「ベル&セバスチャン」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ベル&セバスチャンの紹介:2013年製作のフランス映画で、フランス人作家セシル・オーブリーの児童文学「アルプスの犬と少年」の映画化作品。第二次世界大戦中にフランスのアルプス山麓の村に生きる少年と犬の姿を描いていく。

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ベル&セバスチャンの主な出演者

セバスチャン(フェリックス・ボシュエ)、セザール(チェッキー・カリョ)、アンジェリーナ(マルゴ・シャトリエ)、ギョーム(ディミトリ・ストロージュ)

ベル&セバスチャンのネタバレあらすじ

【起】- ベル&セバスチャンのあらすじ1

1943年の夏、フランスのアルプス山脈にほど近い街サン・マルタン村。その村では、少年セバスティアンは血のつながらない祖父セザールとその姪アンジェリーナと平和に暮らしていました。セザールは山で牛や羊の放牧をしており、セバスティアンも毎日その手伝いをしていましたが、あるとき多くの羊が謎の野獣に殺されてしまいます。その犯人として考えられたのが、山に潜む大型の野犬でした。その野犬は人間に虐待され、野獣化してしまったものと考えられていました。

そんなある日、セバスティアンは山から村に戻る途中で野獣と思しき犬と遭遇します。野獣は全身が灰色でセバスティアンの二倍ほどの大きさでしたが、野獣はセバスティアンを襲おうとせずすぐに姿を消してしまいます。この出会いをきっかけに、セバスティアンは羊殺しの犯人が本当に野獣なのかどうか疑問に思い始めます。

セバスティアンが村に戻ると、村は物々しい雰囲気に包まれていました。フランスを占領下に治めたナチスがこの村にもやって来たのです。ナチスの目的は、アルプスを通って密かに国境越えをするユダヤ人と、その手引きをする協力者を逮捕することでした。部隊を指揮するナチスのピーター中尉は村から食料を略奪していきますが、そんな中若く美しいアンジェリーナの魅力に目を奪われるのでした。 この映画を無料で観る

【承】- ベル&セバスチャンのあらすじ2

セバスティアンは山で再び野獣と出会い、山に仕掛けられた罠を見せて野獣に注意するよう呼びかけました。そして、羊の群れを前にしても襲おうとしない野獣の姿を見て、セバスティアンは野獣が羊殺しでないことを確信します。セバスティアンは野獣に心を開き、自分の身の上を語り始めました。ママは山の向こうに働きに行っていること、今年のクリスマスにはきっと帰ってくると信じていること…母への思いを野獣に語っていると、アンジェリーナの恋人で医者のギョームが大荷物を抱えた人々を案内しているのにセバスティアンは気づきます。セバスティアンはギョームの裏の顔に気づき始めました。

ある日、セバスティアンは野獣と水浴びをしていると、野獣が美しい白い毛並みを持っていることに気づきました。雌の犬であることも判明し、以来、セバスティアンは野獣をベル(美女)と呼ぶようになりました。ところが、幸せな日々は長く続かず、ナチスによるベル狩りが始まってしまいます。いたずらに雌鹿を狩るナチス兵を止めようとするセバスティアンを守るために、ベルが兵士たちに襲い掛かったことがその原因でした。セバスティアンはセザールから教えられた安全な場所へとベルを連れて行きますが、そこには間もなく追手が迫ってきました。なんとかベルを逃がしたものの、セバスティアンはセザールのついた嘘にひどく絶望していました。危険な野獣から孫を守ろうとしての行動でしたが、セザールはセバスティアンから「絶対許さない」と告げられ大きなショックを受けます。

足を撃たれたベルはセバスティアンの隠れ家に身を潜めていましたが、症状は悪化するばかりでした。セバスティアンはギョームの元へ急ぎます。ベルを治療しなければ、不審な峠越えを暴露すると脅迫されたギョームは、ベルの治療に着手。そして、セバスティアン自らベルに化膿止めの注射を施すのでした。

【転】- ベル&セバスチャンのあらすじ3

時は流れ、アルプスには厳しい冬が到来していました。セバスティアンとセザールとの緊張した関係は少しずつ緩み始め、クリスマスが間近に迫っていました。セバスティアンはママが今年こそ帰ってくると信じ、そしてコンパス付きの時計をプレゼントしてくれると思っていました。

一方、険しいアルプスの雪道ではギョームが変わらず密出国者の手引きをしていました。ある夜、ギョームはユダヤ人親子を中継地点にまで案内し終えると、ベルが羊を狙う狼たちを追い払う場面に居合わせます。さらに、その最中に足を負傷したギョームをセバスティアンの家にベルは運びこみました。ギョームから事情を聞いたセザールはすっかりベルを見直します。しかし、ギョームの負傷は深刻で、山道の案内は困難になっていました。アンジェリーナは案内人を引き継ぐことを決意し、セバスティアンとベルもまた昼間の時間限定で案内人を手伝うこととなりました。

セバスティアンはユダヤ人親子の娘と戯れながら山道を進んで行きますが、その道中、山の向こうがスイスという国であることを知ります。山の向こうがアメリカだとセザールに教えられてきたセバスティアンは、ある疑問を抱きます。アメリカにいるはずのママは、本当はどこにいるのか?アンジェリーナと別れ家に戻ったセバスティアンは、世界地図を見て呆然としていました。

【結】- ベル&セバスチャンのあらすじ4

地図を見ているうちに眠ってしまったセバスティアンの前にセザールが現れました。そして、クリスマスプレゼントにコンパス付きの時計をセバスティアンにプレゼントしました。そして、ママの所在を知りたがるセバスティアンにセザールは真相を語り始めました。ママはすでに亡くなっており、死の直前にセバスティアンをセザールに預け、それ以来、セザールは息子のようにセバスティアンに接してきたといいます。「天国にいてもママはお前を愛している」というセザールの言葉に、セバスティアンは涙を流すのでした。

その頃、アンジェリーナたち一行はピーター中尉から追われていました。クリスマスで警備が甘くなっているという情報に基づき峠越えを決行した一行でしたが、その逆をナチスに突かれてしまっていたのです。しかし、そのとき激しい雪崩が一行とピーター中尉を襲いました。一行はなんとか無事でしたが、ピーター中尉は重傷を負ってしまいます。アンジェリーナがピーター中尉の元に行くと、ピーター中尉から驚くべき言葉が語られました。国境には多くのナチス兵が待ち構えている…アンジェリーナやギョームら峠越え協力者に密かに情報を流していたのは外ならぬピーター中尉であり、アンジェリーナに危険を伝えようと必死に追いかけてきていたのです。

その現場にセバスティアンたちも駆けつけ、セバスティアンはベルの案内で峠越えを続けようと提案します。その道はナチス兵がいない代わりに、ひどく雪が吹きすさぶ険しく困難な道でした。しかし、夜中の厳しい登山を乗り越え太陽が山頂に昇ると、スイスとの国境が一行の視界に入ってきました。涙を流し歓喜する一行でしたが、ここでセバスティアンは突然アンジェリーナから別れを告げられてしまいます。アンジェリーナはこのままイギリスにいるフランス亡命政権と合流し、抗戦運動に参加するといいます。ギョームへの手紙を託されたセバスティアンは涙を拭いてベルとともに山を下り始めました。「一人で帰すのか」。そう問われたアンジェリーナは「一人じゃない」と返答し、雪原を行くセバスティアンとベルの後ろ姿を見つめていました。

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みんなの感想

ライターの感想

本作の監督ニコラ・ヴァニエは冒険家としても活動していますが、その経験が映像に見事反映されており、アルプスの絶景は息を飲む美しさです。人物描写も丁寧で、主演の少年と犬のつらい環境下でも諦めることのない生き方は大きな感動を与えてくれます。

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