いため、エリンと残って宿題をして帰りたいと頼みます。エリンは快く了承し、遅くなったら車で送ると言ってくれます。
仕事が順中満帆なエリンでしたが、自宅に帰るとスコットが荷物をまとめていました。建築家の夢破れているスコットは、生徒優先のエリンに耐えきれなくなっていました。離婚することが決まり、スティーヴが新しい先生との出会いを考えてもと励まします。
授業中に生徒から一つの質問が飛び出します。それは3年生になってもエリンが教えてくれるかどうかでした。エリンは経験年数が足りないことから、規則で教えられませんでした。
こここそが家である生徒たちは、規則を変えるために学区本部に乗り込むといきりたっています。エリンが落ち着かせて、コーン博士と校長達を交えて話し合います。プライドを傷つけられた科長は席を立ち、結局エリンが教えることは不可能となります。
エリンが駄目だったことを生徒たちに話すと、彼らは落ち込みます。最後にとエリンは「アンネの日記」のように、みんなの日記を本にするプロジェクトを実行します。
企業家から35台のパソコンを寄付させて、生徒たちは一生懸命に打ち込んでいきます。本は社会に訴えかけることができ、自らの生きた証にもなります。自尊心を持つことが出来た生徒は、「ライター」となることができたのです。エリンは彼らの日記を集めた本「フリーダム・ライターズ」を持ちます。
教育委員会のボスが、先の3年生になっても教えれるかどうかについて会議を開きます。エリンは生徒たちが信頼しあっていて、家族になっていると言います。
科長はエリンの教え方が現実的でないことから反対をします。どのクラスも家族になれるのか問いかけると、エリンは分からないと答えます。教育委員会のボスは生徒たちの成績の進歩を褒め、ありがとうと言います。「フリーダム・ライターズ」の本が映し出されます。
結果を聞いてきた生徒に、エリンはNoと答えて、彼らはがっかりします。しかし、エリンは3年生だけでなく、4年生でも教えれるわよと言います。生徒たちは大喜びになります。
フリーダム・ライターズの中には、身内で初めて大学に入った者が多くいました。後にエリンはカルフォルニア大学で教鞭をとります。
フリーダム・ライターズの日記は1999年に出版されます。彼らの教室、203号室を一つでも多く作ろうと、エリンと生徒たちは「フリーダム・ライターズ基金」を設立します。2006年のエリンとフリーダム・ライターズの実際の写真が映し出されます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、監督・脚本がリチャード・ラグラヴェネーズと聞いて、感動することを確信される方は多いでしょう。まさにその通りであり、抜群の脚本によるストーリーに涙を拭う準備を怠らないのが身のためです。
ホロコースト博物館を訪れ、心を痛める生徒が変わっていく様に涙が流れます。また、彼らを思い、現状を打破しようと奮闘する教師エリンの姿にも涙が流れます。
生徒が次第に家族のようになり、ヒースさんを招くために募金活動をするパワーには心から応援したくなります。また、ヒースさんの言葉の大切さに感動すること間違いなしです。
マーク・アイシャム、ウィル・アイ・アムによる音楽も絶賛できます。場面ごとの深い曲、ラップのテンション上がる曲調が映画を盛り上げています。全体を通して、人の心に響く要素がいっぱいの作品です。オススメの映画として、トップに君臨するほどです。

映画の感想を投稿する

映画「フリーダムライターズ」の商品はこちら