「フルートベール駅で」のネタバレあらすじ結末

フルートベール駅での紹介:2013年製作のアメリカ映画。新年を友人や家族と祝おうとした青年に起こった残酷な運命を描いている。2009年に黒人青年が警官に撃たれた事件を元に映画化した作品。ライアン・クーグラー監督の長編映画デビュー作。

予告動画

フルートベール駅での主な出演者

オスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)、ソフィーナ(メロニー・ディアス)、ワンダ(オクタヴィア・スペンサー)、カルーソ警官(ケヴィン・デュランド)、イングラム警官(チャド・マイケル・マーレイ)、ケイティー(アナ・オライリー)

フルートベール駅でのネタバレあらすじ

【起】- フルートベール駅でのあらすじ1

2009年の元旦に、フルートベール駅で事件は起こりました。
オスカーは売人をやめたいと、恋人のソフィーナに口を漏らします。ソフィーナは、一度浮気したオスカーが近づくのを嫌がります。オスカーにとって大切なのは、ソフィーナと娘のタチアナでした。
オスカーは新年、シスコで花火見物を考えていました。
以前働いていたスーパーに、オスカーはやってきます。店長のエミーに、もう一度雇って欲しいと頼みます。しかし、彼は遅刻をしない他の人を雇っていました。
妹のシャンテは、オスカーに家賃の300ドルを貸してと頼みます。2週間後に返すからと言われて、オスカーは応じることにします。
オスカーはマーカスに連絡して、今でもクサがいるか聞きます。マーカスは必要とのことで、1時間後に会うことになります。
ガソリンスタンドに寄ると、オスカーは野良犬を見つけて可愛がります。しかし、ガソリンを入れていると、野良犬は轢かれてしまいます。抱きかかえて助けを求めますが、誰も近くにはいませんでした。
2007年、オスカーは刑務所にいました。母・ワンダは面会にやってきて、タチアナが可愛そうなことを話し、もうここには来ないと言います。自首したことを伝えますが、母はハグをしてくれずに帰っていきます。
オスカーは白人にクサを1000ドルで売ったと話し、余った少しをマーカスに無料であげます。マーカスから吸うかと聞かれても、オスカーは吸いませんでした。

【承】- フルートベール駅でのあらすじ2

ソフィーナの祖母は、オスカーに仕事のことを聞きます。オスカーは真面目にしていると答えますが、ソフィーナの祖母は首を横に振ります。
2週間前に2回遅刻したことで、オスカーはスーパーをクビにされていました。そのことをソフィーナに打ち明けます。娘にまで嘘をついてたことも含め、ソフィーナは社会をナメているのかと怒ります。
売人をするのかと聞かれて、オスカーはクサを捨てたことを話します。足を洗ったのに仕事がないことに、ソフィーナは情けないと言います。まともな仕事を探すというオスカーに、ソフィーナはキスに応じることにします。
オスカーは家族で、母の誕生日のお祝いに行きます。終わった後、花火を見に行く予定でした。みんな飲めるし、ゆったりできることから、ワンダは電車で行くように勧めます。オスカーはそうすることにし、クリスにメールを送ります。
タチアナは、ソフィーナの姉に預けることにします。鉄砲の音がするから怖いと、タチアナは言います。オスカーは爆竹の音だよと話してあげます。
オスカーとソフィーナは、皆と集合して電車に乗ります。電車内は新年まで後少しで、和やかな雰囲気でした。
電車が遅れることになり、間に合わないと考えます。皆は電車内で音楽を流しながら、カウントダウンをします。電車に乗っている人たちは、新年のお祝いをします。
駅を降りていくと、ソフィーナたち女性陣がトイレに行きたくなります。営業が終わった店に頼むと、応じてくれます。そこへ、ピーターと妊娠している奥さんもトイレを探しにきます。
オスカーは店の主人に、彼の奥さんもと頼みます。主人は応じてくれて、ピーターはオスカーに感謝します。待っている間、オスカーとピーターは結婚について話します。オスカーは金がなくて、結婚について悩んでいました。
ピーターは結婚8年目で、自分が無職であり、妻は教師でしたが、収入は僅かだったと話します。自分でウェブデザインの仕事を始めたと話し、オスカーに名刺を渡します。

【転】- フルートベール駅でのあらすじ3

オスカーたちは電車を乗り継いで、フルートベール駅間近となります。オスカーは電車内で、開いている席に座ることにします。
席を探していると、スーパーで魚について話したケイティーが名前を呼んできます。オスカーの名前に気づいて、電車内で男がしゃしゃり出てきます。
その男は、オスカーと刑務所にいた時に口論となったことがありました。乱闘騒ぎとなって、警官が数名やってきます。
オスカーたちは別行動をとることにします。3人の仲間が壁に向かわされ、オスカーは電車内に残ります。警官のカルーソが電車内に入ってきて、オスカーを引きずりだします。
オスカーは3人と共に壁に座らされ、婦警はテーザー銃を向けてきます。大げさすぎると訴えますが、カルーソは問答無用で蹴ってきたりします。
この状況は、乗客らがカメラで撮影していました。オスカーたちも撮影しますが、しまうように命じられます。
オスカーは帰るためにも、立ち上がります。すると手錠をかけられてしまいます。カルーソはクズだと言ってきて、オスカーは何もしてないのにと、留置場は嫌だと訴えます。
オスカーは警官のイングラムに地面におさえつけられます。さらに、イングラムに銃で撃たれます。オスカーは娘がいるのに、と訴えて血を吐きます。

【結】- フルートベール駅でのあらすじ4

オスカーの友人は、救急車を呼ぶように訴えて、パトカーに連れて行かれます。カルーソは電車を発進させて、イングラムになぜ撃ったか聞きます。
外にいるソフィーナは、電話してもオスカーがでず、銃声が鳴ったことから酷く狼狽えます。友人たちがパトカーに連れてこられて、理由もなく撃ったのだと話してきます。
医師がやってきて、オスカーは処置をされます。彼は救急車に運ばれていきます。ソフィーナは付き添いをすることもできませんでした。
ソフィーナやワンダ、釈放された友人たちが病院に駆けつけます。オスカーの容態は安定しますが、危険な状態が続きます。
内出血が酷く、右肺を摘出し、人工呼吸器を取り付けていました。内出血を止めるのは困難だと、医師は説明します。
皆はオスカーの無事を祈り続けます。しかし、無情にも残念だと医師の知らせが届きます。
ワンダは会いたいと言いますが、殺人事件なので、窓越しから見ることしかできません。独りぼっちのオスカーを見て、抱きしめたくてもできませんでした。自分が電車を勧めたことを後悔し、車で行かせておけばと、ワンダは言います。
この事件は数名の人が記録していました。抗議や暴動が起こり、警察と鉄道の幹部が辞職しました。撃った警官は殺人罪で起訴されますが、テーザー銃と間違えたと主張しました。
陪審員は過失致死罪を認めて、懲役2年となります。しかし、11ヶ月で釈放されることになります。
オスカーは2009年1月1日に、22歳の若さで亡くなります。2013年の元旦、オスカーに正義を示せとのプラカードを持った人など大勢が集まっていました。その中にはタチアナの姿もありました。

みんなの感想

ライターの感想

この作品は、こんなことがあってよいのかと、なげかけてきます。愛する人、娘をおいて若くして死ななければならなかった一人の青年。まだまだこれからだったのにと、見終わって胸が苦しくて仕方ありません。
幹部が辞職しても、彼は戻ってこないのです。警官は釈放されている現状。世の中の不条理を感じずにはいられませんでした。
今作は淡々と物語が展開していきますが、一つずつの場面を丁寧に描いています。早すぎず、遅すぎないので、一つ一つの場面が記憶に残りやすいです。
また、登場人物のアップの場面が多いので、表情が目につきます。出演者の演技も自然で、リアリティを感じます。
多くの人の見て欲しい映画であり、考えて欲しいです。映画という枠組みを超えている作品です。

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